私的 昭和テレビ大全集
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素浪人月影兵庫 (1965)

該当番組画像募集

こないだのコメント欄で、近々素浪人天下太平も扱いますみたいな事を書いたんですが、
よっく考えてみたら、その大元の根本である月影兵庫をまだ扱っていないのでした。
なにしろ個人的には花山大吉の方が記憶に残っていたのでそうなったのですが、
この番組こそ、此度の時代劇特集で扱わなければならぬ素材。
時代劇の面白さを迫真をもって伝えるべく、なるたけ力の有る番組を扱おうかと思います。
知る人ぞ知るといった天下太平さんには、またの機会にご登場願いましょう。


はァ~~るばるぅ来たぜ函館へ~~
思えば演歌を子供でも日常的に歌うようになった最初は、
このサブちゃんの函館の女だったような気がします。(当時は演歌と呼称してませんが)
ほとんど同時期に水前寺清子とか出てきてるというのもありますが。
日本語って凄いよね。女と書いてひとと読ませる。
それはひとえに、外来語である漢字と母国語の仮名とを両立させてきた文化に由来し、
そこから振り仮名というものを誰かが発明した事により、
日本語の表現力はより一層他国を大きく凌ぐ力を得る事になったわけですが、
昨今ではそれが些か暴走気味のようで、子供の名前にとんでもない当て字をする親が大挙出現中とか。
それも出版・放送といったマス文化の悪しき影響でしょうか。
んま、そんな事は置いといて、そんなサブちゃんが函館の女を歌っている絶頂期、
この番組のOPテーマも歌っておりました。
後に子供にも大人気を獲得していく事になる新機軸の時代劇主題歌を、
やはり子供にも親しまれた新機軸演歌の歌手が歌う。
何者かに仕組まれたかの如き邂逅が、ここにも有りました。

近衛十四郎。
よく見ると凄くいい男だけど、ちょっと見は普通のおっさんという感じの風体、
月影兵庫という浪人にまたピッタリな役者でありました。
浪人だから冴えない。
でも実は、ええとこのボンボン(どっかの若様)という事が最終回で明かされます。
そんなキャラクター設定と風貌が、よくハマってました。
しかも殺陣が凄いと評判で、加えてしゃべり方に愛嬌がある。
それまで大人のものでしかなかった一時間時代劇を子供層に広げるために、
この役をテレビの神様に仰せつかったかの如き活躍でした。
だが近衛だけであの人気が出たかというと、それもまた違います。
お調子者だが正義感の強い、相棒の焼津の半次を演じた品川隆二。
この二人の弥次喜多的なやり取りが有ってこその、大ヒットでした。

第1回は二人の出会いで、最初は半次も、兵庫に好印象を抱いていない。
でも、1回2回と二人同じ騒動に巻き込まれるうちに、腐れ縁になっていくという出だしでした。
そんな二人だから、行動をほとんど一緒に取るようになってからも、
何かにつけて言い合いが始まり、別行動になったりします。
一応は侍で年上の兵庫を立てて普段は旦那と呼ぶ半次ですが、
そんな時には旦那野郎となります。やいやい、この旦那野郎!
旦那なんだか野郎なんだかハッキリしろと(笑)。
半次は蜘蛛が苦手で、兵庫は猫が大嫌い。
明らかにオバQの影響だと思われますが(笑)、子供にも人気が出てきたので、
それをより一層強くするためにしたキャラ設定でしょう。
ナレーションも玉川カルテットの玉川良一で、やっぱり子供に馴染み易かった。

子供から大人まで巻き込めば、もはや大ヒット。
番組は二年近くも続いた後、新シリーズの花山大吉へと衣替えが決まります。
それについては大吉の稿を読んで戴くとしまして、
そんな兵庫の最終回は、それまでが底抜け能天気な股旅ものだっただけに、一際淋しいものでした。
前述のような出自だった兵庫に、お城から伝令の使者が来て、兵庫は国に帰らなければならなくなる。
神妙な面持ちで半次に真実を明かし、別れを告げる兵庫。
唐突に兵庫の正体と結末を告げられ、砂浜に座り込んでしまう半次。
そんな半次を後にして故郷への帰路に就く兵庫の背中に、
涙ながらに半次が、旦那~~!と呼びかけ続ける。
こんなせつないラストだったと思います。
ワタクシは、たしか泣きはしなかったと思いますが、
そんな半次の姿が可哀想だったような記憶ですね。
でも、すぐ翌週には、同じ顔をした花山大吉と出会ってしまうあたりが、
このシリーズらしいんですけどね(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
玉川良一
8日のテレ朝特番でも流れていましたね、「大吉」ではなく「兵庫」が。

玉川良一と玉川カルテットは(直接は)関係ないでしょう。玉カルの初代リーダー・玉川ゆたかは(良一の)弟弟子に当たるそうですが。
2009/02/11(水) 12:39:47 | URL | 石毛零号
やはり本格的に扱われるのは、大吉よりも兵庫でしょうね。
ああ、玉川さんってあんな声なんで、浪曲の人とは思ってましたし、
それで勝手に玉川カルテットに結びつけてました。
ここの本記事を元に卒論とか書かないようにして頂きたいです(笑)。
2009/02/12(木) 01:21:32 | URL | ごいんきょ
鑑定お願いします
http://www.youtube.com/watch?v=V5HA-v1KshU

「月影兵庫」としてアップされているんですが、カラーです。この顔、近衛十四郎でしょうか? 最近親子でそっくりになってきたので私には判定できません。
家のテレビは白黒だったので兵庫も花山大吉も白黒でしか記憶にないんですが、月影兵庫のカラー版ってあったんでしょうか。

それからどうしても思い出せないんですが、焼津の半次の歌は兵庫と花山大吉の両方で使われていましたっけ。だとするとのんびりした時代だったんですね。もっともあの歌はずっと聞いていたい歌でしたが。半次はどっちにも出ていたことですし。
当時は「腕も切符も」だと思っていました。
2009/02/14(土) 00:07:51 | URL | あぶもんもん
ほぉ~。松方さんですね。
こういう格好すると本当に親父さんに似てくるなあ。
半次の歌は両方で使ってたのかな。
まあ、事実上同じ番組ですしね(笑)。
ジャングル大帝でも同じような形のED継続でした。
2009/02/14(土) 07:27:04 | URL | ごいんきょ
ロンビンソンとマイティジャックの仇
この番組のために、前者は半分、後者は全然見ることができませんでした。
2010/03/18(木) 00:46:12 | URL | 昭和ど真ん中
腕もきっぷも俺の上手をいく旦那
時代劇専門チャンネルで現在放送中なので、実にうん十年ぶりに見ていますが、面白いですね。貫禄たっぷりの剣豪とそそっかしいやくざ者が繰り広げる笑いと涙の珍道中。最後は、敵をすかっと成敗して終わる。水戸黄門と同様のロードムービー時代劇。当時父が好きで見ていましたので、たぶん第2シリーズくらいから見ていたと思います。第1シリーズから見ていくと品川隆二の焼津の半次のキャラを生かして、だんだん、コメディタッチになっていくのがわかります。「素浪人花山大吉」になると完全におちゃらけで、やはり、シリアス度からいって月影兵庫の方が、幾分味があるようですね。
しかし、第2シリーズから、フィルム撮影にもかかわらず、保存状態の関係で欠番が非常に多いのは、残念です。また、今見ると非常に無理を感じさせる話が多いのですが、1時間という制約もあり、制作上しょうがないのでしょうね。ただ、近衛十四郎さんの貫禄にしても品川隆二さんの軽妙なお芝居にしても、現在では望むべくもないまさに適役でした。
2010/08/30(月) 03:56:38 | URL | ブロンソン
● 昭和ど真ん中さん
TBSの宇宙家族ロビンソンと、フジのマイティジャックですか。
ど真ん中さんはそちらを見たかったけど、お父さんがこれを見ていたという事でしょうか。
今となってはそれも良き想い出にできますよ。


● ブロンソンさん
品川さんは演技がうま過ぎちゃって、半次役のイメージ脱却に苦労したようですが。
本来は二の線の人なんでしょうからね。
それにしても楽しい作品でした。
時代劇では破格の面白さだったと思います。
近衛さんと品川さんのコンビ以外では出せないものです。
2010/09/03(金) 07:38:23 | URL | ごいんきょ
家族そろって
毎週楽しみに見ていました。
兵庫と半次のコンビは最高でした。
当時、小さかったせいかストーリーは殆ど覚えてないんですが、兵庫は無類の酒好きで本当にうまそうに飲んでいたのが印象的でした。
近衛さんは実際には全く飲めなかったらしいですが。

家族であれほど楽しめた時代劇は他にありませんでした。
(後に必殺も家族で見ていましたが、残酷時代劇でしたので。。)

品川さんはボンカレーのCMに出てたのを記憶しております。
2011/11/14(月) 22:15:09 | URL | わい
あら。近衛さん、下戸でしたか。
この番組は、時代劇をホームドラマ並の親しみ易さにした功績大の番組です。
近衛さん品川さんのコンビが子供にまで時代劇を拡げてくれたので、
70年代は本当に時代劇が百花繚乱でした。
今、時代劇が衰退している理由で大きいものに、
人材がいないというのもあると思います。
その人材を育てていた映画が衰えたというのも大きいでしょうし。
2011/11/20(日) 20:44:08 | URL | ごいんきょ
はなおかじった
やはり近衛さんと品川さんのコンビで、主人公の近衛さんの役名が「花岡十太(?)」で、よく「鼻を齧った」というダジャレの台詞を言っていたドラマ、ご存知の方、いらっしゃらないですか?記憶がもうボンヤリしていて…。
2014/02/09(日) 17:00:46 | URL | ろみたん
あ~、花山大吉でそんな場面も有った気がしますね~。
仮の名ですよね、多分。
ちなみに、先に実写忍者ハットリくんで、花岡実太先生という役が登場してました。
同じ東映制作ですからね。
2014/02/10(月) 01:38:27 | URL | ごいんきょ
スッキリしました
あ〜、仮の名ですかぁ、なるほど。
花岡じったの名前が冠になっている番組が無いものですから、ずーっと気にはなっていたんですよね。
ありがとうございます。
数日前にこちらのブログに偶然お邪魔しまして、TVっ子だった私は大変楽しませていただいております。他の番組でも何か思い出したことや、それにまつわる思い出などあれば、また参加させていただきますのでどうぞよろしく。m(._.)m
2014/02/11(火) 15:34:29 | URL | ろみたん
「たしか」とか「おそらく」の話ですので。
でも、有りましたよね、多分。
あなたが参加して下さるのを、今か今かとお待ちしておりました(笑)。
どしどしご参加お待ちしております。
2014/02/12(水) 07:12:50 | URL | ごいんきょ
「たしか」でも「おそらく」でも、そんな話があったとご記憶のかたがいらっしゃっただけでもスッキリものです。(笑)
父親の影響で、私が女性でしかも年の割に古い時代劇をよく見ていたものですから、同級生は「そんなの知らない」っていうんですよ。(笑)
2014/02/13(木) 13:48:59 | URL | (ハンドル未記入)
↑名前記入忘れてました。すみません。
2014/02/13(木) 13:49:55 | URL | ろみたん
ちなみに、花山大吉もスレございますので。
上部中央検索窓をご利用下さい。
2014/02/14(金) 05:29:34 | URL | ごいんきょ
玉川良一さん
憎めない悪役なんかを良く演じていましたね。昭和50年頃、なんかの仕事で地元にいらした時、目抜き通りを多数のその筋の人と闊歩していました。遠巻きに見ていた雑踏の中、なりふり構わぬ私の母はサインを貰いに行きました。玉川さんは「度胸のいい奥さんだねぇ」と苦笑いし、取り巻きの兄貴分も若い衆に「おい!このくらい無我夢中でやってみろ。」とハッパを掛けていました。
2014/04/09(水) 20:16:43 | URL | とらお
ははは(笑)。
なんか、良き時代の筋者って感じですね(笑)。
2014/04/10(木) 00:22:46 | URL | ごいんきょ
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