私的 昭和テレビ大全集
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てなもんや二刀流 (1970)

該当番組画像募集

知名度の低いと思われる『てなもんや一本槍』まで閲覧ランキング上位に来ていて、
藤田まことさん出演番組に関する情報に、多くの人が興味をお持ちのようです。
そこで、『てなもんやシリーズ三部作』最終作となる本作を扱ってみたいと思います。



冒頭、ちょっとした寸劇を演じて顔の横に箱を持ち、
サロンパスをPRするのは前作と同じ。すなわち久光製薬提供でした。
シリーズ2作目の『てなもんや一本槍』同様、当時としては希少な、
大変クリアなカラーVTRが保存されていて、放送ライブラリで閲覧可能です。
OPは北島三郎が歌い、出演者表示の絵はてなもんやと同じ画家ど思われます。
全体的にシリーズ感は有るものの、演出家が澤田隆治でなくなった事によるのでしょうが、
前作の一本槍から、『三度笠』の頃よりも一本通したストーリー性が強まりました。
主題歌はその辺も表しているんでしょう、三度笠のような軽いものではなく、
北島が本気でうなるド演歌となっており、時代劇色を強めていました。

前作『一本槍』の稿で、あれはむしろドラマの範疇だと書いてしまいましたけど、
考えてみればワタクシは放送ライブラリに所蔵されている1本しか見ておらず、
実際のところは、やはりコメディーとして作られていたんでしょう。
あそこで書いた本能寺の回は、クライマックスという事で、
ドラマ性を特に強めていたのではないかと思われます。
と言うのは、次作であるこの『二刀流』の第1回は、
ごくごく普通のコメディーとして制作されているのです。
ただ、前作のように全体を通した一本のストーリーは有ったようです。
実は『三度笠』にもそういう設定は有ったのですが、
人気が出て回数が増えているうちに、ストーリー性は極薄になったのですね。

この番組の主人公は、江戸時代慶安年間の、剣豪・宮本武蔵の落胤と称して
借家住まいしている傘張り浪人、宮本無三次。
白木みのるは彼を慕う酒屋の小僧で、主人に逆らって無三次に酒を調達する役どころ。
実際、戦乱の世を脱した江戸時代になってから、高名な武士・武家の落胤伝説が
日本全国あちこちで有ったようで、苗字が同じ高名剣士を引き合いに出し、
あの有名な誰それが何処そこの地に来た時に或る女と一夜を過ごした。
自分はその時のおとしだねである、といった類いを吹聴する浪人が多かったようです。
それを飯の種にする詐欺師みたいなのもいたのでしょうが、大方は、
しがない傘張り浪人の悲しき見栄と法螺と納得しながら、
半信半疑ならぬ三信七疑くらいで、面白おかしく付き合っていたんでしょう。
親が片親の子供を不憫に思ってつい口にしたり、からかい半分で言った冗談を、
真に受けて吹聴していたような者も多かった事でしょう。

この番組で藤田が演じる宮本無三次は、どうも本当に武蔵の子供なのかと思わせる凄腕で、
狼藉集団を相手にまったく危なげなく退治てしまう。
まあ、一度全滅させたはずの相手が全員もう一度起き上がって、
二周目の対決をしたりするんですけどね、コメディーですから(笑)。
大家を同じくする他の住人としては、奥目の岡八郎。
「くっさー」「えげつな!」は、当然この番組でも連発してます。
更には、前作でも活躍したカバ、原哲男。大家が花紀京だったかな。
吉本の喜劇ではお馴染みの面々が脇を固めておりました。
一方、主役の藤田は、当時飛ぶ鳥を落とす勢いの渡辺プロ。
ナベプロ・吉本の超強力タッグで『てなもんやシリーズ』をサポートしましたが、
マンネリ感はどうにもならなかったのでしょう。
次作『スコッチョ大旅行』では現代劇に衣替えし、それでも挽回できず、
藤田まことコメディー枠は完全終了となるのでした。
大体、二作目の『一本槍』からは公開コメディーのふりをしていても
実際は笑いや拍手をかぶせたスタイルになっており、『三度笠』とは似て非なる番組でした。

しかし『一本槍』とこの『二刀流』はほとんど同じ路線で、
それは第1回での藤田まこと登場時のセリフにも表れていました。
「今日から始まる二刀流。てなこと言っても、作者も出演者もスポンサーも前と同じ」
違うのは、ナベプロのサポートとして、目明かしだったかで谷啓が登場。
少し前の昭和日曜夕方を支えていた両者が、この番組でついに夢の共演。
ただ、方やクレージー・『シャボン玉ホリデー』の方も、こなた『てなもんや』も斜陽で、
両者下り坂に入ってからの共演では、反響もあまり期待できないものでした。
劇中、藤田と谷が、「ナベプロ同士」みたいにエールの交換をするあたり、
当時のナベプロの勢いが反映されています。
しかし、最も特筆すべき共演者は、無三次の友人の浪人として出演する、長門勇でしょう。
てなもんやシリーズを手掛け続けた作家、香川登志緒の『スチャラカ社員』で
コミカルな風貌を売った彼は、本格時代劇『三匹の侍』で大当たりした後も、香川喜劇には度々登場。
とりわけこの番組では準主役格で大活躍で、お得意の槍捌きも披露しました。
この中でも別格の存在感を発揮していて、演技力と諧謔感を同居させた、非常に得難い存在でした。
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フジテレビアニメとヤングおーおー!(毎日放送・東京12)の挟撃で撤退を余儀なくされたTBS系日曜18時朝日放送制作枠
この枠を含むTBS系日曜18時台は長らく朝日放送制作枠となっていました(ちなみに18時30分枠の方の代表番組は「やりくりアパート」でしょう。)が、子供層はフジアニメ(アメリカ製アニメ二本立て→タツノコ・サザエさんの二本立て)に奪われ、若者層や関西方面はヤングおーおー!(毎日放送制作で東京12等へネット)に奪われ、二刀流の頃には主な視聴者層は中高年以上となっていたそうです。
中高年以上の相も変わらぬ根強い支持があったとは言え、嘗ての人気・高視聴率からすれば朝日放送・TBS側からすれば不満(何せ民放の雄と言われていた頃ですのでね。)で、てなもんやシリーズ終了後、現代劇・クイズ番組(3x3が9)の二本立てにして若者層を取り込んだり、東映・石森の好きすき魔女先生と手塚アニメのふしぎなメルモの二本立てで子供層を取り込んだりしましたが、フジアニメやヤングおーおーの優勢を覆すまでには至らず、枠交換の形でTBSプロレス中継に明け渡す事と相成りました・・・。
ちなみに18時枠は土曜19時枠(ネットチェンジ後も継続)→日曜8時30分枠(現在プリキュアシリーズが放送中)へと移動し現在に至ります。

なおTBSプロレス中継が日曜昼下がりに移動後、ABCの18時枠で東京12初のアニメとして知られるダメおやじが放送された(関西では「ヤングおーおー」と「ダメおやじ」の2つの東京12番組が同時間に放送されていた事になる。)事も、少し後にTBSでのプロレス中継が打ち切られ、国際プロレス中継として東京12チャンネルに移動したのと合わせ書き記しておきたいですね。
2010/03/06(土) 15:14:45 | URL | TXの無いテレビなんて・・・
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