あかんたれ(1976)
何回かに渡り、え?これ今までやってなかったの?なんで???という番組を続けて扱って参ろうかと思います。
ここを始める時、恐らく1000回くらいでは番組は尽きないだろうと思ってましたが、実際に、有名作品に限っても、まだまだ扱っていない番組がごまんと有ります。
しかし、それも2000回になる頃には尽きてくるのではと予想してますが、そこまでの道中、期末棚卸しでありませんが(笑)、ここらで扱ってない有名作を少し解放していきたいと思います。
今回はそんな中から、リクエストを頂いたこれをやってみます。
ここを始める時、恐らく1000回くらいでは番組は尽きないだろうと思ってましたが、実際に、有名作品に限っても、まだまだ扱っていない番組がごまんと有ります。
しかし、それも2000回になる頃には尽きてくるのではと予想してますが、そこまでの道中、期末棚卸しでありませんが(笑)、ここらで扱ってない有名作を少し解放していきたいと思います。
今回はそんな中から、リクエストを頂いたこれをやってみます。
♪ あかんたれ あかんたれ
いかんなー。歌いたくなってきた(笑)。
15年以上前から”世界一歌うWeb投稿者”を標榜してきたワタクシが、今や本当に動画サイト上で連日歌いまくっているという…。
技術の進歩は凄まじいものが有ります(笑)。当時は動画投稿なんて出来ませんでしたから、暫く文字で歌うしか無かったですがねえ。
んなこたどうでもいいんですが、これは所謂東海ドラマ制作昼ドラ枠。フジテレビ平日13時半からの帯ドラマ枠の作品でした。
その昼ドラ東海テレビ枠というのは、昭和39年『雪燃え』を第一作として連綿と続いていたものであります。
この、13時からのフジテレビ『ライオン奥様劇場』に続く枠というのは、元々は15分枠だったんですね。
16作目『五番町夕霧楼』が平均28%を叩き出すなど、奥様劇場に劣らず人気の枠でした。
東海地方局である東海テレビ制作枠のため、カラー化が非常に遅く、昭和47年の33作目『むらさき心中』からでした。
そして51年4月、53作目の『三日月情話』から30分に拡大されるわけです。
それまでは、13時45分からもドラマをやっていて、二階建てならぬ昼ドラ三階建て構造。
それは宿敵『花王愛の劇場』を頂くTBSもまったく同じ構造で、この両局の昼ドラ戦争は、つくづく激しいものでした。
そして昭和51年10月、この『あかんたれ』が登場するのでした。
原作は、商人根性ものの大家、花登筐。
つい半年前、『三日月情話』で昼ドラとしては異常な露出ぶりで波紋を投げ掛けたこの枠が、今度は昼から根性物。
昼ドラマと言えばメロドラマ、痴情ものと相場が決まっていた所へ、いかな大家と言えども根性物が受けるのかという危惧は、当然、多くの人間が持ったようです。
花登は、「私の処女作であり、一連の根性もの、商売ものの集大成」と語っているのですが、ここで”処女作”と言っているのは、原作とされる『ど性っ骨』の事です。
『ど性っ骨』は過去にも複数回ドラマ化されていますが、その集大成と意気込んでの登場でした。
大阪船場の呉服問屋に、正妻の子と妾の子が生まれ、妾の子はその店へ丁稚奉公に出されるんですね。
当然、そこには正妻も、その子もいるわけで、理の当然として様々なイビリに遭います。
花登筐お得意の、イビリに遭うも健気に、或いは逞しく跳ね返して成長していく主人公像。
そして、もう一つお得意なのが、番組の引き延ばし(笑)。
視聴者の反響を見ながら自由自在に話を延ばしていくその手法はここでも図に当たり、昼ドラ史上最長の、365回の放送を記録したのでした。
勿論、それだけの長期放送となるには、実力の裏付けが有る訳です。テレビ界の実力、即ち視聴率は、平均15.4%というものでした。
ワタクシも、学校から早く帰ってきた時はよく見ましたけど、子供だったし、話の間間を見ていないので、何が何だかまったくわかりませんでした(苦笑)。
なのに何故、つい見てしまったかと言えば、主題歌が非常に耳に残るものだったからです。
鶴岡雅義作曲、歌唱は鶴岡雅義と東京ロマンチカ。名曲いっぱい作ってますが、これが最後くらいかなあ。
当初は”鶴岡雅義と東京ロマンチカ”名義だったのですが、主題歌をレコード化する頃、表示がただの”ロマンチカ”名義になっています。
発売されたレコードの歌手名も、”ロマンチカ”名義。という事は、当初はレコード発売されてなかったのでしょう。
昭和40年代中頃から長年慣れ親しんだ名称でしたが、この番組中に単純なものに替わっていたんですね。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
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いかんなー。歌いたくなってきた(笑)。
15年以上前から”世界一歌うWeb投稿者”を標榜してきたワタクシが、今や本当に動画サイト上で連日歌いまくっているという…。
技術の進歩は凄まじいものが有ります(笑)。当時は動画投稿なんて出来ませんでしたから、暫く文字で歌うしか無かったですがねえ。
んなこたどうでもいいんですが、これは所謂東海ドラマ制作昼ドラ枠。フジテレビ平日13時半からの帯ドラマ枠の作品でした。
その昼ドラ東海テレビ枠というのは、昭和39年『雪燃え』を第一作として連綿と続いていたものであります。
この、13時からのフジテレビ『ライオン奥様劇場』に続く枠というのは、元々は15分枠だったんですね。
16作目『五番町夕霧楼』が平均28%を叩き出すなど、奥様劇場に劣らず人気の枠でした。
東海地方局である東海テレビ制作枠のため、カラー化が非常に遅く、昭和47年の33作目『むらさき心中』からでした。
そして51年4月、53作目の『三日月情話』から30分に拡大されるわけです。
それまでは、13時45分からもドラマをやっていて、二階建てならぬ昼ドラ三階建て構造。
それは宿敵『花王愛の劇場』を頂くTBSもまったく同じ構造で、この両局の昼ドラ戦争は、つくづく激しいものでした。
そして昭和51年10月、この『あかんたれ』が登場するのでした。
原作は、商人根性ものの大家、花登筐。
つい半年前、『三日月情話』で昼ドラとしては異常な露出ぶりで波紋を投げ掛けたこの枠が、今度は昼から根性物。
昼ドラマと言えばメロドラマ、痴情ものと相場が決まっていた所へ、いかな大家と言えども根性物が受けるのかという危惧は、当然、多くの人間が持ったようです。
花登は、「私の処女作であり、一連の根性もの、商売ものの集大成」と語っているのですが、ここで”処女作”と言っているのは、原作とされる『ど性っ骨』の事です。
『ど性っ骨』は過去にも複数回ドラマ化されていますが、その集大成と意気込んでの登場でした。
大阪船場の呉服問屋に、正妻の子と妾の子が生まれ、妾の子はその店へ丁稚奉公に出されるんですね。
当然、そこには正妻も、その子もいるわけで、理の当然として様々なイビリに遭います。
花登筐お得意の、イビリに遭うも健気に、或いは逞しく跳ね返して成長していく主人公像。
そして、もう一つお得意なのが、番組の引き延ばし(笑)。
視聴者の反響を見ながら自由自在に話を延ばしていくその手法はここでも図に当たり、昼ドラ史上最長の、365回の放送を記録したのでした。
勿論、それだけの長期放送となるには、実力の裏付けが有る訳です。テレビ界の実力、即ち視聴率は、平均15.4%というものでした。
ワタクシも、学校から早く帰ってきた時はよく見ましたけど、子供だったし、話の間間を見ていないので、何が何だかまったくわかりませんでした(苦笑)。
なのに何故、つい見てしまったかと言えば、主題歌が非常に耳に残るものだったからです。
鶴岡雅義作曲、歌唱は鶴岡雅義と東京ロマンチカ。名曲いっぱい作ってますが、これが最後くらいかなあ。
当初は”鶴岡雅義と東京ロマンチカ”名義だったのですが、主題歌をレコード化する頃、表示がただの”ロマンチカ”名義になっています。
発売されたレコードの歌手名も、”ロマンチカ”名義。という事は、当初はレコード発売されてなかったのでしょう。
昭和40年代中頃から長年慣れ親しんだ名称でしたが、この番組中に単純なものに替わっていたんですね。
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