私的 昭和テレビ大全集
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噂の刑事トミーとマツ (1979)

今回は、yigさんの依頼によるスレ建てです。

今では二人組の捜査ものって日本でも当たり前になっていますが、
そもそも、その元祖はなんなんでしょうね。
ウィキペディアのこの番組のページだと、この番組が元祖のように書いてますが。

そう考えて記憶を辿ると、この番組よりもっと前から、
日本でもこの手の二人組捜査物が、それも人気作で有った事に気付きます。
先ずは草刈正雄と田中邦衛による『華麗なる刑事』。これは昭和52年でした。

ところが上には上というか先には先が有って、『太陽にほえろ!』で
刑事モノの新時代を切り拓いた岡田普吉が、その『太陽』から松田優作を使い、
更に『われら青春!』の中村雅俊と組み合わせた、『俺たちの勲章』が有ったのでした。

そちらが昭和50年と、トミマツの原型と言われる『スタスキー&ハッチ』のパイロット版と同時期。
奇しくも日米同時に、その後の雛形とも言える二人組捜査ドラマが始まっていたのでした。
日本に於いては、『俺たちの勲章』が元祖と言えるでしょう。

ところが広く世界に目を向けると、まだまだ先には先が有って、先にあぶもんもんさんが
渾身の描写をしてくれた『ダンディ2 華麗な冒険』は、イギリスで昭和46年の放送開始。
但し日本での放送は昭和49年だったようですから、『俺たちの勲章』の発想元になっていそうです。

そして更に、捜査ものという縛りを少し広げて考えてみると、昭和39年からアメリカで始まり、
日本でも昭和41年から大人気となった『ナポレオン・ソロ』が有った事に気付きます。
どうやら、この辺が本当の元祖なのではないでしょうか。
でも、二人組刑事モノの元祖は、『俺たちの勲章』『刑事スタスキー&ハッチ』同着ですかね。

当然、二人組を主人公に持ってきた場合、話の広がりが無くなりますから、
二人は対照的な部分を多く持っているように、お話としてはするのが自然で、
このトミマツも、概ねそういう描かれ方でした。

マツこと松山刑事は、あの松崎しげるの普段の様子をそのまま活かしたような陽気な設定。
一方、それに対比させなければならないトミーこと国広富之の岡野刑事は、
非常に気弱で女々しい感じのやさ男。

ところが彼が、女々しい事を指摘されると異常な反骨精神を燃やしだし、
「トミ子」と呼ばれる事によってそれが沸点へと達してしまう。
ここが毎週お決まりの、この番組の見所でした。

「トミ子~! トミ子トミ子トミ子!」とマツが囃し立てると、
怒りに震えたトミーが覚醒し、人格が豹変して猛々しくなり、
その上、腕っ節まで無敵になって、並み居る敵もなぎ倒してしまう。
しかも、事が終わって元の彼に戻ったときには、その間の記憶は無いという。

開始主題曲は曲のみでしたが、番組終了時には松崎しげるの歌がかかるのが決まりで、
松崎のシングル押し番組って風情も有りました。どれも、あまり番組世界と関係無かったし。
この頃のTBS刑事ものって、『夜明けの刑事』でも鈴木ヒロミツでそんな感じでした。
と言うか、山口百恵『赤いシリーズ』以来、大映テレビの常套手段になっていたのかな。

この作品で一皮むけた感の有る国広は、終了後すぐに水沢アキとの婚約発表。
そして一方的な破局というあの一件が、どうしても一まとまりに思い出されてしまいます(苦笑)。
国広の言い分はきっと本当だったのだろうと当時から思っていたし、
随分と直情的な女だなーと思っていたら、すぐにジンガイと結婚したっけ。
こりゃー国広と結婚した方が絶対に幸せになれたよと思いながら見ていたのですが。
我々にはどうでもいい事ですがね。
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この記事へ寄せられたコメント
アダム12
 二人組の警察物、『特捜隊アダム12』というのもありましたね。
 日本の時代劇では米国でスタハチが放映されたのと同時期に『影同心』があり、山口崇と渡瀬恒彦の二人は一応幕府の役人ですが、業務内容は『必殺』系というか『破れ奉行』系というか法の裁きを逸脱しているので刑事コンビとは言えませんね。『佐武と市捕物控』も十手持ちコンビではありませんでした。
 一方、親分子分コンビというのは『バットマンとロビン』『花山大吉と焼津の半次』など日米いくつか思い出しますが、同格コンビはごいんきょさんが書かれたように『0011ナポレオン・ソロ』あたりから映画『明日に向かって撃て!』、TVシリーズに戻って『西部二人組』『ダンディ2』、ここまではスパイ物、アウトロー、しろうと探偵で、『アダム12』で制服警官となり、スタハチで私服刑事コンビが登場するという流れでしょうか。その後は少年探偵物の『ハーディーボーイズ』(NHKの午後6時枠で放映)、女性警官コンビの『キャグニー&レイシー』なども出ました。故水野晴郎氏なら詳しく解説してくれたかもしれません。
 肝腎のトミマツですが、私はなぜか終盤の「トォミィコォー!」からのアクションシーンだけ見ていた覚えがあります。裏番組を主に見ていたためと思われますが、その裏番組が何だったのか覚えていません。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で主人公が「誰にも俺を臆病者呼ばわりはさせないぞ」と糞力を出すのを見た時、あトミマツだと思いました。
2016/07/25(月) 10:33:09 | URL | あぶもんもん
邦題から二人組捜査ものだなんて、まったく想像が付きませんでしたが、
なるほど、アダム12はアメリカで昭和43年、日本で45年と、捜査ものとしては元祖になりそうですね。

佐武と市(漫画41年、テレビ43年)も二人組捜査もの良いでしょうから、結構遡りましたねえ。
まだ有るでしょうか。

ただ、どれもナポレオン・ソロより昔には遡れませんね。
あのドラマでの名コンビぶりは、その後にかなり影響を与えたのかもしれません。
2016/08/03(水) 23:31:23 | URL | ごいんきょ
二人の事件簿
「俺たちの勲章」と全く同時期にNET系列で放映が始まったのが「TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿」。篠田三郎と高岡健二が同期のライバル刑事を好演していました。好評につき続編「新・二人の事件簿 暁に駆ける」も製作されて,こちらの主題歌が名曲でした。
2016/08/19(金) 11:51:27 | URL | pooh
あー、色々出てくるなあ。
『俺たちの勲章』と同時期ですねえ。
スタハチといい、なんか日米でシンクロした時期ですね。
2016/08/19(金) 18:56:23 | URL | ごいんきょ
小学生の頃、よくごっこ遊びの時は私はいつもマツ役で、「トミこー!」と叫んでいました。
2016/08/22(月) 09:40:16 | URL | すーぱーぺるる
相手の演技力が問われますね(笑)。
2016/08/22(月) 22:09:02 | URL | ごいんきょ
水曜8時
>その裏番組が何だったのか覚えていません。
当時の水曜夜8時だと、フジテレビの「銭形平次」、日本テレビの「あさひが丘の大統領」、テレビ朝日の「水曜スペシャル」、東京12チャンネルの「三波伸介の凸凹大学校」と中々の激戦区ですけどね。
我が家だと、この前番組の坂上二郎主演の日の出署刑事シリーズ(夜明けの刑事〜明日の刑事)時代は、ほぼ毎週欠かせず観ていたもんですが、次第次第に川口浩探検シリーズ等で知られるテレ朝「水曜スペシャル」を観る方が多くなり、「トミーとマツ」の頃には逆に「水曜スペシャル」がつまらない時に、当時刑事ドラマファンで、又、国広富之ファンにもなっていた母親の意向で観ていたって感じですね。

当時の感想としては、コミカルで面白いと言えば面白いけど、あまりにもワンパターンのお決まりな展開なのが、当時思春期にさし掛かり訳知りになりつつあった私にはねえ(笑)。
それまでの日の出署刑事シリーズの重厚且つプロットに拘ったり、キャロルやダウンタウンブギブギバンドといった当時流行のバンドを引っ張り出して事件に関係する重要な役目を担わせたりと様々な工夫を凝らした脚本とのあまりもの落差に少々唖然とした事も・・・・。



2016/09/11(日) 14:33:24 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
あぶさんのコメントですね。
水曜8時ってそんな激戦区だったのか。
そんな印象まったく無いですけどねえ。
ワタクシは凸凹大学校で固定だな。

でも、なんか『あさひが丘』のOPと最後の部分だけはよく見ていた気が。
多分、凸凹のその部分があまり面白くなかったのでしょう(笑)。
2016/09/11(日) 19:54:10 | URL | ごいんきょ
私も凸凹大学校でした
 TXの無いテレビなんて・・・さん、調べてくださり有り難うございます!
 私もごいんきょさんと同じく、ただし私の場合は岸本加世子が見たい一心で、凸凹大学校を見ていました。ドラマじゃないので、タイミングよくチャンネルを回してトミマツを見ることができたようです。しかし何より驚いたのは、銭形平次がその頃まだやってたんですね。
2016/09/12(月) 12:59:15 | URL | あぶもんもん
俺たちの勲章
当時は雅俊さんの私設応援団員でしたから一応、出演番組は見ることにして居りましたが、正直言って私好みのシナリオではありませんでした。
刑事ものはやはりシリアスなのが好いです(笑)

松田優作さんと雅俊さんは同じ文学座の先輩・後輩で優作さんと文学座のマネジャーの押しも在って 雅俊さんの起用が決まった様ですね。

どーでもイイ話ですが
この文学座のマネジャー氏、渡哲也さん似で気配りの方でした。
雅俊さんよりこのマネジャー氏の方が素敵!?と我が母などは申して居りましたよ(笑)
2016/11/24(木) 11:22:09 | URL | san悟風
『俺たちの勲章』も、まだスレ無いんですよねえ。
まだまだ、やるべき番組はワンサカ有るのだな。

『勲章』も、おふざけばかりでも無かったと思うんですけどね。この『トミマツ』よりは(笑)。

あー、文学座つながりですよね。
優作さん以来なのかな、日テレは。渡辺徹さんとかね。

マネージャーさんも、元は俳優か志望だったんでしょうね。
実務能力が凄かったのかな。
2016/11/27(日) 18:15:46 | URL | ごいんきょ
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