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水もれ甲介 (1974)

該当番組画像募集

信じられないですよね、石立鉄男さんが亡くなったというのは。
ご本人もまったく死を意識しないままの突然死だったようですが。
相当のヘビースモーカーだったらしく、煙草に殺された感じがします。
ワタクシも彼のシリーズは何度も何度も観ましたし、
そんなわけで、ちょっと予定を変えて、石立さん追悼の意で
この番組の記事を書こうと思います。



水もれ〜 甲介〜 水もれ〜 甲介〜

という歌が懐かしい石立ユニオン日テレドラマの一つ。
気になる嫁さんもパパと呼ばないでも雑居時代も既述で、
あとわりと有名どこはこの甲介あたりまででしょうか。
きまぐれシリーズの頃には、石立パワーもかなり落ちてたように思います。
この甲介あたりまでのこの路線は、本当に主題歌が良くてね。
ただ、気になる嫁さんでは歌詞が無かったし、
パパと呼ばないででは、ドラマとなんの関係が有るの?って歌詞だったし、
雑居時代では、春夏秋冬の言葉だけが辻褄合わせでちりばめられている感じで、
この甲介でようやく、本当に主題歌らしい主題歌になったなと思いました。
もっとも、よく聞いてみると、水漏れ甲介って部分以外は
普通の歌詞なんだね、これも(笑)。

物語の舞台は、水道工事の三ツ森工業所。
そこの長男が石立演じる甲介で、三ツ森甲介が水漏れ甲介に変じている次第。
家出していた彼は、親父のいまわの際に呼ばれ、
そこで自分と弟とが実の息子でない事を初めて明かされる。
彼らの下にはやや年の離れた可愛い妹がおり、
その微妙な人間関係の機微を、コメディとペーソスでくるんだ、
いつも通りのテイストで綴った作品でした。
次男は後年、やや怪人キャラで名を挙げた原田大二郎。
長女はたしか、浅田飴のCMで大ブレイクした子だったと思いますが…
「と、日記には書いておこう」ってCMで、傘をさしていた憧れの女の子役。
違いましたっけ?

いまわの際に親父に、店を頼むって直々に頼まれて、
それまで反発していた甲介も、性根を入れ替えて水道屋に身を入れようと
家に戻ってくるのを、今更という感じで弟や妹は最初見ているんですね。
物語当初は、この弟や妹との軋轢が徐々に解消されていくのがドラマの核でした。
池中玄太の開始当初にちょっと近いかな。
甲介は水道屋始めたばかりでもあるけど、そもそも以前から技術が無いので、
いつも失敗して水道漏れさせてましたっけ。だから三ツ森甲介ならぬ水漏れ甲介。
妹のチャミーは、そんな甲介兄ちゃんはやや馬鹿にしていて、
次男にべったりなんですけどね。だんだん甲介にも好意を寄せていくけど。
で、そんな次男とチャミーが実は血が繋がっていないってのが第2の核で、
そこら辺でちょっと微妙なドラマが有ったように記憶してます。
甲介も血は繋がってないけど、更に年が離れていたのでやや冷静だったような。
でも、次男の方はそれを知って、結構チャミーに本気になるんじゃなかったかな?
ドロドロし始めた感じになって、ワタクシは見なくなったように思います(笑)。

提供は、大正製薬、グリコ、キリンシーグラム、沢の鶴でした。
キリンシーグラムと沢の鶴って、どちらもお酒の会社だと思うんですけど、
こういう相乗りがあるんですね。
洋酒と清酒だから競合しないって双方納得してたんでしょうか。
なんか面白いです。沢〜の鶴♪
雑居時代までは水曜8時だったこの路線ですが、この番組は日曜8時。
つまり、日テレ青春シリーズ枠と石立シリーズ枠の歴史的融合が図られたのですね。
その背景はどんな事情かはよくわかりませんけど、
双方がマンネリ気味だった状況に通風を考えたんだろうと思います。

石立鉄男はこの後、TBSの大映ドラマの方で脇役として存在感を発揮。
CMでも、エースコックのわかめラーメンとか有りましたけど、
その知名度活躍度から改めて思えば、CMはむしろ少なかったですね。
それにしても享年64は若過ぎではないかと。
自分が子供の頃に活躍していた人たちがいなくなるというのは、
どんどん自分の順番が近づいているという事で(苦笑)、
いろんな寂しさ侘びしさが去来します。
こういう人たちは、自分だけの体ではないという事を、
もう少し考えてご自愛戴きたいなと、改めて思いました。







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コメント
この記事へ寄せられたコメント
石立鉄男さん
が亡くなったなんて、信じられません。
私も石立さんを最後にテレビで観たのは、今春テレビ東京の「俳優座養成所同期会」でした。細川俊之さんたちと一緒にとても楽しそうに養成所時代を語っていらっしゃいました。声に少し力が無いように感じたのですが、年月がたったのだなぁと思っていました。

私が初めて石立鉄男さんを観たのは、「花いちもんめ」というドラマで、5人兄弟の中に岩下志麻さん演じる異母妹がやってくるという話しでした。
石立さんは確か、3男で寡黙でニヒルで冷たい感じの役でした。5人の中では最後まで妹に心を開かなかったような。

その後、「奥さまは18歳」「気になる嫁さん」「パパと呼ばないで」などを観ましたが、初め、あまりのギャップに同じ石立さんとは思えませんでした。
というか、他でも「花いちもんめ」のことはあまり語られていないようなので、あの時の石立鉄男さんは幻だったのかしらなんて気もしてきてしまいます。

「気になる嫁さん」「パパと呼ばないで」は夕方の再放送で観ていました。石立鉄男さんというとあの頃の夕方の空気を思い出します。

ご冥福をお祈りいたします。
2007/06/03(日) 21:13:47 | URL | モデラート
夕方の再放送
>モデラートさん
…小学校から帰ってきて、自分の家か友達の家で、決まったように見てましたね。
そうそう、あの頃住んでた街や空気も思い出しますね。

20年くらい前に、「若者たち」という60年代の映画(もともとはTVドラマ)のリバイバル上映をみました。
石立さんの役は被爆というつらい経験を抱える青年。
これまでTVで見た日テレ系ホームドラマや、「夜明けの刑事」等の刑事役のイメージとのギャップに驚きました。
この方、元文学座のようですね。
もともと演技派だったのでしょう。
2007/06/03(日) 23:20:23 | URL | 桃
ですよね、確か・・・
 「と、日記には書いておこう。♪龍角散トローチ」
 「水もれ甲介」いやー懐かしい!!!母が好きでねーこれが・・・
 ちなみに、日テレ石立鉄男ユニオン映画シリーズは「おひかえあそばせ」’71→「気になる嫁さん」’71→「パパと呼ばないで」’72→「雑居時代」’73
→「水もれ甲介」’74→「おふくろさん」’75→「気まぐれ天使」’76→「気まぐれ本格派」’77だそうで(vapレコードの「E(I)CDTコメディドラマソングブック」より)
俳優座出身で演技派ですか!!!TBS&大映テレビの「夜明けの刑事」と「噂の刑事ちゃん」じゃイメージ真逆ですよね。
 そんな石立さんに対して「原田(小丹波)大二郎」さんは、当時、「白い牙(藤岡弘、主演・NTV’74)」のヒロイン「鳥居恵子」さんと「ハウスバーモントカレー」のCMキャラクターだったとか(秀樹じゃないのかよー)原田さんって青春スターだったのねん。翌年TBSの「Gメン’75」で大ブレイクしてますね、1年足らずで殉職するんですが・・・・・
 確か、お母さん役は「赤木春恵←漢字失念」だったと思います。今じゃ「幸楽」の鬼姑になってしまいましたけど。
 残念ながらOPのアニメは憶えているものの、ストーリーはあまり憶えてません。「あ、龍角散トローチのお姉さんだ」とチャミを見て思っていたことは憶えていますが。
 と、いうことで、石立鉄男氏に合掌。  
2007/06/03(日) 23:56:05 | URL | 三船主任+α
鉄道公安官
ええと、私も「水もれ甲介」と関係ないのですが・・・
 私が印象に残ってる石立さんは「鉄道公安官」(テレビ朝日)です。鉄道ファンだったからなのですが・・・。あのチリチリパーマが妙に役柄にマッチしてました(同じことがトミーとマツにもいえますが)。最終回で視聴者に挨拶してましたっけ。
 あと彼の出てたエースコックのわかめラーメンのCMも印象的でした。カメラ目線になると彼は3枚目なんですよね。
2007/06/04(月) 00:58:32 | URL | かじか
♪ホームタウンまで切符をちょうだい
かじか様初めまして。
 僕も好きでした「鉄道公安官」。
 特にタイトルにあるエンディングテーマ「ホームタウン急行」byサーカス、が大好きで、2・3年前中古レコード屋でgetしました。
所長が三橋(十津川警部)達也で、石立さんが部下でしたね。後年放送された「さすらい刑事旅情編」よりも面白かったです。ただ、真裏が黄門様だったので、あまり長続きしませんでしたね。
 追伸:「お前は何処のわかめじゃ?」、あら「水もれ甲介」と関係無いですね。失礼。
2007/06/04(月) 01:45:01 | URL | 三船主任+α
石立さんの番組がアクセスランキングトップ5を独占してますね。
こんな事はもちろん初めてです。
ビートルズ並みの偉業… かどうかはともかく、
改めて皆さんに思い出をくれていた人だと痛感します。


● モデラートさん
モデラートさんも例の特番をご覧でしたか。
ワタクシは最近、とんとテレビを見ないからなあ。
近年は芸能界の仕事も減っていたようで、発声もしてなかったんでしょうね。
声帯も筋肉だと言いますが。

花いちもんめ、我が家も多分見てましたが、とても思い出せません。
これももう一度みたいドラマだなあ。
1985年の内容の全く違う同名映画にも岩下さんが出ていて紛らわしいんですけど、
ドラマの当時は、かわいい異母妹の役だったんですよね。
石立さんが出ていたという資料はワタクシも見つけられません。
当時はペーペーだったからでしょうね。
花いちもんめ自体も完全にテレビ史の闇に消えているドラマだし。


● 桃さん
うん、モデラートさんは小学生じゃなかったろうけどね。
………(^_^; あなた、ワタクシにこれを言わせて
ワタクシとモデラートさんを喧嘩させたいんじゃないですか?(笑)
石立さんは元々はかなりシリアスな役を演じていたんではないかと思います。
やはり泣かせる演技よりは笑わせる演技の方がはるかに難しいと思うし、
それだけ石立さんは地力が有ったんだと思いますよ。


● 三船主任+αさん
あ。龍角散トローチだったっけ(苦笑)。
日テレとTBSで主に活躍しましたけど、TBSは脇が多かったですかね。
原田さんがバーモントカレーやってたのは覚えてないです。
お母さんは赤城さんですか。じゃあ逆縁をしてしまったわけですね……
鉄道公安官については、前にもEDの話が出た事あります。


● かじかさん
そうか。テレ朝ではそれが有りましたっけ。
2007/06/04(月) 06:31:59 | URL | ごいんきょ
チャミー
まだ答が出ていないようなので一応書いておきますが、チャミー役は村地弘美チャンですね。
2007/06/04(月) 19:40:39 | URL | 石毛零号
フォローすみません。
思い出せなかったので彼女だけ名前書いてなかったです(笑)。
2007/06/05(火) 04:45:32 | URL | ごいんきょ
三ツ森工業所
東京に出てきたばかりのころ、
都電に乗って訪ねたことがあります。
本当にある水道工事業者さんで、
今にも甲介やチャミーらの顔ぶれが中から出てきそうな雰囲気の場所でした。
今も、あの頃のままでしょうかねぇ…。
2008/05/01(木) 02:14:38 | URL | 葉っぱ
え?
本当に三ツ森工業所という水道屋さんが有ったのですか(苦笑)。
その場所でロケしていたという事なのかな?
2008/05/01(木) 07:13:36 | URL | ごいんきょ
説明不足ですね
実際のその水道屋さんの名前はもちろん違いますが、
「三ツ森工業所」前のシーンは、
ほとんどこのお宅の前で撮影されてましたよ。
都電荒川線沿線の、味わい深いたたずまいの一角です。
2008/05/01(木) 09:40:42 | URL | 葉っぱ
ああ。ロケ地という事ですね。
いかにも街の工務店ってとこでしたね。
壊れた水道管が敷地に有ったかな。
それが象徴的にも見えました。
2008/05/06(火) 06:37:01 | URL | ごいんきょ
あの水道屋さんは、移転してしまいました。
残念ながらあのロケで使われた水道屋さんの建物は、都営荒川線脇の沿道整備のため、なくなってしまいました。
水道店前のシーンでよく出てくる建物の横のあのガード(都電荒川線でただ一箇所しかない)はまだありますが、そのうち通れなくなるらしいです。
都電鬼子母神駅の後ろの喫茶店もなくなってしまいました。
唯一鬼子母神本堂だけは昔のままですが・・・・
2008/05/31(土) 10:58:39 | URL | (ハンドル未記入)
ナポレオンソロの稿で話題になった鬼子母神(笑)。
さすがにそれは畏れ多いんでしょうが、その他のものは着々変わっていきますか。
それも仕方ないんでしょうけどね。
映像で当時が偲べるだけまだいいですよ。
ウチの近所なんかテレビなんぞついぞ来ませんでしたから、
ワタクシの幼少時の原風景は、本当に記憶の闇の中です。
2008/06/01(日) 20:20:39 | URL | ごいんきょ
夕日ヶ丘3号館
昭和40年代後半だったか忘れましたが、八千草薫さん主演の団地ドラマだと記憶してます。日本も高度成長期時代で団地もブームで新築ラッシュで活気あるいい時代で懐かしく
いまでもテーマソングを口ずさみます。
2008/07/07(月) 19:10:02 | URL | リュウ
今、団地を振り返る動きもあるようですけどね。
2008/07/11(金) 07:01:31 | URL | ごいんきょ
残念
上京して(ほぼ)最初にやった東京見物は、
ユニオン映画作品のロケ地めぐりでした。
「気になる嫁さん」の砧と、
「パパと呼ばないで」の佃島、
それと鬼子母神駅前です。
あの水道屋さん、なくなってしまいましたか?
裸電球がともるいいたたずまいでしたが・・・残念です。
佃島のお米屋さんもなくなりましたし、
砧の“清水家”は、持ち主は同じ方ですが、建物は立て替えになって久しいようです。
虚構の物語の舞台は、
私たちの心の中にしか生き続けないのですね。
2008/07/12(土) 23:47:50 | URL | 葉っぱ
佃島って出てきたなあ、そう言えば。
劇中の米屋さんは、本当に佃島の米屋さんだったんですか。
金八の学校を残そうという動きも有ったようだけど、どうなったんだろう。
2008/07/24(木) 04:47:37 | URL | ごいんきょ
ロケセットでしたよ
ユニオン映画のドラマは、
主人公の家の外観や玄関先での場面などは、
実際の家屋や商店を使わせて貰うケースが主だったようですね。
佃島の米屋さん、昔ながらの懐かしいお店でした。
冨士真奈美さんの魚屋さんは健在です(2007年現在)。周囲に大型マンションが増えて雰囲気はすっかり変わってしまいましたが・・・地元の方と言葉を交わす機会がありましたが、当時のこと、いまだによく覚えていらしたので感動しました。
・・・あ、でもこの話題は「パパと呼ばないで」スレッド向きですね。

「水もれ甲介」の鬼子母神の境内は今も変わりません。都電荒川線の沿線は、半日歩いてると、まるで二昔前の虚構の世界に迷い込んだような、いい旅になりそうですよ。
2008/07/30(水) 10:08:07 | URL | (ハンドル未記入)
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