私的 昭和テレビ大全集
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私は後妻よ (1981)

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のしのし歩くライオンのフィルムを使ったキャッチOPも懐かしい、ライオン奥様劇場。
いまネットをやるような世代は、あまり馴染みが無いかもしれません。
やはり我々の母親世代が現を抜かした時間帯だと思うのですよ。
それは裏番組の、花王愛の劇場にしても同じ事だと思いますが、
それでも、小林千登勢と高部知子の『わが子よ』あたりは、
シリーズ化もされたのでわりと記憶にある人も多いと思いますし、
そういう作品は、ライオン奥様劇場の方でも有ります。
おそらくその筆頭に位置するのが、この市毛良枝と初井言榮の嫁姑シリーズでしょう。

1977年に『私は泣かない』で始まったこのシリーズ、
たちまちのうちに人気を博し、市毛と初井の二人の認知度を飛躍的に上げました。
嫁と姑の諍いは、古今も東西も無い、人類普遍の男の悩み(笑)。
ワタクシが好きだったアメリカドラマ『奥さまは魔女』でも、
サマンサとダーリンの母親の微妙な関係がよくネタにされてましたっけ。
この人類史上に君臨する難テーマを、市毛良枝のキャラクターで
明るく描いたところが、成功要因なんでしょう。
奥様方もお姑さん方も、昼ドラを見るような皆が身につまされ(笑)、
あーわかるわかると同意し、鬱憤を晴らしながら、決して暗くはならない。

1981年の『私は後妻よ』、翌年の『私は後妻よII』になると、
ただの嫁姑関係ではなく、そこに後妻というもう一つ入り組んだ要素も加わりました。
このシリーズは一本一本が独立した話でして、『私は後妻よ』『仝II』も違う話です。
夫役はどちらも河原崎長一郎。
嫁と姑の間で板挟みになる人の良い旦那役がハマリました(笑)。
年齢差があり、子供も二人いる男の元に嫁いだ市毛良枝が、
当初は考えていなかった姑との同居問題まで勃発し、悩まされるというお話。
姑を押しつけ合う夫の兄、妹の人間模様が、身の回りでよく聞くような話で(笑)、
面白くも悲しく、そして醜いながら深層であり真相なのですね。
綺麗事だけでは日々の生活をやっていけないのです。

そうした現実と格闘する、初々しく甲斐甲斐しく可愛い新妻役が、
また市毛良枝にはよく似合っていたのです。
普通、これだけの年齢差が有る、さして美男でも金持ちでもない(むしろ貧乏)
二人もの子持ちの男に、こんな可愛い嫁さん来ないでしょう(笑)。
でも、それがそんなに絵空事に感じられなかったのは、
ひとえに親しみやすい市毛のキャラクターに拠っていたと思います。
そんな彼女はこの一連のシリーズで、理想のお嫁さんとして持て囃され、
一定年齢以上の層には、男女問わず好感度を上げたのでした。
勿論ワタクシも大の好みなんですがね(笑)。

初井の方も、必ずしも底意地が悪いだけではない、
でも結果として若い人たちを悩ませ続ける姑の存在を上手く演じ、
一時は姑役と言えばこの人の顔が浮かんでいたものでした。
我々の親世代の専業主婦を楽しませ、高評価を獲得していたドラマも、
ネットではまったく振り返られないのがワタクシは歯痒い。
今後も、なるべく多くのこうした作品をネット世代に開陳していく作業を、
コメント無しでもめげずに続けていきます(笑)。
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この記事へ寄せられたコメント
いきなり本題と関係ない
 揚げ足取りになってしまいますが
 30年ぐらい前、「日本では嫁と姑の関係が問題になるが、西洋では『奥様は魔女』に見られるように夫 vs 妻の母、という対立関係が問題になるケースが多い」という趣旨の論文(?)を読んだことがあります。書いたのは英文学の研究者だったと思います。読んでみたら奥様は魔女のことはあまり書いてなくてがっかりした覚えがあります。
2009/05/11(月) 16:49:43 | URL | あぶもんもん
夫対妻の母ですか。どうなんでしょうね。
男の方が昔から社会性は有ったはずなんですが。
少なくとも奥さまは魔女に関しては、サムとダーリンのお母さんのやり取りも有りましたけどね。
一緒に暮らしているかいないかも非常に大きな要因だと思いますので、
昔はやはり嫁姑(舅)の関係が問題だったと思いますが、
アメリカでは昔から同居してなかったという事なのかな。
2009/05/21(木) 06:29:10 | URL | ごいんきょ
イッセー尾形が欧州のどこか(ドイツだったかな?)で一人芝居をやったとき、一番ウケたのが嫁姑問題を扱ったコントだったとか。イッセー本人は嫁姑問題が日本固有のものだと思っていたけど、一番共感してもらえたので意外だったと言っていました。
2011/09/09(金) 04:44:19 | URL | (ハンドル未記入)
あー、そのコメント、ワタクシも見た気がします。
そして、意識せずこの記事にも影響してる気が。
2011/09/11(日) 20:33:25 | URL | ごいんきょ
ライオン奥様劇場
まさか平成の世になって、ライオン奥様劇場に関する記事を読むことができるとは・・・

ごいんきょ様、さすがスゴイです(^^)

自分は学校の長期休暇や短縮授業のときしか観れませんでしたが、母が好きだったので、家に入るときはよく観てましたね。

「私は~」シリーズは、「私は泣かない」から始まって、「負けない」「逃げない」「翔ばない」そしてこの「後妻よ」「後妻よⅡ」があったと思います。

すべて市毛・初井の嫁姑コンビで、これ以外にも二人は、「私は~」シリーズの前にやはり嫁姑で共演しています。
これはタイトルは失念しましたが、これは嫁姑の確執よりも、市毛が生んだ未熟児の成長を描いた子育て奮戦記といった内容の作品でした。

ただこのときの二人の好演が、長期に渡る嫁姑ドラマのシリーズ化に繋がったのでしょうね。

また、「私は~」シリーズ終了後には、二人が実の親子役をやったり、初井が単独で主演したり、といった作品もあったと記憶してます。
2013/04/29(月) 18:56:52 | URL | ほけみん
初井さんは、嫌みな姑役が多くなってしまったからでしょうけど、
感じの良い「愉快なおばあちゃん」シリーズも有りました。
2013/05/02(木) 06:57:24 | URL | ごいんきょ
あけましておめでとうございます!
昨年はコメント聞いて下さり、どうもありがとうございます。ここで扱ってるのは昭和なんで、なるべくお手柔らかに今年も宜しくお願い致します。

さて新年一発目は20年続いた「ライオン奥様劇場」で人気を博した大映の「私シリーズ」についてコメントします。

番組の始まりでのしのし歩く本物のライオンのOPは懐かしいが、YouTubeのような動画サイトを検索しても見つからず当時登場した油脂&歯磨の2社時代から続いたCMばかりです(泣)。

当時の平日昼1時は各局揃って提供1社番組のオンパレードでガチンコ勝負みたいな感じがしましたけど。

その「私シリーズ」は視聴者に共感するように嫁姑争いを明るく描き、渡鬼みたいにネチネチしてないのが良くて、この「私は後妻よ1・2」は後妻の苦悩を面白おかしく描きリアルだったのを思い出します。

これが終ると次はこのコンビで「喜劇・女の天下」「喜劇・女の戦争」で母娘を演じ新たな火花を散らし番組が終焉へ向かいます。

そんな初井言栄と言えば大映テレビではフジテレビの方の印象が強く、若い世代では「ヤヌスの鏡」「花嫁衣裳は誰が着る」「アリエスの乙女たち」と、連続モノの3部作のイメージも強いが、親世代は帯ドラマと2時間ドラマの印象しか無いんでしょうかねー?
2015/01/03(土) 12:15:00 | URL | TaMoKo
おめでとうございます。こちらこそ宜しくお願いします。

ライオンのOPも出てきませんね~。
愛の劇場も出てないでしょうが。

そうですね。
初井さんのものは、大体が軽演劇っぽいノリの作りでした。
河原崎長一郎さんも、またその世界によくハマってたんだ(笑)。
あ~、夜の大映ドラマでも出てたんでしたっけ。
2015/01/06(火) 00:10:24 | URL | ごいんきょ
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