私的 昭和テレビ大全集
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二人の世界 (1970)

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あおい輝彦による主題歌が売れに売れたんですよね。
国産ドラマで歌謡歌手が歌ったレコードとしては、美空ひばりの『柔』以来の当たりかと。
木下恵介アワーで最高視聴率を取ったとされる『3人家族』と同じ山田太一脚本で、
こちらも結構な当たりだったかと思います。
我が家は元々、木下恵介劇場から見ておりましたけれども、
そんなこんなで両作も共に見ておりました。
共通するのは、やはり木下恵介監修だからなんでしょうか、
全編で貫かれている品の良さと、主題歌の心地良さだったですね。
あちらも歌っていたのはあおい輝彦で、まあまあ当たったと思います。

番種を規定すると「ホームドラマ」か「恋愛ドラマ」でしょうけど、
主役の二人、所謂恋愛期間は物凄く短くて、
ほとんど出会ってすぐに結婚しちゃうんですよね。
今の眼で見ると、おいおいとも思うんですけど。
で、物語はほぼ全て夫婦となってから描かれるので、
通常の恋愛ドラマの感覚からすると、やや違和感は有るのですけど。
でも、やはりこのドラマは「恋愛ドラマ」だった気がする。
べつに、夫婦の愛情を描いた恋愛ドラマというのが有っても良い訳ですが。

その二人というのは、竹脇無我と栗原小巻。
もうね、時代を代表する美男美女の組合せだったんですよね。
そもそも先述の『3人家族』もこの二人の共演でしたし、
この『二人の世界』は、感覚としては続編として制作されていたのでした。
他にNET『夫婦の設計』というのも有って、この頃、この二人は理想の組合せ。
劇中で甘くじゃれ合う二人に憧れを抱いた若者も多かったでしょう。
当時、一年に結婚する二人は百万組と言われ、広告では、
「このドラマを──────ことし結ばれた 百万の 新婚家庭に ささげます」
と書かれ、二人がケーキカットする写真が使われておりました。

物語としては、出会ってすぐに親密度を深めていき、
とんとんと結婚まで進んだ二人が、共に試練を乗り越えていくというもの。
まずは結婚してすぐに夫が会社人事に反感を持ち、
脱サラによるスナック経営に乗り出してしまうのですね。
脱サラという生き方が、色々と話題になり始めた時期でもありました。
山田太一お得意の?不倫による家庭崩壊も、妻の実家で起こります。
更には嫁姑関係、兄弟との関係などで多少のイザコザが生じるという。
しかし、これらは実生活でも普通に起きている問題でもありました。

冒頭で、「木下恵介アワー。この番組は、日産自動車の提供でお送りします」
というような矢島正明によるフリップOPが有ったと思う、『木下恵介アワー』。
当時のドラマであり、また木下恵介作品という事も有って、
これらの問題も二人はなんとか協力して乗り越えていくという描かれ方で、
言ってみれば古き良き時代の新しい理想の夫婦像を描こうとした作品、
という印象をワタクシは持っておりますが、ちょっと解りづらいでしょうけど(笑)。
スナック経営というのは当初資金も少なめで良いらしく、
当時の脱サラ業態では一番人気だったというのですね。
山田太一脚本らしく、そうした世相も反映されております。
主題歌のあおい輝彦も、栗原小巻の弟役として、『3人家族』同様に出演もしてました。
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この記事へ寄せられたコメント
多分、最も好きなドラマの1つ
ドラマってジャンルがやや苦手な私が、再放送で最ものめり込んだドラマ(さすがに本放送の頃はまだ幼児も良いところでしたけど)の1つですね。
周囲で起こる様々な困難を夫婦が力合わせて乗り越えていくって展開が良かったですねぇ。
多分に夫婦が力を合わせてなんて事など全くしない我が家の環境が影響している様にも思いますけど(笑)。

只、この時代のドラマって、少なくとも1970年代半ばには殆ど再放送されなくなってしまった様に思います・・・・・・・、古めかしいドラマと思われてしまったのかなと。
「古き良き時代の新しい理想の夫婦像を描こうとした作品」との説明、私には良く分かりますよ。
核家族化が進行しつつあった時代に、理想の核家族を描こうとした作品と言うか。

その後、木下恵介門下から離れた山田太一先生が「岸辺のアルバム」で家族崩壊を描く方向へと行ってしまったのは、ある意味惜しい気もしますけど、ドルショック〜オイルショックと将来に対する不安が俄に大きくなり「日本沈没」や「ノストラダムスの予言」がベストセラーとなった世相より最早理想を描けなくなってしまったという事でしょうかねぇ・・・・・。

2014/11/03(月) 13:42:21 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
んー、なんか意外感が大きいというか(笑)。

いやあ、夫婦で力を合わせてなんて、そんな家庭あんまり無いと思いますよ(笑)。
大体は罵倒のし合いになってしまうのでしょうが、そこに一石を投じたかったのかな。

おお。解って戴けましたか。
ワタクシもTXさんの解説文を読んで、初めて自分が何を言いたかったのか理解できた気がします(笑)。

『岸辺』もね、やはり太一さんの作品らしく、絶望では終わってませんからね。
あそこはドラマ作劇本位としては異論が有る人も多い終わり方だと思うのですけど、
あれが山田太一さんの外せない一線なんだろうなとも思うんですよね。
2014/11/04(火) 01:30:49 | URL | ごいんきょ
いい曲ですね
ドラマも、懐かしの番組などでたまに見ますが、あおい輝彦の主題歌がなんといってもいい曲ですね。

いかにも’70年代的(この頃はまだ’60年代の香りが残っていたかも)なロッカバラードで、どことなく、「白いブランコ」にも似ています(意識していたんでしょうか)。
2014/11/30(日) 08:24:45 | URL | 10000k
おお。そう言えばソックリ。
パクリでしょうね(笑)。
2014/11/30(日) 23:41:50 | URL | ごいんきょ
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