私的 昭和テレビ大全集
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ジャングル大帝 (1965)

ジャングル大帝進めレオ!



このオープニングの美しさが日本連続カラーアニメの開闢を飾ってくれたのは、
一種の奇跡とも言って良いでしょう。勝井千賀雄の産み出した生命。
初めて見た者だれもが息を呑むそのOPを、しかしながら本放送当時、
カラーで見られた人は、まだそれほど多くなかったと思われます。
リアルタイムでカラー映像で見た人には、相当の衝撃を与えたでしょう。
三洋カラー劇場として、エノケンのカラーテレビCMで枠が始まり、
このOPが流されたと思われます。アーーア~~ で始まるこの冒頭の二音。
この最初の二音の音域の広さが、番組世界の広大さを象徴しているわけです。

そして、ハッピー・ビーンズが歌う『ジャングル大帝のうた』。
どっちがジャングル大帝の本当の主題歌なのよ!?
と、当時の子供達を混乱させた? この ♪吠ーえろジャングルで という歌は、
1年間放送された後に改題してリニューアルスタートとなった
『ジャングル大帝 進めレオ!』の主題歌として正式に昇格しました。
が、元々三木トリローが作曲した歌に、音楽担当の冨田勲が前奏部を付け足したために、
なんともチグハグな構成の主題歌となったのは多くの人が指摘する所です。
最後は『♪サンヨー サンヨー サンヨー電気』と歌って終わるわけですが、
当時はこんな感じでスポンサーを強調する番組の作り、多かったですね。
ハッピー・ビーンズの正体は、今や童謡で有名になっている
由紀さおり・安田祥子姉妹であるのはマニヤには有名。
由紀さおり、夜明けのスキャットでブレイクする直前夜であります。

EDテーマであるレオのうたの方が一般には有名かもしれませんね。
これは大帝、進めレオ!、両作通してEDに使われたというのが大きいでしょう。
こちらを歌うのはなんと弘田三枝子。
由紀の『夜明けのスキャット』が売れる前年に『人形の家』が大ヒット。
奇しくも、後に歌謡曲で花咲く二人がOP・EDを担当しており、
こういう小さないたずら心を、時々神さまは用意していたりします。
後年発売されたビデオに収録されていたEDを見た時、
「♪挑む夢 幸せの国 招く朝 ジャングルの虹」と歌っている部分で
アレ? となりました。ちょっと違うゾ??という違和感。
これを解決してくれたのは、先頃発売された手塚治虫アニメ主題歌集というDVD。
「♪挑む夢 幸せを 招く朝 ジャングルに」と歌っているバージョンがあり、
これを聞いた瞬間、鳥肌が立つ様な感激を味わいましたね。
「これだよ、これ!(泣)」という、長年の胸のつかえが取れた思い。
そう。ワタクシがリアルタイムで見ていたEDは、まさにこの歌詞だったのです。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
やはり
オリジナルというか、元祖というか、元のジャングル大帝はあかんぼだったので、ジャングル大帝っていうとどうしても進めレオ編ですね。
レオのごはん茶碗を買ってもらいました。スプーンはウメボシ殿下(レオと若干年代が違うかな?)でした。
スプーンのことを赤ちゃん語というか、おしゃじと呼んでましたが、(匙の変形か)どうもまわりには通じないんですが、我が家だけだったんでしょうか???今もおしゃじって言ってしまいます。こどもに笑われます。

で、レオっていうと大人バージョンの記憶のほうが強いですね。ライアはーーって歌もあったと思うんですが、あれはCD化になってないんでしょうか?ちゃんと聴いたことないんです。(歌詞は無用)

あーーあーーーの歌ですが、テレビではあーーあーーでずっと歌ってるバージョンだったと思うのですが、CD全集なんかだと、ひびくこだまーって歌詞入りなんですよね。ここの違いってなんなのでしょうか?
(歌詞そのものを聞く質問じゃないのでよいでしょうかごいんきょさん)

なんか質問ばっかりになってしまいました。

弘田三枝子さんってア○○○で生きぬこうって歌ってた人ですよね。
生きぬこうがひっかかってやりぬこうになったとか、だいぶ前になんかの本で読みました。生きぬこうでもやりぬこうでもどっちでもいいじゃないかと思いますが、薬事法違反みたいなのにひっかかったんですかね。

イントロのズッチャーーンって壮大なイメージのところ、フルートとか女性のあああーって部分が、音程が一瞬狂うように聴こえて、音源がゆらいでいるのかな、といつも思うんですが、オイラだけかなあー。


2007/06/03(日) 14:48:29 | URL | くりお
この作品の劇場版では
この作品の最大の疑問の一つつまりレオは普段何を食べているかに関して幾らか答えていたと記憶している
詳細に関してみ答えられる方がおられるなら是非ご一報を
2007/06/03(日) 16:34:14 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
自慢
 本邦初の連続カラーTVアニメが始まったのは昭和40年10月6日(水)。

 この日は私の誕生日なんです。TV史の年表にも必ず載っていて、嬉しいもんです(^o^)/

 という訳だからでもありませんが、「レオのうた」は大好きな歌です。
 低いフルートが荒々しく、ブラスの勢いもあり、野生を感じさせますネ。ギターの「チャッチャカ チャッチャカ」というリズムも軽快で。
「♪嵐を貫く」のオブリガードのトロンボーンとホルンがカッコいいです。
弘田三枝子さんのボーカルも荒っぽくて、「♪白い獅子 レオ」の部分が好きです。


 何といっても、イントロの「ウワーオ ワーオ ワーオワオワー」という弘田さんのボーカルとユニゾンの、ブラスとティンパニの迫力! ステレオのレコードサイズで聴くと、時代を感じさせない見事なレコーディングとミキシングです。

 そして、ごいんきょさんが歌詞を書かれているサビの、メロディの開放感!パンチのあるボーカル!
 あぁ、何度も繰り返して聴いてしまいます‥‥。
2007/06/03(日) 21:19:00 | URL | 自由人大佐
● クリオさん
あなた、ワタクシと同世代だと思いますよ(笑)。
ちなみに、下の自由人大佐殿もほとんど同世代です。
ほとんどね(笑)。
でもワタクシは、ジャングル大帝はボンヤリですが覚えてますね。
ただ、カラーではなかったはずなんですが。
やはり弘田三枝子さんのEDソングを一番強烈に覚えてます。

ジャングル大帝のOPはおそらくDVDで詳しく解説されていると思います。
ぜひ読みたいのですが、お金が有りません(苦笑)。
歌詞有りとスキャット、そしてインストの3種が
不定期に使われていたようですが。

アスパラでやりぬこうって、弘田三枝子さんが歌ってたんでしたっけ?
あれって最初は生きぬこうだったんですか。知らなかった。
OPの冒頭はたしかに音が歪んでいるようですね。
録音環境も今よりは悪かったでしょうし。


● ガッツさん
そう。この漫画に関しては、登場動物たちの食生活はタブーなのです(笑)。
見せかけの平和ですね。


● 大佐殿
はいはい。ブログでも謳っておられますよね、誕生日(笑)。
しかし大佐殿の音楽解説はいつ見てもいいなあ(笑)。
弘田三枝子さんの歌は大好きでしたが、後年人形の家を聞いた時は、
まさかレオの歌の人とは想像もしてませんでした。
あれだけ特徴あるのにガキには判別できませんでしたね。
2007/06/04(月) 06:15:57 | URL | ごいんきょ
レオはキンバ
わたくしこの春アメリカで$1のDVDと言うものを見つけました。その中になんと「ジャングル大帝」が2巻ありました。思わず第1巻を買いました。
悲しいかな安物のため日本で最初にカラーアニメだと言うのにひどいカラーでがっかり。
もっとショックだったのは、あのオープニングがなくて、エンディングがオープニングとして使われ、主題歌は完全にアメリカオリジナルでセサミストリートのオープニングの歌のような曲になってました。
そしてレオは「キンバ」と言う名前に変えられています。日本語だとキンバというと「金歯」を思い浮かべてしまいますね。
ライオンキングがジャングル大帝のコピーと言われるのは名前からも分かりますね。「キンバ」が「シンバ」になったわけだし。
2007/06/04(月) 13:21:49 | URL | Marrrsan
名作
手塚治虫先生の不滅の名作ですね。私も幼少の頃観ていた記憶はあるのですが、ストーリーはほとんど記憶にありません。ただ、“ジャングル大帝”がパンジャと子供のレオの話で“進めレオ”が大人になったレオの話だった?のを憶えているくらいで・・・            だだ、何年か前ディズニーの“ライオン キング”がこれのパクリだとの噂?がありましたよね。“ライオン キング”観ましたけど・・確かにパクリ?のような・・・ディズニーって自分のところのパクリにはかなりうるさいのに自分たちは多いですよね?グリム童話とか・・・子供向けの作品でのこういうのって何かちょっとひっかかるんですよね~。
2007/06/04(月) 23:58:48 | URL | ゾロ
● Marrrsanさん
ジャングル大帝と言えばあのオープニングに尽きるわけですけど、
ワザワザそれをカットしているというのは、悪意が有るんでしょうか。
それってどちらにしても海賊版ですよね?
そう、向こうではキンバ・ザ・ホワイト・ライオンというタイトルらしいです。
しかしアレは、そこまでパクって厚顔そのものですね。
それでいてパクられるのには容赦しない。
アメリカも中国も、巷間言われるほど違いは無いとワタクシは思ってますけど。


● ゾロさん
うん。ワタクシの印象は、上に書いた通りです。
必要以上にアメリカを誉める人たちが理解できません。
2007/06/05(火) 04:43:37 | URL | ごいんきょ
シンバってスワヒリ語でライオンのことなんですね。それをモジったキンバって名づけられたレオがかわいそうです。アメリカ版はどの日本アニメでも可哀相ですが。
ディズニーの某恥知らず低級愚劣悪質パクリ映画に至っては何をか言わんやです。ディズニーは、60~70年代の実写映画の中に見られるものが少しあったかも知らんが、あとは屑。五流映画会社と言っても褒め過ぎ。作品と称するものは全て資源のムダ。血圧が上がるのでもうやめます。

ジャングル大帝のアニメは、映像と音楽は大好きでしたが、内容面では、原作の壮大なドラマがお子様向けになっていて、子供心にもちょっとガッカリしていました。
たしか水野英子でしたか、「親が亡くなった時も涙をこぼさなかったのにレオの最期では号泣した」というのは。

手塚研究家の誰かがすでに言っていることかもしれませんが、パンジャの子レオって、ジャパンの子オレのことと見て間違いないでしょう。ライオンを表すギリシャ語またはラテン語のレオに引っ掛けてあるんですね。原作の中で手塚治虫がちゃんとヒントを与えてくれています。レオの子たちはルネとルッキオ。オウムのココが「寝る」と「起きる」を引っくり返してつけた名前です。
2008/05/10(土) 01:30:39 | URL | あぶもんもん
アニメの内容については、当の手塚御大が放送中にクレームつけまくりだったらしいですが(笑)。
ワタクシは単に、画面だけ見て楽しんでました。
内容を面白いとは思わなかったですね(笑)。

まずレオという名前を思いついて、ひっくり返すとオレなんで、
その辺から他のネーミングに波及していったんでしょう。
2008/05/10(土) 07:14:51 | URL | ごいんきょ
遅レスですが
ついでに頑固を引っくり返して女王コンガとなります。
十年以上前、エジプトに旅行して、ナイルクルーズなるものをやったんです。見るもの聞くもの楽しんでいましたが、船のデッキから夕闇に浮かぶナイルの岸辺を見て、ドキーンとしました。延々と続くヤシなどの木のシルエット、ジャングル大帝そのままだったんです。しばらくじーっと佇んで見とれていました。いつまでたっても同じ景色。あんな退屈な風景をうっとり眺めていたのはナイルクルーズ史上でも私だけかもしれません。
2008/12/03(水) 00:11:18 | URL | あぶもんもん
世界を股にかけているあぶもんもんさんですが。
なかなかエジプトへは行けませんからねえ。
と言うかワタクシは、アフリカそのものに行く勇気も有りません。
2008/12/03(水) 06:34:23 | URL | ごいんきょ
子供の心は複雑
第1回放送のときのこと、はっきり覚えてます。あのOPテーマ、聴いた瞬間「なんだ、この歌、マンガ番組の主題歌じゃないだろ!」って思いました。とにかく、いやでした。今、YOU TUBEで見ると、震えがくるくらい、アニメ回最高の主題歌かという感じなのに。
だたら、「進めレオ」になったとき、主題歌もかわり、「これだよ、これっ」って、思ったもんです。でも、大人のレオの話は、今一でした。最終回も見なかったんじゃないかな。レオの子供時代は「いつ大人になるのよ、早くなれよ」とか思っていたんですがね。子供心は複雑ですね。いや、不思議ですねか。
2014/07/13(日) 22:06:59 | URL | みのモンタナ
ああ、わかりますわかります。
ハッキリ言って、子供向けという観点で作られた主題曲ではないですね。
思えば、サンヨー側が提示した三木鶏郎氏による主題歌は、
そうした危惧を抱いて作られたものだったのでしょう。
進めレオでは晴れて主題歌へ昇格するのですが。

レオの大人時代は、その子供が出てましたよね。
ルネとルッキオですか。
そちらには移入できなかったんですね。
2014/07/26(土) 07:08:44 | URL | ごいんきょ
新参者からご挨拶を
拝啓 よろしくお願いいたします。手塚アニメと言いますと自分はまず「アトム、ビッグX」等が思い浮かべますが、もう36年以上前に某 ビデオ業者から「海外版キンバーザホワイトライオン」他数々の海外版を入手しました。全てテーマ曲などは変えられていましたが、この時始めていや改めて「冨田勲先生の音楽は素晴らしかった」と認識新たにいたしました。当初は「完全にクラシックスタイルのバス歌手と混声クラシックコーラス」によるテーマ曲=実は2種類あり、只単にアーアーっと歌詞無しで歌うバージョンと歌詞のついたバージョンがあります。確かにごいんきょ様の言われる通り「子供受けを狙ったテーマ曲では絶対に無い」ので、難しかっただろうと。当時手塚治虫先生は冨田勲先生に「過去、どんな名曲でも1オクターブ以上音のすっ飛ぶ曲は無い」と。確かにオペラアリアでも存じませんから。こういう理由からか?次回の進めレオからは、「三木トリロー氏がテーマ曲を作詞作曲」されました。この曲がまた軽快で元気でとても良いのですね。ごいんきょ様は何故か「三木トリロー氏の曲に、前奏を冨田先生が付け足した物が?」と。しかし自分はそうは思えません。これはこの冨田勲先生の、雄大なサバンナをイメージする見事なイントロ=と言うにはもったない程の作曲があったればこその三木トリロー氏の曲が初めて活きたと。実はかなり以前「三木トリロー氏の全仕事のLPディスク」が発売された際、この「進めレオのデュークエイセス版」が収録されました。これはもう完全にカバーでありサンヨーコールは入っていましたが、冨田勲先生のアレンジには到底敵では無かった。やはり製作者サイドやスポンサーサイドの様々な思惑や何かでこういう変更は仕方無い事。結果としては良かったと思います。途中「シンフォニックポエム=交響詩」や「ディズニースタイルで、先に音楽を創りそれに会わせて画を発想する」等と言う物凄い実験も確か2回行われたはず。こんなとんでもない実験は、冨田勲先生だからこそ出来たのです。何せフィルムタイトルロールに「オケや指揮者の名前」までクレジットされたのです。今日冨田勲先生は「シンセの大家」として知られます。しかしこれは自分が国産第一号シンセをいじくりはじめた1975年の僅か数年前。さほど昔では無いですね。それより自分が尊敬する部分は「類稀なるメロディーとオーケストレーションを創造出来る得がたい大作曲家」と。決してシンセだけで語れる程甘い狭い方では無いと。只残念なのは、晩年「初音ミク」等のVRに関わりすぎた事=晩節を汚したとまでは言わないが、残念です。
敬具
2017/04/27(木) 15:58:25 | URL | よしたかくん
初音ミクを起用したのも…
実は大変なことで、生オケで歌う訳なので、初音ミク(コンピューター)側が
人間のテンポに合わせるという新技術の開発が必要だったそうですよ。
この技術も冨田さんが初音ミクを起用していなかったら開発されたのかどうか。
ここでもやはり偉大だったんではないでしょうか。
なんせ、合成音声の歌手による歌曲というのは世界初の試みだったそうですからね。

非常階段で拍子木を打った「新日本紀行」テーマ曲の裏話も知られますが、
こういった柔軟な発想こそ冨田大先生の真骨頂のようにも思われます。
鳴っているスピーカーをヘリに吊って飛ばす
(ドイツでやったサウンドクラウド)とか、フツーじゃできない発想です(笑)。
2017/04/27(木) 19:47:36 | URL | くろねき
くろねき様へ コメント感謝を
拝啓 これはある意味くろねき様の言われた通りです。しかしそれを承知の上で、人間と言うものは「最後の最後、エターナルリターン?」と言いますか、やがて元に戻ると。過去業務用音響輸入最大手の倒産してしまったがゼネラル通商の社長が「ゆくゆくはスタジオコンソールはデジタルからアナログに回帰する」と。確かにデジタルとは面白いように見えるが聴こえるが、実はそうでは無くてアナログの方が更に面白いと。かつて大巨匠「山本直純先生も最後はクラシック回帰を強く望まれても果たせず亡くなられた」事。確かに初音ミク周辺のハードとソフトの融合は凄いとは思いますが、不思議と世界的な評価と言うのは如何でしょうか?こういったいわばビックリマークの様なワークはは必ずしも全ての評価が得られる行為とは限らないのが辛い所で、現実に冨田勲先生の極初期のアルバム、これさえ評価しない者たちがおります。やはり富田先生には最後の最後は、純クラシック音楽に回帰して、そういった風潮をふっきって欲しかったと思いました。残念なことにネット等を見聞きしますと、何故か自分と同じ様な愚見が多い様な気が、、、皆様のご議論参加お待ちいたします。敬具
2017/04/27(木) 21:13:51 | URL | よしたかくん
Re:くろねき様へ コメント感謝を
初音ミク起用は世界的な評価を狙ったとかそういったお話じゃなくて
“死者の歌声”が欲しかったというただ一点なんですけどね。

まさかフランケンシュタイン博士みたいなことをするという訳にもいかず(笑)、
ちゃんと生きている歌手からピックアップしてはみたもののどうもピンと来ない。
これはどうしたものかと思案中にたまたまつけたテレビ
(ちなみにNHK Eテレの番組だったそうですね)で
取り上げられていたのが初音ミクで「コレだ!」と白羽の矢を立てたという次第。
実在するようで実在しない、まさしく“死者”のような存在ではないか、と。

実は私もネットの多数派?意見のように面食らったほうなんですが、
ファン心理はともかく世評やら義理やらを第一に制作方針決める
芸術家ってのも何だかなぁ、とも思うのでこれで良かったんではないかと。
風潮どうこう関係なくやりたいことやり切ったのかな、と。
これが無名の人なら別ですが、もう充分すぎるくらいに著名だったわけですからね。むしろ最後の最後に未完成の作品が残っちゃったのが残念でしたね。

そもそも作品づくりの原点というかコアの部分というのは、
例えそれが誰であっても極めて個人的なもので、
ファンにも評論家にも判りっこないところにこそ
本当の原点があったりするのかもしれませんしね。
あえて原点を振り返らず、常に変化・前進の人もいなくはないでしょう。
2017/04/27(木) 22:44:44 | URL | くろねき
くろねき様 こちらをご覧の全ての皆様へ
拝啓 いや久々血が逆流する様な中身の濃い本気の議論の場を提供して頂き、ごいんきょ様には深く感謝を。かつて冨田勲先生は「自分の為に音楽するな創るな、他人の為に音楽しろ。そうすれば必ず自分の居場所がある」と。常々そう言っておられた。最後の最後で極めて個人的な誰にも解らない、また世間にも何にも捕らわれない原点が此処だった と言うのも不思議なのです。自分もかつて高校生の頃まだシンセが「三ツ矢サイダー、新鮮サイザー」とか言われ世間がほとんど知らなかった頃からいじくり回し、今日の最新デジタルまでお付き合いしていますが、現在の結論として「どうしても生楽器にはかなわない」と。幾ら最高レートでサンプリングしても一瞬で音の相違が解ってしまう。これは初音ミクのヴォーカロイドも同じです。過去作詞作曲を売り込んでいた際、一番困ったのは「ヴォーカル、誰に歌ってもらうか?」でした。これが無くてはデモテープが造れなかった。本当に困りましたね。最近ヴォーカロイドなんてのが出て狂喜しましたが、なんのこんな程度では全然駄目。正直気持ち悪いです。何をどうエディットしても人間にはかなわない。ところが富田勲先生はそれを承知の上で強引に作業を進め、「聴き手が違う方面に興味関心を持つように工夫して世間に発表し確固たる地位を築いた」わけです。この違う方面ってぇのが技術なんですね。ここに冨田勲先生の凄さがある。自分の最初のきっかけも富田先生と同じで「指揮者になりたい 自分のオケが欲しい」と。しかし幾ら銭金ぶち込んでも何を努力しても、本物のオケにはかなわなかった。実は富田先生こそ、晩年この事に気付いた?というよりもう飽きた?のか、本物のオケを使うようになりましたね。様々意見や逃げ口上はあるものの、どうしょうも無ぇものはどうしょうも無ぇんだと。くろねき様は「死者の声?」と言われたが、自分はそうとは考えずにただ単に不気味、気持ち悪い声としか思えなかった。21世紀も此処まで来て何かと出尽くした感があり、そもそもごいんきょ様のこの素晴らしい場も、実は未来を語るのでは無くて過去を語ると。自分はふと、今後何も新しいものが出なくても出来なくても、過去これだけの素晴らしい遺産資産があれば、もう腹いっぱいと。どうせろくなものは出ないだろうと思っています。ここにあえて人生最後の挑戦として「初音ミクを選択した富田勲先生」って、やはり最後までチャレンジャーであった事だけは確かだと。何か話が逸れまくりでお詫びいたします。そういえば「ジャングル大帝の音楽」でも、様々革新的な試みや実験がありましたね。敬具
2017/04/28(金) 13:16:47 | URL | よしたかくん
> 「自分の為に音楽するな創るな、…
> 他人の為に音楽しろ。そうすれば必ず自分の居場所がある」

なるほど、そういう持論がおありだったんですね。

> 実は富田先生こそ、晩年この事に気付いた?というよりもう飽きた?のか、本物のオケを使うようになりましたね。

というより、それまで負っておられたご自分の役目が
終わった、と考えておられたのかもしれませんね。
シンセサイザーも当たり前になって自分が牽引役を務める必要が無くなったし、
「自分の居場所」だって望外な物凄いのができちゃったし(笑)で、
そう思い至ってスタンスが変わられたのかも?

ボーカロイドの技術に、普及浸透する前のシンセサイザーと同じ
可能性を見いだしてもおられたのでしょうか。
だとすれば富田御大は、後の世代にとんでもない宿題を残していかれた、ということかも?
よしたかくん様はともかく、若い世代は気持ち悪いだの何だのと言ってる場合では(略)

そういえば最近、「async」という坂本龍一のニューアルバムが
できて話題になっているそうですね。

長らくそういうコンセプトを温めていた節はあるそうですが、
近頃は特にリズムが極めて正確なコンピューター音楽ばかりなので、
リズムの同期を取っていない(="async"な)音楽を作ってしまおう、と。

 NHK「クローズアップ現代+」のインタビュー文字興し
 (2017年4月19日放映)↓
 www.nhk.or.jp/gendai/articles/3963/

結局最後はProTools|HDに落とし込み、DSDや24ビット96kHzPCMといった
フォーマットのハイレゾ音源としてマスタリングするようなんですが、
自宅スタジオのシンセサイザー・エフェクター・ミキサーも
最高級のアナログ機材にほぼ置き換わっているそうで、また
そのほうが回線がシンプルになってハイレゾ音源化するのに好都合なんだとか。
技術環境の変化で、かえって先祖帰りした例でもありましょうか。
2017/04/29(土) 00:12:45 | URL | くろねき
くろねき様 ごいんきょ様 ご訪問の皆様へ
拝啓 ごいんきょ様の場で、何か話が別方向に行きそうで関係各位にまずお詫びいたします。冨田勲先生は、このスレッド「ジャングル大帝」にしろマイティジャック、キャプテンウルトラ、どろろなど等、実はかなりの隠された実験をしていたのでは?と推測されます。当時の富田先生の仕事場を覗いた者の話だと「フィルムの切れ端やテープのカスが山積み」だったと。こうした様々な実験の結果、たまたま見聴きしたシンセにインパクト受けて此処までこられたと。当時から現在までシンセを操るオペレーター、マニピュレーター他全てが抱えるジレンマは「既成楽器の模写か新しい音の創造」でした。自分はどうしても前者の方で既成楽器の模写はどうも無理と。これは今「ようつべ等で聴かれる電子オーケストラ=DTM」で良く聴かれますし、通信カラオケはこの電子オケしか送れないからですが、聴いて見て一瞬で解るこの電子オケって「CGと同じで質量が全く無い」のです。つまり「しらばっくれた、空っとぼけた音」なのです。これを冨田先生は解決するためにMTRでオケの人数分だけ各自各音微妙にずらして重ね録音」した。実はこの方法の方が、不思議とアナログの弦に近い音がし、質量が感じられた。現代の最高レートの最新サンプラー一発録りよりも音楽的ってぇのが不思議な世界です。ヴォーカロイドも全く同じで、こんな程度ならネットで歌の美味い女の子でも捜して、いくらかお金払って歌ってもらった方がずっと結果が良いと。正直オーケストラ作品等でも、もしも自分が何かこんな音楽創って演奏してくれるってぇ言われたら、どんなに下手なオケでも人間のオケを使います。此処が冨田先生との相違です。現代のこのDTMによる音楽
方法は結局「ぐうたら人減らしモノグサ経費削減楽器」なのですよ。本当に銭金ある者ならこういう方法は決して使いません。今の若い連中がうんぬん何某ってぇいうよりも、結局パーソナルで音楽するには一番手っ取り早く、銭金もかからないからなのですが。先ほど坂本龍一の話がでましたが、自分はこのプロツールスと言うのも信用していません。たまたまソニーがプロ業務用から撤退するニッチを狙って入り込み、巧みなセールスで入り込んで来た新参者です。自分はサウンドツールズの頃から知ってはいましたが、そもそも民生用PCで商売しようとする発想が恐ろしく、危険であり、実際知られざる様々なトラブルが幾らもあります。くろねき様は先祖がえり?と言われたが、と言うよりも必然的なもの?回線うんぬんに何よりも最後はやはりアナログに帰って行くのではと。つまり「レトロでは無く未来に」と。またPCMの何々ヘルツとかDSDの何メガとか言われますが、実際に鳴っている音っている音とはさほど綺麗なものでは無く、エコーリバーヴディレイにしろ、何かに反射して返ってくる音もさして綺麗では無い。あまりに此処ばかりを追求すれば「音楽では無く只の音響」になってしまうと。冨田勲先生も、実はこの辺で相当のジレンマや葛藤があったはずです。しかし此処で他の普通の音楽家とは違った点は「富田先生は優れたメロディーメーカーであった」事」こういう方はもう二度と出ないでしょうね。こうした視点から改めて冨田勲先生の音楽例えば「ジャングル大帝」を聴けば、今日の最新デジタル音楽等のの先祖が此処にあったのだ。と言う事が解ると思われます。敬具
2017/04/29(土) 09:49:17 | URL | よしたかくん
> MTRで…重ね録音
そういえば、かの大瀧詠一が生音で同様の手法を採ったと聞いたことが。
「ウォール・オブ・サウンド」という、著名な音楽プロデューサーである
フィル・スペクターが創始と伝えられる手法ですが、
富田先生にもこれが念頭にあったのでしょうか。

大瀧さんも音楽に関しては超万能選手でしたが、
実は自宅で20台のVTRが常時回ってたという、
知る人ぞ知るテレビ鑑賞の大家でもあったそうですね(笑)。
とんでもないお宝が残ってるかも!?

> あまりに此処ばかりを追求すれば「音楽では無く只の音響」になってしまう

デジタルとアナログの聞こえ方に違いが出る要因のひとつに、
デジタルオーディオは位相特性が良すぎるから、という説があるそうです。
リサージュ波形を見るとデジタルはどこまで行ってもまっすぐですが、
アナログだと高域に寄るほどリサージュが怪しくなります。

この辺にヒントを得たのがリチャード・S“ディック”バウエン氏
(マーク・レビンソンの初期の製品群を設計した人)で、
イコライジングと共に5kHz以上の高域のみに極めて複雑な
デジタルリバーブをかける「BOBCAT」なる音声処理アルゴリズムを…
あらら、またまた脱線ですね。テツの端くれとしても脱線はシャレになりませぬ(略)

脱線ついでに、ホームオーディオ機器は生音よりも「らしく」
聞こえるように音作りがされているそうですね。
模型でもそういう話を聞きますが、ホームオーディオは
やはり「音の模型」みたいなもののようです。

優れたメロディメーカーというのはおっしゃる通り。
テレビから今でも流れる「きょうの料理」のテーマ曲も
富田先生の作品ですもんね確か(笑)。
作風の幅が広く懐が深い、ということでもありましょうか。
2017/04/29(土) 11:44:50 | URL | くろねき
勉強させて頂いております、感謝を
拝啓 何か益々脱輪しそうでごいんきょ様らは申し訳なくて、、、この大瀧詠一師匠 福生方面瑞穂町の方で、自分も若い頃に「4545スタジオ」を覗きに?行きましたね。自分はこの大瀧師匠の「形から音楽に入る=スタジオから先に持つ」と言う考えに感化されました。当時としてはかなりの設備で、やっていた事は和製ロックのマルチ録りでしたが、かなり高度なテクを用いて勉強になりましたね。更に初出の話?初めて聞きましたが「常時20台のVCR=ビデオカセットレコーダー」が回っていたとは?自分だって最高で15台程度のデッキでしたからねぇ。この大瀧師匠は本当に音楽を良く知り勉強されていましたから、批評評論解説文等、並みの連中よりもはるかに詳しく立派でした。この「アナログとデジタルの差?違い」について、かつて山下達郎は「何故か?アナログの方が太くて暖かい音がすると言う。この事は、アナログとは作業しているうちにエッジが減ったり劣化していく過程で起こる変化がそう言わせているのでは?」と。この男もなかなか大した男ですからね。自分は「1950年代から60年代あたりのクラシックADDが一番音が良かった」と。今日のDDDは特に音が悪いと思います。これは「演奏自体に問題がある」事もさることながら、何かやはり完全デジタルはクラシック録音には似合わないと。おそらくは冨田勲先生の極最初期の多数のアルバム=惑星あたりまでか?はオールアナログですね。もしも当時に全てオールデジタルで今日と同じメカで作られたとしたら、おそらく「絶対に世界的なヒットにはならなかった」と確信しています。これが何より物語っています。ホームオーディオにつきましては、これはやはり民生用機器であり、ビデオデッキもCDPも何から何まで異なります。大体業務用VHSを使って解ったのは、現在の貧乏VHSの約10倍以上でかくて重く、ヘルニアが悪化しそうでした。とにかく丈夫に頑強に止まらない様に作られていましたね。此処で過去、非常に勉強になったフレーズがあります。「日本の業務用音響機器は、音楽を趣味とするプロのエンジニアによって造られる」が「欧米の業務用音響機器は、電子工学を趣味とするプロの音楽家によって造られる」と。以前の自分なら間違いなく前者ですが、今の自分は当然後者です。その方が音楽的だからでしょうね。
脱線ついでに、自分の様にガキの頃から貧乏で小遣いも無く、全て独力独立独歩でやって来た馬鹿親父ですが、心底うらやましかったのは銭金不自由無く持ってて使える奴らでした。そういうやつ等は素晴らしいスタジオ持っていたし、自分の様な貧乏ったらしい鉄道模型(Nゲージ)なんて決して使わず、自分の庭に線路敷いて本物の鉄道走らせてました。脱線したら修理に行くからよぉーっ、と言いましたがお声がかかりませんでした。これと同じで「世の中ってぇ大抵の事は銭金でカタがつく」のですね。音楽だって、別段いんちきDTM使わず本物呼んでくれば良い訳でしょう? しかし冨田勲先生の場合「それ以上の欲求、目的」があったればこそ、そういう手段を用いたのでありそれしか無かったと。そういう高度な理想と目的意識と技術の無い者は、それを扱うべきでは無いと思います。敬具
2017/04/29(土) 12:59:17 | URL | よしたかくん
● よしたかくんさん
主題曲に関しましては、当初から演奏のみのものと声入りとが有ったそうで、
声入りに関しては、スキャットのものと歌詞で歌うものと有ります。

三木鶏郎氏による「サンヨーのレオちゃん」の歌は、『ジャングル大帝』当時は
その冨田勲氏による主題曲に続けて放送されていたため、
子供達はどちらが主題歌なのか少なからず混乱したようです。
サンヨー電機では顧客向けにシートを無料配布して、
これこそが主題歌というアピールに余念が有りませんでした(笑)。
この時代がデュークエイセス版ですね。
ジャングル大帝DVDボックスに映像(と言っても何も景色は無いのですが(笑))も収録されています。

そして続編の進めレオ!では、主題歌に昇格させたんですね。
その際、歌手を男声のデュークエイセスから女声のハッピービーンズに替えて、
テレビ主題歌用にイントロ部分を新規に付け足しています。


● くろねきさん
『きょうの料理』のマナ板っぽい拍子、凄く好きですし、
音符や楽器を駆使して、言葉に劣らぬ表現力を音楽にもたらそうとする人が、
音楽家の方にはけっこう多いのだなと、つくづく思います。
流行歌になると、ただの曲先に適当な言葉を当て嵌めたってだけの世界も有るでしょうけど。
2017/05/07(日) 19:59:02 | URL | ごいんきょ
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