私的 昭和テレビ大全集
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お嫁さん (1966)

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♪ わからないの 教えて
  いけない時しかってね
  溜息が出るほど優しいあなた
  
  あかねの雲流れる
  日暮れの空 見上げて
  瞳を潤ませる時も有るの
  
  幼い日から憧れた
  その名かわいいお嫁さん~~
  
  お耳に口寄せて甘く今日も囁く
  あなたが好きだからお嫁に来たのヨ


梓みちよの甘ったるい歌で始まっていた、フジテレビのホームドラマで
中核を成していた長期固定番組なのに、これまたウィキペディアに記載無し。
都合7回ほど断続的に制作された番組ですが、その一回目は、
名前を売り出した頃の関口宏と、そのお嫁さん役に梓みちよという布陣でした。
冒頭の主題歌ももちろん梓が歌い、彼女としては唯一のテレビ主題歌音盤ですか、
そちらも発売されておりますが、それはB面扱いでした。
渡辺プロは、なんだかTV主題歌を冷遇してましたねえ。
信条的なものなのか、売り上げが見込めないと高を括っていたのか。

「お嫁さん」というのは、結婚して旦那さんの家族の一員となった女性。
象徴としては苗字もその家のものを名乗るようになりますし、
昔は娘を嫁に出すという事は、自分の家の子ではなくなるという意味で、
だからお父さんの心境も非常に複雑だった訳でしょうが、
今はそこまで突っぱねた感じの封建的風習でもなくなっているかと思います。
若い同僚を見ていると、嫁さんの実家そばにアパート借りて、
ほとんど毎週末には夫婦揃って嫁さんの実家に飯食いに行ってたり。
時代は替わった(笑)。

勿論このドラマの当時は、お嫁さんは一生懸命に夫の家の一員になろうとしており、
そうやって一日一日溶け込んでいく様子を描いたホームドラマでした。
歴代のお嫁さんは、梓みちよ、東山明美、尾崎奈々、早瀬久美、珠めぐみ、江夏夕子、結城三枝子。
旦那役は、関口宏、山本豊三、平井昌一、田辺靖雄、勝呂誉、松山英太郎、山内賢。
昭和43年秋の第5部からカラー放送になりましたが、それまでは白黒でした。
梓みちよを除いては、初々しさを狙ってでしょうけど、みな新人とも言える面々のお嫁さん。
早瀬久美以後は20歳以下の若妻でありました。

梓みちよは、「こんにちは赤ちゃん」なんて言ってたと思った3年後にようやくお嫁さんで(笑)、
早瀬久美に至っては、お嫁さん役をやった3年後に、『おれは男だ!』でマドンナたる
女子高校生の役を臆面も無く(笑)やっているのですからね。
なんだか老けた高校生だなとは思ってましたけど、22歳くらいだったわけです。
ただでさえ大人びた顔なのに、無理あり過ぎだったろ(笑)。
これら旦那さんとお嫁さんが、互いの事を思いながら家庭を築いていく物語で、
やはり物語の転機となるのは、第一子誕生という感じでした。

全部で7部も制作したので、様々な設定を試みていて、
最初のうちは下町の商家から山の手のサラリーマンに嫁ぐ感じで続いていたのが、
下町同志とか、逆に山の手から下町へとか、漁村から農村という特殊なものも有りました。
通しで出演した笠智衆は、当時はテレビ嫌いとして知られた存在だったのが、
終いにはこの番組に愛着を持ち、以後はごく普通にドラマ出演するようになりました。
早瀬久美とは『おれは男だ!』でも共演しておりますが、
あの番組では小林家の一員になる前にアメリカに行ってしまう結末でしたかね(笑)。
この番組では、笠智衆は大体、お嫁さんの実家側の人間でしたから、立場は逆でした。

作者の宮田達男は、『OK横丁に集まれ』の頃からというテレビでは古株。
『特別機動捜査隊』や『七人の刑事』といった捜査ドラマにも参加したものの、
特殊な事件ではない、日常を描きたいという思いからそれらと訣別し、
『咲子さんちょっと』『サザエさん』、そしてこの『お嫁さん』と、
ほのぼのした日常を描くホームドラマの旗手となりました。
4年全7部も作られたという事はそれだけ人気が有った訳で、
視聴率としては20%行くか行かないかというところでしたけど、
ドラマの弱かったフジテレビとしては上々の部類だったのです。
日活が本格的にテレビ参入し始めた頃の代表作でもあります。

6部以外はみんな恋愛結婚で、主題歌歌詞のように基本的にはアツアツ(笑)。
善意の家庭を描く、昔ながらのホームドラマだったのですが、
70年代に入ってカラー時代になってくると、現実味が勝るドラマが力を持ち始め、
善人ばかりというドラマは馬鹿にされるような風潮になってくるんですね。
つくづく、テレビは白黒時代が優しかったなあと思います。筋も、映像も。
提供は、『娘たちの四季』の頃からフジ水曜夜9時枠の提供をしていた東洋工業。
第6部からかな、武田薬品も加わるようになりましたが、
カラー化で制作費が上がったためと思います。
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[猫カフェ]futaha



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この記事へ寄せられたコメント
サイン会の思い出
小学生の私の就寝時間は基本9時だったので、この手のホームドラマを視聴するのはなかなか厳しいものがありました。でも、「お嫁さん」は珠めぐみさんのシリーズが記憶にあります。
どこから手にいれたのか、ある日、珠めぐみさん(お嫁さん)&森次浩二さん(ウルトラセブン)のサイン会チケットを親が持ってきました。「諸星ダンに会える」といさんで会場にいったら珠めぐみさんしかいないではありませんか。私のがっかり顔を見て、珠さんは「ごめんね、ダンは用事があって少し前に帰ったの」と言って、森次さんのサインの入った色紙に自分のサイン書き入れてくれました。その顔の美しかったことといったら、初めてみた女優さんに圧倒されました。あのサイン、25歳で引っ越したときに、「キックの鬼」メダルなんかといっしょに処分しちゃったんですよ。もったいないことしたなー。
2014/09/27(土) 18:50:05 | URL | みのモンタナ
珠さんも、相手が子供だったからすぐに解ったんでしょうね。
いやあ、惜しい事を。
でも、いい思い出ですよ。
2014/09/28(日) 10:06:04 | URL | ごいんきょ
カラーテレビがきた
 昭和44年か45年頃ついに我が家に「カラーテレビ」が来ました。
 東芝カラーテレビ19型。たしか「名門」とかいう名前が付いていました。
 その時私は3歳か4歳で、この「お嫁さん」をカラーで観た記憶があるのですが、たしか番組のオープニングでみかんの木と海と列車が走っている場面で主題歌が流れているのですが、これって何作目なのでしょうか?
♪わからないの教えてー♪
2014/09/28(日) 12:32:26 | URL | nishiyan
名門なんて覚えてないなあ。
江夏夕子さんによる6作目なのかな。
「お嫁さん ドラマ」で検索すると、なかなか濃いサイトが。
2014/09/28(日) 20:44:13 | URL | ごいんきょ
作り手側が飽きてくるってのもあるのかなぁと
1970年を境にこの手のハートウォームなホームドラマが目に見えて少なくなっていますけど、時代性の変化だけでは無く、作り手側がこの手のドラマを作るのに飽きてくると言うか物足りなさを感じてしまうって面も大きかったのではないかと。
妙に作家性を発揮して自己主張をしようとしたりとか。

こういったプログラムピクチャー的な作品こそ卓越した職人技が要求される訳ですけどね……。
2014/10/04(土) 00:14:44 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
男女の差も有るとは思いますがね。
男側はどうも、ホームドラマを侮蔑していた人が、
作り手にも評論家にも多かったです。
そんな中で石井ふく子さんとかは、頑として毒にならないものを創り続けたのですが。
2014/10/04(土) 07:35:59 | URL | ごいんきょ
丹羽茂久氏の返事を発見
今、実家の整理をしている所ですが、当時、丹羽茂久プロデューサーからいただいた、番組へのファンレターの返事が出てきました。
第6シリーズを制作中と書かれており、
一緒に第6の結婚式の写真(モノクロ)と「お嫁さん」の歌詞カード、マツダのハガキが入っていました。

ここの2つ目のコメントに「ごいんきょ」さんが書かれている「濃いサイト」ですが、私も何度か投稿しました。上記ものを発見して、真っ先に当該サイトに書き込もうとしたのですが、
残念ながら無くなってしまっているようです。

「お嫁さん」ファンといえば、もうそれなりの年齢なので、ひょっとして、と心配しております。
今、書き込める所は、ここしかないようなので、ここに報告しておきます。

伺ったついでに言わずもがなの細かい事をいいますと、第7は「結城三枝子」さんではなく、「結城三枝」さんです。本名三枝やす子さんと言われるモデル出身の美しい方でしたが、モデルさんなのでセリフが棒読みだったのが残念でした。結城三枝子さんという女優さんは別におられると思います。
あと、私の記憶では、第1〜第7まで切れ目がなかったような気がしたので「断続的」というのが何だろう、と思ったのですが、そういえば第1シリーズの終わった後に、梓みちよ主演の1回限りの歌謡ドラマ(おぼろげな記憶では「渚のセニョリーナ」)が放送された事がありましたね。
あと、私自身もほとんど見ていませんが、実は沢田雅美主演の、第8シリーズに相当する「お嫁さん」もあります。これはずっとあとになって制作されたもので、それこそ間が空いていますが、1時間ドラマになり、脚本も宮田達男ではないので、題名こそ「お嫁さん」ですが、ずいぶん違ったものでした。
2016/09/05(月) 20:57:42 | URL | 雷欧
はー。貴重な資料ですね。
是非どこかで公開されると、喜ぶ人もいるかと思うのですが。

あのサイト無くなったのですか。
うーん。保存しておくべきだったかな。
うちが最上位に来るようでは駄目ですねえ。
ドラマファンの奮起を望みます。

正しくは結城三枝さんですね。
ご指摘ありがとうございます。
当時の新聞記事のまま書いてしまいました。
そこでの丹羽プロデューサーの言葉を書いてみます。

「男は男らしく女は家庭を守るという姿勢を最後までつらぬいたつもりだ。
 マイホーム主義の風潮に逆らい、あまりに理想的な家庭像を描きすぎたという
 批判もあったが、信念の異なる男女や親子でも、かならず仲よく同居できるというのが、
 われわれ制作側の基本姿勢だった」

その時点で、企画を一新し一時間番組で復活する計画もあるようだとされていました。

結城三枝さんはズブの素人から抜擢され、番組終了と共に芸能界を引退すると書かれています。
そこでも三枝子と間違ってます(笑)。
実際には、その後も少しだけ仕事しているようですが。

「断続的」というのは、あくまで筋の事を表現したのです。
たしかに紛らわしいですね。
放送期間とか枠について細かく報告するつもりで書いた記事ではありません。
調べてませんでしたが(笑)、完全に連続して複数の話を放送していたという事ですね、7部までは。
2016/09/05(月) 23:03:12 | URL | ごいんきょ
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