私的 昭和テレビ大全集
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少年ジェット (1959)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、大映テレビの初期を振り返る、この番組です。





「ワンワンワン!」
バババババン!
「ぼくらの英雄、少年ジェット」
「シェーン、行こう!」
♪ 勇気だ力だ 誰にも負けないこの意気だ (ヤー)
  黄色いマフラーは 正義の徴
  その名はジェット 少年ジェット
  進めジェット 少年ジェット (J! E! T!)
  
  行こうぜシェーンよ 虜になっても負けないぞ
  正しく強いこの快男児
  その名はジェット 少年ジェット
  行こうジェット 少年ジェット (J! E! T!)
「明るく元気で正しい心 少年ジェットこそ、真(まこと)の少年の姿である
 いかなる困難危険も超えて 少年ジェットは 今日も行く」


鉄砲を冒頭でぶっ放し、5つの風船を割る真の少年の姿から始まります(笑)。
でも、この銃は殺傷能力は無くて、敵をしびれさせるだけという設定なのですが。
そのわりには風船を見事に割ってるんだけどなあ。
風船だから割れるけど、硬い物は貫通しないという事なんでしょう。
シェーンというのはシェパード犬であるジェットの相棒で、
このオープニングではスクーターに跨がるジェットと共に走り、
時にはジェットよりも先行するほど見事な快足を披露しております(笑)。

フジテレビ開局4日目から始まっている、初期の局を代表する番組の一つで、
提供はSB食品でした。ので、番組最後にはシェーンと共に、
SBカレーを買いに行くジェットの姿が放送されるという形でのCMも有りました。
劇世界ぶち壊しじゃないか?とも思うのですが、提供会社の強かった一社提供時代は
こんな話は山と転がっていて、まぼろし探偵もエースコックのラーメンをすすりました。
カレーとラーメン。昔から変わらぬ、日本の子供達の人気メニューだったわけですが、
少年ヒーロー達がそれらを食する姿は、親近感で見られていたのか、
それとも幻滅を感じていた子もいるのでしょうか。

ジェットは探偵の助手だったようですが、探偵の活躍はあまり見なくて、
完全なる主客転倒しておるじゃないかと。ジェットに助手扱いされても仕方無いほど(笑)。
で、さまざまな事件に巻き込まれるジェットですが、それらは数回完結で描かれました。
中でも有名な悪役がブラックデビルで、ずっと後にひょうきん族で、
ビートたけしのタケちゃんマンが、「貴様、さてはブラックデビルだな」などと
関係無い事を言っているうちに、明石家さんまがその役になってしまったというね。
さんまのブラックデビルは悪魔の出で立ちでしたが、
こちらのブラックデビルは怪紳士風の出で立ちでした。

ジェットには必殺技ミラクルボイスというのもあって、それを習得してからは
「ウーヤータ~~~!」と叫ぶと木が倒れるというオープニングになったはずですが、
その技を教えてくれたのは、なんと、敵の博士なんですよね。
正しく歌詞の通り、「虜になっても負けないぞ」で、
敵はジェットを捕らえて意のままに操り、ミラクルボイスで世の中を攻撃させるつもりが、
意識を取り戻したジェットに必殺技として使われるという大失態でした。
この辺、後の仮面ライダーとか、色々なもので使われた設定ですね。

制作は大映テレビ室で、これが初作品となるのでしょうか。
そもそもフジテレビというのは寄せ集めの会社で、
その頃、非常に狭き門だった電波利権を獲得しようと、
それこそ様々な業種、様々な企業がテレビ免許獲得に蟻のように群がっており、
どうしても調整が難しくなっていたので、フジテレビやNETテレビなどは、
それら希望会社を一緒くたに一纏めにして、免許を認めるという形にしたのです。
そのため、文化放送と日本放送という2つのラジオ局、
東宝・松竹、それに大映という3つの映画会社が、フジの親会社となっていたのでした。

3つもの映画会社がテレビ局を持ったというのは期待された面も有って、
これで映画会社もテレビへの垣根を低くしてくれるのでは、とも思われたのですが、
そうした時代になるまで、十年近くの時を要しました。
しかし、この少年ジェットは、子供番組という事もあって有名俳優を出す必要も無く、
大映が試しに手を付けてみたのでしょうが、大成功となりました。
以後、『海底人8823』などを経て大人向けドラマや、
TBSなどの他局へのドラマも作るようになり、
テレビ界での位置もどんどん大きいものとなっていくわけです。
NETの方の親会社となった東映とともに、映画会社のテレビとの関わりを先導しました。

一年半ほどして放送時間が日曜朝になり、提供会社も替わりました。
TBSで放送していた『まぼろし探偵』が、昭和36年に早くもフジテレビで
日曜朝に再利用されましたが、その後に、この『少年ジェット』を
ミラクルボイス習得の話から再放送しました。
この辺、ウィキペディアの記述が少しおかしい気がしますが?
『新少年ジェット』となるのは昭和37年8月5日からで、
それまでは延々と一年以上も、再放送が続いていた感じなんですけど。
初登場以来、丸三年以上も経て新作が制作され始めたという事になるのでしょうか。

いずれにしても、再放送を含めて丸々三年を優に越える期間、
どこかの枠で放送され続けていた訳で、当時の男子であれば、
ほとんどの人が見た事が無いという事は無いのではないかと思われます。
その日曜朝の提供は、まぼろし探偵再放送の頃から、エースコックでありました。
カレーからラーメンへと宗旨替えした僕らの英雄・少年ジェット(笑)。
もう一人?の英雄・シェーンの活躍も忘れてはいけないところで、
二百通も年賀状が来たという彼は、当時から人気者。
悪役三人に防具越しに噛みつく場面を撮影した後、
心配するような顔で傷をなめに来たという、本当に優しい犬でした。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
ブラックデビル
当時の実写ヒーローものでは「まぼろし探偵」の次に好きでした。
「少年ジェット」と言えば、やはり「ブラックデビル」でしょう。私のイメージとしては「タイガーマスク」に出てくる「ミスターX」なんですが。「ウーヤーター」でも倒すことができず、ビルの屋上あたりでジャンプしたかと思うときえるという、べたな特撮が印象深い敵キャラでした。
2014/06/14(土) 01:03:48 | URL | みのモンタナ
ああ、たしかに出で立ちというか全体的な雰囲気は似てますね。
ミラクルボイスって、真空斬りに近いものが有りますけど。
ジャンプして、フィルムを繋いで、別の場所に現れるという特撮の初歩の初歩は、月光仮面から有りました。
2014/06/14(土) 06:18:07 | URL | ごいんきょ
ウ~ヤ~タ~
日曜日の朝に観ていた気がします。
ウ~ヤ~タ~!と叫んで遊んだ記憶があります。

ごいんきょさんの記事にある敵の博士の姿が恐ろしかったです。
頭がクワガタの角みたいになっていたような気がするのですが、その人がブラックデビルだと思っていましたが、別人なのですね。
さんまさんのブラックデビルを見たときに、博士の頭の大きな角を思い出して、益々、博士=ブラックデビルだと思いました。

ただその恐ろしい姿の博士に小さな女の子がいたような・・・博士は「いいもの」なのか「わるもの」なのか??と思った一瞬の記憶です。
2015/11/01(日) 23:32:19 | URL | モデラート
『少年ジェット』も毎週(?)視てましたが、後々、考えてみると、中学生くらいの年齢の男の子が、いくら正義のためとは云え、拳銃を撃ったりバイクに乗ったり出来るものだなぁと(笑)…??
悪役ジェームスやブラックデビルに扮していたのは高田宗彦という俳優で、戦前に長崎で生まれイギリスの血が入った二世の人らしい…というのを『60年代郷愁の東京』(本橋信宏著)を読んで知りました。元々は雑誌からの転載らしいですが、高田氏は残念ながら10年ほど以前に亡くなられたそうで、少年ジェット出演の時には大映専属。その後、舞台にも進出し、俳優学校の先生も務められていたとのこと。氏のご子息も女優として世に出たとありました。親孝行な娘さんですね!?
2015/11/06(金) 16:46:52 | URL | 建半
再放送でご覧ですか。
ミラクルボイスって、ごっこ遊びが出来たのかあ。
たしかに道具とか要りませんもんね。
とにかく玩具買わせる事を考える現今とはエライ違いだ。
さんまさんのブラックデビルは、たけしさんが勝手に言った名前が先に出来たものですからね。


● 建半さん
あの子、中学生くらいなんでしょうか。
もう少し上のようにも見えますが、どちらにしてもね(笑)。
んまあ、万事のどかな時代でした。
なんか日本人離れしているとは思ってましたが、そういう方でしたか。
ご子息が女優にですか。誰だろう。
2015/11/15(日) 19:54:51 | URL | ごいんきょ
新参者からご挨拶
拝啓 よろしくお願いいたします。この「少年ジェット」初放映時は2歳でしたが、良く覚えているという事は、おそらく幼稚園児以降の再放送を見ていた為と思われます。更に下って1970年代中盤以降、例のTVK開局時の少年ドラマ集中放送時に再見した時、本当に懐かしかったですね。まず当時の美人タレント「和泉雅子さん」本当に可愛かったのですよ。今日のあの「太ってたくましく日に焼けた芋ほりおばはん?」が同一人物とは到底思えません(苦笑) また主人公がスクーターと言うのも特徴で、それ以前の月光仮面がカッコいいバイクでしたからね。このスクーターってぇのが全面に出て来た話は1980年代初期「探偵物語」くらいではないでしょうか?また出てくる「怪人、奇人、変人、宇宙人」等などもユニーク極まりないもので、宇宙病人間なんてぇ凄いのもおりましたね。怪盗デビルは高田宗彦さんでしたが、「ジェット」を「ゼットっ」なんてぇ呼んで多少なまっていたかなぁと?(爆笑) また幾度か変わった背景、テーマ曲にのってスクーターが爆走するシーンは、所沢の陸橋付近での撮影と言われてわざわざ見学に行った人も居たとか。テーマ曲は宮城秀雄さんの作曲で名曲でしたね。この方は未知の方でしたがその後「女優で歌手の宮城まり子さんの弟さんである八郎氏のペンネームらしい」との情報が入りました。この理由から「宮城まり子さん歌唱のジェット挿入歌」が存在するのかなぁと。また面白い曲として「鉄人騎士の歌=小川寛興先生作曲」があります。約30年前旧ユピテルで新録音された際、この鉄人騎士の歌が取り上げられ、数十年ぶりに小川先生立会い監修の下でレコーディングされ、数十年ぶりにこの世に姿を現しました幻の曲です。なお当時フィルムの行方をリサーチしていた自分は「大映テレビ」から回答をもらいましたが、「フィルムはTBS映画社に売り渡した」と。しかしそういう事実は無く、後年「大映映画に一部欠落在るものの保存されている」事が判明。但し、音楽テープ等は存在しないと確認されています。なおこの「大映テレビ」は、かなり以前から旧大映系が関連したスタッフがやっている会社なのですが、リサーチした当時から関係は切れていた様子です。なおこれは「海低人8823」等も全く同様で、少年ジェットと同じ境遇としてフィルムは保存されております。なお蛇足ですが「海低人8823」には、当時の西武ユネスコ村が克明に映り、此処を舞台にした話がありました。この事を当時のユネスコ村担当者に話した所大変喜ばれ、詳しく情報提供した記憶がありますが、此処も無くなってしまいましたね。今は昔です。嗚呼 敬具
2017/04/19(水) 12:23:10 | URL | よしたかくん
宮城秀雄さんは、当時ラジオ・テレビで週8本も担当していた売れっ子でした。
ところが、正に絶頂の中、昭和35年1月3日に自動車事故で亡くなってしまったのですね。
年齢は不詳ながら、かなりの若さだったはずです。

宮城まり子さんの弟さんという事は、当時の訃報でも確認できませんでしたが、
同じビクターで、しかも少年ジェット関連曲などをまり子さんが歌っている以上、間違い無いのでしょう。

2017/05/03(水) 15:37:16 | URL | ごいんきょ
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