私的 昭和テレビ大全集
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安ベエの海 (1969)

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昭和のドラマと言えば、主婦にとってはテレビ小説。
なにしろ毎日の日課なんですからね。
でも実は、働いてる男も、昼休みに毎日見ていたりもしたもんでした。
NHKのテレビ小説は、うちの両親とも必ず毎日見てたんですよね。
そして、民放のテレビ小説と言えばポーラ以外に有り得ないわけです。
ポーラテレビ小説も、当ブログでは既に3作も扱っていて、
改めてチェックしてみて、我ながらちょっと意外な気がしました。
今回は、第三作目のこの作品です。

まだ視聴率至上主義ではない頃のテレビ界とて、
スポンサーの理念さえしっかりしていれば、路線は揺るぎませんでした。
このポーラテレビ小説も、初期作は一桁の視聴率に喘いでいたと言います。
それでも半年毎に連日帯放送の新作ドラマを作り続けたのも大したものです。
ポーラは夜に、NETで名作劇場という一時間ドラマをやってましたが、
そちらの方は、後年まで多くの人間が語るような作品は無かったように思います。
何故かと言えば『名作劇場』のタイトル通り、少々高尚な作品を扱っていたからでしょう。
これまた、今日のテレビ界では不可能な枠だったわけです。
しかし、こちらのテレビ小説の方は、大人気を博した作品も幾つも誕生しました。

この『安ベエの海』は、まだ三作目という事で視聴率的にはさほど伸びてなかったようですが、
見ていた人間の記憶に残る作品として、ポーラテレビ小説浮上の端緒を担いました。
何が見る者の心を捉えたかと言って、ひとえにヒロイン、木内みどりの好演でした。
主人公の安ベエこと安代は、商家のお嬢様。
セーラー服姿も初々しい彼女に、両親が見合いをセッティングするのですが、
当人はまだまだ子供で、しかもピアノの上達に夢中の状態。
しかし一応は応じてみると、軍人でありながら爽やかな相手に惹かれ始め、
結局はこの者と結婚してしまう事になります。
この天真爛漫な安ベエが、第二次世界大戦の中で喘ぎながら明るさを失わず、
軍人である夫や、彼との間の子供達、親友らと過ごしていく様を描いたドラマでした。

安ベエは少しおっちょこちょいな所が有って、つい余計な口をきいてしまっては、
「あ、いけない」と後悔するようなサザエさんタイプ。
それを、まだ新人と言える頃の木内みどりが、愛嬌満点で演じておりました。
およそ彼女の与える印象にぴったりハマッた役柄で、この辺が成功要因でしょう。
そう言えば、可愛い事はカワイイんだけど、実写サザエさんもできそうな顔だった(笑)。
正に安ベエそのままの女優でした。
曲の一部とはいえピアノを弾くシーンも有るのですが、そのために練習してたんでしょうね。
タイトルの通り、海がそばに有るという設定で、節目節目で海岸描写が有りました。
安ベエが夫の身を案じながら過ごす中に戦禍は拡大していき、
ついに夫は帰らぬ人となってしまうのですが、子供達にその姿を託すのでした。

この頃、NHKのテレビ小説にしても、その他の昼ドラにしても、主婦相手のドラマでは、
戦禍の中でたくましく生きる女性像というのが多かった気がします。
まだ女性の社会進出もほとんどされていない頃で、
女性の活躍を描ける舞台が非常に限られていたというのが有るでしょう。
また、主婦らが親近感を抱きやすい市井の女性を主人公に据えるとなると、
昭和元禄のグータラ主婦ではドラマにならないかもしれません(笑)。
ただ日々をつましく生きるというだけでも難儀であったろう戦時中は、
それだけ様々な事が凝縮していて、連続ドラマにしやすい舞台だったんでしょうかね。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
この作品は覚えています
朝のテレビ小説と違って、なかなか過去の映像を見ることが難しいのでしょうが、この作品は覚えています。でも、当時私は小学校一年生。いったい、どの時間帯に見ていたのだろう。木内みどりさんがとにかくかわいかった。
2009/08/30(日) 19:03:16 | URL | take9296
なつかしいです
私は高校生で自転車とばして帰ってみてました。このドラマを機会に戦争物をよくよみました。ドラマを演じた方々はなくなられた方も多数あり、記憶は消されていっても、戦争の悲しさは絶対にわすれてはいけないと切におもいます。当時は録画もできずカセットに吹き込みましたが今はきけなくなりました…またみたいドラマです(^o^)
2013/07/15(月) 19:42:13 | URL | パレット
本人です
木内 みどりです。
こんなサイトがあるのですね!
調べる必要があり「安ベエの海」で検索しててこのページにやってきました。

このドラマはわたし、18歳でした。

劇団四季の研究生でした。
ある日、映画放送部の人に連れられてTBSに行き、いろいろ聞かれました。
帰りに大きな金の文字でTBSと書かれた赤い写真アルバムくれたので「あぁオーディション落ちたので記念にくれたのね」と思いました。

数日するとそのつて行った人がすごい大声で「ミーコっ、ミーコっ」とlドタバタやってきて
「受かったのよ、あなたに決まったのよ、決まったのよっ」って興奮して言いました。


そんなことから始まっていったのでした。

いろいろと思いだします。

きっかけを作ってくださって、
ありがとうございました〜〜。

木内 みどり
2014/01/10(金) 17:30:55 | URL | (ハンドル未記入)
このスレもほっぽらかし状態だったのですね。
申し訳無いです。


● take9296さん
この番組、放送ライブラリで一話だけですが見る事が出来るのですよ。
子供ですと、夏休みとかの休暇中か、或いは朝の再放送で見たのかもしれませんね。


● パレットさん
いやあ、この手のドラマを録音してまで楽しんでいたなんて人、あまりいないでしょうね。
聞けなくなってしまいましたか。惜しい。


● ご本人さん
わざわざ書き込みありがとうございます。
似せ者の木之内みどりさんじゃないですよね?(笑)

調べる必要があり、ですか。
これまで何度も申し上げているのですが、基本は記憶語りですので、
あまり信用できるサイトではございません。
管理者も変な人ですし(笑)、遠巻きにされていた方が宜しいかと存じます(笑)。

でも、貴重なお話ありがとうございます。
放送ライブラリで拝見したのですが、本当に天真爛漫な感じで可愛かったですよね。
お世辞抜きでハマリ役だったと思います。
赤いアルバムって、ただの記念品だったんですか。
結果的には、そこに番組の思い出を記録できたんですね。
劇団四季って、ずいぶん昔から有ったんですね。
不勉強でした。
すいぶん昔からってのも失礼か(笑)。
でも、自分はキャッツあたりで初めて名前を認識していたので、
まさか木内さんがあそこの出身とは、意外でした。
高校中退されてまで演劇に賭けていらしたんですね。




いやあ、ここ、過去にも何度かご本人様の襲来を受けてますが、
大体ワタクシが誤りや失礼な事を記述していて、
その訂正や圧力でやって来られるという形ばかりでしたので、
今回もドキッとしましたが、珍しく失礼な事は書いていなくて少しホッとしました(苦笑)。
実写サザエさんもできそうな顔とか、少し危ないか?(笑)
愛嬌が有って可愛いという事ですのでね。
過去には、江利チエミさんとか星野知子さんとか浅野温子さんとかがやっているので、失礼ではないよな。
大丈夫大丈夫。 大丈夫だぞ、俺(笑)。
2014/01/11(土) 07:13:34 | URL | ごいんきょ
木内みどりさんへ
今日久しぶりにきて、ご本人さんからのコメントが入っていてびっくり!でした。私がファンレターに公演でこられたとき、電話いただけたらと図々しくかいてしまいました。夜電話いただいた時、あまりのびっくり!に少ししかお話できなくて…わざわざかけていただいたことに誠実な方だと感激いたしました。ホントにありがとうございました。
2014/02/09(日) 10:02:36 | URL | パレット
管理人さんへ
すみません。ライブラリーでみれるとかいてありますがライブラリー図書館意味がわからないので教えてください。
2014/02/09(日) 10:07:39 | URL | パレット
今、フェイスブックでは普通に(元)芸能人の人が参加していたりするんですね。
ワタクシのような負け組には縁遠い世界で、昨日初めて見て、色々な意味で少し驚きましたが。
身元がわかるフェイスブックと違い、こんなワケのわからん奴のやってるブログに
わざわざ貴重な話を書いて下さるんだから、たしかにご人徳です。

放送ライブラリーですが、関係各位の大変な尽力で、もう結構前に実現している、
過去のテレビ放送が見られる施設です。
図書館にあたるものですので、無料で見られます。
ただ大変残念な事に、神奈川県横浜市にしか有りません。
いずれは、北海道や東北、中部、関西、四国、九州など、
各地域に最低一ヶ所は出来るようにならないと駄目なのですが、難しいのでしょう。

地図はこちら↓です。
http://www.bpcj.or.jp/access/access.html
2014/02/09(日) 10:28:02 | URL | ごいんきょ
管理人さんへ
こんにちわ。
早々と返信いただきありがとうございます。一昨年コンサートで東京に行ったときライブラリーを知っていたら足をのばせたかもですが…九州はまだまだ先ですね。
2014/02/09(日) 12:55:49 | URL | パレット
九州の方ですか。
インターネット時代ですし、なんとか全国で閲覧できる時代にならないと駄目ですね。
2014/02/10(月) 01:19:55 | URL | ごいんきょ
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