私的 昭和テレビ大全集
Google
Web全体から検索 当ブログ内 検索
総計
昨日  本日

02 | 2017/03 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -



ショック!! (1969)

該当番組画像募集


後に『木曜スペシャル』で「決定的瞬間」とか称してやっていたようなものを、
毎週毎週放送していたキワモノ枠でした。
東京12チャンネルが誇ったキワモノ特番枠『金曜スペシャル』、
しかしそのグロ方面の血脈は、この日本テレビ『ショック!!』に端を発するのです。
もっと言えば、更にその大元には、やはり日テレの『すばらしい世界旅行』が有ります。
大体、エロ番組だってその発祥は日本テレビであるものが多そうだし、
これまであまり指摘されていないけれども、実は日本テレビという局は、
「オゲレツの日テレ」という通り名を与えられてもおかしくないくらいの局なのです。
悪名を全部12チャンに押しつけて涼しい顔しておりますが(笑)。

この『ショック!!』には二期ありまして、第一期は昭和44年放送の物。
内容はその名の通り、ショッキングな映像をテレビに流そうというものでしょう。
司会は川口浩。脇の女性にパトリシア松浦。第一回は「恐怖の海中ダイビング!!」。
火だるまのシボレーが時速100キロで海中に飛び込むというもので、
爆発しないか、脱出できるかという危険に、スタントマンが挑むもの。
第二回は「北海のギャング・トドを追う」と題し、漁師ととトドとの死闘を描く。
その後も『人間釜ゆで』『引田天功 火の大脱出』『オートバイ死の断崖制服』
『壮烈!イノシシ狩り』『時速160キロ死の大激突』『驚異の催眠術』等々と、
東京12チャンネル臭をプンプン漂わせるいかがわしい番組がズラリ(笑)。

ただ、番外地12チャンネルと誇り高き第一局日本テレビとの違いか、
こちらは申し訳なさというか、隅に隠れた感じがまるで無い(笑)。
放送時間は堂々たる木曜夜7時半。提供はバスクリンの津村順天堂。
時間帯からしても、やはり『木曜スペシャル』の前身と考えて良いでしょう。
催眠術に対しては、当時から怪しい、信じられないという意見が有るも、
制作側は真っ向から、「すべて事実」と断言して回答するという天真爛漫さ(苦笑)。
これで通っていたのですから、テレビも無垢というか無責任というかの時代でした。
催眠を解いた後にピアノを壊させるという「後催眠」も披露したようですが、
この時の術士は世和玄次という人物でした。
この頃は大脱出で当番組に出ていた引田天功が、後に催眠術をパクるのですが(笑)。

一旦間を開け、昭和45年に始まった第二期は、更に物凄い番組でした。
「海外シリーズ」と称されたように、中年米、そしてアフリカを回って撮った、
本当に衝撃的な映像を数々流す事に成功。
日本テレビには既に『すばらしい世界旅行』という素晴らしい記録番組が有った訳ですけど、
行ってる地方が丸被りなのに更に収録を行っているのは、
だってこちらは、12チャンネル臭のキツイ、グロ路線の映像が主だったから(笑)。
しかしながら、興味本位からも、学術的見地からも、かなり貴重な映像が目白押しでした。
チャロというメキシコのロデオのような競技では、取材班の目の前で死亡事故が。

ペルーでは原住民に猿の丸焼きをご馳走になるも、そのあまりの臭いに戻す者が続出。
そんな連中の中で真っ先に食いつき、「こりゃあいけるぜ」と宣ったのが、
この海外編の隊長である、かの川口浩その人でありました。
この第二期では、司会者という傍観の立場から転じ、隊長という激務を引き受けているのです。
ブラジルでの「カンドンブレ」という儀式は、鶏の首を切って、
その生き血を少年に注ぐというものであったり、
これらは、かの第一期すらも問題にならない過激度なのはもうお判りでしょう。
従いまして放送時間も、月曜の夜10時台へ変更になり、提供も各社枠に。

自分の舌に釘を打つ男、上半身は二人だけれど下半身は一人の女の子、
コプト教徒による牛殺し生肉掴み食い、ハイエナに口移しで肉を食わせる男、
象狩りと解体、心霊術士アリゴー、ピグミー族等々等々、これこそが本当の万国びっくりショーだろう
というくらいの驚愕映像を、あの川口浩が、きちんと先頭に立って(笑)収録したのです。
身の危険も本当に度々で、中でも象狩りの時は、待望の象が現れて狩人達が興奮してしまい、
撮影準備も出来ていないのにライフルを機関銃のように撃ちまくった。
慌ててスタッフが狩人の前に出て静止しようとするも、
弾はその頭越しにビュンビュン飛んでいくという、正に命懸けの取材。

単純に体力的にも、また今よりも遥かに遠い異国の異文化に数ヶ月も暮らしたという事でも、
それだけ取っても気の遠くなるような苦労の末に得られた、貴重な映像の数々。
もし現存していれば学術的な意味すら今では持っているでしょうが、
ちょっとCSとかでも放送はけっこう難しそうな感じがします。
後にテレビ朝日『水曜スペシャル』の探検隊隊長としては笑われてしまう立場になったものの、
この時の川口隊長は、紛う方無く体を張った命も危うい取材を、
中南米、アフリカと、二度に渡って数ヶ月敢行していた、真の冒険者でした。
いや、きっと『水曜スペシャル』も体を張っていたでしょう。
内容はこの番組と違い、大嘘ばかりだったけれども(笑)。
関連記事


◆◆ 関連記事 ◆◆

Loading...

[猫カフェ]futaha



この記事を読んでくださった方へ

この記事を読んだよ~という方、できれば下のコメント欄からコメント下さい。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。
コメント
この記事へ寄せられたコメント
↑
コメントを投稿する
HP
アドレス:
コメント:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
↑
レンタルCGI
管理者用
ブログパーツ