私的 昭和テレビ大全集
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図々しい奴 (1963)

図々しい奴(OP)図々しい奴(本編)
♪ ア~~たまぁはー 悪いし~ 金ェもぉなァい~

谷啓の頭のてっぺんから声が出ているテーマソングにのって
図々しくも日本中を席巻した、この『図々しい奴』。
ただいまCSの日本映画専門チャンネルで放送中です。
昭和テレビファン、ドラママニアなら絶対に見なければいけない作品です。
いやー。 この幻の作品を見られる世が来るとは、感慨無量ですよ。
原作は柴田錬三郎の小説というきちんとしたものなので、
展開がしっかりしてます。
当時、ドラマのTBSと言われていたのもむべなるかな。
フィルムドラマ初期とは思えない完成度ですね。

主人公は馬小屋の生まれで、生まれは卑しいし頭も悪い。
けれども憎めない図々しさでお城の若様に気に入られてからは、
わらしべ長者の様に欲しい物、やりたい事を次々実現していきます。
谷啓が歌った主題歌は、作詞・青島幸男、作曲・萩原哲晶。
おやおや。ここからして既に共通しているわけですよ。
そう。映画では植木等がやっていた無責任、日本一の男シリーズまんまです。
♪ おーれはこの世で一番 無責任と言われた男
  ガキの頃から調子よく 楽してもうける スタイル!
高度成長時代の働きづめの男たちは、こういう形のスーパーマンに、
おのれの思いを馳せつつ、日夜仕事に邁進していたんでしょう。
実際、そんな時代の空気がなければ成立しない作品で、
現在の日本でやってもヒットするかどうかは難しいでしょう。
当時は、先行きなんとか明るいんじゃないか、という希望を持てました。
今は、若者ですらなかなかそれが許されない、お寒い時代ですからねぇ。
こんなノーテンキな作品を楽しめないとは、可哀想な気がします。

主役の丸井太郎は、大映大部屋俳優からこの作品で一気にスターダムへ。
何しろ最高視聴率40%超の怪物番組でしたからね。
しかしテレビ創生期、そのメディアの怪物性との距離の置き方が
まだタレントも制作側も模索、格闘の最中で、不幸はしばしば訪れました。
丸井はこの作品後、大映に飼い殺しにされ、テレビ界に戻ろうとするも
既にそこには彼に適した役も無く、思い詰めた彼は自殺してしまいます。
作品ヒット後、わずか4年後の事でした。
周りでもっとなんとかできなかったのかと問い詰めたくなります。
一夜にして無名役者が全国区のタレントになり、数日も経ずして
ごくごく普通の石ころ同然の扱いに戻ってしまう。
そんな水泡の様なテレビという媒体は、この頃、同じ様な理由で
数多くのタレントを悩ませ、同様に自ら命を絶たせてもいます。

作品での彼は、図々しく生き抜いて城を建ててしまう、
そのギャップがなんとも悲しい結末でした。
しかしその作品は、現在見てもまったく褪せぬ光を放っています。
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この記事へ寄せられたコメント
 第7か8話の途中にたまたま見つけてハマッてしまいました。親の世代はよくしっているみたいですが、谷啓、青島幸雄、柴レンなどはともかく、丸井太郎は未知の日本人でした。今からすれば少し予定調和的な部分もありますが、おっしゃるとおり、展開も脚本も見事で、丸井太郎の素直でおおらかキャラクターが新鮮でした。CSなので、すぐに再放送があるだろうと番組表をみたら、甘かった、、、。なんとか再放送してもらえないでしょうかね。谷啓の「♪あったま~は、わるいし、かっねもな~い、、、♪」という主題歌の声が頭から離れませんとです。
2005/02/11(金) 22:24:33 | URL | (ハンドル未記入)
面白かった!
コメントありがとうございます。

いやー、面白かった。
TBSの初期ドラマは何作か見ていますが、
どれも素晴らしい作品でした。
あれでは映画関係者もゾッとしたでしょうね。
丸井太郎を飼い殺しにしたのも、そんな理由でしょう。
とても魅力ある演技で、あまりにも惜しすぎますね。

最初の頃も凄く面白かったですよ。
当初は子役なんですが、彼も上手い!
また機会がありました際は、絶対に見逃さないようにして下さい。

あの主題歌は当時見ていた人達には特にこびりついてるでしょうね(笑)。
2005/02/12(土) 00:49:23 | URL | ごいんきょ
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60年代版“成り上がり”?とも思える柴田錬三郎原作の立身出世ドラマ『図々しい奴』が日本映画専門チャンネルで来年1月から甦る。再放送も少なかったというこの作品、DVD録画で永久保存できるなんて、つばさ泣いちゃうモン!…ストーリーがものすごく快感なのだが、主人公を
2005/02/24(木) 14:13:26 | ★鉄火肌けんかブログ★
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