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真田十勇士 (1975)

今回は、すーぱーぺるるさんの依頼によるスレ建てです。



太閤さまの後継に楯突く徳川の多勢を、数では圧倒的に劣る布陣で大いに苦戦たらしめた、
真田幸村とその側近の活躍は、元禄時代には巷間で語られていたようですが、
維新後の立川文庫によって子供達の血潮も大いに滾らせる大人気物語となったのですね。

それを柴田錬三郎が独自に小説化したものを原作とした人形劇でした。
だから、長年親しまれていた十勇士と少しだけ顔触れが違います。
その顔触れとは次の十人。

猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海(入道)、筧十蔵、穴山小助、由利鎌之助。
これら6人は、例えば霧隠才蔵が本名キーリー・サイゾというイギリス海賊の子とか、
細かい設定は独自であったりするものの、名前は従来からの十勇士と同じです。

しかし、従来の十勇士のうち、三好伊三(入道)は為三(いさ)となりました。
恐らく、清海入道との混同を避けたのでしょう。
海野六郎、望月六郎は、それぞれ高野小天狗、真田大助に替えられました。
恐らく、六郎が二人だと子供が混同するという事だったのでしょう。

そして根津甚八が、呉羽自然坊となっていますが、これは言わずと知れた、某俳優との混同を避けたのですね。
ま、十勇士と言えば殆ど猿飛佐助と霧隠才蔵、せいぜい三好清海入道くらいが有名どこですから、
こういう翻案も出来たのでしょう。例えば猿飛佐助を替えてしまったら、真田十勇士をやる意味も無いですしね。
実際、この番組でも佐助が中心だったのだろうと思います。

声を担当したのが、かなり渋い俳優ばかりだったというのも、人形劇としては出色でした。
松山省二、名古屋章、三谷昇、岸田森、河内桃子等々。
ED主題歌に重鎮・村田英雄御大を据えたのもNHK子供番組としては異色。

前番組が『新八犬伝』だったので、多分、数字被りで歴史物被りという流れで真田十勇士となったのでしょう。
丸二年、全445回も続いたのだから、人気もそれなりに有ったのでしょうが、
なんと残存回はわずか4回だけというのです。もう家庭用ビデオもとっくに出ていた時期に。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
すがやみつるサンのコミカライズを読んだ記憶があります。学研だったかな?猿飛ブーメランとかの必殺技を繰り出してましたが…本編もこんな感じ?
2016/09/20(火) 18:04:23 | URL | lc1gr6
「真田十勇士」取り上げてくださってありがとうございました。

特撮の人形劇と言いますと大英帝国の「サンダーバード」「キャプテンスカーレット」などアンダーソン作品、ダイナミックプロの「✕ボンバー」などがありますが、「新八犬伝」から続く歴史大河ロマンとは。その後、「笛吹童子」「新諸国物語 紅孔雀」「三国志」「平家物語」「新三銃士」と歴史大河ロマン人形劇路線が作られましたね。

12年ぐらい前に、「新八犬伝」とセットで残存エピソードがDVD化されていたものの、「新八犬伝」と同じく、全エピソードの鑑賞ができないだけに、残念です。
2016/09/21(水) 10:03:55 | URL | すーぱーぺるる
bs11では
「サンダーボルトファンタジー」という比較的ヴィジュアル的な造形の人形劇も最近というか9月末までオンエアされている
歴女狙いなのかもしれないものの男子目線の萌えもあるのかなという造形

bspでならリピートもあるのかもしれないしそのついでにパクるというのも1厘ぐらいならなくはないかも?
2016/09/22(木) 13:11:27 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
>「サンダーボルトファンタジー」

HDDに録画して拝見しましたが、よくできているものの、アンダーソン作品などにはない味わいがありました。

 特撮の人形劇で歴史大河ロマン路線って今リメイクしたら面白そうだけど、どうかな?

私は「新八犬伝」と「三国志」「真田十勇士」をリメイクしてほしいが、いかがだろうか?
2016/09/23(金) 10:08:52 | URL | すーぱーぺるる
『新八犬伝』『真田十勇士』はビデオが残ってないので、リメイクは必至でしょうが、『三国志』は映像が全編健在なので再放送の方がありがたい。
2016/09/24(土) 15:11:34 | URL | カースケ
> カースケさん

サンダーバードのようにデジタルリマスター化はお約束でしょう。
2016/09/26(月) 09:32:58 | URL | すーぱーぺるる
● lc1gr6さん
劇の方でもブーメランの名手ではありました。
まさか漫画でも棒を描いてたなんて事は無いですよね(笑)。



それにしても残存本数が少なすぎです。

2016/09/27(火) 06:42:21 | URL | ごいんきょ
ゆめかげ
久々に来てみました。

ゆめかげという美しい女忍者が好きでした。

番組の最後に視聴者から送られて来たイラストを紹介していて、
ゆめかげの絵があったのを覚えています。

送りはしませんでしたが、自分でもゆめかげを描いてみたりして。
懐かしいなあ。
八犬伝も十勇士も、ジュサブローの人形が素晴らしかった。

それにしても、見たくても原版が残っていない作品が多過ぎますね。
本当に、残念過ぎる。
2016/10/15(土) 01:09:59 | URL | はやみ
あー、視聴者の子供達が送ってくれるイラストの紹介、よくNHKの子供番組でやってましたね。

NHKは公共放送という事で、経営効率が重視されていたんでしょうね。
『雲のじゅうたん』を他局に販売するようになったあたりから、番販意識も出て来て、保存も考えるようになったのでしょうけど。
それが昭和51年なので、この番組は本当にギリギリで、削除される運命となってしまいました。
2016/10/15(土) 04:25:09 | URL | ごいんきょ
成長しない佐助
放映開始前後、NHKの関連番組等では「従来の忍者装束の猿飛佐助像を打ち破るもの」として短髪・半裸のマッチョな佐助人形が紹介されていました。
おそらくストーリーが進行し佐助の成長後、幼少時の佐助人形からあれに交代(あるいは声優も?)する予定だったのでしょうが、少年佐助の人形が好評だったのか、急にキャラのイメージが変わってしまう違和感を危惧したものか、ずっと同じ人形で通してしまいましたね。
番組内のコーナーで、視聴者の子供の投稿による「真田大助を象徴する星は地球なのに、地上から見えるのは変ではないか?」というツッコミに、原作者の柴田錬三郎が「あれは心の星なのだ」と回答していたのを憶えています。
高野小天狗の名は柴田錬三郎の創作ではなく、望月六郎の別名に高野小天狗というのがあったような?(ただ、「高野」の読みは「たかの」ではなく「こうや」だったかも?)
2016/10/20(木) 23:33:51 | URL | esme
猿飛佐助って、名前からしても若年の感じですしね。

象徴する星を地球にしたのがそもそも失敗ですよねえ。
それじゃ主人公でしょう(笑)。

高野小天狗の話、ありがとうございます。
高野山の小天狗という事なんでしょうかね。
2016/10/22(土) 07:55:52 | URL | ごいんきょ
>高野小天狗の話
それが、よく判らないのです。
柴錬作品だけでなく、作品によって十勇士のメンバーが一部異なっている例があるようです。
人形劇放映当時、高野小天狗の名をどこかで読むか聞くかした時、テレビの「たかのこてんぐ」ではなく、「こうやこてんぐ」となっていた記憶があるのですが、あまりにおぼろげな記憶で…
ネットで調べても、ヒットするのは高野小天狗と言ったら柴錬による改変という記事ばかりですが、↓こちらのサイトでは、望月六郎は何度か改名していて、その中の一つに「望月高野小天狗」というのが挙げられていますね。
http://senjp.com/mochi/
「高野」の読み方は不明ですが。
2016/10/22(土) 22:30:48 | URL | esme
真田十勇士に関しては調べた事が有りませんでしたが、ちょっと調べてみようかな。
2016/10/26(水) 05:33:40 | URL | ごいんきょ
天下のあばれん坊猿飛佐助
 皆様の話題からそれてしまい申し訳ないのですが・・・ふさわしい投稿先が判断できず、「猿飛佐助」つながりということでおゆるしください。
 昭和30年代後半、歌舞伎役者の若手さんたちが、猿飛佐助やら、真田幸村やらを演ずる実写版子供向け時代劇があったような。猿飛佐助は、沢村なにがしという役者さんだったでしょうか。幼稚園時代で、記憶はおぼろです。でも、忍者の活躍等、ものすごくおもしろかった記憶が。
 どなたか、詳しくご存知の方おられませんか?
2018/03/11(日) 19:18:05 | URL | showacho
天下のあばれん坊猿飛佐助
それは小生も大変うろ覚えながら見た記憶があります。沢村精四郎さんの主演ですが、沢村さん主演のドラマはほとんど世に出てきていませんよね。白鳥の騎士も是非もう一度みたい番組の一つなんですが…
2018/03/11(日) 22:40:42 | URL | 昔は少年
お礼
 情報ありがとうございます。そうですか。沢村精四郎さんという役者さんでしたか。「白鳥の騎士」という番組は知りませんでした。当時活躍した方なのですね。「天下の暴れん坊」のほうは、「めんこの箱」というサイトにカラー版で紹介されております。
2018/03/14(水) 08:58:32 | URL | showacho
沢村精四郎さんのこと
 沢村精四郎さんは現在二代目沢村藤十郎を襲名し、歌舞伎界の重鎮として歌舞伎座や国立劇場などで精力的に活動されています。もう70歳を超えていますが、たいへん若々しい舞台姿で。テレビは『古畑任三郎』に出ていた覚えがあります。
2018/03/14(水) 11:26:29 | URL | 高校教師
re 沢村精四郎さんのこと
 そうだったんですね。歌舞伎界に復帰され、襲名し名を変えてご活躍だったことがわかり、安心しました。幻の美剣士として消えてしまったのではなかったのですね。ありがとうございました。
2018/03/14(水) 13:15:54 | URL | showacho
残念ながら
二世澤村藤十郎丈ですが、1998年7月の名古屋・御園座の舞台出演直後に重度の脳梗塞で倒れ、未だ存命ではありますが、長期のリハビリの甲斐もなく、役者としての舞台復帰はもはや絶望的なようです。

東京での最後の舞台は、その前月、歌舞伎座夜の部の「俊寛」に丹波少将成経一役を付き合っただけで、その頃からかなり体調が悪かったようです。この舞台は見ていませんが。

女形としては輝くような美貌で義父・先代勘三郎からも将来を嘱望されていましたが、兄の故・宗十郎とは対照的に、芸質としてはやや硬質で地味、色気に乏しいきらいがありました。この人の60、70代の芸の熟成した姿を見てみたかったのですが、残念なことでした。

四国・金毘羅歌舞伎の中村吉右衛門主演「再桜偶清水」の桜姫(1984)は、それこそ水も滴るような美しさでした。

昭和20年代から30年代にかけ、梨園の『御曹司」でありながら次男・三男で役が付かず、映画・テレビに活路を求めてそれなりにスターになった方々は結構いますが、その多くが後年、歌舞伎に復帰してからはかなり長い間冷飯を食わされていて、精四郎の藤十郎も
やはり例外ではなかったようです。
2018/03/14(水) 13:51:29 | URL | 権兵衛
re 残念ながら
そうでありましたか。歌舞伎にはあまりなじみがなく、初めて知りました。映像の中でのみ、華やかさが残る。残念ですが、それも現実なのですね。(ー_ー)!!
2018/03/14(水) 14:35:55 | URL | showacho
権兵衛様、ご教授有難うございます。
 権兵衛様、ご丁寧な訂正を有難うございます。最近藤十郎さんのお姿を拝見したのは何年か前のCS衛星劇場の番組、確か記者会見のようなものだったのですが、その時の姿とするべきところを、舞台姿としてしまった私の拙速な表現が間違いの本でした。お恥ずかし限りでございます。まずは御礼とお詫びまで。
2018/03/14(水) 14:36:04 | URL | 高校教師
Re
showachoさま 高校教師さま

いや、かえって偉そうに「知ったかぶり」でひけらかしてしまったようで、御不快に思われましたらこちらこそお詫びしなくてはなりません。

1980年代いっぱいまでは、いっぱし通を気取って毎月のように歌舞伎座通いをしたこともありましたが、幸四郎・勘三郎・松緑・梅幸の没後、1990年代後半以後からはまったく遠ざかり、今のヒネ大根のような役者モドキにはとんと興味が涌きません(笑)。

あの時分の藤十郎さんは、やっと四十の坂を超えるか超えないかで、女形としては世阿弥のいう「まことの花」がこれから咲こうという時期でした。ただ、二人のご子息にあえて初舞台をさせず、役者にもしなかったので、岳父の先代・勘三郎は随分おカンムリだったようです。もちろん、それだからホサれていたということではないでしょうが。倒れる二年前、文学座の北村一夫と共演したニッポン放送のラジオドラマ「田之助変貌」では、自らの先祖で幕末の悲劇の名優・三代目澤村田之助を演じたのですが、声のみとはいえ、いやはや結構なものでした。つくづく、なぜ録音しておかなかったかと、未だに悔やんでいるくらいです。

リタイア後だいぶ経った2008年ごろ? 私もテレビで久しぶりに彼が何かのインタビューに答えている姿を見ましたが、往年の美貌からするとかなりやつれてはいたものの、言葉も物腰も割にしっかりしていて、これならまた舞台に出られるのではないかと淡い期待をしたことがあるのですが。精四郎時分の若き日の映像は、テレビでも映画でもほとんどソフト化もされていず、見たくても滅多なことでは見られないのが、重ねて惜しまれますね。
2018/03/14(水) 17:47:51 | URL | 権兵衛
ご返信
 ごていねいに連絡くださり、感謝いたします。
 あの時代に戻ることは不可能ですが、せめて当時に関わる情報に触れ、心を満たしたいとの思いでこちらにお邪魔させていただいておりますので、うれしい限りと存じ上げるのみでございます。
 定職を退き、時間的ゆとりも生まれた今こそ、歌舞伎にもなじむチャンスかもしれません。一度歌舞伎座とやらにも出向いてみようかな、とも思います。しかし、入門者には、どんな演目が向いていますやら。そこから始めなければならないレベルです。(*^_^*)
2018/03/15(木) 09:44:40 | URL | showacho
天下の暴れん坊 猿飛佐助なんて番組名が出てくるなんて、非常に個人的に嬉しいな(笑)。
正にうちでしか扱わないような話題ですよねえ(笑)。

三沢あけみさんが中三当時に出ていたようですが、彼女も子役上がりなのですね。
誰か出版・放送関係者の方、ぜひ聞き出して戴きたいですね。
あの番組を語れる貴重な証言者だと思います。
石橋春海さんは、ここ見てないかな(笑)。

東映の制作ですが、この頃、数年前のアニメ映画『少年猿飛佐助』が外貨獲得一位だった事も、制作に影響しているのかもしれません。
2018/03/18(日) 23:17:17 | URL | ごいんきょ
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