私的 昭和テレビ大全集
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青春のお通り (1965)

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東京12チャンネルは、日本科学技術振興財団を母胎とし、
科学教育テレビ局として開局しました。免許交付条件は、
科学技術教育番組60%、一般教育番組15%、教養・報道番組25%。
つまり、娯楽番組は制作できない純然たる教育局で、
少し前に開局したNETは日本教育テレビという名称ながら
多少の一般番組も認められていたのを考えれば、
破格に厳しいスタートを余儀なくされたのでした。
しかしまあ、ワタクシはこんなの出来レースだと思ってますけど。
テレビ俗悪批判の厳しい世論と、地上波免許の奪い合いに配慮して、
こういう形にして、いずれ経営が立ち行かなくなるのは必定なので、
そうなった時に日経新聞に渡そうという筋書きが、
おそらく当時からかなり上の方では整っていたんだとね。

河野一郎の死などによって強力なライバルが消え、
免許不服の行政訴訟も取り下げられた昭和44年以降、
12チャンネルは開き直ったかのように路線を180度転向。
エログロ路線となっていくのですから教育局とは何をかいわんや。
若い時分には世話にもなったけどサ(笑)。
いずれにせよ、12チャンネルというのはそういう出自故に、
自局オリジナルのドラマやアニメ等は不得手でありました。
開局翌年の昭和40年四月にスタートしたこのドラマは、
テレビ東京黎明期の数少ない自社制作ドラマだったのであります。
当時は全ての内容が財団出資なので、
個々の番組スポンサーというのは有りませんでした。

京都伸夫原作のドラマ化で、7月には日活で吉永小百合主演による
映画版が公開されてるので、ほぼ同時に映像化が進んでいたんでしょう。
このドラマの主演は九重佑三子。コメットさんよりも更に昔の話です。
おそらく初主演作じゃないかと思うんですがね、どうなんでしょう。
こんな立派な主演作なのに、公式サイトすらこの番組に言及しておらず、
例によってこの番組に関する記述は、ここがネット初。嬉しいな(苦笑)。
でも本当を言えば、もっと関係者にどんどん書き残してもらいたいです。
この番組でも、九重はお手伝いさん役。劇中では女中と呼ばれますが。
川口晶といい、お手伝いさん女優っていましたね。
そもそも昔の番組には、なんであんなにお手伝いさんが出てたんだ?
お手伝いさんがいる家なんか見た事ないんですが(苦笑)。

大阪の短大を卒業した南原桜子は、両親が老人ホームに隠居すると、
放送作家浪花秀介の家に住み込みで働く事にした。
秀介の妻ユカリは女優で、昔の恋人である演出家と
再びヨロメキの仲となり、夫婦は離婚目前という状態。
ヨロメキっていう言葉も古臭く聞こえるかもしれませんが、
劇中で使われていた言葉ですので悪しからず(笑)。
梅香という桜子の姉は、やはり浮気の末に妊娠し、
あげく自殺未遂事件を起こしてしまう。
桜子を気に入って何かと面倒を見ていてくれたユカリも、
運転手の飛ばしすぎで崖から転落、大怪我をしてしまう。
それらはヨロメキの罰ではないかと感じた桜子は、
圭太というボーイフレンドとの仲を大事にするという、
まあ、古き良き時代のドラマであります(笑)。
いやいや。
決して皮肉ではなく、こういうドラマが楽しめた時代こそ、
本当に楽しかった時代だなあと思っているんですけどね。

秀介役は金子信雄。
桜子になんとかちょっかいを出そうとする役にピッタリかと(笑)。
先輩女中は、あの笠置シズ子がやっておりましたが、
なんと言っても圭太役の田中邦衛でしょう。
同じく青春ドラマの『若者たち』で上り調子だった頃で、
九重とのカップル役という重要配役もむべなるかなでした。
12チャンネルのドラマというのは、このように渋いキャスティングが
キラリ光るものがよく見受けられました。いかんせん予算が少ないので、
番組全体のクオリティは、やはりどうしても低めとなりまししたが。
更に、音楽の作詞担当は永六輔。
洗濯物干しの時に桜子はこんな歌を歌ってました。
  洗濯干す時 青空を見よう
  私は先生 小学校の
  運動会の 楽しい朝で
  旗をいっぱい 揚げてるつもり
  ホラホラ 花火の音がする
九重佑三子の、歌うお手伝いさん。
数年後のコメットさんでも引き継がれます(笑)。
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