私的 昭和テレビ大全集
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魔神バンダー(1969)

 今回は、よしたかくんさんの依頼によるスレ建てです。
 改行だけ手直しさせて戴いております。


 制作元のNMC(旧ニッサンプロ)は、松竹出身の大橋正司社長の下「大海獣ゲボラ=ヒトデの怪物が登場する実写ドラマ」を制作セールスするが失敗。フィルムは大橋社長自ら焼却と。
 後に「魔神ガロン」を太平広告と共に制作するがパイロットフィルムのみで終わる。写真一枚のみでフィルムは処分。
 後に「怪獣マリンコング&続編」を制作し、大好評となる。

 後にNMCと社名を変えて同社の東連山氏プロデュースで「魔神パンダー」を企画。
 この東連山氏はマグマ大使でも協力したと言われているが謎の人物であり、名前からして誰かのファントムとも言われている。
 この「魔神バンダー」は諸所の事情で放映が遅れ、かなり後になってやっと放映された。
 すでに怪獣ブームも終わっており視聴率も悪かった様子。

 特筆すべきは「特撮は確かに拙く稚拙だったが、その分実写で予想以上の迫力を出す」事に成功していた稀な作品。
 音楽BGMは当初「大森盛太郎さん」=数々の映画で活躍されていたベテラン作曲家 が担当され、後に横山青児さんが並列担当。
 主題歌は「作詞が大御所吉岡治 作曲は当時若手の若月明人」

 印象に残るのが、当時美人女優の「加川淳子」で、忍者部隊月光で活躍した後の唯一のカラー映像らしい。残念ながら初期のみ出演。後にプロデューサーも入れ替わっていた。
 問題は「再放送とフィルムの行方」だが、30数年前にNMC健在の頃、大橋社長や側近の方々にインタビューした際「マリンコング、大逆襲、魔神バンダーのフィルムは間違いなくトランスグローバルに在る」と。
 後にトラグロに取材した際当時は間違い無くフィルムは地下倉庫に保管してあると。

 ここに登場する「音楽音響ダビングエンジニアの某氏=古くは月光仮面の時代からひたすら音楽音響技術一本の代表的な大ベテラン氏」の話では、当時「魔神バンダーのオリジナル音楽テープは間違い無く存在しており、NMCからトラグロに移動していた」と。
 このテープの一部コピーを所有していた者がいたらしいが。当時NMCは音楽には銭金かけていて、オーケストラ、バンドだけでも15人程度集めたと。当時はもちろん一発録りであり、マルチトラック等は使えなかった。

 ではレコード化された(クラウン)魔神バンダーの主題歌録音の様子は? これはSWSダビングという。
まず「バンドが全員集まり一発録りでカラオケを録音」そのテープを再生しながら「リードヴォーカルとバックコーラスを一発録音」この時点でミックスダウンが行われ完成形となった。
 聴けば間奏途中に「ぐわぁーーーんっとリバーヴ残響がかかり凄い迫力」となるが、これはどうもヴォーカルダビングの際にリバーヴをかけたらしいと。かなりの迫力になっていた。

 なお40年前当時は東京12チャンネルあたりで盛んに再放送されていたが、在る時期からピタリと止んだ。
 後に約20数年前関西の某UHF局にて「1 3 最終回」の三話のみ再放送。これがどうも最後の再放送らしかった。
 映像状況は1 2の各話共にフィルムが退色し真っ赤で色も抜け落ちて、一目で旧プリント」と解る。
 最終話は何とか正常を保っていた。これはどうも局にあった旧プリント使用ではないかと推測された。
 元ネガは当時トラグロに保管されていたはずだが、こんにちはどうなっているのか?定かでは無い。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
かなり通好みの作品ですよねえ、魔神バンダー。

ワタクシも当時ほんの一部だけ見たのですが、なんと言うか、おどろおどろしい色使いで、別に怖いものが映ってたり怖い事をしていたわけでもないのに、なんか不気味な雰囲気を感じてチャンネルを替えてしまいました(笑)。
後に昼メロの帝王が作っていたと知り、おどろおどろしさが底流に流れていたのも合点がいくのですが(笑)。

その再放送は、たしか中部地方だったかと。
中京テレビになんか行動力の有るヲタ社員がいたんでしょうね(笑)。
『サンダーマスク』の放送も実現させるなど、貴重な功績を残した枠でした。

まさか、こんな1クールの徒花特撮に横山菁児氏の名前が出てくるとは。
2017/04/02(日) 22:33:28 | URL | ごいんきょ
スレッドご依頼張本人からご挨拶
拝啓 ごいんきょ様の誠意と努力でスレッド立ち上げにご尽力頂き感謝いたします。今後皆様のご協力の下、このスレッドを完成させていきますのでよろしくお願いいたします。まず「高校教師」様には、ぜひご参加お願いいたします。ごいんきょ様の言われた「作曲家 横山青児さん」の参加は、代3話からの様子です。これは、どういう理由かこの回から「プロデューサーが東連山さんから別人に代わって」いる事。更には「美人女優の加川淳子さんが一切出演しない」と言う事。おそらくは、何か制作サイドでひと悶着在ったのではと。BGM担当の大森盛太郎さんは、その昔「石原裕次郎映画や大巨獣ガッパ」等の音楽を担当された。クラシック音楽を基礎に持つベテラン作曲家でした。何度か電話インタビューでお話した際、驚いたのは当時70代後半で既に引退されていて会話もおぼつかない事もあったが、事が音楽の話の核心部分になると水を得た魚のごとくキリッと締まって流暢になられましたね。「レコード等の保存は無いが譜面はある。しかし譜面だけでは音になりませんね。実際に出ている音が大切です」と。忘れられない会話でした。
この「魔神バンダー」製作年と放映年にかなりのギャップがあるのは、そもそも最初の部分からフジテレビサイドとひと悶着あったらしく、すでに怪獣ブームも終わっておりやっと1クールだったと。確かに随所に手抜きや適当ボロ出しセットも貧弱。しかし初回を見れば本当の手作りの味が存分に味わえましたね。おそらくは「横山青児さんの並列起用ってのも、何かを変えたい変化させたいと言うプロデューサーの意向だった」のではと。しかし大森盛太郎さんとのインタビューですと、では何処から何処までが大森さんで、横山さんとの境界線は? 全く記憶が無いとの事でした。また当時「NMCの担当者」から直接聞いた、トランスグローバルへのフィルムの移動」については、終ぞその理由や経緯までは聞き出せませんでした。この点は「高校教師様」にぜひぜひご教示頂きたいのです、「NMCとトラグロの爛れた関係?
」を。かなり以前に中京地方のU局でたった一度あったリピートは、間違い無く退色の激しい旧プリントらしく、もしかしてトラグロ経由では無く、地方局に残されていた旧プリントでは無いのかとのマニア連中の話です。しかし良く残っていたなと。40年近く前、開局付近のTVKで集中的に旧作少年ドラマが大挙放映され物凄い注目を浴びました。これを見たいが為にU局アンテナ立てたというマニアが一杯居ましたから。当時の関係者へのインタビューでTVK担当者は「こういった番組が好きな担当者がいたが、その者がスポーツ担当に代わってしまった」と。それ以後一切やらなくなってしまった事実。これはまさに「局にオタクがいた証拠」です。おそらく当時の中京U局にも居たのでしょう。皆様の情報がどうしても必要です。ご協力をお願いいたします 敬具
2017/04/03(月) 11:57:49 | URL | よしたかくん
飛んでこいバンダー
新しいテレビ局が開局した時放送されてました。冒険王で漫画は知ってましたが、お話のとおりかなり後になって放映されました。結局どんなストーリーかも分からず、印象にあるのが 手がハサミの少年(正義の宇宙人?)がバンダーを操り悪者と戦う話、だと思ってました。普段は黒い丸い顔が 怒ると引っ込んで赤いお馴染みの顔になって出てくるのは 映画『大魔神』を踏襲してたんですね。エンディングは冒険王で連載された漫画の止め絵に、主題歌の歌詞が書かれた何枚かの画面でした。
2017/04/04(火) 01:08:06 | URL | bean。
● よしたかくんさん
ほ~。大森盛太郎さんにまで話をお聞きとは、つくづく何かにまとめられるべきような。
バンダーの放送フィルムは、多分、東京12チャンネルに流されたはずですね。それが残ってたのかも。
TVKは凄かったですよねえ。
雨降り画面ながら、ビックリしましたもの、月光仮面や忍者部隊月光に。


● bean。さん
そうなんです。
題名といい、非常に安直な大魔神からのイタダキなんですね(苦笑)。
大映が傾いたから放送に踏み切ったのかも(笑)。
2017/04/16(日) 11:06:10 | URL | ごいんきょ
> TVKは凄かった
TVKといえば、かの森永卓郎さんが「全てのニュースを男女関係に置き換えて
解説する」という内容のイカレた番組の解説者として出演していたそうです(笑)。

2ヶ月でネタ切れのはずが2年続いたというのもスゴいですが、
不倫が発覚したコメンテーターをクビにしたので代わりを探していた
テレビ朝日「ニュースステーション」のディレクターの目に留まり、
つまりこの番組がキー局デビューのきっかけになったとか。

調べてみたところ「ZONE」(1995年4月~'96年3月)、
「たてながHAMA大国ナイト」('96年4月~'98年9月)、
「アクセスNOW」('99年4月~2004年3月)の3番組に
レギュラー出演歴があるようですが、最後の
「アクセス…」のコーナーなんでしょうか。

先ほどラジオでご本人が語っておられました。
ちなみにウィキによると経済アナリストの肩書きもTVKから授かったんだとか。
2017/04/17(月) 06:21:35 | URL | くろねき
中京テレビと東京12チャンネル
中京テレビは開局の際に日経の出資を仰いだ(テレビ愛知開局まで)事や、開局後も名古屋テレビが日本テレビ・NETテレビクロスネットを中々手放さなかった(又、NTV、NETの双方も名古屋テレビとの関係継続を望んでいた。)為、たちまち編成上・営業上で窮地に陥ったのを、日経繋がりで東京12チャンネルがニュースネットも含め、面倒を観ていたりしていた嘗ての関係や人的繋がりが、当時はまだ残っていたって事かも?と。
詳細は他のに記述している事の繰り返しとなりますので省きますけど、中京テレビと東京12チャンネル時代のテレビ東京とは結構関係が深かったんですよね。

tvkは在京局からの手助けに頼れないどころか、開局に漕ぎ着けるまでに在京局や在京キー局の意を受けた旧郵政省から妨害や嫌がらせを受けた形跡もある(与えられたチャンネルがいわゆる忌み数字の42なのはその反映とも)様な具合だったので、権利切れの過去コンテンツに頼らざるを得なかったという事情もあるかと思います。
間もなく在京各局が目を付けていなかった音楽のプロモーションフィルム(後にビデオ形式のプロモーションビデオへと変遷)に着目し、音楽に強みを持つ局への歩みを始める事となりますけど。
2017/04/20(木) 07:14:23 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
TXの無いテレビなんて様/くろねき様へ コメント感謝を
拝啓 TVKについてはまさにご指摘の通りと思われます。そもそもTV局なんて極めて政治的な存在ですから、影では本当に生臭い事態や醜態があった事は充分に推測されます。そういえば思い出したのですが、当時TVKにしつこく取材し、少年ドラマの再リクエストを行った際に局の担当者が「今後うちは音楽とスポーツに全力を注ぎドラマからは撤退する」と。この証拠にこの数年後、懐かしの少年ドラマはそっくり当時の「TVSテレビ埼玉=現テレ玉」に引き継がれたのです。但しこの動きが他局の関東U局全て=千葉、群馬等に浸透したか?はそうでは無かったですね。当時テレビ埼玉は本当に良くやってくれたのですが、当時の「某テレビ専門誌の中で、懐かしのテレビが見たければ、テレビ埼玉の映る場所に引っ越すことである」と。最大限の賛辞が書かれ、このコピーをTVSに送ったら、即座に感謝の手紙が届きましたね。残念なのは、例えば「魔神バンダー、ガッツジュン、忍者ハットリ君初期白黒版」等まではやってくれなかったと。此処に気付いたのが、中京テレビではなかったのでしょうか? やはり担当者がオタクでないと。此処でTVS放映時代の「最大の珍事=信じられない面白い出来事」をご紹介しましょうね。「隠密剣士 大瀬康一版」の放映の最中、何故か突然一話だけ「新隠密剣士=林真一郎版」が放映されてしまったと。直ちにTVSに確認しましたら「何せ担当者が若く、当時を全然知らないから、フィルム配給元=宣弘社に受け取りに行った際に確認出来なかった」と。この回の映像は貴重な一本として非常に貴重なものです。当然自分は「魔神バンダー他」をリクエストしましたが、やはり難しかったようです。敬具
2017/04/20(木) 09:44:26 | URL | よしたかくん
サンダーマスク
この作品と原案(「魔神ガロン」)や一部スタッフ(企画者・平田昭吾氏が「魔神バンダー」コミカライズ版でも原作者としてクレジット)が共通する「サンダーマスク」も現在扱いが難しい様ですね。
現在はガンダムでお馴染の創通(当時東洋エージェンシー)が企画・制作に深く関わった創通としては最初期の作品であり、マスターフィルムも創通の管理下にあると言われているので、どうにか世に出して欲しいものですけど、僅かに流出しているフィルムを見ても、どうも保存状態悪そうですしな・・・・・・。

現在極一部で囁かれているガンダムシリーズの読売テレビの移籍(MBSアニメ枠が土曜早朝に移動した為、ガンダム制作サイドが放映の基本線としている週末夕方アニメ枠を保持しているのが読売テレビのみとなった為)が実現の暁には、サンダーマスクの再放送並びにDVD化が実現するかも?
2017/04/21(金) 16:50:41 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
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