私的 昭和テレビ大全集
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必殺仕掛人 (1972)

該当番組画像募集
晴らせぬ恨みを晴らし
許せぬ人でなしを消す
いずれも人知れず
仕掛けて仕損じなし
人呼んで仕掛人
ただしこの稼業
江戸職業づくしには載っていない


1970年代に入ると、テレビの世界は一気にカラー化。
テレビ映像が現実世界の写実に近づき、テレビ番組もどんどん卑近になっていきました。
良きにつけ、悪しきにつけ。
そも人間というものは、善だけでは成り立っていない。
悪の部分が有って、初めて正常な人間なのです。
善の部分がゼロではケダモノ虫けら以下の最悪生命体ですが、
悪の部分がゼロでも、人としては異形の姿。
己が心の内に潜む悪をいかに巧みに飼い慣らし、
善の部分を効果的に押し出して他の人間と上手くやっていくか。
これこそが人間・人生というものの醍醐味とワタクシは考えております。
そして、悪の部分を掘り下げられず表層的なドラマ作りしかできなかったテレビも、
カラー化が進むにつれ、現実の人間に即していき、悪を描くようになっていきます。
あたかも無邪気な稚児が長ずるにつれ、邪気をまとっていくのにも似て。

必殺シリーズは、そうしたテレビの動きの先端であり、代表的な作品群でありました。
とりわけ、その先鞭を付けたこの必殺仕掛人では、
仕掛人たちの俗人ぶりがわかりやすく描かれています。
決して義賊ではない。
仕掛人たちは、あくまでも自分達の生活の手段として裏稼業を営む。
勿論、罪の無い人間を仕掛の対象にしたりはしませんが、
かと言って極悪非道の人間だからと無料で退治したりもしません。
この辺が、多くの時代劇ヒーロー達とは明確な一線を引いていた部分でした。

それでいて、自分達に刃向かう人間には容赦ない。
白黒時代の安寧の日本から独り立ちをし始めようとするテレビ番組の足掻きが、
こうした、それまでの常識では通らない番組世界を産み出したのでしょう。
それは単純に視覚に対しても現出され、斬られた人間は赤い血を流す。
斬られて横に倒れていた人間が隅の方で立ち上がり、
再び別人の顔をして斬りかかるような、予定調和のチャンバラとの決別(笑)。
現実描写によるリアリティを取るか。
様式美による予定調和の安心感を取るか。
この辺は単純に好みの問題で、個別の作品によっても感想は違ってくるでしょう。

必殺と言えば中村主水であり、藤田まことであるようになっていくのですが、
それはまだ先の話で、この仕掛人では、元締めは山村聰。
彼もとても存在感の有るいい役者さんで、ワタクシは藤田より好きですけどね。
その女房の中村玉緒も、昨今のバラエティで見せるようなボケぶりが霞む、
味のある演技を見せていて、さすがは映画全盛期の女優と思います。
剣の達人・西村左内に林与一。
草笛を吹き鳴らす様にやや紋次郎の影響を感じつつ(笑)、
そのニヒルな笑いに凄みが宿っていました。

そしてなんと言っても梅安の緒形拳。
影を巧みに用いた画面に描かれる彼の梅安の形相は、それだけでホラー(笑)。
この当時の時代劇を見ていると、なんと人材がいた事よとつくづく感心します。
映画界や舞台・劇団で鎬を削って演技・表現を切磋琢磨した役者の人々。
彼らがきちんと演じる世界は、アイドルの片手間に歌も演技もやってみたいです、
などという浮ついた連中に出せない説得力と、それに根ざした安心感を醸し出してくれるのです。
ワタクシは緒形拳という役者が殊に好きでありました。
彼をまったく使いこなせなかった映画界に後年また奪われてしまったのが、
当時はテレビの応援団だったワタクシには、とても歯痒い事でした。
つくづく、惜しい方々が次々と亡くなっていくのが残念です。
しかも、後が出てくるような器も意欲も、今のテレビ界に無いのですから。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
今にして思えば大阪製作でこれだけ贅沢な時代劇が出来たものだと・・・
脚本といい演出といい配役といい一級のクオリティを今でも放っている傑作時代劇ですね。
内容については私なんかより遙かに詳しい方も大勢いらっしゃいますから、その方面にお任せするとして(苦笑)、あの映像美なんですが倒産した大映京都から移籍されたスタッフの方々が作り上げたものだそうです。

大江戸捜査網、木枯らし紋次郎、必殺シリーズ、暴れん坊将軍と土曜日は時代劇も傑作揃いでしたよねえ・・・・。
2009/03/30(月) 03:40:59 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
パラパーン、パパパパラパッパ、パラパ~ン
いきなりこんなタイトルですみません。

でも「必殺」といえばやはりこのトランペット音がまず頭に浮かびますよね。

とは言うものの、「仕掛人」についてはリアルタイムはおろか、再放送においてもほとんど全く見たことがないのであります。

辛うじて数年前にWOWOWにて再放送があったとき、エンディングをチラッと見た位です。
確か「殺しのテーマ」
(ビョン、ビョビョビョビョン、ビョビョビョン、ビョビョビョン……以下略、これで雰囲気わかるかな?)
に歌詞が付いていたような記憶があるのですが。

実際にしっかりと見た記憶があるのは
「新・必殺仕置人」(再)
「必殺仕事人」(再)
「必殺仕事人V」(リアルタイム)
ぐらいだと思います。

ただ、リアルタイムで見ていた頃(金曜10時)はCMもここでしか見られない物が色々ありましたが、脱線しそうなのでまたの機会にします。

話変わって、山村聰さんといえば
「ザ・ハングマン」のゴッドが真っ先に思い浮かびますが、「仕掛人」
でも元締めとは驚きです。
2009/03/30(月) 22:25:38 | URL | yig
いかりや長介
私は中村主水の仕事人しか見ていませんが、タイトルだけは、仕掛人・仕置人・仕舞人など、なぜか知っていました。それだけインパクトが強かったのかも知れません。助け人、初めは「すけっと」と読むんだと思っていました。すけっと走る、じゃ語呂が悪いですね。
たぶん昭和48、49、50年頃の新春スターかくし芸大会で、仕掛人をやったと思います。いかりや長介が指で背骨を折る技を使い、レントゲンの映像も出ていました。
仕事人で、最後に大物を主水が斬る時に決めゼリフを言っていましたが、あそこだけまた見たいです。
2009/03/30(月) 23:22:29 | URL | あぶもんもん
山村聰
お父さんは 雲~みたい
大きくて たくまし~
いっつまでも 長生きしてね (続き忘れました)
というTVCMに山村聰が出ていましたが、何の宣伝だったか忘れました。救心?
2009/03/30(月) 23:27:50 | URL | あぶもんもん
● TXさん
そうですね。やはり挑戦している作品なので、全体に緊張感が感じられますね。
音楽から映像、演技まで、緩んでいない作品は安心して見られます。
70年代土曜の夜は時代劇デーでもあったんですよね。

● yigさん
そうですね。必殺と言えばそのテーマです。
第一作仕掛人の第一話から使われていた、文字通り必殺のテーマですね。
山村聰さんについては、当時としては意外感を持つ人も多かった人選ですが、
仕掛けに説得力を持たせるためのいい人っぽい人選だったんですね。

● あぶさん
指で骨を折るとかレントゲン効果とかは、仕掛人ではなくて次作の仕置人に出てくる念仏の鉄ですね。
CMはわからないなあ。
2009/04/01(水) 05:58:12 | URL | ごいんきょ
私も、金曜、主水です
 タイトルの通り「必殺=主水(藤田まことさん)=金曜10時」と連想してしまいます。
 時代劇好きの父に先日それとなく聞いてみましたが、やはり山村聰さんが出ていたことは知らない、と言ってました。おそらく裏の「木枯し紋次郎」を見ていたと思われます。
 ただ毎週見ていたわけではなく、これまた裏番組の洋画(ゴールデン洋画劇場や金曜ロードショー)がつまらない、もしくは以前見たことがある作品にぶつかったときにチャンネルを合わせていたようです。

 このシリーズで思い出すのが
①「菅井きん、白木万里」のご両人
② 山内としお(?)さん(主水をいつもいじめているの上司の人)
③ 鮎川いずみさん(お加代さん?)です。
 鮎川さんは次回予告の最後に
 「時代劇なら、必殺です!」
という決めぜりふを言っていたような。
 そして、yigさんと同じようにこの番組の印象が強いCMが私もあるのですが、それはまた後日ということで。(^_^;) 
2009/04/01(水) 22:13:58 | URL | 北国の人
でも、紋次郎と被っていない時期も有るんですけどね。
当時はまだ、必殺という言葉に抵抗が有る人が多かったんじゃないかな。
うちの親父も、そんな感じで必殺シリーズは見てなかったんだろうと推察してます。
主水さんの肩身の狭さが必殺もう一つの売りですかね(笑)。
2009/04/02(木) 00:09:04 | URL | ごいんきょ
「ムコ殿」「中村さんっ!」
何だか菅井さんや山内さんのそんな声が聞こえてきそうな北国さんのコメントですね。

梅安といえば後年になって渡辺謙さんも演じておりましたね。

そういえば「土曜10時」時代の必殺でのCMはどんな物があったのでしょうか?
2009/04/02(木) 23:01:19 | URL | yig
必殺シリーズ
必殺仕事人第4シリーズあたりから三田村邦彦目当てで見るようになりました。
ハマりましたね。
写真集も買いました。
西順之助役のひかる一平くんもいい味出てましたし。
今回の東山くんらジャニーズタレントが出たのは見ませんでした。
田中様役の山内としおさん、お元気でしょうか?
2009/04/03(金) 11:36:41 | URL | 緑のおばさん
エンディング
エンディングの歌、いろいろあったような気がしますが、私がまず思い出すのは鮎川いずみが歌った「冬の花」です。いざ出陣、のときにもメロディーだけかかっていました。
yig さんがおっしゃったように必殺と言えばパラパ~ですが、それに続いて、タカター、タカター、そして冬の花が浮かんできます。
2009/04/03(金) 17:18:46 | URL | あぶもんもん
● yigさん
あれー。書いていいんですか。
中外製薬、日本電装、ネッスル日本、白鹿がスポンサーでしたけど、
もう一つ、アレが有りますよ。
あなたの嫌いな牛乳石鹸が(笑)。
北国さんの顔マークが汗なのは、おそらくそのためです(笑)。

● 緑のおばさんさん
三田村さんの人気も凄かったようですね。
このシリーズからレコードを何枚も出しました。

● あぶさん
鮎川さんも外せない歌手ですね。
2009/04/03(金) 23:02:45 | URL | ごいんきょ
忘れた頃の、牛乳石鹸
金曜10時の時代でも、気が付いたら牛乳石鹸のCMが入っていた、というのはありましたね。
これは金曜9時の「ザ・ハングマン」のシリーズでも同じことがいえますが。

>北国さんの顔マークが汗なのは、おそらくそのためです(笑)。

私の推理だとおそらく低周波治療器(「サ」で始まるかな?それとも「リ」で始まるかな?)だと思うのですが、北国さん、図星かな?

ということで、やはり「仕事人」のスレ建てもリクエストしてみようかな?
(それにしても、一体いくつリクエストしたかな?)
2009/04/04(土) 00:32:34 | URL | yig
いえいえ^_^;
 実は私もスポンサーについて調べてみようと思ってはいたのですよ。
 でも、すでにごいんきょ様の方で答えを出していらっしゃいましたので、改めて書くこともないですね。
 ちなみにそのスポンサー体制は、1975年春の腸捻転解消時まで続いていました。
 解消後は毎日放送がこの時間を受け持つことになり、「影同心」という時代劇が始まりましたが、牛乳石鹸はこの枠から降板しています。おそらく毎日放送とは取引がなかったのでしょう。
 余談ですが、1972年10月期(スタート時かな?)はネッスル日本ではなく、ハウス食品がスポンサーに入っていました。(「ATV(青森テレビ)20年のあゆみ」より)
 ちなみに顔文字はとくに深い意味はありません。単に私が「汗マーク」好きなだけです。(^_^;)

私の推理だとおそらく低周波治療器(「サ」で始まるかな?それとも「リ」で始まるかな?)だと思うのですが、北国さん、図星かな?

 はい。おっしゃる通りです。ただ「リ」の方はわからないです。
 もう一つ、西田佐知子さんの歌でおなじみの日本酒のCMも私にとってはこの番組の印象が強いです。

 
2009/04/05(日) 19:31:26 | URL | 北国の人
● yigさん
仕事人にせよ仕置き人にせよ、立て続けになるので却下です(苦笑)。
でも、めげずに思いつくまま書いて下さいね。

● 北国さん
西田さんと言えば菊正宗ソング。
後年は白鹿から菊正宗の提供になるのですか?
2009/04/05(日) 21:21:06 | URL | ごいんきょ
菊正宗
「仕事人」時代には確かにありましたね。

そういえば「黄桜」のスレで北国さんが書いておられましたね。
「サ」で始まる低周波治療器とともに(苦笑)

「リ」で始まるのは「猪木の、おすすめ」というフレーズのcmでしたね。
2009/04/05(日) 23:21:21 | URL | yig
あ~!
 yigさん、例の「リ」ですが、いろいろ検索してやっと思い出しました。
 「リズムタッチ」ですね。
 でも、このCMはどちらかといえば「三枝の愛ラブ爆笑クリニック」の中で流れていた印象が強いです。
 「サ」でも「リ」でもどちらでも良いので、低周波治療器が個人的に欲しいきょうこの頃です。サロンパスを貼りすぎて肩や背中がまけまくって(かぶれまくって)います。(-_-)
2009/04/06(月) 00:32:00 | URL | 北国の人
仕事人のころのCM
清酒力士と、オーマイカラーアサヒペンが思い浮かぶんですが、記憶違いでしょうか。

池波正太郎が語ったところによれば、〔仕掛人・藤枝梅安〕の名前は主人公の生まれた藤枝の宿と、梅安の方は江戸時代の医者の名簿から一字づつ採ってつけたのだそうです。私は四十近くなるまで恥ずかしながら「うめやす」だと思っておりました。

仕事人の映画化の折だったか、撮影風景をテレビで映していました。上司・田中様の山内としおが藤田まことに叱られたりしながらペコペコしていました。当然のこととは言え、ドラマの中と正反対なのが可笑しかったです。
2009/04/06(月) 22:18:56 | URL | あぶもんもん
● yigさん
サンマッサー、リズムタッチですね。

● 北国さん
マッサージ椅子が欲しいけど、40万は無理!(笑)

● あぶさん
力士はどうなんだろう。
NETの提供でよっく見たような気もしますが。
清水次郎長とかは違ったかな。

笑点の楽屋裏とか映した感じですかね(笑)。
2009/04/07(火) 23:52:45 | URL | ごいんきょ
中村家と安浦家
どちらもまこと氏の五指に入るライフワークなのだが双方とも事件解決後に家で待つ女の家族二人に突っ込まれるというのが王道なのではなかったろうか

はぐれ刑事の場合は血のつながらない親子という風で婿養子の立場での嫁姑に向かい合う主水よりも幸せの様にも見えるし更にバーの場面で終わる話も少なくなかったのだがそれでも小川範子ちんのツッコミはせんとりつに負けておらず近代的な要素等と絡みそれよりもきつく映ったものさえあったと覚えているが

もしかして多少リンクさせようという意識もあったかもー
2009/10/17(土) 15:00:03 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
画期的な時代劇でした
必殺仕掛人の第1回の放送から完全に虜になってました。緒形拳の昼間の笑顔と夜の厳しい表情の振れ幅にやられた口です。

個人的には必殺のCMといえば「カナフレックス」なんですが、みなさんのご記憶にはないようですねえ。
2009/10/20(火) 20:47:42 | URL | silver023
カナフレックスは今や「サンデープロジェクト」の複数社の1社ですよ。
いろいろと調べてきたら、「カナフレックス」は現在テレビ朝日・朝日放送共同制作の「サンデープロジェクト(毎週日曜日朝10時~11時45分)」の全国ネット複数社提供の1社になっているみたいです。ただし、年末年始や毎年11月第一日曜日の「全日本大学駅伝」放送時は休止となり、振替番組(全日本大学女子駅伝(大阪大会時代)やABCテレビ制作の全国ネットゴルフ大会決勝トーナメントなど)へ提供されることがあります。年によっては「全日本大学駅伝」のスポンサーに廻る場合もあれば、別番組へ移動されるケースもあるみたいです。あと、必殺提供時の「カナフレックス」は「カナフレックス・トータク」というコールでスポンサー名には「東拓工業」というクレジットでした。(これは当時フジテレビ系で提供していた「竹村健一・明日を読む」と同じでした。)
あと、毎年7月に行なわれている「全英オープン」「全英リコー女子オープン」のスポンサーでも最近は登場しています。=カナフレックス
2009/10/31(土) 19:47:34 | URL | (ハンドル未記入)
元締・山村聡さんの存在感
必殺シリーズ=中村主水というイメージが強いと思いますが、私は『必殺仕掛人』と『助け人走る』で元締を演じた山村聡さんの存在も、決して見逃す事は出来ないと思います。
「緒形拳と林与一」あるいは「田村高広と中谷一郎」といった主役級と渡り合う重鎮として、これほどの適役はいない!と言ったら言い過ぎでしょうか。

手元の資料には、山村さんは『助け人』の途中で配役から外れるが、一説によると、これは視聴者からのクレームにイヤ気をさしたからだ…という記述があります。
要するに、ホームドラマでの「良き父親役」が、正義の味方とはいえ、「殺し屋」のボスを演じているのはケシカラン!と、いうことらしいのです。

しかし、「良き父親役」なんて、所詮は視聴者がテレビによって一方的に刷り込まれた「虚像」、すなわち「勝手なイメージ」に他ならないと思います。
役者である以上、「良き父親役」だけでは生きていけないし、何よりもそのイメージを拭えぬまま消え去ってしまうのは、もったいないことです。

やがて、山村さんは『非常のライセンス』で、警視庁の「はみ出し者」を束ねる「矢部警視」役を熱演されますが、これも『仕掛人』の元締役と何やら通じるところがあるのでは…と思います。

したがって、私にとって山村聡さんの印象は「良き父親」よりも、「善にも強いが、悪にも強いボス」そのものです。

おじゃましました。
2010/02/19(金) 20:27:12 | URL | 甚六
● ガッツさん
中村さんとやっさん。長期当たり役を複数持っていた藤田さんですが、
『はぐれ刑事純情派』も、ギリギリ昭和テレビだったんですね。
てっきり平成の番組かと思ってましたが、いずれ扱わなければなりません。
お遊びで必殺を連想させようという意識も有ったんでしょうね。


● silver023さん
はいはい。緒形さんの演技、梅安に打って付けでした。
カナフレックスですか。どんなCMだったんでしょう。
スポンサーとしては、ちょっと珍しいメーカーですよね。


● 未記入さん
東拓工業ですか。いずれにしても知らなかったなあ。
おかげでカナフレックス博士に少し近づきました(笑)。


● 甚六さん
助け人走るは、制作側が逃げの体勢になってしまったという感じで、
あまり評価は高くなさそうです。
それまでのイメージがイメージですので、仕掛人の頃から制作にはけっこう口を挟んでいたようで、
相手が極悪人である事を分かり易くしてくれと言っていたようです。

ははあ。非情のライセンスね。
たしかに、毒をもって毒を制す場合に於ける、毒を制す側の毒を制する存在という共通点が有りますね。
何を書いているか判りづらくなってしまいましたが(苦笑)。
2010/02/21(日) 23:34:35 | URL | ごいんきょ
殺し屋
 殺し屋を主人公にした作品、古いものではアメリカ映画「拳銃貸します」(1942年、原作は1936年)などがあるようですが、大スターの出演作としてはアラン・ドロンの「サムライ」(昭和42年)あたりが口火を切ったんでしょうか。同じ頃に日本でも殺し屋の映画が何本か、仕掛人梅安、ゴルゴ13などが続々と生まれました。(佐藤まさあきの「Zと呼ばれる男」も殺し屋でしたっけ。)それに、キイハンターなどのアクション物にもしょっちゅう殺し屋が出てきたように思います。次元大介なんて、肩書きこそ殺し屋ですが、仕事を請け負ったところは見たことがありません。時代の気分で殺し屋にされちゃった感じです。
 これらの殺し屋ブームが昭和42、43年ごろに集中しているのは偶然じゃないような気がします。白土三平の「忍者武芸帳」に出てきた無風道人だけちょっと早いですが。
2010/02/24(水) 22:05:55 | URL | あぶもんもん
誰かが口火を切ってくれたお陰で書きやすくなった、というのは有るでしょうね。
先鋭的な表現では、そういう例って有るかと思います。
2013/12/29(日) 22:21:15 | URL | ごいんきょ
仕事人全盛時代は、どうもスポンサーが1時間番組でありながら10社以上(15社ぐらい?)あったらしく、とても全社のCMを流すのは厳しいということで、特定のスポンサーに関しては(おそらくスポンサー料を毎週分払うのが厳しいあまり聞き覚えのない会社とかがそうなんでしょうが)隔週でCMを打ってるところもあったみたいです。
その影響は番組本編を見ていてもよくわかるんですよねー。仕事人Ⅳの時代とかになると、やたらセットや小道具は破壊するわ、中条さんの仕置きの場面が大仕掛け(もはや特撮並み)になるわ、照明もおよそ時代劇的でない手の凝ったものが増えたり…といった具合で。やっぱ予算=スポンサー料って大事なんだなー、テレビ番組って、とつくづく思い知らされますよ(笑)。

逆に「これは相当低予算でやってたんだろうなー」というのが一目瞭然なのは、NET移行直後のころの「仕業人」あたりでしょうか。作風も相まって主水シリーズでは特に世知辛い印象を受けます(汗)。どうもそのころは固定のスポンサーが朝日放送御用達のナカバヤシフエルアルバムとおなじみ菊正宗しかなかったようですしね。
2016/11/05(土) 03:47:52 | URL | (ハンドル未記入)
ホームランとホームラン
背番号10・藤村富美男の元締・寅がたまに、カポネよろしく御自らバットで脳天をホームランする瞬間、決まって昭和21年の東西対抗の本塁打シーンのフィルムが写りましたが、あれは悪乗りでもご愛嬌の方でしょう。と思ったら、往年のライバル・別当薫のメガネのコマーシャルで、やはり左中間への特大本塁打シーンと共に、「別当ォー」の掛け声まで。あのアイデア(?)は、どっちが先で、どちらがパクったのやら(笑)。
2016/11/07(月) 14:07:27 | URL | 権兵衛
Re朝日放送御用達のナカバヤシ
私は新婚さんいらっしゃいの時からですが、必殺仕掛人の頃からだったのですね。
近年は「新婚さん」から「たけしのみんなの家庭の医学」に鞍替えしましたね。CMもフエルアルバムのみならず方眼ノートやイメージCMもOAされていますね。文具&事務用品の総合メーカーですね。
2016/11/07(月) 17:08:54 | URL | TSUSHIMA
● 未記入さん
恐らく、大会社は提供したがらなかったんでしょうね。
そこで、あまり力の無い所から金を集めざるを得なくなったから、寄せ集めのようになってしまったのでは。


● 権兵衛さん
凄く面白い視点だな(笑)。
両方のCMを対比して扱えば、一つの回顧ネタになりますね。
別当さんのそのCMは覚えてないですが、いつ頃のものなんだろう。

● TSUSHIMAさん
今、アルバム会社なんてかなり苦しいでしょうね。
2016/11/13(日) 21:08:00 | URL | ごいんきょ
別当氏のCM
HOYAメガネで、シニアレンズ・バリラックスⅡのCMのものがたった一本、Toutubeにありましたが、これはシニア・リーグの実写で、恐らく最後のヴァージョンでしょう(1980年)。土井淳氏も写っています。したがって、初期のものは70年代後半を遡らないと思われますが、今のところ不明です。藤村氏出演のの「新・必殺仕置人」は第10シリーズで、1977年1月~11月の放送でしたから、時期としてはちょうど重なっているかと思います。

いずれにしても、半端な時代劇はてんから好かない質なので、初期の必殺ものは、その点時代考証などハナから無視して居直ったアナーキーぶりが、かえって好感が持てました。何せ、大名行列が縄暖簾のすぐ外を「下にィ、下に」と通っているのに、中で平気な顔で酒を飲んでオダをあげているのですから(笑)。念仏の鉄が死んでからは、その筋のお達しなのか知りませんが、毒にも薬にもならないエセ時代劇と化したと判断したので、個人的には第11作「新・必殺からくり人」を最後にすっぱりと縁を切りました。ついでにほとんどテレビそのものとも、でしたが。
2016/11/14(月) 21:01:08 | URL | 権兵衛
ホヤ・バリラックス・ツー。懐かしい響きだ(笑)。
別当さんがやってたんでしたっけねえ。
2016/11/15(火) 06:52:34 | URL | ごいんきょ
緊急 平尾昌晃氏を偲ぶ
拝啓 必殺シリーズの音楽のほぼ全てを担当された平尾昌晃氏のご冥福をお祈りいたします。私見として「和製ロッカー」の走りとしてとして、
一世を風靡し、更に作曲家に転進され、和製ポップス、演歌、そしてBGMに至る各分野において、確固たる地位を築いた平尾昌晃氏とは、やはり凄い存在でした。ある意味、この当時の方は例えば「ジャッキー吉川、井上忠夫=大輔、あるいは三原綱紀」等などにおける歌も歌えて音楽理論にも精通し、アレンジ等も出来ると言う、いわば「出来る世代」の代表的な方?と言えるのではないでしょうか? 歌手上がりの方としては作曲家として最も成功を収めた方と言えます。唯不思議なのは「よこはまたそがれ」、、、この1曲だけは「編曲平尾昌晃」とクレジットされておりますが、その後は全て別の方が担当されています。更に謎なのは「よこはまたそがれには、演歌史上初のシンセが使われていた」と言われます。しかし、自分が聴いても何処に使われていたのか?正直解りませんでした。以前平押氏の事務所に問いただしたところ、遂に返答は来ませんでした。アレンジも、はたして本当に氏が担当されたのか?確かに実にシンプルでそう難しい事はやってはいませんが、此処も謎の部分です。では、長く続いた「必殺シリーズでのテーマ曲とBGM」ですが、実は全て「両人並行表記として、当時まだ若手だった竜崎孝路氏が担当」されています。この竜崎考路氏は、音楽の基礎的教育をしっかり受けられた後、1970年代の和製ポップス界の名アレンジャーとして「馬飼野俊一氏」等と共に背負ってたっていた凄い人でした。何回か聴いた時にピアノも旨く、歌も歌えた人でしたね。今となっては少々古いサウンドかも知れないが、当時としてはかなり斬新なサウンドで、特に弦=ストリングスの使い方が絶妙でした。流行を取り入れシンセ等も効果的に使われていました。必殺シリーズではほぼかなりのシリーズを平尾昌晃氏と並列表記で担当され、この場合は「完全に分業であり、平尾氏がメロディーを創り、竜崎氏がそれにオーケストレーションを施す」と言う役割でした。この平尾昌晃氏のメロディーラインは、非常に独自の優れたものであり、使いまわしも無く適材適所で素晴らしい効果を出していました。驚くのは和製ポップスやポップス演歌の大御所として両方のジャンルに精通していたのに、BGMはそういう匂いを感じさせない、非常にシャープで格好良いスタイルを確立されました。更に此処に竜崎氏の若い感性に溢れる的確なアレンジ、オーケストレーションが平尾氏のメロディーに更に磨きをかけ、高度に高めました。具体的には、テーマ曲のバリエーションでの劇中殺陣のBGM等、これはもう竜崎氏のアレンジなくしては成り立ちません。つまりこのお二人は完全にペアズワークであり、二人揃ってこそあれだけの傑作BGMが生まれたのです。おそらくは想像ですが、、「両人共に、メロディーメイク&オーケストレーションに口を挟む、と言うより良い意味での越境と言いますか絡み合っていたと推測されます。つまり「メロディーだけこさえて後は丸投げっ」では決して無かったと思われます。残念なのは、遂にピアノを弾かれている処指揮姿を見られなかった事、、、此処で過去、自分がリサーチしていた人たちの中には「実に譜面の読み書きもろくすっぽ出来ない作曲家先生」も確かにおられた、、、誰とは言いませんが。この場合「自分でギター弾きながら鼻歌歌いそれをテープに録音し、そのままアレンジャーに聞かせて採譜する、その後オーケストレーションしてもらう」と言うスタイルが出来上がっていました。実はチャップリン等もこうした方式であり、常に複数の優れたミュージシャンが付き添い、チャップリンの鼻歌を採譜し、後にグループ化してオーケストレーションしたと言われていますから。平尾氏の場合、何処まで出来たのかは遂に謎でしたが、一部文献では「モティーフ云々、、、」等の会話もあり、やはり音符の読み書きも出来ない作曲家先生とは一線を画していた事は確かであった様です。歌の旨さも特筆で、森田公一さんなども何かと手広くされていましたが、平尾氏は別格でしたね。79歳では如何にも若かったが、晩年はどうもかなり疲れておられた様子。ちょっと早かったがゆっくりお休み頂きたいと存じます。ご冥福をお祈りいたします。  合掌
2017/07/23(日) 00:31:58 | URL | よしたかくん
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