私的 昭和テレビ大全集
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めぞん一刻 (1986)

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高橋留美子という漫画家は、ワタクシの大のお気に入りだったのですよ。
『うる星やつら』は、女性漫画家がよくこんなギャグを描けるなという
新鮮な驚きで、一気にやられてしまいました。
でも、所謂ヲタク連中は、あれをラブコメ扱いしていたのが気に食わなくて。
いやー、『うる星やつら』はギャグ漫画だろ。
作者だってそんな眼で見られたくないだろうに。
と思っていたら、作者がどんどんラブコメ路線にしてしまうという末路。

その『うる星やつら』絶頂期に、ビッグコミックスピリッツという、
新進青年誌の呼び物として連載が始まったのが、『めぞん一刻』でした。
高橋留美子ギャグ全盛期だけに、これも面白かった。
友人からその存在を知らされて、これまた一気にノメリ込みました。
スピリッツは隔週刊誌だったので、なかなか単行本が発売されなくてねえ。
新刊をいつも待ち焦がれていたものです。
こちらは、一刻館という二階建てのアパートに住む事になった五代君が、
そこの管理人である音無響子さんに一目惚れという設定でした。

どちらも途中まではギャグ漫画として猛烈に好きだったのですが、
どちらも連載が長期化するにつれ、主役同士の関係を進展させないわけには
いかなくなってきてしまったのですよね。
特に『めぞん一刻』の方は、現実世界で描いておりますので、
五代君の恋が成就するかどうかという一点に絞られていく訳です。
響子さんは若くして結婚したものの、これまた早々に夫を亡くしてしまった未亡人。
浪人生と未亡人の恋路という事で、設定そのものはなかなか複雑なんですけどね。

ただ、未亡人とは言っても若いし、しかもかなり美形なので、
金も頭も無い、普通の風体の五代君では、未亡人と言っても釣り合わない感じ。
勿論、恋のライバルはいて、三鷹というテニスコーチが間に入るのですが、
しがない浪人生から三流大学生となった五代君と、
美男子で金持ちという、絵に描いたような振られ役の三鷹コーチ(笑)。
漫画世界でなければ、誰が五代君を選びますか(苦笑)。
更に回が進むにつれ、五代君を慕う女の子や、三鷹コーチを追う女性等が現れ、
人物関係は一見、複雑化していくのでした。

ま、しかしなんだかんだ言ってこの漫画は、四谷さんが全てでしょう(笑)。
大酒飲みの主婦・一の瀬さんもいい味出してましたけど、
怪人・四谷氏がいなかったら、笑いもかなり減殺されていたかと思います。
尤も、そんな怪人・四谷氏の存在をもってしても、
流石に終盤のドラマ盛り上がりは如何ともし難く、
ごくごく普通の恋愛漫画として収束していく様には、
予想しながら見ていたとは言え、幻滅を感じていたものです。
それでも最後の場面は、綺麗で良かったですけどね。

でまあ、テレビの方の『うる星やつら』が終わるという事になった時、
或る程度漫画に詳しい人なら、みんなが予想していたと思うのですけど、
その通りに後番組は、この『めぞん一刻』となりました。
ワタクシはその頃は、まだ原作がかなり好きだったので、
単純に筋追いのためだけにテレビの方も毎週見ておりました。
『うる星やつら』の方はかなり原作レイプされてしまいましたが(苦笑)、
こちらは淡々と原作通りに進めていたので、そこは好感を持ちつつ。

で、当初はあまりに原作通りに進めたために、クリスマスの時の話が、
6月頃に放送されるという事になっていて、それもまたどうなのという感じでしたが。
予告編で響子さんが、「季節は何故かクリスマス」とか言っておりました(苦笑)。
響子さんの声は島本須美で、これはよく合っていまして、文句無しでした。
五代君もまあまあ、あんな感じでしょうし、四谷氏の千葉繁は、またいい役を得ましたね。
一の瀬さんも合ってたし、声の配役では不満が全く無かった。
これだけ原作ファンの目に叶う配役のテレビ漫画って、そうは多くないと思うんですよね。

ただ、前作『うる星やつら』の時からの悪弊なんですけど、
キティレコードのプロモ私物化みたくOP・EDを使っているのは不快でした。
どれも漫画と合っているとは言えない歌だったし、しかもコロコロ替わるし。
しかし、展開も煮詰まってきた頃にOP主題歌として登場した、
村下孝蔵の『陽だまり』は良かった。
声が綺麗だし、詞も良いし、番組世界も多少なり意識している感じだし、
何よりも桜舞う、あの最後の場面に向けてきたなという感じが。
ああ、最終回に近づいているのだなという一抹の侘しさを、
明るめの曲調で補っていく感覚がね、とても複雑な気分でした。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
響子さ~ん!
もう、めちゃくちゃ好きでほぼ毎週見てましたね!ご隠居さんのおっしゃる通り、声のキャスティングは文句なさすぎです!伍代くんの声の二又一成さんにすれば、唯一の主役ではないでしょか?で、響子さんは島本‘永遠のクラリス’須美さんの甘く優しい声、一ノ瀬のおばさんの青木‘ジャイアンの母ちゃん’和代さんの如何にもの雰囲気、そしてなんといってもこの人しか考えらんない千葉繁さんの四谷さん!!又、個人的には斎藤由樹さんの歌った第一opの悲しみよ今日はが良かったですね。え、映画版?それは黒歴史ということで・・・・・・・
2014/12/25(木) 02:05:17 | URL | かむい
最後までは見てなかったかも…
ごいんきょさん同様、原作の大ファンでした。そもそも高橋留美子ファンだったという点も同様。「勝手なやつら」とか「ダストスパート!」なんかも入手してました。

TV版のほうも、客観的に見ればよくできた番組だったとは思いますが、やはり思い入れが強すぎた(笑)。何かがひと味足りない…という印象に終始しました。

思えば、あれは、青年誌ならではのエロ的要素だったのかと思います。19:30の番組じゃちょっと…という。しだいに見なくなっていた記憶があります。

最初の主題歌「悲しみよこんにちは」(斉藤由貴。作曲は玉置浩二)はやはりけっこう好きで、当時入手した17cm盤も持っております(^^;)。
2014/12/25(木) 17:40:44 | URL | nardo
よくできてたと思いますよ
これが好きでスピリッツ買ってましたし,単行本は全巻揃えました。大人になって買った唯一のコミックです。コミック&アニメオタクの嫁さんも全巻持っています。男の気持ちをよく知っている作者だということがうかがえます。
ひたすら五代君の妄想と2人の誤解で進むストーリーですが,こうした話が成立したのも携帯がない時代だからでしょうね。
いい歳して?アニメもしっかりと見ていました。原作を外さずになかなかよくできていたと思います。ばあちゃんがあまりにも小さいので驚きましたが。

映画版って?五代君が石黒賢でしたっけ? テレビ実写版は割合と最近ですよね。響子さん役は引退したあの女性…名前忘れた。

2014/12/26(金) 18:38:33 | URL | 元朗
映画版のキャスティング
音無響子→石原真理子(もう最低のミスキャスト!) 伍代くん→石黒賢(わりかし良いかも。) 朱美さん→宮崎美子(これもミスキャスト!個人的には美保純さんかな?) 一ノ瀬のおばさん→藤田弓子(はまりすぎ!) 四谷さん→伊武雅刀(もう少し後なら竹中直人さんかな?でもこれもはまりすぎ!)何故石原真理子だったのかよくわかりませ~ん!
2014/12/26(金) 23:52:29 | URL | かむい
● かむいさん
二又一成さん唯一の主役というのは、当時のヲタク連中も指摘してました(笑)。


● nardoさん
はいはい。『勝手なやつら』『ダストスパート』、勿論買いました(笑)。
結局、原作を知っている人間はその筋を追うだけになりますからね。
エロ要素ありましたっけ? ワタクシ、留美子さんの漫画でエロを感じた事は無いのですよ。
留美子さんの巨乳にはエロを感じましたけど(笑)。
初代OPの歌も良かったですね。


● 元朗さん
うーん、携帯が無いからか。
でもあの頃の留美子さんなら、それでも上手く描いた気も。


● かむいさん
何故みんな、映画版に触れるのだろう。
ワタクシの中では、あれは『めぞん一刻』とは別次元の話なのですが(笑)。
黒歴史と言うより、空白。 無(笑)。
2014/12/28(日) 09:40:21 | URL | ごいんきょ
オープニング
オープニングでは、なんといっても「悲しみよこんにちは」の印象が強いですが、一時、ギルバート・オサリバンの名曲「アローン・アゲイン」が使われてました。

しかし、アニメのイメージに合わないと不評で、すぐに「悲しみよこんにちは」に戻されました。

ところで、「悲しみよこんにちは」は、当初の予定では、ボサノバ風のメロディーが用意されていたそうです(作曲も同じ玉置浩二で)。

世に出た曲は、後に大量に出てくる元気づけ系モータウンのはしりのような曲ですが(タイトルも逆説的)、これなら、フランソワーズ・サガンのタイトルをいただいた曲名もわかります。

ずっと後年になって、実写ドラマ化されましたが、この時は、響子さん役は伊東美咲でした。

もちろん賛否両論ありますが、少なくとも石原真理(子)よりは合っていたとおもいます。
2015/01/18(日) 17:29:28 | URL | 10000k
一時ではなくて、一回だけでした。
なんだか汚い絵だなと思っていたら、翌週にはまた元のOPに戻っていたという(笑)。

ボサノバだと、歌は良かったとしても番組世界からは浮きそうですね。

ワタクシ、当時の島本須美さんならドラマ化しても許せたと思うんですよ。
そんな美人というほどではないけど、慎ましい感じとか合っていたと思うんですよね。
2015/01/18(日) 17:50:03 | URL | ごいんきょ
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