私的 昭和テレビ大全集
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おゆき (1977)

おゆき(1977)
木下恵介アワーがホームドラマチャンネルで全作放送中なのに続き、
ポーラテレビ小説の『おゆき』がTBSチャンネルで始まりました。
この調子でこちらも全作やって欲しいものですが、難しいかな?
なにしろ、昭和テレビマニアには堪らない時代になってくれました。
思えばCS放送がスタートする前、我らマニアは、それはもう苦労していたもんです。
CSは現在、規制緩和された後の状態で、誰でもわりと手軽に視聴できますが、
以前はあくまでもホテルとかケーブルテレビ局とかのためだけに流されており、
それを個人でムリヤリ受信しようとすれば、今よりもはるかに高い機器を自分で取り付け、
設定する必要がありました。まあ、ワタクシは当時、電器屋みたいな事をやっていたので
器具工具には不自由しませんでしたけど、一般人にはかなりハードルが高かったと思います。
ま。お金持ちは当時からケーブルテレビで楽々見ていたんでしょうけど (^_^;

更にその前の時代になりますと、様々な地方の再放送をチェックし、
その地方に住んでいる人にお願いして録画してもらっていたんです。
再放送チェックと言っても容易ではないんですが(笑)、その手助けをしてくれたのが
ビデオ専門誌やアニメ、特撮専門誌、更にはドラマ専門誌でした。
と言っても、ドラマ専門誌はただ一つしか有りませんでした。
それが、放送映画出版の『テレビジョンドラマ』という雑誌です。
残念ながらいつの間にか廃刊になってしまったようですが、ドラママニアには
本当にありがたい雑誌で、これのおかげで得た情報は数多かったです。
また、その資料性の素晴らしさは、今日でも比類無き高みにあります。
当ブログでもしばしば参考文献として利用しておりますが、
今回の記事は特に、この雑誌の創刊号をフルに活用させてもらっております。
実は最近、当時の編集の方と偶然メールでやり取りする機会があったのですが、
予想は出来たとは言え、内実はかなり火の車だったようで、
お世話になった身としては、かなりツラいお話でした。
また、過去のドラマの記事などはテレビ局にはなんのメリットもないという事で、
そちら方面からの協力はまるで無かったという話には義憤を覚えました。
あれだけきちんと作品を扱っている雑誌に協力をしなかったテレビ局連中が、
今日、過去の映像資産も商売になるとわかるや、権利の主張だけは声高にしております。
それは当然の主張なのですが、地道に支えてきた人たちへの恩返しというか、
そういう姿勢がまるでないうちは、ワタクシはそんな連中は歯牙にもかけませんね。
少し前置きが長くなって恐縮ですがいつもの事なんで軽く流してください(笑)。

さて、この番組はポーラテレビ小説の18作目にあたります。
ポーラテレビ小説というのは、名前の通りポーラ化粧品の提供枠で、
ポーラはNETで既に『名作劇場』という夜の1時間ドラマ枠を持っておりましたが、
NHKで朝の連続テレビ小説をやっていたのにならったというか、パクッたというか(笑)、
そういう昼枠ドラマでした。ドラマのTBS、その矜持の発露でもあったんでしょう。
そも朝のテレビ小説というのは、新聞の連載小説のテレビ版という事だったんでしょうね。
当時は新聞小説というのは新聞の部数を大きく左右するほどの存在で、
司馬遼太郎の『龍馬がゆく』が、それまでマイナーな志士だった坂本龍馬を、
日本を代表するヒーローにまで仕立て上げてしまったり、
懸賞小説『氷点』が、テレビをも巻き込んだ一大センセーションを巻き起こしたりしました。
やはり当時の日本人は、今よりもはるかに成熟していたという事だと思います。
今じゃ新聞そのものすら読まない人が増えたんじゃないでしょうかね。

明治から大正にかけてのおゆきという一人の女性の人生を描いたドラマで、
土佐で生まれ、寄席の女将となるおゆきを演じたのが名取裕子。
彼女の異母兄・松丸は、前田吟が演じました。彼女の夫となる幸造は田村高廣。
他にも遙くらら、野際陽子、赤木春江といった重鎮が出てました。
しかしなんと言っても異色なのは、叔父叔母夫婦を演じた佐藤英夫・高田敏江で、
この名にピンと来るあなたは昭和テレビマニア三段の実力があります(笑)。
いにしえのチャコちゃん、ケンちゃんシリーズでも夫婦役を演ってましたよね。

これが実質デビューながら土佐弁での演技を要求され、名取は苦労したと思いますが、
それを補って余りある初々しい魅力ある女優さんでした。
『マークスの山』の頃ですら可愛さを保っていた、ワタクシ好みの女優さんです。
そんな女優さんがあまりに多くて申し訳ないんですけど(笑)。
NHKにせよポーラにせよ、フレッシュな女優の発掘も、テレビ小説の使命の一つでしたね。
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[猫カフェ]futaha



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この記事へ寄せられたコメント
幼き日の思い出
うちの母はワイドショーよりも、朝昼のドラマをよく見ていたことを幼い頃の記憶として強烈に覚えています。もちろん、ポーラテレビ小説も例外ではありません。
晩年はポーラがスポンサーを降りましたが、その頃は南果歩さんや石原伸晃さんの奥さん、山城新伍さんの娘さんがヒロインをやっていました。
ポーラ時代も、名取さんの他に樋口可南子さん、岡江久美子さん、かとうかずこさん、賀来千香子さんなどが出ていましたね。古くは木内みどりさんや音無美紀子さんなどもヒロインを務めていたとか。
平日のお昼にあまり見たい番組がないので、またこの手のドラマをやってほしいなあと思う今日この頃ですが、無理ですかねぇ。
最後になりましたが、今年もいろいろお邪魔させていただきますので、何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m
やっと明日休めるので(28日からきょうまで仕事でした)、これからお酒でも飲んで寝ようと思います。失礼します。
2007/01/02(火) 17:25:44 | URL | 北国の人
ポーラテレビ小説
当時は地方から人口が大挙流入中で、
周りに気の置けない人がいないような地方出身者が多く、
宗教・保険などの外交員も、接触が今よりも容易で密でした。
ポーラ化粧品の販売員も、この枠の話題でけっこう話のとばくちをつかめたようです。

徘徊の(笑)山城さんの娘さんが出てたんですか。
あれ? 名前も知らないなあ?

スカパーは入ってませんか?
お昼だろうが昭和ドラマやってたりしますよ(笑)。
年末年始の仕事っていうのはイヤですよねえ。ご苦労様でした。
こちらの方こそ宜しくお願い致します。
2007/01/02(火) 19:14:54 | URL | ごいんきょ
ポーラテレビ小説の思い出
ははあ、ポーラ提供ってそういうメリットがあったんですね。
 私自身は殆ど見てないのですが(「おゆき」の歌は知ってます)、確かにNHKとTBS系って同じ時間帯で競ってるな、というイメージはありました。後に「NHKおしんVSCBCおゆう」という記事が岐阜日日新聞に載ったのですが(おそらく共同配信)、どっちが圧勝だったかは皆さんご存知の通りです。勝ったほうは海外でもさんざん放送されましたからね。
 後に私はNEWS23で浜尾朱美さんを知るのですが、その数年前のテレビ朝日「おはようTODAY」で進行やってるロングヘアの美人だとは全く気づきませんでした。彼女が「おゆう」の主演だったとは、ずっと後に知りました。いま彼女が「クイズバトンタッチ」から流れ流れた「ニッポン早わかり」で司会やってるのを見ると、この間いかに時間が流れたかを知らされます。
2007/01/03(水) 02:10:55 | URL | かじか
ポーラレディ
またお邪魔します。
そういえば、うちに知り合いのポーラレディの人(旦那さんが父と同じ職場だった)がいつも来ていたのを思い出しました。「ビューティー専科」というPR誌をいつも置いていったのを覚えています。もちろん、母はポーラ化粧品を使っていました。(父もひげ剃り後のローションや育毛剤を買っていた)
スカパー!入りたかったんですが(去年テレビを買い替えた時にチャンスがあった)、金を払ってテレビを見ること(NHK以外の)に抵抗があるらしく、却下されました。その割には「見るテレビがない」といつも文句をたれていますが。
2007/01/03(水) 18:54:46 | URL | 北国の人
ビューティー専科
● かじかさん
ですね。
この営業関連の話については、近いうちにやる国産ドラマ特集の時、
ポーラテレビ小説のどれかをまたやって、
その時にもう少し詳しく語ろうと思います。

おしんと同時期はおゆうでしたっけ。
随分と露骨に張り合ったもんですな(苦笑)。
もっとも、このおゆき、そしておりんと、
昔の女性の名前をそのままタイトルにするのは
この枠の定番だったんですが、それ故の意地だったんでしょうか。
クイズバトンタッチに出てましたか?
それは気付かなかったなあ。
なにしろUHFで、ざらざら画面だったし(笑)。


● 北国の人さん
懐かしいなあ、ビューティ専科!(笑)
そうそう。そう言えばこの枠のCMでもよくやってました。
で、ビューティ専科のCMが終わると提供紹介に入って、
「ポーラ化粧品がお送りしました」って終わるんですね、

奥さんが文句を言うという事でしょうか。
タダで済むものに金はかけない。
立派な、主婦の鑑であります(笑)。
でも、2万円もしないくらいの機器を一度設置すれば、
月に2000円かそこらで貴重な昭和番組を見放題ですよ。
レンタルビデオとか映画を観に行く事を考えれば安いんじゃ。

べつにスカパーの人でもなんでもないんですけど(笑)。
2007/01/03(水) 22:36:14 | URL | ごいんきょ
テレビジョンドラマ
懐かしいですね、「隔月刊 テレビジョンドラマ」。自分も3冊、大映テレビ特集のPart1と2、「サントラコレクション」を持っています。自分が興味ある号しか買いませんでしたが、いま思えば全号買っておけばよかったかな。
「隔月刊 テレビジョンドラマ」って結局、いつまで発行されたんでしょうか?。
2009/07/02(木) 14:06:55 | URL | 石毛零号
ちょっと間が空いて申し訳ないんですけど。

本当、全号買っておけば良かったんですけど、
一店に一冊しか無かったんで、魅力的な特集だと売り切れで、
当時は店頭に無いと、発売してるかどうかわからなかったですからね、月刊誌でもないと。

そんなわけでワタクシも、けっこう抜けが有ります。
最終は、平成五年一月一日号(通巻43号)で、
太陽にほえろ!特集(4)でした。
2013/11/04(月) 22:53:11 | URL | ごいんきょ
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