私的 昭和テレビ大全集
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赤い激流 (1977)

該当番組画像募集
ワタクシなんぞは、赤いシリーズと言えば百恵の作品という認識だったんですけど、
当初はどうしてもキャリアから、宇津井健の作品という位置付けだったんですね。
でもワタクシは、前身の『顔で笑って』すら百恵のドラマとして見ていましたし(笑)、
当然、赤いシリーズは百恵のシリーズという意識でしたから、
百恵が外れる事になったこの作品は、実は当時は一番熱中していなかったのでした(笑)。
ワタクシが一番好きな赤いシリーズは赤い運命で、次が赤い迷路あたりですかね。
赤い衝撃も惰性で見てましたけど、この番組は、更なる惰性で見てました(笑)。

一応、第1話だけですか、百恵が出てますしその事も覚えてますけど、
宇津井健の方は相変わらずレギュラーで、赤いシリーズは彼の枠とハッキリします。
が結局、これは水谷豊が飛躍する最大の契機となった作品で、
翌年、ついに彼は『熱中時代』で超一級の俳優へと脱皮するわけですが。
たしかに傷だらけの天使でも非凡なものは見せていましたけど、
彼の独特な演技と、大映テレビの独特な演出がこれ以上ないくらいマッチし(笑)、
それが彼に幸いしたのだとワタクシは思いますけどね。

物語は、宇津井健が水谷の母と再婚するのですが、死んだと思われていた
水谷の実父が実は生きていたあたりからサスペンス調となり、
その緒形拳が殺されるに及んで、宇津井ばかりか、
実の子である水谷が激しく捜査に追い詰められるあたりが物語の白眉でした。
この真犯人捜しは番組末尾の懸賞となって、抽選でピアノが贈られたそうです。
当たった方、もし見てらしたらコメント下さいね(笑)。

宇津井演じる大沢武は、音大のピアノ助教授で、
水谷演じる田代敏夫にコンクールのための特訓を施す。
課題曲がショパンの英雄ポロネーズで、このドラマと言えばとにかくこの曲。
水谷が何度も何度も繰り返し特訓するのを、我々も何度も何度も繰り返し聞くわけで、
今でもすぐ、頭の中で ♪ パン パラン タララララ タタ タララララン
と頭の中でピアノが木霊するんですよ。
そんな人、ワタクシだけじゃないでしょ?(笑)

そのコンクールの練習や本番の最中も、いつ刑事に踏み込まれるかわからないという
追い詰められた田代敏夫の表情と、水谷の独特の台詞回し。緊張感。
大映テレビはクサヤの魅力ですな。
クセが非常に強いけど、だからこそ好きになったらその味から抜けられない(笑)。
石立鉄男、赤木春江といったクセの強い面々も加わっており、
これに水谷&緒形の強烈個性が松尾嘉代も交えて渾然一体となり、
本家本流である宇津井健も、負けじとアクを強くしていく…
その経験は、次次作の『赤い激突』に於いて華々しく開花するのですが(笑)。

ところで、この番組ではかように、宇津井や水谷のピアノシーンが多かったのですが、
このドラマに限らず、俳優がピアノを弾いている演技をする時、
大袈裟に肩を上下させたり、体を揺らしたりしてましたけど、
あれってピアノが弾ける人から見たらどうなんでしょう。
同様に、車を運転するシーンで、昔のドラマではスクリーンプロセスが多くて、
景色をスクリーンで映して、その前で俳優がハンドルを操作する感じだったんですけど、
そのハンドル操作がいま考えると大袈裟でねえ。
やたらと左右に小刻みに動かしてましたよね。

なぜそんな事を覚えているのかというと、ワタクシ、実際に運転するようになってからも
しばらく子供の頃に見ていたそんな操縦に影響されていて、
車屋さんから、後ろから見たらかなりぶれてると思うよ、
とか言われて恥ずかしくなった経験が有るのです。
まさか、昔のドラマではこんなハンドル操作だったんで、とは言えませんしね(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
課題曲
水谷さんがベートーベンの「テンペスト」第3楽章も練習していたと思うのですが、どちらもコンクールの課題曲はあり得ないなぁと思ってしまいました。

俳優さんが演技だけで演奏しているように見せるのは、本当に難しいと思います。
番組とは関係ありませんが、「100万人の音楽」というラジオ番組で、芥川也寸志さんが仰っていたことを思い出しました。
映画で(たぶん砂の器だったと思いますが)俳優さんが指揮をする場面で、芥川さんがオーケストラの後の方に立って指揮をして、俳優さんがそれを見て真似をして棒を振ったというお話でした。芥川さんは左右反対に指揮をしなければならなかったと仰っていたと思います。
2009/12/12(土) 11:54:39 | URL | モデラート
赤い激流といえば大映ドラマの赤い
シリーズ第5作ですが予告編では赤シリーズの決定版と言ってました。
何と言っても大映ドラマはクサさで
外国のチーズのように駄目な人には
駄目なんでしょうが私は好きです。
2009/12/19(土) 21:48:41 | URL | (ハンドル未記入)
「まさかの結末」の始まり
当時、自分は小学生の中学年。「赤いシリーズ」は、学校でもクラスの話題になってました。
 「水戸黄門」のような、絶対懲悪ドラマだと、「悪役」は一目瞭然でしたが、このドラマの展開には、子どもながらに裏切られた感が強かったです。
 まさか、主人公=水谷豊を、義父と共に応援してくれていた学長が犯人だったとは・・。
 アガサクリスティの「そして誰もいなくなった」のような推理小説じみたドラマでしたね。

「田代を殺したのは、私だ」と死にそうな状況で、カミングアウトした様は、とても印象的でした。主人公を窮地におとしめようとする、前田吟(と思いますが、間違っていたらごめんなさい)が、憎たらしかった記憶があります。
 それにしても、「Rの女」の岸恵子さんは、あの印象のままですね。一体いくつなんだろう?
2011/01/05(水) 07:25:09 | URL | t-16
● モデラートさん
テンペストってのもこの番組の定番でしたね。
課題曲ではありえないというのは、実際にはもっと大作をやらされるという事ですか。
英雄ポロネーズあたりは小品ですからね。
ピアノ演奏の演技は、やはり違和感あるんでしょうか。


● 未記入さん
なんと第1話予告はYouTubeにアップされているのですが、そこでは決定版という煽りは無いようです。
放送中にやっていた、局の番宣CMだったんでしょうか。


● t-16さん
ワタクシはもうヒネた年だったので、一番それらしくない人間が犯人だろうとタカを括ってました(笑)。
もしかして宇津井さん?とも思いましたし(笑)。
岸さんは八千草さん同様、とても綺麗な老け方をされていたなと、
当時好きな女優さんの一人でした。
2011/02/10(木) 01:31:43 | URL | ごいんきょ
CS放送TBSチャンネルで再放送中ですが来週金曜日で終わりですね
2011/09/12(月) 05:14:51 | URL | (ハンドル未記入)
そうですか。
赤いシリーズは定番ですから、今後も何度も放送されていくでしょう。
2011/09/18(日) 17:54:13 | URL | ごいんきょ
テンペスト
テレビっ子の私も、大学生になり、あまりテレビを見なくなった頃、見ていた数少ない番組のひとつでした。
そんなある日、クラシック好きの友人の家に遊びにいったとき、
私「ピアノ曲のレコードってある?」
友人「そこそこあるけど、何を聴く」
私「テンペストあるか」
友人「なんで、お前がテンペストなんて知ってんのよ!」
友人が「赤い激流」を知らなかったのは言うまでもありません。
ショパンの作品では「英雄ポロネーズ」より、私としては「ラ・カンパネラ」ですね。宇津井健さんが「カンパネラは教会の鐘の音だ!」と言うシーンが好きで、「ら・カンパネラ」聴きたさにショパンのピアノ曲集のLPを買いました。
でも、この番組、忘れちゃならないのが、水谷豊さんと竹下景子さんのラブシーンです。けっこう激しくて興奮しました。
2014/06/20(金) 00:22:10 | URL | みのモンタナ
ラ・カンパネラもやってましたっけね。

水谷豊さんと竹下景子さんのラブシーンなんか有りましたっけ。
おっぱいも出てないとあまり記憶に残っていないようです(笑)。
2014/06/20(金) 22:24:28 | URL | ごいんきょ
ポロリはなし
さすがにポロリは、ありません。もし、やってたらあの当時の竹下さんですよ、大変な話題になりますよ。
ポロリはなかったけど、けっこうハードでしたね。砂浜で転がって激しく抱き合って、唇を求めあうみたいな感じでした。毎週、そんなシーンがほぼあって、「あっ、来たー!」みたいな感じで、見てました。
2014/06/25(水) 00:06:06 | URL | みのモンタナ
そんなに激しいの有りましたっけ。
おパンチラくらい有ったら覚えていたはずですが(笑)。
2014/07/02(水) 21:15:41 | URL | ごいんきょ
おパンチラ
に吸い寄せられてこの記事に到着しました。・・ではなくて水谷豊さん、取分け25歳位までの豊さんのファンでしたので。傷だらけの天使・影同心Ⅱ・男たちの旅路そしてこの赤い激流と、大人に反発し棘や影のある人物・・でも善人といった役柄がかっこよかったです。オレの愛妻~熱中時代以降は本当に善人になってしまいました。今でも小生には「アニキィ~」な豊さんです。
2014/10/01(水) 14:15:21 | URL | hey
「大人に反発し棘や影のある人物・・でも善人」。
なるほど、言われれば共通してますね。
表参道軟派ストリートとかやってたんですからねえ(笑)。
2014/10/02(木) 00:06:13 | URL | ごいんきょ
不気味なキャラ
そうそう!百恵以外の赤シリーズに欠かせなかった緒形拳が出てましたね!

この「赤い激流」では行方不明で後に殺害された松尾嘉代の前夫を演じ、後の「赤い嵐」では記憶喪失の能瀬慶子を追う刑事を演じて両方とも怪しげな感じでしたけど、その赤い激流がシリーズ最高視聴率だったとはビックリ仰天です‼
2015/09/01(火) 21:32:32 | URL | TaMoKo
緒形拳さんって、ワタクシはこの枠での印象がほとんど無いんですよね。
不思議だ。
2015/09/09(水) 00:38:31 | URL | ごいんきょ
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(Bunin)Chopin Polonaise Op.53 [parts:eNozsDJkhAMmJhMjUyZjU2NGJgszSyPTNEuLtFBnt8CciNSQ0mQmGDA2xS4P1czEhKQSAN+PD7g=]  この曲を聴くと、反射的に水谷豊さんを思い浮かべてしまいます(^^ゞ
2009/12/11(金) 18:30:05 | 失われた時を求めて
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