私的 昭和テレビ大全集
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素顔の青春 (1967)

レコード版ライト巻之伍発売を記念しまして、
巻之伍で音盤をご紹介したドラマを数本扱ってみたいと思います。
今回は、夕方6時台に子供番組が普通に有った時代に、
やや対象を上にした青春ドラマ枠が有ったという、この番組です。



BK。
コールサインJOBKから呼ばれる通称で、NHK大阪の事です。
テレビに於けるBKは、特にテレビドラマで気を吐いたものが、
昭和時代には注目を浴びていたものでした。
どれも特異な燦めきを放っていたかと思われるのですが、
月~土曜夕方6時半からの二十分枠は、子供向けの時間帯に、
やや年齢層を上に設定した中高生向けの青春ドラマを置き、
テレビ史上でもこの時期のこの枠だけと思われる異彩を放っておりました。

その端緒は、既述『チコちゃん日記』。
詳細は当該記事を検索して戴くとしまして、そちらは働きながらの夜学生。
続けて『風のある街』で新米女性教師の成長を描き、共に一年ずつの期間放送されました。
一方こちらは、看護学校での青春を描いた作品でした。
その背景としては、看護婦の不足が深刻化していた事が挙げられましょう。
激務でありながら薄給の看護婦は、当時の女性もソッポを向きだしていたのです。

そんな時勢に始まったこの番組は、高松の高校を成績優秀で卒業した
杉本由紀子が、大阪の城南大学付属看護学院で過ごす青春を明るく描いたもの。
全寮制のそこで彼女は、松岡美智子、三木夏枝、吉村加代と同室に。
性格も何も違うその4人が、手を取り合いながら看護師として成長していくドラマでした。
主演の由紀子は阿部京子が演じましたが、彼女は世界十代の女王コンテストで、
日本代表二位という実績からNHKで養成された新人でした。
ちなみにそのコンテスト、おそらく一位は大信田礼子で、
彼女は見事に世界一位にもなって芸能界入りしております。

彼女らが入学して半年した(劇中)十月、彼女ら待望の戴帽式が厳かに執り行われました。
一般的な戴帽式の模様は数々の画像がアゲられておりますので、
それらで雰囲気はお判り戴けるかと思います。
それが済むと、より厳しい臨床実習に入るのです。
そこでは生命の尊厳などととも向き合うのでした。
なお、由紀子の兄・二郎は、短髪も初々しい近藤正臣。
他にも中村鴈治郎、浪花千栄子、曽我廼家明蝶、小坂一也などが脇を固め、
経験の浅い主役周辺の四人組を補佐しました。

主題歌は倍賞千恵子の歌う「虹につづく道」で、ジャケットで使われている写真は、
おそらく戴帽式の場面だと思われます。
往時のNHKでは、主題歌や使用楽曲の楽譜配布が当たり前に行われており、
この番組の楽譜は、ドラマとしては新記録の6万を超える申し込みが有ったとか。
こうして反響を巻き起こしたこの番組の効果でしょう、
看護学校志望者が、例年の2~3倍に増えたという事です。
ワタクシの従姉に順天堂の看護婦(現役らしい)がおりますが、
時代的に、きっと彼女もこのドラマを見ていたでしょうし、志す切っ掛けとなったのでしょうか。
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この記事へ寄せられたコメント
文机
我が家の夕方6時台は殆どNHKだけだったので、この番組も流れていたのだと思います。

内容は覚えていないのですが、看護学校の寮の部屋が畳で、文机に向かって勉強している場面の記憶があります。
「こんなに沢山覚えられない・・」というような会話をしながら。

それから、主人公が近くの診療所に手伝いか研修かで働くことになったときに、医師にナースキャップを被るように言われ、寮に戻ってから仲間に被る必要がないのではないかと愚痴をこぼしている場面。
多分、間違って理解したまま私の記憶に残っているのだと思いますが、何故ナースキャップを被りたくないのかなぁと疑問に思ったまま現在に至っています(笑)。

主題歌の「虹につづく道」、
♪太陽が背中を通り過ぎないうちに・・
のフレーズで下のパートを口ずさみたくなるのは、倍賞千恵子さんがハーモニーを付けていたのでしょうか。
2016/02/14(日) 17:01:42 | URL | モデラート
文机、これも昭和語かな。
若い連中は読めないでしょうねえ。
なんか昭和中期までの文豪写真という感じですが(笑)、
普通に使われていたんですね。

今は衛生上の問題も有ってナースキャップは消えつつあるようですね。
やはり若い女の子ですから、髪が乱れるとか面倒臭いとか、そういう理由だったのかな。

コーラスはボニー・ジャックスさんでした。
2016/02/14(日) 20:56:02 | URL | ごいんきょ
当時私は田舎の中学3年、テレビのチャンネルはNHK民放1局くらいでしたのでほぼ毎回見てました。受験期でもあり漠然と自分の進路を考えていたように思います。高校卒業後、看護学校を選んだのはこの番組の影響もあったと思います。
看護学校の寮はテレビとほぼ同じで和室の部屋に4人部屋。座机と本棚の生活でした。あれから40年以上も経過して今ならとても生活できない共同生活でしたが。寝食を共にした友人たちは今も宝物です。
2016/08/26(金) 23:51:46 | URL | 茶々
やはり取材して現実を反映させていたんでしょうね。
なんだか本当に青春っていう目映さが感じられた時代だったなと感じるコメントで、いい栄養になりました。
2016/08/28(日) 23:08:07 | URL | ごいんきょ
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