私的 昭和テレビ大全集
Google
Web全体から検索 当ブログ内 検索
総計
昨日  本日

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



エースをねらえ! (1973)

該当番組画像募集


さてさて、かなりの長期に及びました昭和30年代特集も、
まだまだ扱いたい番組は数多く残っておりますが、ひとまず区切りと致しまして、
今回からは、しばらく平常営業としてみたいと思います。
その第一発目は、素晴らしき偉業に敬意を払いましての、この番組です。






一頃、野球の野村監督が再生工場とか言われて持て囃されましたが、
テレビの世界でも再生工場が存在しておりました。
ただそれは、関東地方とは言えローカルな再放送枠だったために、
幾多のテレビ資料でもほとんど正式に扱われて来なかったのですが。
それは、日本テレビ夕方5時台乃至6時台のテレビ漫画再放送。
昭和50年前後には、往々にして20%超の視聴率を獲得していた、隠れた人気枠だったのです。

日本の代表的テレビ漫画として永遠の生命を獲得したかに思える
『宇宙戦艦ヤマト』や『ルパン三世』は、本放送時には低視聴率に喘ぎ、
どちらも2クールで話題にもならず消えていた番組でした。
しかし、件の枠で再放送されると、本放送では見ていなかった層も見る事となり、
少しずつ注目を集め、人気が高まっていったのです。
ヤマトもルパンも、そうした自然な盛り上がりをワタクシはよく覚えております。
ヤマトに関してはよりヲタク向けと言いますか、自身を含め身の回りの反応は薄かったですが、
新聞紙上の読者の声欄などで盛り上がっておりました。その辺はその作品を扱う時に。

そうして再評価された『天才バカボン』『ルパン三世』『宇宙戦艦ヤマト』などが
新たなTV番組として(ヤマトは劇場用再編集として)世に出る事となり、
それらはその枠を見ていた人間も注目していたため、軒並み視聴率を稼ぎ、
今度は長期放送を実現させて、多くの人間に長く親しまれる事となったのです。
そこでは当然、主として日本テレビ・読売テレビ制作の作品が放送されましたが、
昭和52年頃から朝日放送や毎日放送制作のテレビ漫画も数多く放送されました。

当時は事情が判らないので、なんで他局の番組を?と不思議に思っていましたが、
少し前に関東のTBS・NETと関西のABC・MBS間のネット関係が入れ替わり、
本放送時には朝日放送制作や毎日放送制作の番組を放送していた局が、
再放送しづらくなっていたというのが有ったのですね。
漁夫の利を得たのが日本テレビで、それらの再放送もしばしば好視聴率を稼ぎました。
また、前記番組のような大成功例が続いた事により、日テレ内部でもおそらく、
ああしたテレビ漫画再生が、既定路線の一つのようにもなっていたのでしょう。
やはり日テレの再放送で人気の高かった毎日放送制作の『エースをねらえ!』が、
日本テレビにより『新』と頭につけて新規制作される事となったものです。

そして、この『エースをねらえ!』も、永遠と言える生命を獲得したのですね。
勿論、山本鈴美香が少女マーガレットに連載していた原作は人気だったでしょうが、
それは少女漫画や、男でもせいぜい重度漫画ヲタクまでの狭い世界の話。
しかし、あの日テレ再放送枠で放送された事により、ワタクシを含む
幅広い層に認知された事が、あの漫画の広大な展開に繋がっているのですよね。
こうして、より大衆化されていったテニスに於いて、
『エースをねらえ!』を見て憧れて始めたという人間が多く見受けられるように。
それ以前は、なんか格好付けたというかブルジョア臭が有ったというか(笑)。
また、ゴルフと共に、バブル景気もテニス大衆化に一役買ったと思います。

内容としては、テニスの名門・西高に入学した岡ひろみが、
カリスマ的アイドルお蝶夫人に憧れてテニス部に入部。
親友のマキに励まされながら、宗方コーチのしごきに耐えて成長していく、
という話なのですが、本放送では人気が出なかったようで、26回終了のため、
中途半端と言いますか、燃焼不良のまま終わっておりました。
ところが出来の方は、三沢郷の親しみ易い主題歌で始まり、
才傑・出崎統の印象的な演出が冴えていて、件の再放送枠で放送されると話題に。
そしてその人気により、日本テレビで『新エースをねらえ!』を始めるまでになるのです。

ワタクシも、それ以前の再放送では流し見程度だったのですね。
だって、テニスなんかまったく訳が分からないし、興味も薄かったし。
しかし件の枠で放送された時に、視聴習慣も有って普通に見るようになり、
その面白さに惹かれて、ついには原作も全巻揃えてしまったのですが(笑)。
原作の方は少女漫画ならではのアクの強さというか、ちょっと馴染めなかったです。
宗像を殺しちゃうしね。
ワタクシにとって『エースをねらえ!』は、出崎統によるテレビ漫画作品。
それも、より明るく軽い絵柄だった、第一作目なんですよねえ。

ワタクシが原作を揃えてしまったほど、テニスの普及に貢献したこの漫画。
この作品によりテニスを始めたという人も非常に多かったろうと思います。
そうしてテニスも大衆化されたと言いますか、より身近になっていき、
伊達公子とか松岡修造のような実力を持った日本選手も出てくるようになったのは、
ヨーロッパが本流のような競技の中で、より偉業のように感じましたね。
と思っていたら、この度の錦織選手の快挙。
思わず平常運転に戻ったこのブログの一発目に、この題材を選んでしまいました。
関連記事


◆◆ 関連記事 ◆◆

Loading...

[猫カフェ]futaha



この記事を読んでくださった方へ

この記事を読んだよ~という方、できれば下のコメント欄からコメント下さい。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。
コメント
この記事へ寄せられたコメント
私もそろえました
本放送のとき、私、高校生だったんで「こんな、花びら散るアニメなんか、観てられるか!」ってんで、みてなかったんですよね。で、友人が数人みていて、放送翌日、「よくってヒロミ」「はい、お蝶夫人」とか再現して、笑ってるんですね。だもんだから、再放送は観ましたね。OPもいいですが、EDが秀逸でしたね。そして、ごいんきょさんと同じようにハマって、コミック全巻買いましたね。それ、私の妹が結婚するときに、持っていったんですが、こないだ遊びにいったら、まだ、あったんでびっくりしました。
 この漫画、今、読んでもまったく古さを感じさせませんよね。
2014/09/08(月) 00:26:45 | URL | みのモンタナ
わ~い!
最新記事への初コメント!1人で盛り上がってますが、アニメ版は勿論憶えてますが岡&宗方の声優コンビが文化放送「オレンジ通り五番街」のコーナーで、ミニドラマをやったのが印象に残ってます。普段の役どころとまるで違い、田舎から出てきた青年(野沢)が都会の綺麗なお姉さん(高坂)に結婚詐欺にあうというお話でした。那智さんの宗方も良かったけどカムイの中田さんも渋かったな~。
2014/09/08(月) 11:39:58 | URL | hey
夕方の楽しみ
エースをねらえもそうでしたが、確かあしたのジョーも夕方で人気再沸騰して日テレであしたのジョー2と言う形で復活しましたね!(主題歌は隠れた名曲です!)しかし、昭和50年代前半の夕方の時間帯はチャンネルで悩みました。特に6時台、12チャンネルのミンキーモモと4チャンネルでルパン三世が重なった時(木曜日)は迷いましたねぇ~!
2014/09/08(月) 16:10:21 | URL | かむい
コート(の中)では
 原作は泣くために読みますが (^^;;、アニメ第一作は完全にスポ根の流れじゃありませんでしたっけ。私はかなり時間が経ってから原作を読んだので、まさか宗方コーチが死んじゃうとは思いも寄りませんでした。単行本の各巻にかならず一ヶ所は泣くところがありますね。
 当時はクリス・エバートも、それどころかキング夫人も現役でしたから、現実感がありました。タイガーマスクや巨人の星もまるで現実のようでしたが。
 アタックNo.1 から四、五年しか経っていませんが、主題歌の歌詞も曲調もまるでちがうのに驚いた記憶があります。
 かたや♪苦しくったって〜悲しくったってェ〜、コートの中では・・平気、なの ひゅるるる〜る
 かたや♪コーォートでーわっ、誰でも、一人、一人きりッ!
 まあチームプレーと個人プレーの違いと言ってしまえばそうなんですが。
 サーブ、スマッシュ、ボレーの部分といい、OP の歌詞は『アタック No.1 』を意識してるんじゃないかと思うんですが。
2014/09/08(月) 19:53:22 | URL | あぶもんもん
宗方コーチはウチの近くに住んでいたことになっていたんですよね。f(^_^;
エースをねらえは浦和西高がモデルらしいです。
2014/09/08(月) 21:27:22 | URL | カースケ
● みのモンタナさん
嫁入り先に持って行く。
励みにしたかったのかな(笑)。


● heyさん
ワタクシにとって宗方仁は、中田浩二さんの声でね。
そうそう。カムイの声でしたね。


● かむいさん
と思ったら、かむいさんですが(笑)。
ええ。『あしたのジョー』は本家フジテレビ版が物語途中で終わったので、
見ていた人々も、おそらく作っていた方も、ずっとモヤモヤしていたと思うんですよ。
それで、日テレも作り慣れた再制作ものでもあるし、という感じだったんでしょう。
あの時間帯再放送人気アニメ再制作で露骨に転けたのって、ど根性ガエルくらいかな。


● あぶさん
スポ根と言えばそうですけど、それより少女漫画臭が強くて、両者で調和されたといいますかね。
主題歌似てるかな。それは感じませんでしたが。


● カースケさん
作者の母校だという事ですが。
サッカーは強かったみたいですね。
テニスはどうなんだろう。
2014/09/11(木) 05:50:09 | URL | ごいんきょ
乙羽さんの声はアッコちゃん
途中まで、ヒロミに意地悪する乙羽さんは、体を害していたことを隠していました。でも和解できてよかったね。老後の楽しみのためにDVDも買えて、おいらもよかったね。
2014/09/15(月) 21:45:03 | URL | いくちゃん
あー、なんか声は覚えてるな。
意地悪な役なんで、声もしゃがらせてましたね。
DVD、いいなあ(笑)。
2014/09/17(水) 20:19:52 | URL | ごいんきょ
↑
コメントを投稿する
HP
アドレス:
コメント:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
↑
レンタルCGI
管理者用
ブログパーツ