私的 昭和テレビ大全集
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ニュースの焦点 (1954)

該当番組画像募集


只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、ニュース解説番組の原点を振り返る、この番組です。






久米宏がニュース・ステーションで花開かせたニュース・ショー番組。
その日のニュースを速報しながら、解説員による平易な解説と、
要を得た図や模型を用いての視覚に訴える説明が受け、瞬く間に類似番組が林立しました。
然し乍ら、こうした番組の先祖に当たるような番組は、
既にテレビ放送が始まった翌日から始まっていたのであります。
それがNHKの『ニュース解説』。
NHK開局の二日目最終番組として、夜8時45分から、おそらく9時まで放送されました。
内容は、その名の通りニュースの解説(笑)。
その日に有ったニュースを抜粋し、担当者が簡単に解説するものだったようです。

ただ、これはまだ技術その他、まだまだ力不足だったテレビならではの番組で、
当時は今のような機材も体制も有りませんから、ニュース映像を生中継するなど不可能。
大抵のニュースは文字だけで、精々が現場写真が数枚と、臨場感は今ひとつ。
どんなに良くてもフィルムで撮影された映像ですから、これは即時性に弱い。
そんな具合で、定時のニュースでズラズラと事件を報道するだけでは、
どうしても食い足りない部分が多かったのでしょう。
この辺は、昭和末期頃でもUHF局のニュースを見た事が有る人なら、
なんとなく雰囲気は理解できそうな気がします。

翌29年10月25日から、これもその日最後の番組として、『ニュースの焦点』へと衣替え。
それでも当時のテレビでは、夜9時15分から25分まで。
往時は終了時間も丼勘定だったでしょうが、概ね9時半前には終わっていたわけです。
ニュースの問題点を更に深く掘り下げ、フィルムや図などを用いて視覚的にも解説。
この辺がニュースステーションの非常に原始的な始祖と考えられるでしょう。
ただ、如何せん時間がわずか10分で、どうしても非常に限られたニュース、
特に大きい話題しか扱いきれなかったでしょうし、それも食い足りない部分は多かったでしょう。

それでもこの手の番組が少なかった当時は重宝されたと見え、
NHK調査では常に視聴率は高め。
昭和40年代になると20%くらいの数字を弾いていたのですから、隠れた人気番組でした。
こうした数字を見るまでもなく、この手のニュース・ショーを作れば当たるだろうとは、
昭和50年代末にはワタクシは考えていたのですが、すぐに『ニュースステーション』、
更に『サンデーモーニング』が出てきた時には複雑な悔しさを味わいました。
ま、べつに何もテレビの仕事をしていない身では、どうせ何も出来ないのですが(笑)。

それらは長い時間を割いて、進んだ技術で急ごしらえとは思えぬ視覚効果を実現しましたが、
往時は本当に簡単な図やグラフが用いられるくらいで、ほとんどは喋りだったと思います。
初期の解説員としては、池田弥三郎あたりが有名でしょうが。
時には時間を延長し、特集を放送する時も有って、初期では「チャーチル引退」
「日ソ交渉」などが特集されております。
テレビの普及度が進む頃には時間も15分とわずかながら増え、
国際、政治、経済、社会、科学など、扱う話題によって担当する解説員を用意しておりました。

往時としては非常に貴重なニュース解説番組だったかと思いますが、
時間の短さと当時の技術的限界は否めず、例えば昭和42年3月2日放送で、
日本紡績協会が不況カルテルを全廃するという話題を扱った際も、
基本としての「カルテル」という言葉の解説も無いものでした。
この辺を補い、本当に何も知らない視聴者にもなるべく理解させようとした番組は、
後の『ニュースステーション』まで待つ必要が有ったかと思います。

また、NHK故にでしょうか、特に知識層と言いますか、同業と言いますか、
そういう方面からは結構風当たりも強くて、「独断番組」と独断された事も(笑)。
ワタクシも昭和50年代には何回か見ましたが、そこまでは感じず、
むしろ時間が短いという感覚を持っておりました。
一つの話題としても食い足りないし、もっと話題を集めても良いなと思いましたし。
この辺の感覚や、ニュースセンター9時などで得られた印象などから、
今、解説を充実させたニュースショーを作れば当たる、と思ったのですがね。
特許申請しておけば良かった(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
夜10時から
 「ニュース解説」ってやってましたね。
 母親が見ていた「銀河テレビ小説」が終わると
 ♪プップーププ プププププププ~ (チャチャチャチャ―・・・)
というテーマ曲が流れていたのを幼心に覚えております。
 もちろん本編の内容はわかりません。テーマ曲が終わると寝床につきましたので。(^_^;)
 午後にも主婦向けの「ニュースの窓」という解説番組があって、こちらは
 ♪チャンチャンチャラチャラチャ―ラ(オーケストラのような感じ)のテーマ曲が懐かしい。
 そんな記憶しかない私はいったい・・・。(-_-メ)
2014/09/22(月) 23:02:57 | URL | 北国の人
ニュース解説も同じ様な番組ですが、ニュースの窓は覚えてないな。
民放ではあまり無かった類の番種ですが、さすが皆様のNHK(笑)。
2014/09/28(日) 08:02:36 | URL | ごいんきょ
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