私的 昭和テレビ大全集
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宇宙パトロール ホッパ → 宇宙っ子ジュン (1965)

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昭和40年2月に始まっているTVマンガなんですよね。
ED主題歌で「サイボーグ」という言葉が使われているのですが、
石森章太郎の009の連載が始まったのが、前年の7月頃らしいですから、
かなり早くにこの概念を取り入れておりますし、テレビでは恐らく初、
少なくともTV漫画では間違い無く初のサイボーグ主人公でしょう。
そのジュン少年は、地球の悪人がホッパー星のエラン水を狙って繰り出した宇宙船に、
科学者である父親と共に連れ出されてしまったのでした。

ホッパー星を目指す道中、博士と悪人どもの格闘が始まり、
乗っていた地球人は全員が死んでしまっていた。
その宇宙船を発見したホッパー星人が宇宙船を持ち帰り、
全員を診察したところ、ジュン少年だけが無傷で、死後間もないため、
ホッパー星の科学力で蘇生させる事が出来たという次第。
一人ホッパー星で過ごす事となったジュンは、争いの無いホッパー星人に魅せられ、
ホッパー星人として生きていこうと決意するのでした。

ホッパー星人の見た目は明らかに河童に近く、頭に皿が有り、
そこにエラン水を湛えていないと力が失われるのです。
頭は吸盤のようにもなり、寝る時はそれで天井にくっついて寝る。
更に脚部が地球人と異なり、通常は二足歩行であるものの、
足をしまってジェット噴射のような形に出来、空を飛ぶ事も出来る。
元々は地球の生物と同根であったものの、地球に巨大隕石がぶつかった際に、
宇宙に飛び散った生物が、地球とは別の形で進化した宇宙人でした。

その姿を見た時、「ホッパ」「カッパ」という言葉の近さに気付く訳です。
カッパ宇宙人だからホッパなんですね。
そもそもは、ズバリ河童を主人公とした企画が有ったようなのですが、
そちらは一旦ボツとなっていたのです。
ところが、東映動画がNETに枠を貰ったと。
それも準備にたった2ヶ月しか無いという事で、一旦はボツとなった企画が、
手直しの上で採用されるという事になったのが本作でした。

地球人であるジュンの運動能力は、ホッパー星人に全て劣る。
ホッパー星人として生きていく決意を固めたジュンは、ホッパー星人への改造を志願。
ホッパー星人側は、当初この考えを窘めるのですが、ジュンの決意を知り、
ホッパー星人への帰化を認めて、改造手術を施すのでした。
ホッパー星の科学力と、エラン水の力、そして地球人の特性が絡み合い、
ジュン少年の力は、ホッパー星人をも大きく上回るものに。
こうしてジュンは、ホッパーパトロールに入隊し、宇宙の治安を守る事となったのでした。

ホッパー星人は飛ぶ時にジェット噴射のような形を取るのですが、
ジュンは普通に二足のままで、噴射などもせずに飛びます。
この辺の科学設定は具体的には説明されないのですが、
『宇宙エース』の稿で書いたワタクシのような見方、
アトムのジェット噴射に幻滅していた子供が、結構いたのかもしれません。
エースと言えば、その『宇宙エース』は元々東映も一緒にやっていたという話で、
吉田竜夫が単独で始めた際には、少しだけ両者間で悶着が有ったらしいです。

で、『宇宙エース』の稿でも書いたように、ワタクシはこのホッパも好きでした。
森康二の丸みを帯びたキャラ設定は子供好きのするもので、
主人公のジュンも、元々は普通の地球人だし、少なくとも見た目はただの子供。
彼がそのままの姿で空を飛ぶのは、憧れというほどではないけど、
アトムとは違って抵抗なく受け入れておりました。
サイボーグだなんだという設定はまったく考えにも入りませんでしたがね。

ただ、周りの連中の姿がよく判らなかった。
第一話をきちんと見ていれば理解できるのでしょうが、
見逃していたり、見ていても小さい子供なんかは、理解しづらかったと思います。
第一、ワタクシはこの頃、カッパを知らない(笑)。
カッパを知っていれば、ああカッパがモデルね、だからホッパねと
なんの違和感も無く受け入れられるのでしょうが、幼少のワタクシには意味不明。
頭の皿も、不思議な形の頭としか思わないわけです。

ワタクシが河童を知ったのは、少し後の『河童の三平』によってですね。
そういう人って、ワタクシの世代では殆どではないかな。
だから、ジュンは人間と思ってたけど、周りのホッパ人は不思議な存在でした。
OPではそうした登場人物の名前が紹介されていくのですが、あのOPは好きだったな。
歌も良かったけど、みんな愛嬌が有って。
後年、「東映アニメ主題歌全集」というソフトで見た時に、歌詞字幕が有って驚きました。
いや、こんなの出てたっけ? と思ったら、そのずっと後に出た
この番組を数話収録したDVD版では、歌詞字幕が無いですね。

そのDVDに収録されている、『太陽の子ライマン』は少し覚えてました。
ライマンは、光を吸って動力源としている存在で、ホッパー星の光を次々吸う。
それでホッパー星人は大迷惑を被って、ライマンを追い詰めるのですが。
そんなライマンは、子供を溺愛し、光を吸っても子供が悲しむ場合はそれを返します。
追い詰められていたライマンの前に、暴走するホッパー星人の子供が乗った宇宙船が。
ライマンは、ここで力を使うと折角溜めた動力をまた使い切ってしまい、
目指す太陽に飛べなくなってしまうので、なんとか無視しようとする。
その時、「どこまで俺を試すんだ」とか悩む場面は、見覚え有りました。

結局、ライマンは子供達を見捨てられず、宇宙船を止めるために力を使ってしまう。
再び力を蓄えるために原子力の光に目を付けてしまい、死んでしまうのでした。
この話が放送された後、手塚治虫から連絡が有ったという事です。
曰く、『ワンダースリー』でも脚本を書いてくれないかという事だったようですが。
この『宇宙パトロールホッパ』は、後に魔女っ子シリーズをやる枠、NET月曜夜7時で、
この時TBSでは、真裏にその手塚の『ビッグX』をやっていたのです。
手塚は『ビッグX』の時間に、『ホッパ』の偵察もしていたのでした。

東映動画は映画で経験豊富で、制作力は安定しており、
初期の『狼少年ケン』とか『風のフジ丸』などから、絵も話も素晴らしい出来だった。
方や『ビッグX』など他社の作品は… まだ、言わぬが花といった時分でした。
しかし数字は無慈悲なもので、「手塚治虫の」ビッグXの方が遥か上。
でもワタクシは、ホッパの方を見てましたけどね。
大体、巨大化するものって、理屈ではなく、何か受け入れづらかった。

このホッパ放送中、ワタクシの母が手術入院となり、
ワタクシは母方の実家・大分へと預けられました。
そこでチャンネルを回していると、この番組の聞き慣れた画面と歌が。
「こっちでもやってるんだ」と言ったら、祖母が「東京と同じだよ」と言いましたけどね。
今になって考えれば、東京と同じ訳はないのですが(笑)。

あの頃はまだ、田舎は五右衛門風呂だった。
縮こまってないと、体が壁に当たると熱いのでした(笑)。
ウルトラマンではプラッシーのCMをやっていたはずで、
それは米屋さんから箱で配達という形だったので見た事は無かったのが、
その田舎では箱で、つまり何十本とプラッシーが有って、猛烈に羨ましかった。
でも、可愛い孫のはずなのに、飲ませてもらった記憶が無い。
やはり来客に出すもので、いかな大きめの農家と言えど高級品だったんでしょう。

後半、番組題が『宇宙っ子ジュン』と改題されたのですが、
ワタクシはまったく気付いておりませんでした。
歌はまったく同じだったですからね。
しかしED主題歌は替わって、そちらの方はもちろん覚えておりました。
最初のED主題歌はね、児童合唱が凄く苦しそうなんですよね、音が高くて。
今にも声が裏返っちゃいそうになるんですけど、聞いているコッチまで苦しかったです(笑)。
後に、やはり主題歌全集で凄く久しぶりに聞いた時、その感覚が蘇りました(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
つなぎアニメ
♪ ぼくらは進むぞ、宇宙の果てまで、強く正しい みんなの仲間 ・・♪みたいな主題歌でしたね。
見たい番組と、見たい番組の間でとりあえずみていたアニメ。私的にはそんな「つなぎアニメ」のような位置づけでしたね。「海賊王子」や「ハッスルパンチ」も、そんな位置にあったアニメでしたね。ごめんね亀星人のみんな、話もほとんど覚えてません。 
2014/09/21(日) 01:26:10 | URL | みのモンタナ
海賊王子もハッスルパンチも好きでした。
どうもワタクシは手塚ものと相性が悪い感じで、東映とは相性が良かった感じ。
2014/09/24(水) 07:10:49 | URL | ごいんきょ
宇宙パトロール
何か理由は解らないけど、妙に好きなヒーロー物でした。ただ白黒作品だったのであまり再放送はやらず、昭和46年頃に旅行先の静岡で観たのが最後でした。

昭和47~48年頃、土曜日の早朝にフジテレビ(!)で「宇宙パトロール」という番組を放送しているのをラテ欄で発見!。もしや「ホッパ」か!?と期待して観たのですが、そこに映ったのは「スタートレック」でした(局が違う時点で気づくべきでした)。
2014/10/11(土) 20:38:31 | URL | 石毛零号
やはり森さんの絵柄じゃないですか。
再放送は見た事無いかな。
ああ、スタートレックも宇宙をパトロールしてますもんね(笑)。
2014/10/13(月) 11:51:57 | URL | ごいんきょ
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