私的 昭和テレビ大全集
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わが青春のとき (1970)

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俊英・石坂浩二が大きく飛躍したNHK大河ドラマ『天と地と』。
そこでヒロイン的な位置だった、『おはなはん』の樫山文枝。
この二人を、『天と地と』終了後すぐに始まった日本テレビのドラマで、
大河で一気に人気が上がった石坂浩二の御利益にあずかろうという、
安直な制作動機だった事がなんとなく匂ってくるのですが、
脚本は、まだウルトラビッグになる前の倉本聰で、きちんとした作品でした。
近年、CSのNECOで放送されたようで、昔の小品にも関わらず、
検索するとけっこう言及している人が出てきます。

石坂演じる主人公・和人は、謎の風土病に挑む若き医療関係者。
実在する野兎病から派生したと思われる架空の風土病・首木病を解明すべく、
行く先々の周囲にいる人間の忠告・制止も聞かず、一心不乱に研究に打ち込む。
そんな彼に惹かれる女性が樫山文枝で、石坂も彼女に惹かれてはいるが、
自分は研究に没頭するため経済的には不安定で、
彼女には資産家御曹司との縁談も有り、身を引いてしまう。
そんな、本当は惹かれ合う男女の行き違いを描いた恋愛ドラマでした。

タイトルに「青春」と入っているように、1970年というあの時代ならではの、
青臭い描写がふんだんに盛り込まれていた作品でした。
和人の父は野戦医療の経験が有り、村の怪我人を乞われて治療したところ、
破傷風となって死亡していまい、一家は逆恨みの村八分に。
そんなトラウマを持つ彼もまた、やむを得ず執刀した子供を死なせてしまい、
研究に使っていた診療所を追い出されてしまう。

一方の樫山演じる美月は、縁談に押し流されながらも和人を忘れられず、
どこか冷たく接する和人に接触を続け真意を質そうとするのですが、
追い出された和人にその意は届かず空振りしてしまいます。
そんな時、ある村で首木病と思われる病が大量発生したとの記事を目にし、
美月は一目散にその村へ。
方々を尋ね歩いた彼女は、とうとう現地調査をしている和人と劇的再会を果たす。
というような内容でした。

テレビドラマデータベースによると、市川森一が、いつか自分もこんな
人を感動させるドラマを書きたいと感激した作品だったようで、
さすが倉本聰の業というべきなのでしょう。
枠は日テレ月曜夜9時からの『ファミリー劇場』枠で、
スポンサーはハウス食品とカルピス食品工業でした。
後に、フジ日曜夜アニメ名作劇場の看板をリレーする事になる両者。
ドラマでも「ファミリー」路線を標榜していたわけですけど、
この作品はファミリー向けと言うより、その名の通り若者向け恋愛ドラマでしたね。

まずファミリー劇場のOPが30秒くらい有って、そこで提供読み。
番組冒頭にいの一番で提供紹介するのが日テレの基本フォーマットというのは、
このブログで何度も触れてきている通り。民放第一局の名残がそこに有ります。
そしてCMを1分挟んで、この番組のOPとなり、EDは無くて、
本編終了後にCMを挟んで予告が流されて終了でした。
このファミリー劇場枠は、『つくし誰の子』で既述のように、
カルピスがそちらの橋田脚本に難色を示して脱退し、終了。
そしてカルピスはフジの日曜夜7時半、ムーミンやハイジを輩出する
カルピス劇場へと提供の舞台を移していくのでした。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
ファミリー劇場とチャンネルNECO
このドラマの時間枠に、「ファミリー劇場」というタイトルがついていたなんてはじめて知りました。

スポンサーはハウス食品とカルピスだったんですね。バックに映ってたテレビや冷蔵庫がシャープ製品だったので、シャープがスポンサーだったのかとおもってました。

ハウス食品は、この時間枠の最末期まで残ってたけど、カルピスは初期で降板して、後に、ライオン(当時は歯磨、油脂が別会社)や養命酒が有名なスポンサーになります。

当時の放送枠のタイトルが「ファミリー劇場」なのに、最近再放送されたのが、CSの「ファミリー劇場」ではなく、ライバル局の「チャンネルNECO」というのが面白いですね。
2010/03/21(日) 20:37:50 | URL | 10000k
わが青春のとき
母が好きでした。ボクは「なんでこんな番組・・・?」って思いながら、いっしょに視てました。母はすでに他界していっしょには視れませんが、もう一度しっかりと視てみたいです。
ラストシーンは、和人と美月が顕微鏡で頭髪を見てるってのじゃなかったでしょうか?
2010/06/16(水) 10:20:54 | URL | gttkyk
わが青春のとき
当時小学生だった私は
親が見ていた「天と地と」の流れで
石坂・樫山コンビを見ていました。
当時の人気俳優をそろえただけ?と
子供心にも思っておりましたが、
実際は、いまだに心に残る
坦々とした出来の良いドラマです。
テーマ音楽も坦々としており
暗くあっさり、という記憶です。
掲載をありがとうございます。

2012/07/30(月) 16:47:05 | URL | asa
こちらも返信遅れて申し訳ないんですが


● 10000kさん
まあ、「ファミリー劇場」という枠名はあまり押してなかったと思います。
日テレ内部での資料には残ってますけど。


● gttkykさん
こういう話が好きなんですよね。
昔は、片方が見たいもののために、片方が我慢して付き合うていう状態でしたが、
それによって、見るものの幅が広がったりというのが有りました。
人生、我慢のし過ぎは良くないけど、適度な我慢は人間の幅を広げると思うんですよね。


● asaさん
あの市川森一さんに、こんなドラマを作りたいと思わせた倉本さんも凄かった。
こんな地味な作品で、人の心に残るというのは、やはり作家の勝利ですね。
2012/08/03(金) 05:15:50 | URL | ごいんきょ
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