私的 昭和テレビ大全集
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ベン・ケーシー (1962)

ベン・ケーシー(1962)BEN CASEY

♂ 男
♀ 女
* 誕生(実際には横線もあり)
† 死亡
∞ そして、無限


カツカツと小気味よい音を立てながら黒板にチョークで記されていく学術記号。
乾いたナレーションと相まって、これから始まるドラマ世界が、
決して浮ついたエンターテイメントではない事を知らしめる導入部。
初の医学ドラマ『ベン・ケーシー』は、脳外科医が主人公とあって、
人間の尊厳にまで迫るテーマもままある、社会派ドラマでした。
昨今、医師原作による漫画やドラマでこうした作品世界も増えてきましたが、
まだまだテレビ黎明期とも言えた当時、日米ともにこのような
娯楽性のほとんど無いドラマは一種の冒険でした。
日本でのスポンサーは三洋電機。
初のリモコンテレビ『ズバコン』を作ったりと隠れた部分での技術力は名高く、
テレビ界に於いても、いろいろ冒険的な提供をしています。
国産初のスペース・オペラ『宇宙Gメン』や、国産初の本格カラーアニメ
『ジャングル大帝』などは、マニ屋さんにも有名なところです。
ただ、このベン・ケーシーの提供は三洋としても本当に冒険で、
実は『ハワイアン・アイ』をやりたかったのを、コインの裏表で決めたという伝説があります。

当時のアメリカドラマって、冒頭のナレーションで惹き付けるってのが多いですね。
ミステリーゾーンの導入部はウルトラQにパクられましたし、
スーパーマン、アンタッチャブル、逃亡者、奥さまは魔女…等々。
OPでの病院の廊下。見るだけで陰鬱な気分になりますね。
そして搬送される女性の目線になり、無機的に流れていくただ白い天井。
テーマ音楽のラストに被さるように視線に入ってきて安堵させるケーシー医師。
主役のビンセント・エドワースの理知的で整然としたマスクと、
それに反する激情的とも言える演技は、日米共に熱狂的なファンを産み、
150話を超える長期シリーズを誇りました。
1963年1月11日に記録した50.6%の視聴率は、
日本の外国ドラマ史上最高視聴率として輝いています。

で、この番組の大ヒットはちょっとした副産物も生んで、
大正テレビ寄席などで活躍したピン芸人・ケーシー高峰。
我々の世代は、ケーシーと言うとどうしてもセットで思い出してしまう(苦笑)。
キャスター付きの黒板を舞台に繰り出し、カツカツとチョークで書き記しながら
講義風に進めていく医学漫談。
医学ってもね、保健体育というか、簡単に言えば猥談というか(笑)。
当時の寄席客席の主流であろうおじちゃん・おばちゃん連中が
自分達でもしょっちゅうやっているであろうレベルの猥談を、
白昼堂々、テレビでやっていたんだからなあ。
ベン・ケーシー医師も、知ったら苦笑するであろう(笑)。
と言うわけでセニョールあんどセニョリータ。 グラッツェ。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
ケーシーに
勉強になりましたぁ~!
グラシアス アミーゴスw
2005/03/29(火) 14:18:42 | URL | おば
グラッツェ
ケーシーさんの講義は、もっと勉強になりましたけどね(笑)。
ああいう芸人が楽しめる番組も、せいぜい笑点ぐらいになっちゃったなあ。
2005/03/29(火) 18:46:21 | URL | ごいんきょ
懐かしい番組とその提供スポンサー
こんにちは。
わしはどういう訳だか、昔の番組の中身は断片的にしか覚えておらんが、番組の提供スポンサーを鮮明に覚えております。無論毎週おんなじようなCM素材を流すのだから記憶の摺り込みができていたのであろう。
例えば、「ローンレンジャー」日本電気の提供だったとおもうが(NEC)、当時やたらと「水晶振動子」、多分、クオーツのことだと思うが、「水晶振動子」って言葉が耳にこびりついておる。
「おわん おわんのマーク 味 味 味の素・・・_今日はネ 台所(だい~どころ!)・・・」
「うちのママは世界一」中身は全然覚えていないが、番組冒頭の巨大な「おわん」のネオン広告(上から下へ点滅し、下から上へ・・) スポンサーの術中にハマった当時の典型的なガキだった。「ベン・ケーシー」覚えておるよ。当時、『お子さまは、9時をすぎたら眠りましょう。』って信じられないテロップが画面に表れるんだよ。だから、「ベン・ケーシー」はお子さまが眠ったあとの番組だったんだね。
わしの親父の同僚で、自分は「ベン・ケーシー」にそっくりやと言い張る全然似てないオッサンがおった。強いて云えば眉毛がちょいと太いくらいで、背丈が160ぐらいのチンケなオヤジだったよ。

またなんか送るよ。じゃぁな。
2006/05/24(水) 18:48:08 | URL | taku
貴重なお話
これはこれは、貴重な情報が目白押しで。
中身よりもOP・EDやCMの方を覚えてるって有りますよね。
同じものを毎週流されるわけですから。

ローンレンジャーもうちのママは世界一も、
どちらも再放送困難な作品のようで。
パパはなんでも知っているはTBSでやりましたが。
金融ものの看板を見るとローンレンジャーを思い出す世代って
あると思うんですよ(笑)。

提供については勉強になりました。
特に、味の素でそんなOPが有ったんですか。
ホイホイミュージックスクールとか九ちゃんとか、
味の素は精力的に自社をアピールしてましたよね。
我が家もそのコマーシャリズムの軍門に下り、
食卓には醤油と味の素がいつも有りました。
おしんこでもなんでも、味の素をかけて食べてましたね。
海原雄山に聞かれたら、食を愚弄するにも程がある!
と怒鳴られそうですが(笑)。

>お子さまは、9時をすぎたら眠りましょう
テレビ関連の本はけっこう読んでいる方だと思いますが、
これも初耳でした。うーん、貴重なお話だ。
今では朝でも夜でも、アニメ放送の前には必ず注意がありますね。

>またなんか送るよ。じゃぁな。
また来てくれよな!(トルネコ調)
2006/05/28(日) 22:16:07 | URL | ごいんきょ
美しきスザンヌ
リアルタイムでは観ていなかったけれど、ヒッチコックの「鳥」にも出演したスザンヌ・プレシェットが登場する「青白き馬(?原題Pale horseだったと思うけど…)」の回が好きだなぁ。
ヴィンセント・エドワーズとの別れのキスシーンはとってもロマンチック。
ともすれば無機質な画面とは裏腹に、奥の深いヒューマンドラマだと思う。
2006/09/27(水) 19:11:30 | URL | (ハンドル未記入)
熱いケーシー先生
かなりのアイドル的人気を博したビンセント・エドワースさん。
その演技は直情的で、冷静であるべき医師にあるまじき場合もありましたが、
そうした部分が血の通いというか、ドラマの深さというか、
まさしくヒューマンドラマに仕上げていたと思います。
2006/09/27(水) 23:28:27 | URL | ごいんきょ
ケーシー・スタイル
皆さんは、横にボタン(又はファスナー)がついている半袖(稀に長袖)の白衣を見たことがありますか?
あれ、ドラマの中でベン・ケーシーが着用していたことから今でも「ケーシー・スタイルの白衣」と呼ばれています。確かケーシー高峰氏もこれを衣装に使っていたはずです。
2007/05/04(金) 18:58:27 | URL | うみがめ
へえ。それは初耳ですね。
と言うか、普通の白衣はそうじゃないんですか。
ケーシー高峰さんはちゃんとこだわってたんだ(笑)。
2007/05/04(金) 21:32:44 | URL | ごいんきょ
子供に優しい人
夕方の再放送で診ていました、ではなく観ていました(笑)。
ケーシー先生が患者さんに対してでも容赦なくきつい話し方のときがあって、ちょっと怖かったです。
けれど、子供にはいつもとても優しくて、病気の子が羨ましいなんて子供心に思ってしまったことがありました。

少ししてドクター・キルディアというお医者さんのドラマがありました。
ベン・ケーシーの真似?という感じがしましたが、キルディア先生は若いインターンでした。
後年シンデレラという映画を観たときに王子様がキルディア先生でした。
2008/03/11(火) 18:08:49 | URL | モデラート
ケーシー先生は医者にしては感情の起伏がけっこう大きかったですかね。
そこら辺の人間味が人気の秘密なんでしょうけど。
キルディアもありましたね。
医者ドラマも当時いくつか出てきました。
2008/03/13(木) 07:21:10 | URL | ごいんきょ
ベン・ケーシーのテーマ
ケーシー高峰師匠の漫談の出囃子ですよね。

先週放送のテレ東「巷の話」にご出演されていましたが、相変わらずで何よりです)^o^(。
男根やらラッパ管やらおたまじゃくしやら、さすがエロのテレ東です。
2017/05/08(月) 22:52:31 | URL | TSUSHIMA
出囃子に使ってましたっけ?
なんか、その印象は残って無いな。
場合に拠ったんでしょうね。
まだまだ現役とは嬉しい限りです。
2017/06/11(日) 13:39:35 | URL | ごいんきょ
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