私的 昭和テレビ大全集
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文五捕物絵図 (1967)

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先日の『忍者ハットリくん』の稿で、ケムマキ役を杉良太郎がやっていたという、
根も葉もない噂が一部層にかなり強く信じられていたという事を書きました。
そこでも書きましたように、たしかに杉は当時まだ無名ではありましたけど、
最果ての東京12チャンネルとは言え(笑)、同じ年に『燃えよ剣』という本格時代劇で
かの沖田総司役をやっており、なんと主題歌も歌っていたようです。
だもの。ハットリくんなんかに、しかも脇役などで出るはずがないし、
仮に出ていたなら新聞に名前が出ていないはずが無いのです。
そんな杉良太郎が、本格的に人気を獲得したのが、この番組でした。
燃えよ剣をやって、すぐに子供番組のドギツメーク脇役を別名でやって、
すぐに文五捕物絵図で主演ですか?
時期的に矛盾は有りませんが、些か信憑性が低すぎるかと(笑)。

原作は松本清張。脚本が倉本聰、佐々木守らそうそうたる面々で、
清張の現代劇も時代劇に翻案したりしたようです。
例えばブロマイドを浮世絵に替えたり、電話交換手の女を盲目の女にしたり
といった具合でやっていたようです。
目明かしの文五と、その下っぴき5人による捜査劇。
下っぴきの五人は、露口茂を筆頭として、東京ぼん太などもいました。
そのぼん太とコンビを組んでいた板前に常田富士男。
彼も文五や五人らと一緒に捜査に協力します。

文五の親父・文五郎を東野英治郎。
連続ドラマはこれが初出演だったようですが、俳優座の重鎮としての参加。
文五の相棒の同心に、テレビ時代劇役者の始祖とも言える中村竹弥。
それまで燃えよ剣以外にテレビドラマの経験が無く、捕り物は初めてだった杉は、
これら先輩に積極的に指導を乞い、感服させたという事で、
この関係が後に、水戸黄門での黄門様と助さん、
大江戸捜査網での勘解由と小弥太へと繋がっているわけです。
一応は日活の杉が東映の水戸黄門に出張ったのは、
そんな両者の関係と、とにかく杉の名前と顔を売る事を日活が考慮したのでしょう。

奈美悦子が文五に憧れる世話役としてドラマ初出演。
東京ぼん太もドラマ初出演で、杉とも併せ、新鮮な顔触れと、
岸田今日子なども交えた重鎮達の組み合わせの妙が光ってました。
主演の杉は歌手志望の当時無名ながら、そうした演技への積極姿勢が花開き、
風貌の野性味と若さの魅力が役柄に上手く合って、たちまち人気を獲得。
放送延長を勝ち取り、NHKの連続時代劇としては大変珍しい一年を超えるものとなりました。
テーマ音楽は『きょうの料理』の音楽も作曲した、富田勲でした。

ほとんど現存していないようですが、唯一の現存作が放送ライブラリで視聴可能です。
和田勉の意欲的な演出が光る佳作で、演出に関しては確かに凄い人だなと思いますね。
演出に関してはね(笑)。
そこでは天知茂演じる下手人が、想いを寄せ合っていた、今は他人の女房を誘う話。
文五たちはきっと女の所へ来るはずだと踏んで、ひたすら宿に張り込むのですが、
その様子を宿の人間達に怪しまれたりのやり取りを、面白おかしく繋いでいます。
常田富士男が、「むかーしむかし」調からは考えられぬ気っぷの良さで、
渡世人のふりをするために見よう見まねの仁義を切る演技が圧巻。
これだけの作品を保存しておかなかったのは、つくづく文化的損失だったと、
いつもながら思います。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
主題歌も印象に残っています。
主題歌もテンポがよく、わくわくした感じがしました。

杉さん、かっこよかったですよ。
マツケンさんもそうですが、
若いころはいいなと思うのですが
その後、人気と貫禄が出てくると
苦手なタイプになってしまうのが不思議で(苦笑)。

60年代、70年代、良いドラマがたくさんあったのに、特にNHKは保存していない状況なのが残念です。
2009/05/30(土) 23:24:34 | URL | たかちゃん
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