私的 昭和テレビ大全集
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踊って歌って大合戦 (1965)

該当番組画像募集

時の皇太子ご成婚パレードを契機に一気に盛り上がりを見せ始めた
テレビという媒体とその文化。
映画に引け目気味だったテレビタレントが活き活きと活躍し始め、
テレビから生まれた笑芸人たちも、この前後続々と登場。
そのテレビ笑芸人第一世代に、林家三平の名は輝かしく刻まれます。
林家正蔵という大名跡を亡父に持つ血統正しい落語家ながら、
生まれて間も無いテレビという媒体に彼ほど適応した笑芸人は、
それまであまりいなかったと言えましょう。
落語の高座で、おもむろに立ち上がったり、客席をいじったり、
あまつさえ客席に分け入ってしまう事も。
後年、舞台を所狭しと駆け回るコント55号が、
テレビ時代の芸人としてクローズアップされましたが、
その端緒は、林家三平が作っていたのかもしれません。
彼が売れた切っ掛けは、昭和32年現TBSの『今日の演芸』という話ですが、
これを見ていた人は今日、そうはいないでしょう。
翌年には真打披露会をテレビ中継。
既にして大人気テレビスターだったというのが偲ばれます。

そんな林家三平のパワーが大爆発したのが、この踊って歌って大合戦。
「踊って歌って大がっせ~~ん!!」という三平の絶叫で始まり、
30分全編、そのままのノリとテンションで終始した、
ショー番組ならぬ恐るべき躁番組(笑)。
最初に素人さんが一人登場し、普通に一曲披露した後、
取り巻きの人たちがゾロゾロやって来てからがこの番組の本番。
彼らが阿波踊りをアレンジした音楽をバックに、踊るわ踊るわ踊りまくる。
それこそ放送禁止用語のようになって踊りまくってました(笑)。
後年、同じ日テレで堺正章のガンバレ9時までという番組(既述)が、
ヨイヤサ踊りというコーナーで終わってましたけど、
これがまったくこの番組と同じテイスト。
当時のスタッフがいたんでしょうか?
もっとも、提供にこの番組で一社提供をしていた花王石鹸がおり、
実は花王の社長さんがファンだった可能性も捨てきれず(笑)。

この当時の日テレは、アベック歌合戦、そっくりショー、
しりとり歌合戦、ホイホイミュージックスクールと、
7時半からの番組に連日素人参加番組をズラリと並べていました。
昭和40年代初頭は割と不況で、スポンサー事情の厳しさが
当時の新聞でしょっちゅう記事になったりしており、
経費削減という面が有ったのかもしれませんし、
テレビ黎明期の『なんでもやりまショー』以来の、
日テレの伝統・お家芸みたいな意識だったのかもしれません。
実際、この頃の素人は今のようにスレておらず、
それ故に計算できないハプニング性の面白味があって、
テレビという媒体に、実は最もマッチしていた出演者だったと言えます。
そんな最強の出演者を得たこの番組は、三平人気のパワーも有って
高視聴率を弾きだしたのですが、俗悪番組として糾弾され、
僅か一年そこらで終了となりました。
まあ、たしかに白痴っぽい番組でしたけどね(笑)。
普段真面目にやっている人たちが、たまにハメをはずすくらいは
見逃してあげる余裕は欲しいものです。

林家三平という存在も、色々物議を醸しました。
ハッキリ言って、旧来の落語芸はまったく駄目。
しかし、テレビという媒体に即応した彼の存在が無ければ、
落語文化が新しい波に埋没するのは、数十年早まっていたでしょう。
彼のアイドル化が更に新しい若手落語家の発掘へと繋がり、
柳家小ゑん(談志)、三遊亭歌奴(円歌)、月の家円鏡(円蔵)らの
テレビでの活躍に繋がっていった事は疑えないでしょう。
彼ら落語ニューウェーブ世代の活躍で寄席も活気づき、
テレビでも彼らを使った番組が昭和時代は続々と作られました。
平成になって、落語は表向き衰退する一方のように思いますが、
林家三平のような型破りの開拓者がいないというのも、
その大きな原因の一つなのかもしれません。
提供は、先に書いたように花王石鹸でした。当時の花王と言えば、
なんと言っても ♪ 白さと香りの ニュービ~ィズ という事になりますね。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
三平の功績
林家三平の功罪があるとすれば、落語家の誤った姿を幼き拙の記憶に刷り込んだことか・・・(笑)。それは冗談として、テレビ隆盛の時代に、お茶の間のニーズを誰よりも敏感に捉えることができたセンスがあのキャラを生んだとも言えそうですね。

当時は落語音痴とでもいえそうな人々(拙の母がそうでした)にも、落語の認知度を高めた功績はもっと評価されてもいいでしょうね。それと世代を超えた笑いを提供できる新人の芸人が途絶えて久しい今日この頃(お笑い芸人と呼ばれる人は今のテレビ界に掃いて捨てるほどいますけど)、三平クローンでもいいからその出現を願いたいところです。
2007/03/26(月) 20:18:19 | URL | 路傍の石
鶴瓶さんが
一応いま、落語復興の為に頑張っているんですけどね、色々。
でも、もう一つ盛り上がらないのは、若手が出ないからでしょう。
やはりその世界が栄える為には、若い人が出てこないと駄目なんですよね。
2007/03/27(火) 00:19:44 | URL | ごいんきょ
「踊って歌って大合戦」
「踊って歌って大合戦」、大好きでした。
当時小学生(女子)で一人ッ子だったのですが、「この番組は毎週見なくては!」と思って一人でガッツリ見てました。
関西では日曜の夕方の放送だったと記憶しています。
あんなに面白かったのに、懐かし番組などで取り上げられないのが不満だったのですが、打ち切りになってたんですね。
素人チームがめちゃくちゃに踊りまくる上に、審査員が「そこの所はもっとこういう動きがいい」と、輪をかけてはちゃめちゃな踊りを披露したり。
今から思うと、ナンセンスの固まりのような番組でした(笑) 是非もう一度見たいなぁ。
そういえば、石ノ森章太郎さんの漫画にもチラっと出て来た事があって、「石森先生も見てるんだなー」と思ってました^^
林家三平さん、司会にぴったりでしたね!
2007/04/05(木) 23:10:11 | URL | ルンナ
クククと笑って見てたんでしょうか
関西ではそんな時間だったんですか。
懐かしもの番組で取り上げられないのは、そもそも映像が残ってないからでしょう。
石森先生の漫画ってなんでしょうね?
2007/04/06(金) 06:21:38 | URL | ごいんきょ
石森先生の漫画
「メゾンZ」というスパイ漫画です。
割とはじめの方で、主人公がテレビを見てるシーンに出て来ます。

そうか映像は残ってないのですね。残念ですね。
2007/04/17(火) 19:56:05 | URL | ルンナ
メゾンZ
いやー、初めて聞きました、メゾンZっていうの。
てっきりテレビ小僧かなんかだと思いましたが。

映像だったか音声だけだったか、東京・根岸の三平さん記念館で、
たしか流しているような記事を見たんですが、関西の方じゃ無理ですね…。
しかし、立派な記念館まで建てちゃって凄いなと思ったら、
ずいぶんと贔屓筋に恵まれているんですね、海老名さんち(笑)。
2007/04/17(火) 23:35:20 | URL | ごいんきょ
ごいんきょさん、せっかくお返事いただいてるのに遅レスで申し訳ありません。

>メゾンZ

昔は秋田書店のサンデーコミックスで読めたのですが、今出てる石ノ森さんの全集の11期に入ってるみたいです。
「テレビ小僧」も同じ11期みたいです!
ttp://www.ishinomori.com/top.html

>根岸の三平さん記念館

実は今は関東にいるのです。機会があったら行ってみまーす。
確かに御祝儀、すごいですよね(笑)
2007/05/06(日) 10:56:44 | URL | ルンナ
ワタクシはホストですから気遣い要りませんよ~。
書きたい時だけに書きたい事だけを書いて下さって結構です。

石ノ森さんの件、わざわざどうもです。
根岸にもし行ったら是非レポートお願いしたいですね。
非常に限られた日程でしか開いてないようですので、
よく調べてから行って下さいね。
2007/05/06(日) 23:36:49 | URL | ごいんきょ
ねぎし三平堂
台東区根岸にある、林家三平博物館は、正式には「ねぎし三平堂」といいます。

開館当初は、土曜と水曜のみ(土も水ません)の営業でしたが、さすがに水曜と土曜だけでは客がこないとおもったのか、現在は日曜も営業しています。

初代三平さんの芸だけではなく、三平が歌っていたレコードや、生前、使っていた書斎の再現、それに少ないですが、三平さんが出演していたCMの映像もありました。

三平さんの落語を知らない人でも楽しめます。
2012/09/30(日) 00:10:45 | URL | 10000k
おお、日曜もやってくれるようになってますか。
では、近くに行った時には寄ってみよう。
それもかなり先にはなるでしょうが。
2012/09/30(日) 21:35:29 | URL | ごいんきょ
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