私的 昭和テレビ大全集
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くらやみ五段 (1965)

くらやみ五段

今月の東映チャンネルで、アタック拳とかゼロ戦黒雲隊、
そしてこの作品が放送されてるんですよ。
これらはなかなか放送される機会が無いレア物揃いですが、
中でもこのくらやみ五段は、一際放送が難しい作品だと思います。
よくぞ放送してくれたという事で、今回はこの作品です。

主人公・倉見達也は盲目ながら柔道五段の腕前という、
座頭市の柔道版のような作品でした。
放送しづらいというのはこれ故で、作品中でめくらという言葉が
当たり前のように使われているのでありました(苦笑)。
しかしワタクシは言葉狩りが激化した昭和50年代から思っているのですが、
言葉なんて表面で捉えても仕方ないんですよ。
めくらという言葉は、目が見えない人を指す単語に過ぎないわけで、
それをいくら言い換えたところで、使われ方が変わらなければ
結局その構図は何も変わらず、規制される単語が増えていくだけでね。
ボケ老人という言葉を認知症と置き換えたところで、
認知症という言葉を差別的に使えば、単に差別語を増やすだけの話。
また、仮に劇中で差別的に使われていても、機械的に排除すれば良い
という考え方では、芸術の幅を狭める事となります。
テレビというのはこうした面でも非常に害毒を量産してしまいました。
今の所スカパーなどは、通信という事で、局の姿勢によって
こういう作品でもそのまま流されていますけど、それも少しずつ
規制する局が増えていっておりますので、憂慮しています。

それはさておきこの作品は、寺田ヒロオの原作でした。
かの漫画家梁山泊トキワ荘に最初に住み着き、
後にやってきた藤子不二雄、赤塚不二夫、石森章太郎らの兄貴格として
メンバーを教導した得難き人材であり、
自らも昭和30年代は人気漫画家として大活躍していました。
しかし、他のトキワ荘メンバーが40年代以降、
時代の寵児となっていくのに対し、彼の人気は凋落。
その後は徐々に隠遁生活となり、晩年には他との関係を遮断するまでに。
この辺の寺田の複雑な心境は察するに余りありますが、
ちょっと不遇な晩年で、残念な事でした。

オープニングの冒頭で倉見が盲目になるエピソードが流されるのですが、
火事現場から子供を救出しようとして、燃えた木材が目に落ちてきたのが
失明の原因だという事のようです。
うーん、それでどうやってその場から脱出したのだろう?
更に解せないのは、物語終盤になると、
なぜかこの目が治療可能という診断を下されてしまうんですよね。
最初に行った目医者はどんだけヤブなんだと(苦笑)。
倉見を演じていたのは、この時代の子供向けドラマで大活躍の千葉真一。
まあ、彼以外にはなかなかこなせない役だったとも言えますが。
倉見は目は見えないけど、いろんな部分で健常者以上の知覚感覚を発揮。
この辺も昔から有る障害者ヒーロー物のお決まりパターンですね。

更にもう一人、子役時代のとてもカワイイ小林幸子が、
マツゲ役で出演しているのも見逃せないです。
マツゲというのは天涯孤独の身となって上京してきた女の子ですが、
これも物語終盤、彼女を捨てたと思っていたお母さんが、
実は記憶喪失で、割と有名な作曲家として活躍しているという
展開になっていくんですが、この辺もかなり強引だと思います(苦笑)。
倉見らの活躍を期待する柔道大会記事を報じる週刊誌の別記事で、
その作曲家の活躍を報じており、マツゲちゃんのロケットの
お母さんの写真とその写真とが似ているという事で、
物語はその柔道大会とマツゲの身辺事情の展開とで
クライマックスに突入していくんですが。
各選手達がいろんな名前の必殺技を使うので、
柔道シーンでは特撮っぽい映像なども使われ、
柔道一直線の前身のような番組と位置する事ができるでしょう。
まったくの同時期、同じNETで空手三四郎なんてのも有りました。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
見たいです
東映のタイトルビデオ集で見ただけですが残っていたのですね。こういうものをみつけて放送しようとした担当者はあっぱれです。古いフィルムなのでチェックしなければならないので手間と時間がかかるとおもいます。放送するまでの苦労が知りたいですね。鉄道公安職員(公安官ではありませんよ)役で鳴門洋二さんが出ているみたいですがレギュラー
だったのでしょうかね。引き続き
アラーの使者*鉄道公安36号も放送
してほしいですね。
2007/01/16(火) 13:56:01 | URL | 鉄人36号
鉄道公安36号の鉄人
である鉄人36号さんがコメントくれたと思ったら、
なんとこの番組にも鳴門さんが鉄道公安で出ているのですか(笑)。
随分といろんなところであの番組の流れが有ったんですね。

アラーの使者はその昔テレビ大阪の開局時に1話だけ流されて、
ワタクシもそれは持っています。どっか行ったけど。
どちらもたしかに東映チャンネルで放映して欲しいですけど、
全話の放送用フィルムは残っていないかもしれないですね。
特別機動捜査隊みたく一部でも良いんで、
可能な限りの話数を発掘して欲しいものです。
2007/01/17(水) 00:08:49 | URL | ごいんきょ
くらやみ五段(1965)
「まったくの同時期、同じNETで空手三四郎なんてのも有りました。」とありますが、この空手三四郎の関連情報何かありますか? 私は1966年に空手普及のためにタイへ渡り、現在もタイで空手師範です。実は、1966年 or 1967年頃にタイでこのTV番組が放映され、お陰で弟子が一度に増えました。(番組が終わると減りましたが・・・。主題歌の勝三四郎は(学部は異なるが)大学空手部の後輩です。Webで亀石征一郎などの簡単な資料は見ましたが、つい懐かしくコメントしました。
2009/08/20(木) 20:47:56 | URL | (ハンドル未記入)
返信が遅れてしまい申し訳なかったのですが、
返信の代わりという感じで、空手三四郎の記事を以前に書きました。
上部中央検索窓からお探し下さい。

空手三四郎が放送されてるなんて、なんて良い所なんでしょう(笑)。
こちらではCSでも放送されてないんじゃないかな。
2013/11/19(火) 20:45:01 | URL | ごいんきょ
感動の最終回
もう本当に昔は札幌、民放が2局しかなかったもんだから、「暗闇五段」は土曜の15時ころにやってたんです。
小学校低学年生、外で遊ぶのが忙しくて、時々しか見れませんでした。でも最終回はよく覚えてます。
最後の大会を前にして、目の手術をした暗闇五段に視力が戻ります。そして快調に勝ち上がった彼は、決勝戦に臨むのですが、敵に押され、不利な状況に陥ります。そこで彼は、目をつぶって感覚だけを頼りに、戦います。結果、見事優勝を果たすのでした。めでたし、めでたし。若き日の千葉ちゃん、カッコよかったー。
2014/06/14(土) 01:44:14 | URL | みのモンタナ
なるほどー。
障害者ものとしては最もありがちで、最もハマる最終回ですね。
外連が無かった昔の作劇は気持ちいいなあ。
2014/06/14(土) 06:25:51 | URL | ごいんきょ
観たかった…
初めてコメントさせていただきます。このドラマの黒ひげ刑事役で、今は亡き父親が出演していました。東映チャンネルでやっていたんですね…
実際自分は産まれていなくて、父親が演じているものを観たことがなかったので、観たかったです。
その黒ひげ刑事という役が、どこで出演するのかも、よくわからない状態なので…

このような懐かしい番組のブログを書いて下さった管理人様に、感謝致します。父を思い出しました。

ありがとうございました。
2014/07/30(水) 21:37:57 | URL | 黒ひげの子供
あなたが書き込んで下さるのを待ってました(笑)。

東映チャンネルでやったと言っても第1話だけだと思います。
ご家庭に台本は残っていないのですか。

黒ひげ刑事は、通称を黒ひげ無段と言ったのかな。
主人公の倉見とわりと近い関係で、倉見が懲らしめた悪人を逮捕したり
といった感じの活躍だったのではないかと思います。
一回一回の出番はそれほど多くないと思いますが、けっこう頻繁に出ていた感じですよ。
早く全回放送やソフト化が実現されると良いですね。
2014/07/30(水) 23:08:09 | URL | ごいんきょ
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