私的 昭和テレビ大全集
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大奥 (1968)

大奥(1968)

江戸城は、ご存知の通り265年間に渡って、
徳川家の居城で御座いました。
その広大な本丸の奥に、大奥と呼ばれて、
外部とは全く切り離された一角が有ったので御座います。
将軍様以外は絶対の男子禁制。
およそ千人にも及ぶ、女だけの世界で御座いました。


こんなナレーションが、夜も更けた頃あの声で毎回流される。
大奥というのは、女千人がたむろしている怖ろしくもおぞましい場所。
そんな説得力を無意識的に視聴者に植え付けていた、
あの独特のナレーションをやっていたのが、かの岸田今日子でした。
この度、残念な事にお亡くなりになり、何を記事にしようかと思案しまして、
ムーミンは昭和の両作とも既述だし、残るは傷だらけの天使、
みなさんのおかげです、そして大奥くらいしか思い浮かばないんです。
実際、テレビドラマにはそれほど出演していないようですね。
アニメ声優も、実質的にムーミン一作と言って良いくらいだし。
ワタクシにとって女優・岸田今日子は、やはり砂の女。
あれもかなりキョーレツな役でしたけど、これ以上ないほどハマッていた。
ですがここはテレビブログですので、これは却下。
傷天は勿論いつかは扱わなければいけない作品ですが、今は気が乗らず、
おかげですは岸田さん以外の記述が多くなりそうで、やはり不適。
という事で、今回はこの大奥、それも元祖の方です。
傷天と違い余所でもあまり語られていない作品ですので、
やはりこれにしましょう。

岸田今日子と言えば、子供向け作品は別として、全てがおどろおどろしい。
あの特異で味のある風貌と、同じく特異で味のある声。
それらが醸し出す特異で味のある雰囲気が、
ハマッてしまうとクサヤの干物のように癖になった。
やはりおどろおどろしい従兄の森との共演が実現した傷天の所長役も、
みなさんのおかげですでの保毛男の姉さんも、
余人を持って代え難い独特の世界を醸し出してくれてましたっけ。
その元祖とも言える仕事が、おそらくこれでしょう。
冒頭だけでなく、全編通して随所に流されるあのナレーションは、
まるでこれがスリラーかサスペンスかのような緊張感をくれました。

そう。正にこのドラマはスリラーかつサスペンス(笑)。
関西テレビ開局十周年記念作品として制作され、
代々の徳川将軍家に於ける大奥のどろどろした様を描いた作品で、
主人公というのはおらず、敢えて言えば『大奥』と呼ばれる
場所・制度そのものが主人公で、時代も登場人物も移り変わり、
それ故にキャストも次々入れ替え、豪華な顔ぶれとしたわけです;
主人公がいない状況のこのドラマに於ける岸田のインパクトは絶大で、
印象としては、彼女の主演でした。
15年後に、やはり関西テレビ開局記念番組としてリメイクされますが、
その時も当然のように岸田がナレーションを担当しました。

先にスリラーでサスペンスと書きましたが、
女ばかり千人も寄り合った奥の間は、女の情念渦巻く世界で、
足の引っ張り合い、嫌がらせなど、現代の日常でもよく見る光景が(笑)
次々と活写され、そこに岸田のナレーションが流れる。
コワイ。コワすぎる(笑)。
嫌がらせなどにとどまらず、取っ組み合いもしばしば演じられておりました。
お局様とか女の園の『恐ろしさ』を描写した作品って、
きっとこの番組が元祖でありましょう。
そういう女性への憧憬を取り払ったドラマがウケたのか、
この手の大奥ものは、この後いくつも制作されました。
もっとも、岸田がナレーションをやっていない作品は、
やはり認知度も低いと思います。

ムーミン役も含めて、力ある俳優は声優としても一流になりうるという、
見本のような人でした。
ムーミンはこのブログ7番目と、かなり早めに記述しました。
勿論、早く書いている作品ほどワタクシにとって
思い入れ深いという事ではありませんが、
ムーミンに関しては、その文でも書いているように、
ワタクシの中でかなり大きな位置を占めている作品だったりします。
岸田さんが亡くなってみて改めて思い起こせば、
テレビの中でのお母さんみたいな人だったんだなと思いますね。
昭和テレビのブログ、これからもいろんな方々とのお別れが有るでしょうが、
なるべく多くの人に、なるべく多くの番組に関して、
なるべく多くの感謝の気持ちを構築していきたいと思っています。
ワタクシは個々の訃報に追悼文は書きませんけど、
当ブログ全体がそういうものであるという事なんですね。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
岸田氏と関テレ制作枠
その他にも影の軍団Ⅲにて一話で尼になる元大奥の御偉方役もしていてその時も迫真の演技だったっけかな

俺っちその元祖大奥は再放送しか見てないけど火曜10時のその枠はやはり比較的遅いのでドロドロとかの面もあった大人の良い味出していたと思う

何処かで10時台の濃い時代劇の新作やらないかな
2006/12/23(土) 15:52:41 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
影の軍団
出てましたね。やはり大奥繋がりですか(笑)。

ワタクシはさすがに内容は覚えてないんですけど、
岸田さんのナレーションの印象は物凄く記憶に残ってますね。
あと、おんな同士の諍いぶりとか(笑)。
2006/12/23(土) 22:59:21 | URL | ごいんきょ
今宵のお褥はお万の方さま~
岸田今日子さんが亡くなられ、とても悲しいです。自分の子供~思春期~現在と同じ時代に生きていた著名人の訃報が続くと当時の自分を思い出す、そして自分の「時間」も限られてるという現実にハっとする。今年は特にそれが多かった年ですね。

自分の将来なんか考えた事もなかった子供が当時見ていたお昼の「大奥」日本史を習っていても、大奥の説明なんかしませんからね。「今宵のお褥はお万の方様~」とお声がかかると「上様」と「生田悦子お万の方」に大人の世界を教えていただきました。時代劇では悪いお代官が帯で女のヒトを独楽回しするのでも子供たちは「大人の世界」を垣間見ました。
お万の方のイメージが強すぎて、欽ドンに出ていた生田さんは男っぽい感じでびっくりしました。女優さんって凄いですよね。でも女らしい生田さんに感情移入出来るのは私がまだ若い証拠、今では仲間由紀江ちゃんよりも高島礼子さんの方がシンパシーを感じます。「時間」に限りがあるのを自覚しますとね。



2006/12/24(日) 00:23:10 | URL | オバ
順番
そうですね。
自分が小さい頃に活躍していた人たちがどんどん亡くなるのは寂しいのと共に、
自分もそこへ近づいているのだという事が実感されてきます。
若い頃は知っている人間の訃報なんて珍しい事ですからね。

お万の方っていましたねー。
やはりその名前は何故かインパクトあって(笑)、覚えてます。
子供同志でちょっと言葉を付け足したりしたなー。
すみませんねえ、馬鹿正直にどうでもいい情報も書いちゃうブログで(笑)。
でも、ウィキペディアさんを見ると生田さんではないようですけど?
俳優の勘違いか、あるいは別の番組との記憶違いじゃないでしょうか。
徳川のおんなたちとか、いろいろ似たシリーズがありますので。
2006/12/24(日) 06:41:43 | URL | ごいんきょ
大物の
女優さんが次々と出演され、もう有名女優さんがいなくなってしまうのではないかしら・・なんて心配していましたが・・・
最終回に美空ひばりさんが出演され、ビックリした記憶があります。

我が家では母が、「男嫌い」というドラマを観ていました。岸田今日子さんをはじめ、あれほど個性的な女優さんたちは、少なくなりました・・かーもね~
2006/12/24(日) 13:27:58 | URL | モデラート
声の仕事でも 役者としても
存在感のある役者さんでしたね。
大奥のナレーションや女優としての存在感。
ムーミンのような、少年の声もしっくりとこなしてしまう。
「テレビ探偵団」での、子どもと「ワンサくん」を見ていたというエピソードを語るきさくさ。
ものすごく、素晴らしい役者さんだったと思います。
2006/12/24(日) 22:45:07 | URL | 桃
つボイノリオさん
ごいんきょさん。同じようなことを考えておられる方はいるもんですね~。実は、DJで「プリンプリン物語」の声優もされてたつボイノリオさんが「極めつけ!お万の方」という曲を以前出したことがあるんです。「お万、こけるな」のように、一文字つけ加えても成り立つ文を1番に1つずつ取り上げてるものです。「金太の大冒険」の女性版ですね。
 その後、彼のベストアルバムCD「あっ超ー×」にも収録されました。この手の歌が多いアルバムです。こちらなら今でも入手できると思います。
2006/12/24(日) 23:58:12 | URL | かじか
かもネ
● モデラートさん
ひばりさん出てました。
当時からもう、一人だけ別世界って感じの格の人でしたから、
彼女がゲストで出るだけで番組のステータスが上がりましたね。

そうか。男嫌いという名作ありましたね。
越路吹雪さん、淡路恵子さん、岸田今日子さん、横山道代さんの
行かず四姉妹が繰り広げるコメディ。
弟役で坂本九さんとか出てますね。
テレビ史に残るドラマですけど、これも映像が残ってなさそうですねー。
映画版では、青島幸男さんも共演されているようですね。

● 桃さん
テレビ探偵団での話は忘れてしまいましたが、
そう言えばそんな話してましたっけ。

● かじかさん
リンチンチンの時と言い、これまであまりネット上で
こういう話をしている所は無いと思うんですよね。
でも、確実に日本中の子供達が交わしていた会話なはずで、
ワタクシはそういう部分も残らず掬い上げていきたいです。
ワタクシ自身は下ネタは大嫌いですが、文化的使命感ですね(笑)。
金太負けるなっていうのも有りましたね。
2006/12/25(月) 01:46:42 | URL | ごいんきょ
怨霊と老女
「大奥」における岸田さんの声の存在感は抜群でした。映画・大奥でのナレーションも担当してほしかったと思います、返す返すも残念!
ところで「大奥」に岸田さん自身が出演していたのを知っていますか?
旧版では最終回に櫛に宿った怨霊役で誰もいなくなった大奥で高笑いで一人芝居をする最後の場面で怪演なさってました。リメイク版ではやはり最終回で大奥の書留(日記)を管理する袖萩という老女の役で女たちの哀歓を偲んでおられました。
実は先日までCSで見ていたのですが今は「徳川のおんな絵巻」を放送しています。
2006/12/26(火) 16:45:41 | URL | 田毎の月
岸田さん出演シーン
があるというのはウィキペディアさんの記事で知ってましたが、
記憶には有りませんでしたので、細かく教えて戴き助かりました。
なるほど、どちらも最終回での特別出演だったんですね。
怨霊と老女… ハマってると言ったら失礼かな(笑)。
リメイク映画のナレーションは誰なんでしょう。
岸田さんと比べられたら気の毒ですね(苦笑)。
2006/12/27(水) 01:38:05 | URL | ごいんきょ
記憶の断片
ごいんきょさま

過疎スレ投稿の件。、明確な指針をお示しいただき、ありがとうございます。これで気楽になりましたので、大した内容でもありませんが、11年ぶりに「大奥」に書込みさせて頂きます。

あのテーマソングは独特で、今も間奏まではっきり覚えていますが、出だしは琴でしたね。あれが何とも芸者ワルツのように淫靡で(笑)。耳にした最初は三味線かと思いましたが、今にして思えば、まさか大奥に三味線はねえかと。

ドラマの部分は切れ切れにしか記憶にありませんが、印象に残っているの八代将軍・吉宗(松方弘樹)の若き日の悲恋の物語です。紀州の四男坊・松平頼方だった昌平黌時代に「永遠の愛」を誓ったお袖(長内美那子)を、天下の将軍となった今も忘れられない吉宗が、まあいろいろあった末、ラストでかつての恋人への最後の餞に、お忍びで江戸城から出てきて、今は人妻となったお袖の前で昌平黌の後輩多数を従え、校歌(?)を合唱してエールを送るシーン。その昌平黌校歌なるものがまた、まるっきり一高や三高の寮歌そのもので。それが早慶戦の応援まがいに腕をタスキに振りながらがなるので、もうおかしいことこの上なしでした。

その他では最終回に、十五代将軍・慶喜(天知茂)が側室(谷口香)相手に「領地も政権も朝廷にお返し申し上げたのに、この上なんでこんなにいじめられなきゃならねえんだあ」と愚痴るシーン。小学生にしてガチガチの佐幕派だったこちとらは、「幕府を潰したのはてめえだろうがッ。今更女々しく泣き言を抜かすくれえなら、腹ァ切って中村竹弥の爺さん、いや東照神君さまに詫びやがれ」と憤ったものです。まあ、小学生といえば、土曜の夜とはいえ、ああいう教育上悪いものをこっそり覗き見しているこっちも十分罪悪感はあったのですが、別の回に子役で、同い年の雷門ケン坊が出ていたので、「子供が見るのが悪ければ、出ているこいつはもっと悪いだろうが」と自己正当化しておりました。
 
2017/01/05(木) 22:35:02 | URL | 権兵衛
1000を越える当ブログ記事の中には、コメントが一つも無い本当の過疎スレも数多くございますがね(笑)。
ま、このドラマを当時ご覧だった大人は、まずこんなとこにコメントなんかしないでしょうから、一人一人のコメントが貴重ではありますが。

チェンバリカの事をおっしゃってるんでしょうか?
作曲家の渡辺岳夫さんが、この大奥の頃に面白がって多用していた楽器です。
チェンバロを鍵盤で弾けるようにしたものなんですかね?

昌平黌に校歌が有ったんですかね(苦笑)。
まあ虚構だからな。

小学生で佐幕派というのも凄いですが(笑)、佐幕派なのに将軍を貶すというのも(苦笑)。

雷門ケン坊も出てましたか。時代的な売れっ子でしたからねえ。
2017/01/05(木) 23:36:48 | URL | ごいんきょ
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