私的 昭和テレビ大全集
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知られざる世界 (1975)

該当番組画像募集
日テレ日曜夜十時。
日立グループが世界紀行ドキュメンタリーをやっていた硬派枠。
その『すばらしい世界旅行』が7時台に移行した後番組がこれで、
提供はやはり日本を代表する大企業、トヨタグループ。
バブル経済前のテレビも大企業も、いわゆるゴールデンタイムにも
視聴率ばかりには囚われない、良質な番組も流そうという姿勢が有ったものです。
裏番組はTBS&ホンダの、すばらしき仲間。
同じ日曜7時台の製薬戦争に準えれば車戦争となりますけど、
トークバラエティに真っ向から硬派ドキュメンタリーをぶつけた、当時のトヨタに拍手です。

内容は、ほとんどジャンルを問わない本格ドキュメンタリーで、
佐藤慶のナレーションが番組に厚みを増してました。
実験フィルムや記録フィルムなどを多用し、登場人物とナレーターが淡々と語るのみ。
今なら、一段落つく度にまったく素養の無い芸人もどきどもが、
いちいちくだらないコメントを差し挟んだ作りになるのが精々でしょう。
そうした番組が絶対的に悪いとは言わない。
なんでもかんでもそんな作りなのに、現場の連中こそウンザリしないんでしょうか。
だとしたら、そうとう感性に問題が有ると思います。

ただ、この番組の場合、硬質のドキュメントに挟んで、
明らかに数字取りだろという回もたびたび有りました。
この辺はまあ、上手いやり方と言えなくもないんですけど、その内容が問題。
往事の日テレの悪癖と言いますか、超常現象を扱ったりしたんですね。
いや、そら木曜スペシャルとかならまだいいですよ。
いっくらなんでもそれはねーだろという作りを後にするようになって、
川口探検隊みたく、わかる人にはわかるお笑い番組になってたから(笑)。
しかし、この番組のような硬質ドキュメンタリーで扱うのは、
真偽不明から一層踏み込んで真判定に近づける錯覚を起こさせるという意味で、
比べようも無いほど悪質な作りとなっていました。

UFOの写真をコンピューターで拡大でして判定するなどはまだ良い方で、
ワタクシが憤ったのが、「超能力は実在する」と断言したタイトルの回。
テレビ番組という限られた場に於いてすら何度もトリックを暴露された、
ペテン師と呼ばれても自業自得の某に拘束実験を承諾させ、
試験管の中に入れた金属を触れずに曲げるのをノーカットで流すという回でした。
但し生放送というわけではないし、フィルムに細工が無いかどうか、
それを検証する術は視聴者側には無いわけです。
であれば多数の学者のチェックと証言が無ければ、
このような断定的な結論を放送するというのは、放送法からも非常に問題あるでしょう。

しかし実際の番組では、某が試験官を前にウンウン唸っている図がしばらく流され、
取り出した金属板ともう一枚の金属板を重ねたら、片方が歪んでいた、
その事をもって、超能力は実在したのであると断定して終わってしまいました。
このようなドキュメント番組に於いて前代未聞、言語道断の悪質プログラム。
ネット時代の現在なら、おそらく結構な祭りとなった事でしょう(笑)。
その宛がった方の板が最初から曲がっていたとしたらどうなんでしょう。
勿論、その二枚の板の直線性を予め実測するなどという検証的姿勢は皆無。
ただ最初から超能力肯定の結論ありきとしか思えませんでした。

ワタクシは超能力を数回体験してますが、それ故に、超能力者などいないという立場です。
ユリ・ゲラーも悪質な手品師というか、ペテン師以外の何者でもないと思ってますし、
その昔、木曜スペシャルが始まった頃にユリを呼んだ放送で、
時計を真剣に睨まされた、あの無駄な時間を返してくれと訴えたいくらいです(笑)。
それはそれとして、徹底的な検証姿勢の番組であれば、
それが視聴率目的であろうが、意義も有るかなとも思いますけど、
この番組のあの回は断じて許せないですし、その事を書き残しておこうと思います。
テレビが大真面目にペテン師どもの商売を補佐してやってどうすんだと。
民放のゴールデンタイムとしては良い面も有った番組なので、残念な所作だったなと思いますね。
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[猫カフェ]futaha



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日曜22時台は真に知られざる世界
何せおもろい夫婦や三肢の爆笑美女対談や一時期なれどアニメの花の係長までオンエアしていたしcmでも命の母の笹岡薬品が1社提供であったりとか淀川氏の映画以外は一癖ある番組が目立っていたわな
その映画でもレナウンのcmなんかは他では見られなかったっけかな

そんなこんなでnhk総合では何放送していたか失念している程かな
ちなみに今も日テレ系のローカル枠の中京テレビの某番組ではここでしか放送して無さそうなローカルcmもその時間に流していたりする

ちなみに表題の番組で覚えているのはミクロの世界かな
2009/12/05(土) 15:18:41 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
更にこれにラジオが加わると
日曜22時台というのは侮れない隠れた激戦区という事になる

地方により放送自体が無いとか違う曜日や時間に流れていたかも知れないものの昭和の頃の東海ラジオでの日曜22時半というとソニーナイトスクエアという百恵聖子等のトップアイドルのDJ番組が華であったので
俺っちはアンチ聖子に近い見方をしていたもののこの番組だけは好んで聴いていて特に歴代のパーソナリティーの中で恐らく唯一前半のみだがエッチな事も含めた横やりやツッコミを入れるバーチャル的な存在がいたので楽しく聴けていたわな

今は昭和の頃からの風潮としてこの時間は東海ラジオではアニメ関連の番組のみが流れているものの時々それも聴いているしもう一度そうしたアイドル番組も聴いてみたいとも思う

って題名の番組から限りなくかけ離れてしまい申し訳ない
2009/12/06(日) 15:45:54 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
一人でこの項を担っているか
でもリコールに揺れる今こそこの番組を復活させもしかしたら自動車関連の化学な話題なんてやれたら良かったりして
今この番組に限りなく近い番組もサザエさんの裏という激戦区で放送中であるので化学離れと懸念されている中評価されるべきかも知れないので
2010/02/28(日) 15:46:48 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
名ナレーター逝く
この番組でナレーターを務めていた佐藤慶氏が亡くなられました。
佐藤氏の重厚な語り口調は、この番組のイメージによく合致していたように思います。正に「名優即ち語りの名手」と感じさせる人でした。
お悔やみ申し上げます。
2010/05/08(土) 13:57:14 | URL | うみがめ
知られざる世界
オープニングテーマがやけに
アップテンポだったのは覚えてる。

佐藤慶さんが取材ディレクターの報告
聞きながら対談する形のやり取り
だったのは記憶にあります。  
2010/05/16(日) 13:04:12 | URL | オープニングテーマ
「トヨタ日曜ドキュメンタリー」という副題から始まってたんですね。
アップテンポと言いますか、なんか禍々しくて怖い感じの音楽でした。
もっとも、後期は変わってるんですね。

普通のドキュメンターのような、取材VTRだけ永亜してそれに語りを乗せているというのも有りました。
2014/05/27(火) 07:12:22 | URL | ごいんきょ
● ガッツさん
珍しく連投と気合い入ってますね(笑)。
NHKの日曜22時は、たしかに大した番組をやっておりません(笑)。
ミクロの世界、顕微鏡の話かな。

ラジオで日曜22時が激戦区でしたかね。
ガッツさんの個人的な思い入れではなくて?(笑)

この番組、科学というより、科学を愚弄する内容だったような気がするのは、
やはり超能力の回の印象が強いからかな。


● うみがめさん
佐藤慶さん、演技は本当に重厚でしたけどね。
だから語りもいいわけですけど、番組がなあ。


● オープニングテーマさん
「トヨタ日曜ドキュメンタリー」という副題から始まってたんですね。
アップテンポと言いますか、なんか禍々しくて怖い感じの音楽でした。
もっとも、後期は変わってるんですね。
普通のドキュメンターのような、取材VTRだけ流してそれに語りを乗せているというのも有りました。
2014/06/02(月) 00:19:28 | URL | ごいんきょ
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