私的 昭和テレビ大全集
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ピアノのおけいこ (1962)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、お稽古ものの原点を振り返る、この番組です。





創設当初の教育テレビには、今では見られなくなった類の番組も有りました。
ワタクシが見たかったなと思うのは、『テレビ自動車学校』(笑)。
こんなものまでNHK教育テレビでやっていたのですよ。
これなどは無くなったのも解りますが、解せないのがおけいこものですね。
特にこの、『ピアノのおけいこ』が無くなったのは何故なんでしょう。
今ならワタクシ、おそらく見るのではないかと思うのですがね。

これは昭和37年4月から始まった番組で、ピアノの実技を初歩から解説するもの。
生徒役の子供を相手に、講師の先生が指導するものでしたね。
放送開始した年の講師は、東京芸大教授の永井進が、まずバイエル教則を。
次に水谷達夫が、ツェルニー30番、ブルグミューラー練習曲を指導しました。
この年は、『バイオリンのおけいこ』と3ヶ月交代だったのですね。
昭和38年度は、数年後に『家族そろって歌合戦』の審査で顔が売れる、
高木東六がソナチネ中心に、バイエル教則を指導しました。
秋からは安川加寿子が、メトードローズ、ピアノのラジリテーを中心に、
音楽通論も併せて指導。ほとんど何書いてるか解りませんが、続けます(笑)。

昭和39年度は、また芸大教授から田村宏が、バイエルやNHKテキストで指導。
次に助教授の伊達純が、100番チェルニーなどを指導しました。
生徒役はオーディションで6人が選ばれ、それぞれ成長の度合いも確認されました。
その子達が、交代で一人ずつ先生に見守られながら弾くんですよね。
昭和40年度は、寺西昭子と田村宏が担当。
内容は、初級がバイエルやメトードローズ、ラジリテなどで、
上級になると30番や100番チェルニー、ブルグミューラーという辺りで固定ですね。

講師は何故か、半年ごとにマメに入れ替わって、
一人の人物が過度に多くは担当しないようになっておりました。
この辺、何か専門的な理由が有るのでしょうか。
連続では担当せずとも、間を置いて何度も起用された講師は多くて、
特に眼に着くのがピアニストの安川加寿子。
男では田村宏がよく担当しておりました。
最末期には、ピアニストの中村紘子も担当していたのですね。

NHKのアナウンサーが進行する感じだったかと思いますが、
スタジオ102に出ていた河村陽子も担当してました。
ピアノ、バイオリンの2つが楽器のおけいことして長く放送されましたが、
昭和41年、ブーム著しい中で『ギター教室』も始まり、
教育テレビが週に3本も楽器教室を放送する事となりました。
それぞれ再放送が最低1回有りますので、楽器教室の放送頻度は、
わりと高い感じとなっていたと思います。
たしかに、見ようとはしていないワタクシも、しばしばチャンネルが合いました。

そんな生徒役の子供達は、流石に皆さん、ワタクシとは育ちが違うなという感じでした(笑)。
大体、着ているものからして著しく違ったしね。
まあテレビ出演という事で、張り込んでいたのかもしれないけど(笑)。
でも物腰とか、やはりワタクシとは別世界の住人だった。
特に女の子には、やはり憧れましたね。
それは異性に対する憧れという感情ではなくて、
やはり自分が出来ない事をやっている人という目での憧れでした。
指導の先生方も、それぞれ厳しさというか、凛としたものが有りました。
芸事の師弟関係には、本来そうあるべき師弟の関係が存在してますね。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
安川さんのものを結構観ていました。
私がピアノを習っていたのは、昭和37年くらいから39年くらいまでなのですが、そのときは、この番組を観ていませんでした。親にチャンネル権がありましたからね(笑)。

ピアノを習うのを辞めた以後、安川さんのものを結構観ていましたから
昭和40年代だったのでしょうね。

安川さんも結構指導が厳しかったですが、私が習っていた先生のほうがもっと厳しかったです。
間違えると、手をぴしゃりとぶたれましたもの(苦笑)。

ピアノを習ったものの、ピアノは買ってもらえず、オルガンでした。
オルガンとピアノはタッチがまったく違うんです。

大人になってピアノが弾きたいという人もいるでしょうし、ピアノなどの講座のTV放送、やってもいいと思うんですが。
2014/05/07(水) 17:47:03 | URL | たかちゃん
ピアノのおけいこの観方
この番組はよく観ていました。特に母が。
私は番組を観ながら、自分が弾かずにテレビを観るだけで果たしてピアノが上手になるのかしらと疑問でした。
また出演している生徒さんが一度もつっかえずに上手に弾いているのに、まだ先生に注意されるのは何故なのかしらとも思いました。
またピアノの音が家のとは違って、ものすごくきれいだと感じました。
ピアノの音に疑問を持つ人は多かったらしく、ある時質問コーナーのような感じで視聴者からのハガキを読むことがあったのですが、スタジオのピアノは何故いい音がするのですかという質問がありました。

印象に残っている先生は、安川加寿子先生、田村宏先生、井内澄子先生。
井内澄子先生のころにやっと「ピアノのおけいこ」の観方がわかってきたような気がします。
先生によって指導の仕方が違うので、半年交代でいろいろな先生が出演されたのでしょうか。
井内先生の時には、大人の生徒さんもいたような気がするのですが。
1回目のレッスンの時に、どうやっても良いのでピアノの鍵盤を全部鳴らしてみてと先生が仰り、大人の生徒さんがちょっと戸惑っていると、大人は先入観があり自由な発想に欠けるというようなことを仰ったような。

同じ頃やっていた「バイオリンのおけいこ」も時々観ていましたが、一人だけ印象に残っている生徒さんがいました。江藤俊哉先生の指導で、小学校1年生くらいの女の子で体全体で音楽を表現していてバイオリニストの風格がありました。
江藤先生もこの子は将来が楽しみと絶賛していらっしゃいました。
ネットの時代になりバイオリニストの塗矢真弥さんと分かりました。

記事にあるメトードローズは安川加寿子先生が日本に紹介した教則本ですね。「フランスではどんな人でも必ずこのメトードを使います」と仰っていました。レッスンバックに入らないような大きな楽譜、懐かしいです(笑)。
2014/05/07(水) 22:55:57 | URL | モデラート
オープニング曲
番組のオープニング曲はその時の講師の先生の演奏した曲だったと思います。
モーツァルトの「きらきら星変奏曲」、シューベルトの即興曲(op142-3)などが記憶にありますが、どの先生の時かは覚えていません。

一度だけ父と一緒に観たことがあります。父はいつもクラシック曲が流れていると、チャンネルを変えるか、どこかに避難するかしていたので、何故その時に観ていたのか不思議です。

深沢亮子先生の多分最終回だったと思うのですが、先生がシューベルトの即興曲(op142-4)を演奏されました。父の顔をそっと見ると、明らかにつまらなそうな顔。演奏が終わるとポツリと「うまいもんだなぁ」と言って、別の部屋へ行ってしまいました。6,7分間黙って聴いていたことと感想を言ったことに驚きました。
父とクラシック音楽を聴いたのは、後にも先にもこの時の1曲だけです(笑)。
2014/05/08(木) 20:11:04 | URL | モデラート
● たかちゃんさん
おー。丁度この番組が始まった頃だったのに、勿体なかったですね。
安川先生の厳しさは、話題にもなりました。
厳しさとはキツさではなく、あくまでも凛としているというね。
逆に男の先生は、むしろ柔らかい物腰だった印象です。
手をピシャリは先生によるのでしょうが(笑)、反射的に覚えさせようとしていたんでしょうね。
よくオルガンとピアノは違うと言われますけど、かなり応用は利くのではないですか。


● モデラートさん
お母さんも弾きたかったのでしょう、きっと。
テレビを見るだけで上手くなるわけないですよね。スピードラーニングじゃないんだから(笑)。
つっかえてなくても、まだ指導する部分は有るものなんですね。
音に関しては、音響の問題ではないのですか。

安川先生は、やはり印象に残り易いみたいですね。
日本では元々、音楽はドイツの影響が強かったわけですよね?
けれどもNHKとしては、安川先生のメトードローズなども紹介したかった。
結果的に、独仏両テキストを交互に使うという感じだったかもしれませんね。

あー。大人の人もいたかも。でも若い人ですよね。
でも、その例では、悪い見本としていれられていたような可哀想さが(苦笑)。

ワタクシも、ごくたまに『バイオリンのおけいこ』もチャンネル合いました。
基本的な作りは一緒でしたけど、こちらはより、お嬢様、お坊ちゃま度が高かった気が(笑)。
ピアノのおけいこより更に数段、高尚な空気が流れてました。先入観でしょうけどね(笑)。

オープニングは忘れてたなあ。
都度、先生が演奏されてたんでしたっけ。
一回の講座通しで同じ曲を使っていたのでしょうか。
すると、同じ映像を毎回流していたのかもしれないですね。

お父さん、きっと、ピアノを習わせている娘がどのように見ているかを見ていたのでしょう。
先生の演奏ですから上手いのは理の当然なのでしょうが(笑)、
それでも興味が無いものに素直に出た感想だったのでしょうね。
2014/05/08(木) 20:40:50 | URL | ごいんきょ
私事で済みません。
そう、きっと母は弾きたかったのだと思います。ピアノを買おうと言ってくれた母と、黙って買ってくれた父のおかげで、私はひと時もピアノと離れることなく過ごして来れて、本当に感謝しています。

オープニングの「きらきら星変奏曲」は「お母さまきいてちょうだい」という題名で紹介されていたかもしれません。
2014/05/10(土) 00:06:46 | URL | モデラート
大体、親って自分の願望を子供に投影しがちかもしれないですね。
でも、ピアノが弾けるようになったというのは素晴らしい事で。
ワタクシも一つくらい楽器を覚えれば良かったと、今更ながら痛感します。
アパート暮らしだと周りへの気兼ねが有りましたのでね。
あー、「お母さまきいてちょうだい」という邦題も有るのですか。
2014/05/10(土) 03:12:17 | URL | ごいんきょ
母の日なので
今思えば、トイレも共同の長屋住まいのころ母はオルガンを買いました。
女の子が生まれたら、何としてもオルガンを買いたいと思っていたそうです。
姉はそのオルガンで練習してピアノのおけいこに通っていました。おけいこについて行った私は、先生のピアノの象牙の鍵盤を横からちょっと鳴らしてひどく怒られたことがあります。ある時、母はピアノの先生からオルガンではこれ以上教えられませんと言われました。
そういえば、姉は家でオルガンを弾きながら「あっ、鍵盤が足りないよぉ」と叫んでいたことがあります(苦笑)。
それで姉はピアノのおけいこに通うのをやめ、今度は私が母の勧めでオルガン教室に通いだしました。
引っ越してからピアノを買いましたが、ピアノは母の夢でもあり、意地でもあったかもしれません。
昭和30年代ピアノのある家は少なかったですが、今はもっと少ないかもしれませんね。
番組と関係ない話でごめんなさい。
2014/05/11(日) 12:33:50 | URL | モデラート
あー、たしかに鍵盤の数は違いますよね。
たしかに番組からは離れましたが、たまには常連さんの身の上話も面白いと思います。
2014/05/11(日) 13:30:12 | URL | ごいんきょ
アコースティックピアノ
最近は、大人のおけいこと称して、40代以上の大人がピアノ(他、いろいろな習い事)をはじめるのが流行ってますが、ピアノ人口の裾野が広がっているにもかかわらず、少子化や住宅事情(置き場所や騒音問題)、また、電子キーボードの普及で、アコースティックピアノの音色が再現できたことなどから、アコースティックピアノの立場はどんどん狭くなっていますね。
2014/05/25(日) 20:45:30 | URL | 10000k
楽器としての表現力は、絶対に生楽器になるんでしょうけどね。
なかなか一般的には使えませんし、電子楽器の便利さも捨て難いですね。
2014/05/26(月) 07:01:55 | URL | ごいんきょ
 豪華な講師陣
今日、ふと耳にしたブラームスのワルツ。この曲は昔ピアノのおけいこという番組のオープニング曲だったけど何先生の時だっけ、と思いいろいろ検索してしまいました。

私が見ていたのは1970年代。毎回革靴にワンピースなどのいでたちで三人ほど生徒さんが弾くのですが、皆さんすでにモデラートさんがおっしゃる通りお上手で、楽譜は一応あれど暗譜はできているんだろうな、といった感じでした。

講師の先生がすばらしく、私が印象深いのはユニークな井上直幸さんときりりとした美しい神西敦子さんです。

くらもちふさこさんの漫画、いつもポッケットにショパンの主人公の母は有名ピアニストですが、神西敦子さんをモデルにされたと何かで読んだことがあります。
2015/07/16(木) 17:07:18 | URL | あんみつ
神西先生の尊父は、チェホフの翻訳などをされていた方なんですね。
なんという芸術一家。
井上先生共々、昭和50年のようですね。
2015/07/17(金) 06:59:26 | URL | ごいんきょ
こんにちは
あの頃はピアノ以外にもバイオリン、フルート、 クラシックギターとありましたね。私も時々チャンネルを合わせて楽しんでました。

ピアノのおけいこの前が中国語講座で、エンディングの中国っぽい音楽とバックの万里の長城の写真がとても心に焼き付いています。
そこからピアノのおけいこのオープニング、という流れ不思議な感じですよね

もう懐かしくていい歳をして胸が高鳴ります!
2015/07/17(金) 14:47:31 | URL | あんみつ
中村紘子さん
最後の先生は中村紘子さんだったのですね。
生徒さんの中に、東京大学の男子学生さんがいたように記憶してます。
ベートーヴェンの月光のソナタのレッスンを受けていたと思うのですが、繊細なタッチが素敵で、中村紘子さんもとても褒めていらっしゃたような。

最後の回ではコンサートホールで演奏するという形でした。
1楽章は印象にあるのですが、3楽章まで弾いたのかが記憶にありません。
客席にいらしたのは中村紘子さんと他の生徒さんだけだったのかも、覚えていません。

あんみつさんの書かれているように、豪華な先生方だったのですね。
井上直幸さんの後年のご著書、「ピアノ奏法」は今でも繰り返し読んでいます。
2015/07/18(土) 08:39:37 | URL | モデラート
後悔...
私の手元にピアノのおけいこのテキストが2冊あります。
4~5年前にふとよった地元のブックオフで購入したものです。
珍しくクラッシクのピアノの楽譜が結構出ていて、うっそーと何冊か握りしめ、テキストも何種類かあって、そのなかから知っていそうなものを2冊買ったのです。

一冊は1976年後期の井上直幸さんの時とのもの、もう一冊は1972年の後期小林仁さんの時のものです。
小林さんのテキストの中の、湯山昭さん作曲のジャズという曲が好きで、テレビでは男の子の生徒さんが上手にかっこよく弾かれてました。

何が後悔かというと、このテキストが105円という破格の値段だったのに、あるだけ買ってしまわなかったことです。何を私はけちってしまったのでしょう。その後、ブックオフではJ-ポップやポピュラーの楽譜は見ますがクラシックのものはないですね。

大人買いできない小心者の私です
2015/07/18(土) 15:54:08 | URL | あんみつ
● あんみつさん
フルートのおけいこなんてのも有ったのですか。
そう言われれば、中国語講座のED部も浮かびますね(笑)。
万里の長城でしたっけか。
あれが中国の国境線だって、自分たちで決めてたのに(笑)。
テキスト、いいのを見つけましたね。
100円なら有るだけ買っても良かったかもしれませんが、
より多くの人が見る事が出来たとか、若い人が見る事が出来たと考えれば諦めもつくのでは。
むやみに沢山買うワタクシのような買い方は、「子供買い」だと思うんですよね。
よく使われる「大人買い」って言葉はごまかしだと思いますよ。
きちんとした大人は、あんみつさんのように分別ある買い方ができるものです(笑)。


● モデラートさん
音楽と資産とは、密接な相関関係が有ったり、
しかも教育環境にも関わっているという、やるせない構図ですな(苦笑)。
中村紘子さんが最後を飾ったのですか。華が有って良かったかもしれませんね。
2015/07/19(日) 15:21:32 | URL | ごいんきょ
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