私的 昭和テレビ大全集
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芸者っ子 (1965)

該当番組画像募集


花柳界とか花街という支那由来の風流な言葉で表される社会を、
それよりやや現実的に表現した言葉として、「三業地」という言葉が御座います。
三業とは料理屋、待合、芸妓屋で、彼らが結束していた事から生まれた言葉でした。
このうち、待合を除いた二業というものも有ったようですが。
花街というのは昭和三十年代頃までは今よりも随所に有ったようですが、
そうした中に有った江戸東京・深川を舞台に花街の母子を描いたのが、
この『芸者っ子』系列第一弾となった、この作品でした。
木場の隆興で栄えた深川三業地も、そうした材木商が衰えていくにつれ、
この頃にはかなり下火となっていたのではと思われますが、
テレビドラマ、そしてそれから派生した流行歌によって、
瞬間風速的に突風が吹き、注目を浴びる事となります。

江戸で辰巳の方角に有る事から辰巳芸者と呼ばれた深川花柳界に属する
母一人娘二人の繋がりを描き、母の死に挫けず舞踊家を目指す女を主人公としました。
番組もそこそこ注目されましたが、主題歌も小ヒットとなります。
主題歌『女の舞台』を歌った笹みどりは、これが最初のレコード。
新興クラウンレコードの新鋭として期待された彼女は、
それまでのレコード業界では考えられない画期的な手段で売り出されます。
それは、テレビの主題歌を歌わせて販売枚数を稼ぐという手段。
既に映画の主題歌では幾多の大ヒット曲が生まれておりましたが、
テレビ主題歌は、話題にこそなれ、あまり多くの枚数は捌ける物ではなかった。

ところが美空ひばりが前年に既述TVドラマ『柔』の主題歌として放った『柔』は、
百万枚を軽く突破する、文字通りの大ヒットとなっておりました。
正直、レコード売り上げも一段落していた美空ひばりにレコード大賞をもたらした、
この後に言うTVタイアップの動きは、一時的に主題歌旋風のような動きを誘います。
番組主題歌を歌うという事は、他局にしてみれば決して歓迎できない事で、
現実に歌唱御法度としていた番組も有った訳ですが、大御所・美空ひばりが歌いまくり、
そうした各所の拒絶反応を和らげた効果が有ったと思われます。
クラウンレコードは、新人・笹みどりを売り出す戦略として、
テレビの主題歌のみを歌わせるという策を、当初繰り広げるのです。

デビュー曲が主題歌というだけに止まらず、笹はこの番組中、半玉の役で出演もしており、
そうした戦略が図に当たったのかどうか、無事に主題歌はヒットします。
本格歌手のデビュー曲が露骨なドラマ主題歌というのは、当時としてはまず無い事で、
しかしそれが万を超す小ヒットとなった事により、更にこの路線が継続されます。
続く笹みどり第二弾『下町育ち』は、同じライオン奥様劇場のドラマ、
『続芸者っ子 下町育ち』の主題歌として売り出され、これは大ヒットとなりました。
そして昭和41年の紅白歌合戦の舞台を踏むまでになるのです。
当然、続く第三弾『男の償い』もテレビ主題歌でした。

こうした動きは、テレビ主題歌はヒットするという目論見がクラウンに有ったからですが、
現実にはそうは甘くなく、テレビ主題歌は逆にヒットしない時代がやって来ます。
昭和末期から平成初期のCD勃興期に、気違い沙汰のようなTV主題歌全盛時代が来ますが、
それまでは、どちらかと言えばTV主題歌はヒットを計算できるものではありませんでした。
ま、均せばヒットするものだと言えるのかもしれませんが。
消費税増税後も均せば成長しているという言説が有るくらいですからね(笑)。
いずれにせよ、レコード史上でも稀有なテレビ主題歌歌手・笹みどりの春は長くもなかったし、
笹に続くような存在は出て来なかったのではないかと思います。
アニソン歌手というのはコロムビアが作り出しましたがね。

『下町育ち』の方を制作したのは、NMCという所でした。
通なら名前くらいは知っているであろうこの会社、元はニッサンプロと言い、
これまたテレビ史上でも稀な怪獣主人公の『マリンコング』を制作した所。
そこの大橋正次は、新東宝、日活という経歴を持っていたため、自分で脚本も書けた。
昭和33年、『大海獣ゲボラ』というテレビ初の怪獣特撮を制作したものの、
売り捌けずに当時の金で600万もの借金を背負ってしまった彼は、
「今の僕からは一銭も絞れない。けれどもう一本作らせてくれたら、
返済できるようになるかもしれません」と一説ぶってマリンコングを作ったのですね。

それでなんとか一息ついた昭和39年、その頃から増えだした昼の帯ドラマ、
中でも15分ものの制作を主として持ちかけられ、『女徳』などが大ヒット。
そして、『下町育ち』からライオン奥様劇場でも制作するようになり、
主題歌も大ヒットで番組も20%超のヒットを記録したわけです。
故にこの笹・NMC路線はしばらく続き、『異母姉妹』『花の罪』『母子舞い』
『花はゆるがず』と、いずれも笹みどりが主題歌を歌い、視聴率は20%超え。
NMC・大橋正次は、20%確実の昼ドラ制作の帝王として、
昭和40年代のテレビ界を席巻していたのでした。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
芸者もの
 『女徳』はニッサンプロ(NMC)が初めて手掛けた昼メロだったんですが、午後2時45分からの15分枠という番外地的な時間帯ながら視聴率はよかったようで、終了後1ケ月で再放送が始まったくらいです。瀬戸内晴美の原作で、芸者、女優、バーのマダムなどを流れ歩いて京都祇王寺の庵主となった高岡智照尼の半生を描いたドラマでした。特に扇千景演ずるヒロインの芸者時代の視聴率が好調だったことから、翌年の『芸者っ子』の企画につながったそうです。以上のことは大橋社長から直接伺いました。
2016/10/29(土) 13:10:41 | URL | 高校教師
続芸者もの
連投ですみません。
ちなみにかたき役のライバル芸者を演じた小沢咲子(小沢寿美恵)の演技がよかったことからNNCの常連となり、後年「大奥もの」で稀代の悪女を演じることになります。
 さて、NMCが放送枠の格上げ?で担当した『芸者っ子』は、「奥様劇場」の9作目にして初めて二けたの視聴率12.3%を上げました。主演の美川純子は大映京都の時代劇で娘役だった人ですが、高視聴率の要因は当時17歳でアイドル的な人気が出始めていた太田博之を相手役に起用したことのようですね。ご存知『マリンコング』からの縁でしょう。
前置きが長くなりましたが、主題歌『女の舞台』です。作詞作曲は継正信になっていますが、これは遠藤実のペンネームのひとつです。当時は専属性でしたから他社での仕事は別名で行っていたのですが、笹みどりは遠藤実の弟子でしたから、愛弟子のデビューへの師匠のプレゼントだったというわけです。すぐに続編が企画され、5ヶ月後には『続芸者っ子・下町育ち』が放送されました。大ヒットした主題歌は遠藤ではなく叶弦大の作曲です。この時期の遠藤は自身のレーベル、ミノルフォンレコードの設立に奔走していて時間がなく、まだ新人だった弟子の叶に任せたのだそうです。作詞は良池まもるですが、これも関沢新一のペンネーム。関沢といえば『ゴジラ』の脚本家としてあまりにも有名ですが、作詞家としても『柔』や『アンコ椿は恋の花』などヒット曲を多数手掛けています。このペンネームの解読はかなり有名なことなので今更感がなきにしもあらずですが、「まもる」は護とあてて「ゴ」、「池」は「ヂ」と読み「良」を「ラ」とすれば「ゴヂラ」。面白い人ですね。関沢さん。
 『下町育ち』は制作過程では『花街育ち』というタイトルでした。それが放送直前に変更されたのですが、歌は録音済みだったため、旧タイトルは一番の歌詞に「つらいさだめの花街育ち」として残っています。クラウンレコード側の担当は馬渕玄三ディレクター。馬渕といえば五木寛之の『艶歌』や『海峡物語』の高円寺竜三のモデルと言われるカリスマディレクター、人呼んで「艶歌の竜」であります。大橋社長は主題歌をたいへん重視していて、必ず作詞作曲家と綿密な打ち合わせを重ねたといいます。笹みどりの主題歌時代は75年まで10年続きますが、「艶歌の竜」と「昼メロの帝王」の奇蹟のタッグがクオリティの高い楽曲を輩出することになったわけです。『下町育ち』は平均20.5%の高視聴率を取って「芸者もの」の人気が定着、74年の『夜蝶の舞い』まで延々と続き、主演の三原有美子は初期の昼メロスターとしてこの後大活躍したのでした。
 ここまでをマクラにして笹みどり主題歌リストを見て頂こうと思っていたのですが、とんでもない長文になってしまいましたので(笑)、リストは後日ということで、失礼します。
2016/10/29(土) 14:58:48 | URL | 高校教師
いやあ、流石の知見を惜しげもなく書いて下さり、感謝に堪えません。
こちらとしましては、もっと長くてもなんの問題も無いのですが。
別番組の場合は、スレ建てに使わせて戴きたいですしね。

『女徳』の読みは「にょとく」でいいんでしょうか。
あれが時間帯からしたらヒットして、昼ドラ大橋時代が幕開けとなるんですね。

世にライオン奥様劇場を救ったのは『愛染かつら』と言われますが、その素地を作ったのが『芸者っ子』なんですよね。
太田博之さんがそこまで奥様に影響力が有ったとは。

「継正信」の読みは、「けい・まさのぶ」でいいんでしょうか。
遠藤さんも、橋幸夫さんの頃から、垣根を越えて弟子を輩出してますよねえ。
ゴジラの話も、聞かないととてもわかんないですね(笑)。

この昭和40年、発足して間も無いクラウンレコードは、営業的にかなり追い詰められていたようですね。
そこで艶歌の竜が、テレビの力に目を付けたという事なのでしょう。
別ブログの『昭和テレビ探偵団』でも、橋本一郎さんの証言として、艶歌の竜がアニソンも標的にしていた事がわかりました。
歌謡曲しかわからない人間の集まりと自他共に認めていた人々が、必死の思いでテレビ主題歌に目を向け、掘り起こしたのですね。

大橋社長と面識が有ったのですか。
あれだけの人物だったのに、あまり書き残していらっしゃらないかと思います。
是非、その知見を替わって残して戴きたいです。
ワタクシの文字起こしの方が楽かもしれませんよ(笑)。
2016/10/30(日) 05:51:08 | URL | ごいんきょ
笹みどり主題歌リスト
 遅くなりましたが、笹みどりの主題歌をまとめました。放映順に通し番号を打ちました。凡例は以下の通りです。
 放送年・ドラマタイトル・(ドラマと主題歌のタイトルが違うもの)・作詞・作曲・制作会社・主演

1 65・芸者っ子・(女の舞台)・継正信・継正信・NMC・美川純子
2 65・続芸者っ子・下町育ち(下町育ち)・良池まもる・叶弦大・NMC・三原有美子
3 65・男の償い・星野哲郎・叶弦大・NMC・古賀京子
4 66・こころ妻・良池まもる・叶弦大・宝塚映画・谷口香
5 66・女の波紋・星野哲郎・叶弦大・NMC・葉山葉子
6 66・異母姉妹・星野哲郎・叶弦大・NMC・北条きく子
7 67・花の罪・星野哲郎・富侑栄・NMC・三原有美子
8 67・母子舞い・星野哲郎・叶弦大・NMC・磯村みどり
9 68・幕末姉妹・星野哲郎・叶弦大・NMC・高千穂ひづる
10 68・花はゆるがず・星野哲郎・叶弦大・NMC・槇杏子
11 69・女の絶唱・関沢新一・安藤実親・東宝・三ツ矢歌子
12 69・兄嫁・星野哲郎・叶弦大・NMC・高千穂ひづる
13 70・新・女の絶唱(女の絶唱)・関沢新一・安藤実親・東宝・三ツ矢歌子
14 70・女のうず潮・関沢新一・安藤実親・CAL・松山容子
15 70・続・下町育ち(下町育ち)・良池まもる・叶弦大・NMC・鮎川いずみ
16 71・大奥の女たち・関沢新一・叶弦大・NMC・御影京子
17 71・乱れ花(みだれ花)・星野哲郎・叶弦大・NMC・岸本教子
18 72・続・大奥の女たち(大奥哀歌)・星野哲郎・安藤実親・NMC・山口いづみ
19 72・男の償い・星野哲郎・叶弦大・NMC・加賀ちかこ
20 72・落城の舞い・鈴鹿一・叶弦大・NMC・松木聖
21 75・春泥尼(女の石段)・星野哲郎・叶弦大・NMC・小野恵子

 制作会社と主演女優付きは本邦初かもしれません。(笑) それにしてもちょうど10年間でこの数は改めて驚きです。2と15、3と19、11と13は同一曲ですから、21番組、18曲になります。11、13、14は花王愛の劇場、9は唯一夜のドラマです。フジテレビの月曜22時時代劇枠の最後の作品で、本作の後番組が「夜のヒットスタジオ」でした。一部の資料では川口松太郎原作になっていますが真っ赤なデマで、大橋社長の原案によるオリジナル作。長州藩の家老の娘を主役にしながら、高杉も松陰も登場せず、すべて架空の人物によるある意味では振り切れた時代劇です。姉妹役に高千穂ひづると北条きく子の東映コンビ、イケメン枠に石濱朗、脇には木暮実千代、宇佐美淳也、河野秋武、河村弘二、増田順司、久富惟晴、宮川洋一、天野新士、三田登喜子、万里昌代、古賀京子、悪役に穂積隆信、加賀邦男、森山周一郎、武藤英司、富田仲次郎、佐藤京一など名脇役を惜しげもなく投入しています。フィルムはトランスグローバルにあるはずですから、是非時代劇専門チャンネルあたりで、と切望しているのですが…。「幕末姉妹」にぶれてしまいました。昼メロに戻りますと、18作がライオン奥様劇場、そのうち17作がNMCということで、まさに専属歌手。第一作の「芸者っ子」は記念碑的な作品なのでした。
 長くなってしまいましたが追記します。前回ミスをしました。「アンコ椿は恋の花」は関沢新一ではなく星野哲郎の作詞でした。都はるみの関沢作品は「涙の連絡船」です。つい思い込みで確認も取らず、失礼しました。そういえばあの名作「泣いてたまるか」も良池まもるの作品でしたね。「女徳」は「じょとく」と読みます。継正信の読みはわかりません。大橋社長のことはまた別の機会に。
2016/12/22(木) 13:53:02 | URL | 高校教師
うわー。
暫く来て下さらなかったので見捨てられたかと思ってましたが、
こんなに手の込んだ資料をご用意下さっていたとは。
恐縮の至りです。

どうやら、全曲制覇できていたようです(笑)。
笹さんは固定ファンがいたのか、どれも中古レコードは入手が容易ですね。
もしかしたら、昼ドラ、特に愛の劇場と奥様劇場の主題歌全曲がおわかりですか?
ワタクシは、数番組、どうしても判明しないのが有りまして。

デマの発信源は、ウィキペディアですね(笑)。
テレビドラマデータベースにも書いてないし、なんであの記述になったんだろう?

やはりトランスグローバルですかあ。
再見のハードルは、かなり高そうだなあ。

大橋社長の事は勿論ありがたいですが、折角ですから書籍(電子書籍でも)にされた方が良いかもしれませんね。
なんでしたら書き起こしはワタクシがやりますよ(笑)。
2016/12/23(金) 23:03:35 | URL | ごいんきょ
デマの源は…
 デマの発信源はおそらく東京ニュース通信社から出た「テレビドラマ全史」だと思います。テレビ放送開始以来のドラマを網羅した唯一無二の貴重な資料ではありますが、間違いも多々あるようです。私の推測ですが、あの本にある原作・川口松太郎という誤りを、テレビドラマデータベースがそのまま転記し、それをウィキぺディアで立項した人が孫引きしたのでしょう。データベースの方が直っているのは、2年ほど前に私が訂正、追加情報をしたからでして、それまでは間違いのままでした。ウィキの方も訂正追加しようかと思っているのですが、あちらはいろいろと制約などが多く、また、管理者なる人たちが目を光らせていて相当の覚悟と勇気が必要で(笑)。ちなみに私、5,6年前からウィキに書き込みを始めましてこれまでに40項目ほど作りました。「ライオン奥様劇場」では「花の罪」「喪服の花嫁」「愛よふたたび」「男の償い」「姉妹化粧」「若草物語」半年ほど前に「異母姉妹」を立てました。アカウント取得前に練習台として「女の坂道」も作ってました。当初は1年に20項目と張り切っていたのですが、現実は情けないことにこの体たらくです。「
幕末姉妹」に戻しますが、間違いの原因は同日にスタートしたNETのドラマ「皇女和宮」の原作が川口だったからだと
2016/12/26(月) 10:44:59 | URL | 高校教師
続き
 すみません。うっかりミスで送信してしまいました。
 川口だったからだと思います。新聞のラテ欄から書き抜く作業をしていた人(おそらくバイトさん)も疲れていたのでしょう。
 笹みどりの主題歌をすべてお持ちとか。流石でございます。掛け値なしに尊敬します。そんな好き者は私ぐらいかと思っていたので…(笑)。一度ゆっくりと歌詞と曲を味わってみて下さい。どの曲もストーリーと付かず離れず絶妙な世界観を見せています。昨今の取って付けたような主題歌(今はイメージソングと言うのでしょうか)とは雲泥の差、制作者の志を感じます。
 笹みどりといえば、ちょうど昨日放送された「新BS日本のうた」に出演して「下町育ち」を披露していました。くも膜下出血で倒れ、生還してからキーは下がってしまいましたが、まだ声量は衰えておらず、健在を示していました。長く活躍してもらいたいものです。
 「花王」と「ライオン」の主題歌ですが、近年まで続いて作品数の多い「花王」はともかく、「ライオン」に関してはほぼ調べがついています。お探しの作品をコメント欄に挙げて頂ければお答えできるかもしれません。ついでに東海テレビや他の昼メロの枠にもありましたらご遠慮なく。ただ、明日で学校の授業(補習)が終わると暫く出勤しませんので、答えは年明けになると思いますが。
2016/12/26(月) 12:25:33 | URL | 高校教師
『テレビドラマ全史』は、たしかに誤りが多く、情報も少ないのですが、あそこまでの書籍が実現したというのは本当に奇跡的ですからね。
それにしても、そんなマメな活動までしていらしたとは。
表から裏から、こんな場末まで(笑)献身的な活動。無限大のドラマ愛の賜物と拝します。

ウィキペディアは、色々と億劫ですよね。
早くWYSIWYGで編集できるようにすべきだと思いますが、
仮にそれが実現しても、ワタクシは関わらないでしょうね。
主張しあいが馬鹿馬鹿しいので。

情けないなんて、完全なボランティアでそんな労力、ワタクシには一つも無理ですよ(笑)。
希望としましては、主題歌に関する情報もお願いしたいですね。
『若草物語』の主題歌が記載されていないようですが、これは音楽のみだったという事ですか。

すみません。数番組なんてサバ読みましたが、いま数えたら
奥様劇場だけで40以上の主題歌不明が有りました(苦笑)。
さすがに全部列記するのは、ためらわれます(笑)。

『幕末姉妹』誤記の謎、そこまで解明できるとはと、驚愕の一言です(笑)。
やはり『テレビジョンドラマ』執筆者は生半可ではないなと。

ちょうど笹さんが歌われたなんて(笑)。
下町育ち以外の主題歌を全部歌う企画を、誰か立てて下さいな。
2016/12/31(土) 08:11:35 | URL | ごいんきょ
主題歌探求
 年末年始ご心痛事がおありになったようですが、いかがですか。
 気分を変えていきましょう。
 「奥様劇場」の主題歌のことですが、私の方の現況をお伝えしておこうと思います。現在主題歌の存否が未確認なのは、138作中放映順に、「おやじ操縦法」「或る女」「銀座立志伝」「眠れる魚」「白い魔魚」「彼岸花」「花燃え」「影の車」「花の旅路」「愛の判決」「はるかなる愛」「花のながれ」「若草物語」「女たちの庭」「母さんのしあわせ」の15作です。1割超、予想外にありました(笑)。初期のものが多いのですが、「花の旅路」「花のながれ」「女たちの庭」の3作は72から74年の正月特番といった感じでした。1週5回だけの放送で、おそらく主題歌はなかったと思われます。あったとしても既成曲の流用程度かと。この3作、制作は外注の形をとってはいますが発注先はフジプロダクション、すなわち局内制作みたいなもので、基本的にテレビ映画枠だった当時にビデオ収録のスタジオドラマという異例中の異例な作品群です。私としては「奥様劇場」の中にカウントしていないくらいで(笑)。
 主題歌なしが確定しているのは以下の18作です。
 「朱鷺の墓」「裁きの家」「冬の旅」「人間の條件」「妻の日の愛のかたみに」「おかあさん」「未亡人有希子」「死の彼方までも」「妻であること」「ぼくどうしたらいいの」「まどう」「隣人戦争」「それぞれの午後」「夕空晴れて」「徳川の女たち」「山肌」「お母さんのいのちをあげる」「へばちゃんの台所」
 ただし「それぞれの午後」はテーマ曲という扱いでクロード・チアリが起用されているのですが、レコードが発売されていたかどうかは把握していません。劇伴は別に山下毅雄が担当しているので、このドラマのためのオリジナルだった可能性はありそうですが。
 以上の33作以外は情報がありますので、ご遠慮なく問い合わせて下さい。お待ちしています。
2017/01/11(水) 13:49:58 | URL | 高校教師
それだけ挙げて下さればかなり絞れますし、折角ですのでご厚意に甘える事にして列記してみます。

愛と悲しみのとき、愛よいのちよ、影を慕いて、古都、妻の持つ扇、紀子その愛、花のいのち、夫婦さかさま、分校日記、星のふるさと、娘の結婚、夜蝶の舞い、離婚、私は後妻よⅡ、私は翔ばない

以上、もしかしたら既に入手済みで未整理の物も有るかもしれませんが、この機会に一通り書いてみます。

ところで『それぞれの午後』の主題曲に関しては、クロード・チアリさんがレコードを出していて、それは入手済みです。
きちんとジャケットに番組名も入れられています。
一つだけでもお役に立てて良かった(笑)。
2017/01/15(日) 13:03:23 | URL | ごいんきょ
主題歌拾遺
 少し間が空いてしまいました。すみません。センター試験の後、一時的に多忙になってましたので。
 放映順に通し番号を打ちました。「 」は主題歌のタイトルです。
1  妻の持つ扇 「遠い恋人」
歌・藤村真紀 作詞・山上路夫 作曲・加藤三雄 ビクター 
2  花のいのちを 歌・松尾和子
3  古都 歌・園まり
4  影を慕いて 「影を慕いて」歌・森進一 作詞作曲・古賀政男 ビクター
5  愛と悲しみのとき 「愛と悲しみのとき」 歌・有吉綾子 作詞・下飯坂菊馬 作曲・竜崎孝路
6  夜蝶の舞い 「夜蝶の舞い」
歌・筏井はつみ 作詞・山下リラ 作曲・遠藤実 テイチク
7  星のふるさと 歌・三浦弘とハニーシックス
8  紀子・その愛 歌・いとう愛子
9  娘の結婚 「坂の上の家」 歌・大橋純子 作詞・岡本おさみ 作曲・佐藤健 日本フォノグラム
10 分校日記・この山河に愛ありて 歌・ボニージャックス ビクター
11 愛よいのちよ 「コスモス思愁」 歌・野川明美 作詞・たかたかし 作曲・平尾昌晃 CBSソニー
12 離婚・ゆれる幸福 「後姿」
歌・長谷川きよし 作詞・長谷川きよし 作曲・ベニート・ジ・パウラ
キング
13 私は翔ばない 歌・高橋真梨子
14 私は後妻よⅡ 「哀しみのバザール」 作詞作曲歌・みなみらんぼう RVC
15 夫婦さかさま 「二十歳の花咲く頃」 歌・田辺靖雄 作詞・門谷憲二 作曲・森田公一 CBSソニー

以上になります。1はシナリオに記載。2、3は「奥様劇場十年史」(書名はうろ覚えですが)から。4はシングル発売の形跡がありませんので、アルバムから持ってきたものかと。6、10、12、14、15はビデオ録画から確認しています。他は放映時のメモなどが典拠です。11の野川明美は都はるみの実妹ですね。15は「ラブズナイト」という曲のB面でした。一部の資料では「二十歳の花が咲く頃」になっていますが、クレジットでは「が」はありません。ちなみにこれがNMCの最後の作品です。
 「奥様劇場」は昭和50年代に入ると当時のニューミュージック系が起用されて彩りが豊富になります。50年代いっぱい純粋歌謡曲系でブレなかった「愛の劇場」と対照的でした。
「それぞれの午後」、レコードが出ていたのですね。情報ありがとうございます。
2017/01/26(木) 15:25:58 | URL | 高校教師
ああ、一番忙しい時期でしょうか。
大変な中、こんな所にお気を使って戴き恐縮です。

やはり幾つか入手済みの物も有りましたが、初耳の物が多かったです。
『奥様劇場十年史』なんてのも初耳でした。

シナリオまでお持ちとは。
ワタクシも何作か持っていますが、主題歌を記載していない物が多いですね。

NMCや大橋さんにお詳しいようですが、是非、なんらかの形で書いて欲しいです。

『愛の劇場』の方もお聞きしたいですが、
いつか『愛の劇場』の番組に返信を下さった時にでも覚悟しておいて下さい(笑)。
2017/01/28(土) 00:03:09 | URL | ごいんきょ
ドラマ星のふるさとについて
花王奥様劇場の星のふるさとのエンディングに流れていた曲を探しています。
知恵袋に投稿したらこのblogのコメントに行き着きました。三浦ひろしとハニーシックスが歌われているらしいのですが、詳しい情報をご存知ならなんでもいいので教えてください。
2017/03/27(月) 21:16:51 | URL | 智世ちゃん
ハニーシックスさんたいは、この頃、3曲くらい昼ドラの主題歌を担当されてますね。フジでもTBSでも。
しかし、『星のふるさと』主題歌にういては、ワタクシはわかりません。
レコード化されてないんでしょうかね。
2017/03/30(木) 06:55:56 | URL | ごいんきょ
新参者よりご挨拶 
拝啓 お邪魔致します。ごいんきょ様からお話しのありました「高校教師様」初めてお目にお耳にかかりますが、なるほど鋭い感覚と豊富な知識と正確なデータをお持ちで感服いたしました。ぜひ勉強させて下さい。なお一番知りたいのは「NMCはその後もう一度名前を変えて会社が存続した」と記憶しておりますが、大橋正司社長はその後如何されたのでしょうか? 何せ自分が超多忙の大橋さんとっ捕まえて電話に出て頂いたのはもう30数年前。新宿区若松町に会社があったと思います。ぜひ何かの機会に詳しくお話下さいませんか。高校教師様には物凄く期待いたします。何せ「大海獣ゲボラのフィルムを焼却した張本人」ですから。敬具
2017/04/01(土) 00:04:04 | URL | よしたかくん
新年度も始まりましたし、かなりお忙しいでしょうからね。
ここの時間はゆったりしているので、十年くらいの間隔で待ってみましょう(笑)。
大橋社長の貴重な話で語り合って戴ければ、ここも望外ではありますがね。
2017/04/16(日) 10:13:32 | URL | ごいんきょ
よしたかくん様へ
 久し振りに覗いたら直近のコメント欄に「芸者っ子」があったので見てびっくりでした。よしたかくん様初めまして。わざわざのご指名恐縮です。大橋社長に取材されていたのですね。若松町の事務所、懐かしく思い出します。何度も伺って一方ならぬご厚意を頂きました。もっとも私は昼メロのことばかりで特撮関係はあまり聞かなかったので、ご期待に応えられるか心許ないのですが。取り敢えずNMCとトランスグローバルとの関係については知っていることを書き込みます。申し訳ありませんが只今校内実力テストの採点中で時間が取れませんので、終わるまでしばらくお待ち下さいませ。
2017/04/17(月) 14:01:20 | URL | 高校教師
高校教師様へ ご挨拶
拝啓 お忙しい中コメント有難うございます。また今回、ごいんきょ様のインターフェイスにて「高校教師様」と言う頼もしい方を知る事が出来、感謝いたします。どうかごゆっくりと、決して急がず焦りませんので、お暇見てよろしくお願い申し上げます。なお自分が知っていた事は、「トランスグローバルのヘッド=社長は、お名前から韓国、中国系の方?」と推測され、この事を教えてくれたのは「Pプロの鷺巣社長」でした。何せ「同名の全く関係無い会社が多数」あり、超エリート集団ながら?の多い会社です。お暇になりましたら、情報お願いいたします。ではご挨拶までで失礼致します。 敬具
2017/04/17(月) 16:54:38 | URL | よしたかくん
NMCとトランスグローバル
 遅くなりました。申し訳ありません。ではNMCとトランスグローバル社との関わりについて私が知っていることをお伝えします。
 日活を退社してニッサンプロを立ち上げた大橋社長ですが、自らスポンサー企業を探して回るなどの労苦を重ねつつようやく『マリンコング』の放送枠も決まり、作品もヒットして上げ潮ムードに乗りました。ところがその後がたいへんだったようです。このあたりは特撮に明るい皆さんの方が詳しいのではないかと思いますが、パイロット版を制作しても実現化せず、多くの企画書が幻と消えました。63年に『女徳』で昼メロという金鉱脈を掘り当てるまで苦闘時代が続きます。この時期に糊口をしのぐため?携わっていたのが外国映画の日本語吹き替え版の制作でした。何冊か台本が残っていたのですが、フジテレビの、シオノギ製薬の提供枠だったと記憶します。作品名などを記したものが今手許にないので、具体的な作品名は挙げられません。シリーズもののテレビ映画か劇場映画かも特定しかねますが、悪しからず。ここからが本題なのですが、その外国映画の配給会社がトランスグローバルだったのです。つまり両社は昭和30年代の中頃から共同事業者としての関係を築いていたというわけです。
 大橋社長は俳優の演技、セリフの巧拙に対してとても厳しい姿勢を示しました。いつか触れることがあるかもしれませんが、「ライオン奥様劇場」のある作品では主演の若手女優の声をアフレコで他の女優が入れたこともあったくらいで。40年代に入り、怒涛のごとく昼メロを制作していた
2017/04/27(木) 14:02:24 | URL | 高校教師
続きます
 すみません。間違えて送信してしまいました。続けます。
 制作していた頃、常連の出演者として小沢紗季子(寿美恵)、翠準子、池田昌子、川路夏子、前田敏子、沼波輝枝、男優では宮川洋一、森山周一郎、勝田久、大塚周夫、梶哲也、沢りつおなど声優、または声の仕事が多い人たちが重用されていたのはこの吹き替え版制作時代からの信頼、付き合いだと思います。閑話休題。
 40年代になるとTBSも絡んで両社の関係が続くのですが、空き時間が少なくなりました。今日はここまでにします。何やら連載ものの様相を呈してきたようで(笑)。
2017/04/27(木) 14:21:47 | URL | 高校教師
高校教師様へ コメント感謝を
拝啓 御多忙の中コメント有難うございます。とにかく驚いたのはNMC社が外国語版の吹き替えまで手を出していた?と言うのは夢にも思ったこと無く本邦初出誰も知らなかった事ではないでしょうか?しかもS30年代からトランスグローバルをパートナーに選んでいたとは。当時から東北新社は存在はしていたはずですが、東北新社は大親父の有村判次郎が東北社から割って独立した会社と。そうしますとこの年代頃はもしかして東北新社よりもトランスグローバルの方がある意味上だった?のか。何せこのトラグロは会社の設立時期から何から本当によく解らない会社で、もしも提携関係があったなら株式の持合や出資等もあったのか?解っている事は「トラグロの地下には保存ストッカールームとランクシンテルM-3テレシネが鎮座」していた事。数十年前の各関係者インタビュー(取材)で東北新社は「少なくてもトラグロよりは幅広い仕事をしている」と。確かにこういう関係ですと、NMCのフィルムはトラグロに移行したのは当然ともいえますね。ただNMCはその後もう一度改名した?記録があり、全てトラグロに持っていかれた?と解釈してよろしいのでしょうか? 何せ自分は幼稚園児の頃からトラグロの名前は知っていて、これが中学高校位まで頻繁に見ていたのですが、ここ数十年トラグロの目だった動きが見えないのです。ウィキペディア等でも出て来ません。これは過去存在した製作会社NMCも出ないのです。此処まで謎っぽい会社も珍しいと。今回高校教師様の凄い話から、特撮物や昼メロ等のジャンル違いは関係無く、全てつながっているのだと新たにいたしました。お時間ありましたら「大橋社長のその後と現在」、トラグロのもう少し確信的な情報 など等これはごいんきょ様や皆様が知りたい事と思われ、支障が無い範囲でご教示下されば嬉しいです。今回は本当に感謝いたします。 敬具
2017/04/27(木) 15:25:56 | URL | よしたかくん
なるほどねえ。
確かに『マリンコング』の版権がトランスグローバルに有るってわかった時に、
何故?という疑問符が浮かんだものですが、
まさか自分のサイトで謎解きをしてもらえるとは(笑)。

いやー、やはり大橋社長の事績は残すべきですよ。
特に高校教師さんなんか、社会的立場もお有りなんだから、
役場なんかに働きかけてとか出来そうな。
ま、そこまで行かずとも(笑)、ぜひ本は書いて戴きたいなあ。
電子書籍でならワタクシも可能な限りお手伝いしますし。
ま、一般書籍で実現できるならそれが理想ですが。


取り敢えず続きの方をお待ちしてます(笑)。
2017/05/03(水) 14:21:11 | URL | ごいんきょ
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