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『テレビ子供向番組史』動画公開中

テレビ子供向番組史を見る
(Watch "Japanese Children's TV History")

 世間一般で子供向けテレビ番組の記述は他番種に比べてズバ抜けて多いものの、これまで意外に無かった、縦軸で流れを追っていく企画です。鉄腕アトム、ウルトラマン、仮面ライダー、ドラえもん、ドラゴンボール、聖闘士星矢はおろか、月光仮面の登場すらも、まだまだ先の話ですが(笑)。

 第一回はテレビ誕生の年(昭和28年)の様子を、第二回はテレビ黎明期にテレビ側が重用していた意外な人材群について解説しています。
 日英の字幕を見る事も出来ますので、聞き取りづらい時などにご活用下さい。


"Japanese Children's TV History" video on YouTube
Although the descriptions of children's TV in general are more numerous than others in Japan, which have never been done so far, this is a plan to follow the flow on the vertical axis. Astro Boy, Ultraman, Kamen Rider, Draemon, Dragon Ball, Saint Seiya and even Moonlight Mask appearance is still a long way to go. lol
The first talks about the state of Japanese television birth year (Showa 28, 1953), and the second talks about a group of unexpected human resources heavily used by television officials during the early days of television in Japan.
You can also view Japanese or English subtitles, so please use them when you have difficulty listening.

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 今後も続々と公開予定です。
 チャンネル登録して戴きますと、通知が来たりして最新情報を得やすくなります。
 また、登録者が増えてチャンネルに力が付けば、更にゲストを呼びやすくなります。
 是非チャンネル登録して、高年者向け動画を育てて下さい。


アーラわが君 (1969)

2014年10月27日00:00  コメディードラマ 写真あり

該当番組画像募集


落語「たらちね」の現代版という触書で始まりました。
「たらちね」というのは、一介の庶民である長屋住まいの八五郎の所に、
大家が、若くて美人で嫁入り道具持参という夢のような縁談を持ち込む話。
但し一つだけ難点が有って、漢学者の娘として厳格に育てられたため、
言葉遣いが悉く漢文調で、小難しい言葉でやたらと長くなってしまい、
普通の人間には何を言っているのかさっぱり解らないという娘。

結局二人は所帯を持つのですが、新妻が夫を呼ぶ時には、「アーラ我が君」。
長屋住まいの八つぁん呼ぶのに「アーラ我が君」というのも可笑しいのですが、
ドラマ版「たらちね」であるこの番組の題名は、こんな所から来ています。
八つぁんの役回りである若杉幸一を長門裕之、新妻役を三田佳子が演じました。
三田が歌う主題歌の題名も「幸せですのよあたくし」と、
この番組の世界がすぐに判るものとなっておりました。

しかし、この時代の本格歌手や女優にとって、テレビ主題歌などはキワモノ扱い。
まずよほど売れた歌とか、何が何でもヒットを目論んだ歌でもない限り、
歌番組でテレビ主題歌を披露するという事は、それほど一般的ではありませんで、
このドラマ放送中の昭和44年7月1日に三田がミュージックフェアに出演しているのですが、
歌ったのは「忘却の日記」と「博多子守唄」。
同じフジテレビのドラマ主題歌で、きちんとレコード化もされているのに、
「幸せですのよあたくし」を歌わなかったあたりが当時ならではという感じです。

幸一は植木職人の息子で、中卒ながら、苦労の末にスーパーの社長となった男。
そんなスーパー福寿堂が開店五周年という節目となり、社長の幸一に縁談が舞い込む。
これがまた驚く見合い話で、相手は世が世ならお姫様として扱われるような深窓のご令嬢。
八つぁんとお姫様の結婚生活、果たしてどうなりますやらというコメディー調でした。
子役時代から活躍していたものの、今一つ伸び悩んでいた三田佳子が、
果敢に新境地に挑んだドラマなのでした。

6月4日放送分では、当時肩下20cmは有った三田の長い髪を、
元ジャニーズの真家宏満に切ってもらう場面が有りました。
普通はカツラで済ませるわけですが、この時の三田は色々と変えたかった時期なのか、
本当の髪を切る事になり、30cm程もバッサリと切る事に。
これには真家の方が緊張してしまい、ハサミを持つ手も震えたとか。
コメディードラマ、歌手活動、そして断髪と、新しい自分に挑戦したかった時期なのでしょう。

そんな三田の意気込みが利いたのか、演出の藤井謙一は、
それほど視聴率が高かったわけでもないこのドラマの延長を提案し、
それが提供会社、広告代理店、出演者、制作側の賛同を得て、
都合丸一年ものあいだ放送される作品となったのでした。
当時、藤井が寄稿した文章が残っておりますが、そこでは視聴率絶対となりつつある状況を憂い、
この番組の様な例は貴重な事であるとしておりました。
11月には名鉄ホールで舞台化もされるなど、地道な展開を広げていました。

藤井の文章の最後は、「テレビ界は、今、すべてが発言すべき時だ。
チクロ(視聴率の比喩)は追放されなければならない」と激しく結ばれておりました。
けれども結果は、当のフジテレビの大転換により、より見苦しい視聴率絶対時代が到来。
以後は年々歳々腐敗し続け、やがて出てきた塵の中で育った連中はその汚さも自覚できず、
今の方がよく出来ていると胸を張る始末。こういう発言を噴飯ものというのでしょう。
そんな藤井に賛同した提供会社は、信託銀行六社。
武田薬品枠主題曲の前奏に似た荘厳な出だしで始まる音楽に乗って、
「三井、三菱、住友、安田、東洋、中央。ご覧の信託銀行六社がお送りしました」
♪ ジャーンジャジャ~ンと締め括られる信託銀行枠の番組EDが懐かしいです。
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