私的 昭和テレビ大全集
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漫画ニュース (1957)

該当番組画像募集


只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、テレビアニメの歴史を振り返る、この番組です。






もうアニメ関連の専門誌も買わなくなって四半世紀、CS放送への傾倒も一段落し、
近年のワタクシは非常に怠惰というか、あまりにも世間がアニメやヒーロー物に
迎合しすぎる風潮の毒気に当てられた感じというか、
そちら方面の情報にはまったく貪欲でなくなっておりました。
そんな間に、日本初のテレビアニメが新発見されたという報せが駆け巡り、
しかもCSのアニマックスで全編を放送していたという事を、
つい先々月あたりにいろいろネットを見ていて、漸く知ったのです(笑)。
ここで、まったくの門外漢の方のために、テレビアニメの歴史をお復習いしてみましょう。

多くの人が日本初のテレビアニメと認識しているであろう『鉄腕アトム』は、
確かに非常に画期的な作品ではありましたが、実はその前に、
漫画家の横山隆一によるおとぎプロという所が制作した
『インスタント・ヒストリー』という番組が有った事は、
かなり以前から、少なくとも昭和3、40年代には、その道では認識されておりました。
その当時にはアニメという言葉は無く、「テレビ漫画」もしくは単に「漫画」と呼びました。
アトムは、放送時間10分を越える初の長編テレビ漫画というのが正しいわけです。
外国産の漫画もそれまで非常に数多く輸入されておりましたが、
それらはおそらく例外なく、短編や短編の重ね合わせ。
アトムが世界的にも初の長編テレビ漫画と言えるのではないでしょうか。

『インスタント・ヒストリー』は、昭和36年5月からフジテレビで放送されたもので、
日曜を除く毎日放送されていたものの、放送時間わずか3分の番組でした。
実質本編は2分無かったと思われます。
ですが、単に国産初のテレビ漫画という事では、昭和40年代前半までは
この番組がそうであるという解説が流布されていました。
そうした論が言うには、ハンナ&バーベラの『強妻天国』が切っ掛けだというのです。
あの程度なら我々でも出来るのではないかと国内の関係者が発奮して、
当時、国産のテレビ漫画をという機運が盛り上がったというのですね。

ところがテレビ漫画には、この当時ですら忘れられていた歴史が有ったのでした。
『インスタント・ヒストリー』は結局、初の定時放送連続テレビ漫画に過ぎず、
単に国産初のテレビ漫画という事になると、更に先立つ物が有ったという事が、
冒頭の報せの骨子でありました。
その名は『もぐらのアバンチュール』。
幸い動画をアゲてくれている人がいたのでワタクシも見る事が出来ましたが、
なかなか可愛らしい作品で、しかもカラー作品であり、
技法にもその後のテレビアニメでは考えられない斬新な方法を使っていたり、
色々と衝撃を受けた作品でありました。

しかし、この『もぐらのアバンチュール』は、単に「国産初のカラーTVアニメ」
という事に過ぎなくなる可能性も、その発見当時から言われておりました。
詳細は、アニメ研究の文字通り第一人者である原口正宏が書き記しております。
http://animestyle.jp/2013/06/21/5302/
ここで言われている「マンガ・ニュース」に関して、作品を確認できないため、
彼は評価を保留しております。
しかしワタクシは、この『漫画ニュース』こそが、
日本初のTVアニメであり、日本初の定時アニメ番組だと考えるのですね。
『もぐらのアバンチュール』が放送されたのは、おそらく昭和33年。
対して『漫画ニュース』は、昭和32年の10月1日から放送開始されております。

これまでこの番組がテレビ史でまったく無視されてきたのは、
きっと、単に漫画を使ったニュース番組だと思われてきたからでしょう。
例えば『サザエさん』なども、最初のテレビ化は単に漫画を順番に映すだけだったようですし。
ですが、灯台もと暗しと言いますか、当の日本テレビの社史に、
この『漫画ニュース』が紹介されているのであります。
日本テレビは、少なくとも五十年史製作の人々は、
それだけ特筆すべき番組だと認識していたわけです。
そこではハッキリと、「アニメを使って」と書いてあるのですね。

アニメ、動画というものの定義は非常に難しく、認識に個人差も有るのだろうと思います。
そこでは、実質時間1分20秒に1920コマを要したと有ります。
計算すると、1秒24コマ。
これがどういう意味なのか把握しづらいところですが、まさかフルアニメとは思えないので、
単に全編をフィルム撮りしていた物なのだろうとワタクシは判断します。
しかし、それだけでもかなり、この番組が「アニメ」であった可能性が高まります。
少なくとも、単に紙の漫画を順番にカメラで映していっただけのものではなさそうです。
これは21時12分から15分までの3分間、日曜をも含む毎日の帯番組でした。
提供はシチズン時計。

この漫画を描いていた顔触れもなかなか凄いもので、
富田英三、和田義三、やなせたかしの三人だったいうのですね。
三人ともきちんとした漫画家なので、ここで、どれだけ絵に動きが有ったのか、
少し怪しくはなってくるのですが。みな、そんなに暇でもなかったと思うので。
また、後には吉田幸男、更には馬場のぼるも加わったというのですね。
そうして丸二年ものあいだ放送されていたのでした。
この番組が「アニメ」と認定されるかどうかで、「日本初のTVアニメ」、
「日本初の定時アニメ番組」の歴史が書き換わります。
ワタクシは、おそらくアニメと判断しうるであろうと思っております。
フィルムの発見が待たれますね。
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