私的 昭和テレビ大全集
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のれん太平記 (1964)

該当番組画像募集


只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、大家族ドラマ全盛期を振り返る、この番組です。






帯締め、羽織紐などの組紐の老舗「神前」の七代目・庄兵衛(加東大介)。
しかし代々女系のこの家では、先代の妻・たか(飯田蝶子)と
彼の妻・春子(乙羽信子)が支えており、庄兵衛はあまり店に関わらずに
紐の研究で過ごしているという、そんな店を舞台にして日本の家族を描こうというもの。
東京五輪を大きな踏み台として世界の中の日本を強く意識しだしたこの昭和39年、
偶然か否か、最早その頃ですら少なくとも都会では見られなくなっていた、
昔ながらの大家族を描いたホームドラマが次々と現れました。
早々1月にTBSで森繁の『七人の孫』が始まり、フジでのこの番組を挟んで、
更にTBSで『ただいま11人』が始まるといった具合です。

神前には戦死した長男の妻・せつ子(沢村貞子)もおり、
その娘で女子大生の美那、庄兵衛夫婦の子供に大学生の太郎と妹の晴美もいる大所帯。
本来ならせつ子の夫・一郎が跡を継ぐはずだった店は、彼が戦死したため、
晴子が庄兵衛を婿養子にとって、名前だけ跡を継がせたのでした。
せつ子の娘・美那を演じたのが、田村奈己。芸名の音を役名にするというのは有りますが、
この場合、芸名を引っ繰り返した音が役名になっているのですね。
田村奈己は、父親が作曲家の田村しげる、母親が詩人の寺尾智沙。
雑誌の少女モデルなどから東宝女優となり、東宝では浜美枝、星由里子と3人で
スリー・ペットとの名前で活動もした中堅女優でした。

10月24日からは設定と一部出演者も替えて『続・のれん太平記』となり、
年を越した1月2日には早くも『新・のれん太平記』となり、
その7月3日からは、題名が一回りして元通りとなり(笑)、また『のれん太平記』に。
更に11月6日から通算第5シリーズが始まるという具合に、
割と次から次と設定を替えて、新たな始まりという感じにしておりました。
これはやはり、飽きられるのを避けていたのも有りましょうし、
杉村春子とか舞台の大物もおりましたから、俳優の日程調整も有ったのかもしれません。

それでも通しで丸二年放送されていたのですから、人気も低くはなかったのでしょう。
それもそのはず、放送枠は、フジテレビ土曜夜8時。
直前の7時半からは人気番組『グーチョキパー』が有り、更にその前の7時からは、
天下無敵の『鉄腕アトム』様が視聴率を稼いで下さっていたのでした(笑)。
更にその前の6時台には『天兵童子』なんてのが有ったのですが、
さすがにそれまで見ていた人は、そうは多くないでしょうね(笑)。
でまあ、『アトム』『グーチョキパー』の並びは、当時の子供がいる
ほとんどの家庭で選択していたかと思いますし、チャンネルはそのままで、
杉村春子や加東大介のドラマを見ていたお母さん達も多かったろうと思われます。

昭和41年2月12日放送では、無声映画のように声を消して、
字幕を使って演出した場面が有ったようです。
おそらく、その後の言葉で言えばレトロっぽい感じを出す遊びだったと思いますが、
当時の視聴者にはなかなか理解できなかったようで、煩わしいという批判が(笑)。
一方で、飯田蝶子の佇まいなどは、浴衣姿など取っても
さすが老舗の隠居という姿と、大いに賞賛されておりました。
前出の役者陣がテレビドラマで顔を揃えるなど、黎明期からは想像も出来ない事。
カラー時代も目前となったこの頃、テレビドラマは確実に一角の存在となっておりました。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
マンモス家族
>昔ながらの大家族を描いたホームドラマが次々と現れました。
というごいんきょさんの記事を読んで、「マンモス家族」というドラマがあったことを思い出しました。
丁度、「ただいま11人」を毎週観ていた頃、チャンネルを回してたまたま観たのですが、大家族のドラマでした。
お母さんが三宅邦子さんだったことだけ覚えています。
そのドラマを観たとき、「ただいま11人」を真似したみたいだなぁと思ったのですが、調べてみると「マンモス家族」は「ただいま11人」より1年半も前に始まって、「ただいま11人」が始まった次の月に終わっていたのですね。
真似だなんて失礼な感想でした(苦笑)。

この「のれん太平記」は母と姉が観ていて二人で話題にしていることがありましたが、私は何となく雰囲気だけが記憶にあります。
2014/09/01(月) 22:19:04 | URL | モデラート
本題から外れて
すみません。

出ました!マンモス家族。
なかなか出てこないなと思っていた
ところでした。
TBSのただいま11人に対抗した
フジ版の大家族ものですね。

主題歌はなんとなく覚えています。
登場人物は,末娘役のジュディ・オングをよく覚えています。

ただいま11人が割合深刻ムードになりやすいのに対して,
こちらはあくまでも明るいだけが
売りだったような。
社風ですかね。

2014/09/03(水) 22:54:38 | URL | 元朗
自己訂正
たびたびすみません。
モデラートさんの投稿をよく読まなかったですね。
ただいま11人よりも早かったというのは
意外でした。
「七人の孫」を意識したフジ版というのが
正解なのでしょうか?
2014/09/03(水) 22:59:27 | URL | 元朗
● モデラートさん
ご指摘、承りまして記事にしました(笑)。


● 元朗さん
記事にしましたので、主題歌も覚えている範囲で教えて欲しいです。
マンモス家族が終わる頃に始まったのが、ただいま11人ですね。
社風と言うよりは、時間帯の差が大きいでしょう。
あちらは7時台ですからね。
2014/09/04(木) 07:04:49 | URL | ごいんきょ
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