私的 昭和テレビ大全集
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親の目 子の目 (1971)

該当番組画像募集
これも、テレビ朝日が日本教育テレビと称した時代の遺物のような番組でした。
大体は、ただカメラを回して対象に語らせる純粋ドキュメンタリーで、
内容は主として教育に関する事でした。
タイトルは親の目子の目ですけど、ほとんどが大人からの教育法を扱ったもので、
子供側に視点を置いたアプローチは、そんなに無かったんじゃないかな。
NHK教育テレビでやってもおかしくないようなものでしたけど、
中にはやはり、民放でなければできないような内容も有りました。

その際たるものが、性教育。
70年代に入り、マスコミの左翼色が強まると、性教育=進歩的みたいな風潮で、
様々なメディアで性教育について扱われだします。
ぎんざNOWでも、男女の体の仕組みを解説したりする性教育コーナーが有ったり、
ナウなヤングのテキストとして、ドクトル・チエコらは必須となります(笑)。
性を語る事に大らかな文化人ほど進歩的とされた時代が有ったのでした。

NHK教育では、性教育について、もし扱ったとしても、
性教育をどうすべきかというような視点から扱う、
方法論としてしか素材にされなかったでしょう。
しかし、教育テレビと言えども民放たるNET=テレビ朝日では、
もっと大胆、奔放にその現場をレポートしておりました。

ワタクシが記憶しているのは、80年代半ばになっていたと思いますが、
それでもぶっ魂消る映像に出くわしました。
公民館のような場所に集う母親と幼児たち数十人。
舞台上には、小学校中学年くらいの男女十名前後と、男女の教師数名。
披露しているのは、性教育をテーマとした寸劇だったのですが、
その内容たるや常軌を逸したものでした。

子供はどうしたら産まれるかという事を説明しようとした劇だったんでしょうけど、
子供達が疑問を呈するのに答えて黒板に女性教師が大きな絵を張り出すと、
そこには明らかに男性器と判る逸物を女性に挿入している断面図が!
そりゃたしかに、女性器は断面図ではまずわからないでしょうけど、
位置からなんとなくそうなんじゃないかと推察はできる絵。
これが教育となんの関係が有るんでしょう。しかも小学生や幼児を相手に。

「みんなのお父さんがおちんちんをお母さんとくっつけて、みんなが産まれたんぞ」
と、善人ぶった木訥な口調で語る教師たち。
いかにも気の入っていないセリフで答える子供たち。
そりゃ、あんな絵を大勢の眼前で張り出されたらまともに見られないのが正常な感覚で、
演技なのに目のやり場を移らせながら、義務的にセリフを読むしか無かった
子供達の様子が非常に痛々しかったです。

とにかく70年代から80年代にかけて、教育とはかくあるべしみたいな事を
前面に押し出してリキ入れていた教育関係者がそこかしこに出没し、
様々な独自の教育論をぶってましたけど、気がつけば世相は荒廃。
ゆとり教育とか共通一次試験とか、どれもこれもロクでもない試みばかり。
やっている方は実験で済みますけど、その時その時の子供にすれば、
人生を大きく曲げられてしまいかねないのに。

この番組でもよく得意気に独自教育法を語る教師とか出てましたけど、
なんか首を傾げざるを得ないものも多かったと思うんですよ。
教師はべつに人生の師として宛がわれているわけではないのだから、
基本、学業をきちんと教えさえすれば良いのに、
あの当時のいわゆる「識者」「進歩的言論人」の暴走ぶりは、なんだったんでしょう。
まあ、日本の足を引っ張りたかったんだろうとしか思えませんが。
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民教協企画
この番組は、通常の朝日系の番組とは異なるルートで全国配信されていました。
文部省(現・文部科学省)の外郭団体・民間放送教育協会(略して民教協)が企画し、かつてNETの学校放送をネット受けしていた地方局に配信されていたのです。おおよそ、その地域の老舗局、例えば北海道ではHBC(TBS系)、備讃瀬戸ではRNC(日テレ系)、沖縄ではOTV(フジ系)がこれに当たります。
このように、今のネットワークに当てはめれば、各系列が入り乱れる形となっていて、民教協加盟局と朝日系列局が共通しているのは東名阪の3大都市圏のみとなっています。
とはいえ、東海エリアでは73年のダブルクロス解消に合わせてCBCからメーテレに移行したものの、関西エリアでMBSからABCに移行したのは腸捻転解消よりだいぶ遅れた93年のことでした。これは、MBSがこの頃まで関西ローカルの学校放送を製作放映していた事が影響しているものと思われます。
2010/02/06(土) 13:44:11 | URL | うみがめ
民教協つながりで…
うみがめさんの「民教協」情報に関連して、今度の木曜日(11日)に『民教協スペシャル』が放映されます。
これは「FMSドキュメンタリー大賞(フジ)」の、いわゆる「民教協版」といった性格のものです。

今回は信越放送(SBC)制作の「少年たちは戦場へ送られた」で、時代に翻弄された「満蒙開拓団」の少年たちの運命がテーマだそうです。
ちなみに、テレ朝ではAM10:00からのオンエアです。


「親の目 子の目」の思い出は、また次の機会に書き込みます。
私が取り上げたいのは、「軍艦島」。どうぞお楽しみに…。
2010/02/06(土) 22:19:34 | URL | 甚六
「民教協スペシャル」で、訂正申し上げます。
上記の「民教協スペシャル」ですが、正しい放送時間(テレ朝)は10:30~11:25でした。
訂正致しますと共に、謹んでお詫び申し上げます。
2010/02/10(水) 20:03:23 | URL | 甚六
● うみがめさん
なるほど。
しかし、何故そんなに教育方面に詳しいんでしょう(笑)。


● 甚六さん
軍艦島ですか。
当時のテレビに関する話ならなんでも待ってますよ。
2010/02/11(木) 03:08:59 | URL | ごいんきょ
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