私的 昭和テレビ大全集
Google
Web全体から検索 当ブログ内 検索
総計
昨日  本日

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -



私がつくった番組 (1972)

該当番組画像募集


今年の春ですか、東京12チャンネル開局50周年記念特番が放送されましたが、
そのうちの今風な作りでつまらなかったものじゃない方で(笑)、
衝撃の番組を初めて見聞しました。
萩本欽一など著名人が、自分の作りたい番組を作る。
特に美輪明宏が丸山明宏の名前を捨て、美輪明宏として出発するという
記念すべき番組が作られていて、しかもそのビデオまで残っているなんて!
また、内容もどれも先取的と言うか、もっとハッキリ言えば訳の解らないものが多く(笑)、
特に美輪明宏の回では、理解不能な映像構成が次々繰り出される。
でも、こと美輪明宏に限っては、それが不思議と合致しているという(笑)。

これが、『私がつくった番組』という番組でした。
きっと誰も知らないこの番組は、何故かと言えば東京12チャンネルの番組だったから(笑)。
毎週金曜、『人に歴史あり』に続く夜10時半から30分。
という事は、我が家は見ていた感じなんですけどねえ。
裏番組を調べたけど、それほど強い番組やってないんですよね、この頃は。
だから多分、少しくらいは見た事あるはずなのですが、覚えが無い。
我が家はこの時間、『人に歴史あり』のあと何を見ていたのだろう?
赤塚不二夫の回とか美輪明宏の回を見たら、絶対に忘れるはず無いものなあ(笑)。

赤塚不二夫はフンドシ一丁で、裸のねえちゃんを追いかけ回したとか、
美輪明宏の時は後ろのおばさん連中が、意味無く全員が西瓜に齧り付いている(苦笑)。
先の特番で見た時には、さすがに時代が早すぎだろと思いましたけどね。
これらを演出したのが佐藤輝。会社はテレビマンユニオン。
独立制作会社の先駆けテレビマンユニオンの作品だから、映像が残っていたのですね。
なんとかCSで放送して欲しいものですが。
これに限らず、発掘して欲しい番組はまだまだ限りなく有ります。

佐藤輝の演出は、先端揃いのテレビマンユニオンの中でも異端視されたもの(笑)。
萩元晴彦や今野勉といった、当時のテレビ制作のカリスマ的存在から睨まれ、
それは『遠くへ行きたい』の演出で爆発して、ついに佐藤は独立するのですが。
しかし、佐藤も言っているように、テレビ制作に新天地を求めたはずの
テレビマンユニオンとしては、制作中止命令は有り得ない選択でしょう。
どういう事情かがよく解らないので一概には言えませんが、
佐藤の言い分だけを聞くと、ワタクシも非常に失望を禁じ得ません。

尤も、この番組でも既に佐藤は初期の段階で外されそうになっていて、
加藤和彦が「友達を招いてカレーパーティーをやりたい」と希望したので、
みんなでカレーを食べているその周りで、ローラースケート20人ほどが
ずっとグルグル回っているという、意味無い馬鹿馬鹿しい映像を流し(笑)、
提供会社の西武から外されそうになったというのですが。
そこをプロデューサーのばばこういちが庇い、
次で5%を超えなければクビという話まで譲歩させた。
で、美輪明宏の回で奇跡のような5%超えで首が繋がったという話です。

第一回は、吉永小百合による遊女考。自ら遊女を演じ、語りも交えての回。
その後も中山千夏、美空ひばり、萩本欽一、小林旭、鰐淵晴子、黒柳徹子、
永六輔、青島幸男、阿久悠、森繁久彌、植木等、キャロル等々、等々。
これ、東京12チャンネルの番組ですからね、繰り返しますけど(笑)。
ちなみに萩本欽一は、その姿勢に共鳴し、当時テレビマンユニオンの一員でした。
こんな豪華絢爛な人々が、自分の趣味嗜好を指示しての番組制作。
ああ、なんで今まで埋もれさせていたのでしょう。勿体ない。

昭和芸能史にすら一石を投じるこの番組、どこが再生させてくれますでしょうか。
印刷媒体では、最近出たばかりの『アナーキーテレビ伝説』がよく掘り下げてくれました。
今回の記事も、ほぼ全てそこからの転載のような感じです。
全回放送リストも有ったり、当事者インタビューも有りという作りなのはともかく、
その番組の顔触れがなかなか凄い(笑)。
バラエティからドキュメンタリーまで、様々な番種の尖った番組を掘り下げております。
ようやくこういう本を作る人々が出てきてくれたかと思うと、感慨深いものが。
ま、ワタクシが感激するような物がどれほど売れるのかという懸念も有りますが(苦笑)。
関連記事


◆◆ 関連記事 ◆◆

Loading...

[猫カフェ]futaha



この記事を読んでくださった方へ

この記事を読んだよ~という方、できれば下のコメント欄からコメント下さい。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。
コメント
この記事へ寄せられたコメント
私もその番組見ました
テレ東の開局記念日当日の夕方に放送していた方の記念番組ですね。
私も拝見しました。
テレビ東京(というより東京12チャンネルですか)のイズムである「よそのやらないことをウチがやる」という精神に満ちた前衛的な番組でしたね。

提供をしてたのは西武でしたか。
おそらく百貨店のほうかな?
後にセゾングループ全体で「セゾン文化」と称されることとなる、一種の文化メセナに熱心だった会社だったからこそ我慢出来た番組だったのでしょうね。

当時の12chって今の首都圏の地上波テレビ局で言えばTOKYO MXくらいのポジションに近いと思うのです。
ネット局を持たないからこそ身軽に動けたという良さもあった。
その後、テレ東も曲りなりにネット局を抱えるキー局になってしまい、それを養っていくために若干窮屈な番組編成になっていってしまったことは、今となっては良かったことばかりではないはずです。
2014/11/18(火) 18:46:25 | URL | 通りすがり
夜にやったさまぁ~ず司会のは、今風な作りで酷かったですからねえ(笑)。
一方のそちらは、かなり面白かった。時間が短すぎでしたけどね。
ああいう作り方をして欲しいですよ、開局記念番組は。

どちらかは書いてないのですが、おそらく百貨店だろうとワタクシも思います。

うーん、さすがにMXと同じと言われると、テレ東さんも歯痒いものが有るのでは(笑)。
でもMXも、今の状況にしてはなかなか尖った番組をやっているようですね。
2014/11/20(木) 07:12:49 | URL | ごいんきょ
↑
コメントを投稿する
HP
アドレス:
コメント:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
↑
レンタルCGI
管理者用
ブログパーツ