私的 昭和テレビ大全集
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天下の若者 (1964)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、ナベプロ人海戦術を振り返る、この番組です。






既述『ザ・ヒットパレード』の稿で、カテリーナ・バレンテが来日し、
ザ・ピーナッツの恋のバカンスを歌ったと書きましたが、
実はそれは、非常に商業的な動きの一貫でした。
昭和37年、東洋レーヨンがバカンス・ルックを提唱。
恋のバカンスはそのイメージソングとして、
ピーナッツとカテリーナの共作として売り出される算段が出来ていたのです。
そうした算段に加わった渡辺晋・美佐夫妻は、広告代理店業務の威力を痛感。
既に築きつつあった電波媒体での力を背景に、なんとか割って入ろうとし、
昭和39年5月に設立した企画会社が、渡辺企画でした。

すぐに植木等の「アイデアル」、桜井センリの「キンチョール」、
森光子の「タケヤ味噌」など続々とヒットCMを飛ばす事になるこの会社が、
テレビ制作に関わった第一号が、おそらくこの『天下の若者』でしょう。
昭和39年3月13日(金)夜8時に、まずは前夜祭を放送。
谷啓、ハナ肇、梓みちよ、藤田まこと、ザ・ピーナッツ、中尾ミエといった
ナベプロ中核が勢揃いし、歌のヒットパレードと、
番組紹介用の20分ほどのドラマで構成された番組でした。

そして翌週20日より第1回放送開始。
銀座に事務所を構える芸能プロ、希望プロの社員募集に応募してきた中で、
ハッスルし過ぎ(昭和語)で会社を5度も首になった谷田(谷啓)と、
みちよ(梓みちよ)という女の子の二人が、試験官の目に止まる。
みちよは正式入社でしたが、谷田は一週間のテスト入社となりました。
以後、三橋達也の社長、ハナ肇の興業部長、人見きよしの主任という
この会社で、ナベプロお得意の人海戦術によるドラマが進んでいくのです。
人海戦術ドラマとして既に人気の有ったNHK『若い季節』と
放送前から何かにつけて比較されていた番組でした。

『若い季節』は生放送のため、脚本は出演者の顔触れに合わせなければならず、
リハーサルが出来なくて出演者側に何かと不満が多かったようで、
この番組はナベプロが直に制作に関わり、タレントの差配をこなし、
脚本も十日前にあげてリハーサルを万全にこなす…
という意気込みで企画されていたものの、その『若い季節』と
掛け持ち出演者が多いのに、そんな事は勿論、不可能でした。
結局、フジテレビ版『若い季節』とも言うべき、内容の薄い作りに。
一時間番組に40人もの出演者が集う様は豪華とも見えますが、
一人あたり一言二言の台詞という人がほとんどで、
結局はあちらと同じ顔見世興行に過ぎなくなっていったのでした。

もっとも、第一回視聴率は27%と、こうした手法が支持されていたとも言えます。
NHKが大河ドラマなどで人海戦術と揶揄されましたが、
民放側としても視聴率獲得のため、なりふり構わぬ風潮となっておりました。
しかも、比較されていた『若い季節』より更にドタバタだと酷評も受けるはめに。
しかし、視聴率という数字だけは、合格点を弾いていたのでしょう。
丸々一年間放送され、更に終了後にも『天下の学園』という、
谷啓主演のドラマが放送されたのでした。
この『天下の学園』の方は谷啓がキネコフィルムを保存してくれておりますが、
『天下の若者』の方は映像が残っていない感じですね。
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