私的 昭和テレビ大全集
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服部半蔵 影の軍団 (1980)

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東京、半蔵門の地名にその名を残す、伊賀忍軍総帥・服部半蔵。
日本人なら誰でもその名を知る人でありながら、
これほどその実態を知られぬ存在も有りますまい。
それが忍者と言ってしまえばそれまでですが、だからこそ空想夢想も自由自在。
江戸、明治の頃より、様々な創作物中で活躍しております。
が、テレビ映像の決定版と言えば、なんと言ってもこれに尽きるでしょう。

服部半蔵の名は世襲制で、初代が有名な伊賀忍軍総帥として戦国の世に活躍し、
徳川家康を不動の天下人に押し上げ、高禄を食んで半蔵門あたりに屋敷を構えた、
世間一般で知られる服部半蔵です。
このドラマの主人公は、彼から数えて三代目。半蔵三世。
高禄の旗本であった服部家も、二代目が危険人物として斬首されてしまい、
伊賀忍軍も公儀お庭番の地位を追われてしまったという設定ですが、
この辺はおそらく史実をまるきり無視して作っているんでしょうね。

そしてこの、千葉真一演じる三代目は、普段は人の良い銭湯の旦那として街に溶け込み、
いざ時が来たればなんとか伊賀を再興して、仲間達に良い暮らしをさせたいと念願しています。
世情は、三代将軍・家光がかくれ、幼少の家綱が後継将軍となったため、
幕府内部も含めて権力争いで混沌とし始める様相。
将軍を補佐する保科正之は、善人・山村聰が演じているだけあって(笑)、
徳川幕府の安泰をひたすら願い、風雲立ちこめる世情に心を痛めている。
そんな折り、老中や保科らを狙う賊が出没し、老中の首は半蔵門に晒されてしまう。
伊賀に替わってお庭番の大役を得ていた甲賀の総帥・水口は、
その手口から、幕府に恨みを抱いている伊賀者の仕業であると讒言。

濡れ衣を晴らす為、半蔵は自ら死地・城内に乗り込み、潔白を訴えるのですが、
幕閣は歯牙にも掛けず半蔵の死罪を決定。
この時、ただ一人その決定に異を唱えたのが、保科正之でした。
半蔵は脱出し、やはり町人に溶け込んでいる軍団の仲間と結束して、
事件を解決し、伊賀の力を欲する保科正之との奇妙な連携が始まるのでした。
「影」である伊賀忍軍は、保科の言いなりになるわけではない。
思うところが同じであれば行動を一にする時も有るが、
そうでなければ反目する時もあるであろうという、
伊賀忍者の誇りが半蔵には有ったのです。

この奇妙な連帯は、伊賀に替わってお庭番となっていた甲賀・水口にすれば面白くなく、
半蔵のそばにくの一であるお甲を置き、隙あらば半蔵を亡き者とし、
伊賀を潰滅させようと画策する、というのが大きなあらましであります。
お甲は、実は最初から間者と見抜かれていて、その上で仲間にされていたのですが、
半蔵の行動を見ているうちに段々と惹かれていってしまうのですね。
くれぐれも、これらは第一部のみの設定であって、しかも史実とはまったく異なる
という事を間違えないようにしないといけないのですが、
まあ忍者物ですから、これが完璧に史実通りと思って見ていた人もいないでしょう。

表舞台が銭湯ですので、女湯シーンでおっぱいが当たり前のようにボヨヨンと映り、
真っ向から視聴率を取りに行っていた事が窺えます。
そんな湯屋に出入りしている髪結いの樹木希林が、表の部分を盛り上げていました。
裸に関しては、くの一が幼馴染みの忍びに、工作道中で言い寄るシーン、
上半身素っ裸になって、一度で良いから抱いてと迫るのが、
今日のTVコードでは不可能とも思えるような体当たり演技でした。
結局、このシーンは伏線として非常に重要で、忍び込んだ忍者だと疑った敵が、
二人が愛を護る為に死のうと涙ながらに誓い合うのを見て、まことの忍びならば
任務遂行を第一に考えるはずと、本当の夫婦であると信じてしまうのですね。

仲間の中では、やはり火野正平が印象的で、火薬のスペシャリストなのですが、
女にかけても右に出る者は無いという、公私混同な設定でした(苦笑)。
あと、西郷輝彦も、軍団員ではない伊賀者として豪華に花を添えてましたっけ。
初期数話は、幕府側の保科正之と、幕府に対して複雑な思いを抱いている半蔵との、
主導権を取り合う虚々実々の駆け引き、狐と狸の化かし合いのようなやり取りだったのが、
幾つもの難事件を半蔵が解決して行くにつれ、確かな信頼関係が少しずつ構築されて、
事実上、伊賀が裏庭番みたいな感じになっていくのですが、
そうなるにつれ甲賀との確執も抜き差しならぬものとなり、
最後は大将同士の決戦となるのでした。

そんな軍団員の工作シーン、そしてエンディングで、何度も何度も繰り返し流されるのが、
かのフォークの神様・岡林信康が歌う、Gの祈り。
Gってなんですかね? よくわかりません。 ごいんきょのGですか?(笑)
ともかく、岡林がタイアップで歌うというのも、ちょっと違和感ありますが。
それはあくまでも第一部のエンディングテーマ。
今のところ4部までですか、作られている番組ですけど、
それぞれ舞台設定、時代背景、人物関係、みな違った別作品となっております。
特筆すべきは、舞台を幕末に移した「IV」の主題歌。
御大・千葉真一が自ら歌う『曠野』は、なんと作曲も千葉自らの手に拠るものなのでした。
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この記事へ寄せられたコメント
どっぷり
みていましたよ。
正ちゃんにいちばんはまっていたころだったんで太秦に撮影も見に行っていました。なつかしい~。
シリーズの中では正ちゃんが出てることを抜きにしても一番やと思います。
岡林のGの祈りうなみは好きなんやけどなぁ~。
GはギターコードのGです。
2010/03/10(水) 21:20:36 | URL | 南 うなみ
シリーズ毎に時代が前後
していたと覚えている
悦ちゃんが極悪貴族と組み悪役として出ていた2作目は10代将軍の頃という風で岸田氏が尼僧として出ていた3作目は3~4代目の時代で最後の方は幕末として記憶している

でもツッコミとか思わずにリアルタイムは見ていたっけかな

この作品については他の方のコメントを待ちつつ何れまた
2010/03/10(水) 21:22:07 | URL | 熱血王 ガッツィンガー
今見てもスゴイ好き!
記事読みました~。すごい面白かったです。私はリアルタイムでシリーズ全部を見ていてかなり好きでしたが、最近時代劇チャンネルでパート1を見て非常に懐かしく思う中でこの記事に会いました。でも

「初期数話は、幕府側の保科正之と、幕府に対して複雑な思いを抱いている半蔵との、
主導権を取り合う虚々実々の駆け引き、狐と狸の化かし合いのようなやり取りだったのが、
幾つもの難事件を半蔵が解決して行くにつれ、確かな信頼関係が少しずつ構築されて、
事実上、伊賀が裏庭番みたいな感じになっていくのですが、
そうなるにつれ甲賀との確執も抜き差しならぬものとなり、
最後は大将同士の決戦となるのでした。」

・・・こんなこと考えたことなかったけど、そうですね、そういう話ですね。改めて勉強になりました!

とにかく今見ても、アクションがスゴイし千葉慎一がカッコイイし、ストーリーも深いし、テーマ曲にフォークを持ってくるところも新しいし、当時のスタッフの方たちの心意気が伝わるなぁと感動してしまいます。

ただ、リアルタイムで見たときから思っていたのですが、このシリーズはパート1が傑作だけど、回を重ねる毎にアクション以外のドラマ部分がわかりやすくなりすぎたというか、大人っぽい深みが少なくなった気がしており、そこだけが個人的には少々残念です。

ところで、この時代のドラマは1クールが半年だったため、パート1がしっかり27話まで作っているのも驚きました。パート4に至っては40話です!1週も休みなくこれだけの内容のドラマを作っていくスタッフとキャストの方たちは大変なハードワークだったんだろうなと、そんなこともつらつらと思ってしまいました。(これは影の軍団だけのことではありませんが)

今日はこの記事を読めてうれしかったです。ありがとうございました!
2012/08/22(水) 16:11:36 | URL | 当時高校生
● うなみはん
正ちゃん? オバQの? と思ったら、火野正平さんですよね。
え~。あの人を好きな女性って結構いるのかな。
ワタクシにはちょっと理解できかねる感じですが。
そんな奴が峰子さんをいいようにしてたのが更に許せん(笑)。
岡林さんの歌はいいとしまして、服部半蔵の主題歌である必要が無いんじゃないかと。
Hの祈りならまだ解るのですが、それだと別の意味に取られるでしょうしね(笑)。


● ガッツさん
そう。シリーズ毎でまるで設定が違うんですよね。
ツッコミというか、時代設定が違うのは有りでしょう。
ただ、わかりづらいと言うか、シリーズを通した視聴者が馴染みづらいというのは有るかも。


● 当時高校生さん
いやあ、いつもながら、本当にその番組が好きだった方のコメントは本当に読んでいて楽しくなりますね。
そうなんですよ。時代劇専門チャンネルで始まって、今パートIIですか。
お話はシリーズ毎で違いまして、その設定はあくまでも最初のシリーズ(パートI)ですね。
時代劇とフォークというのは確かに新しい感じではありました。
話が薄くなってくるのは、長期シリーズは仕方無いでしょうね。
それを考えて舞台設定を替えてはいたんでしょうけど。
水戸黄門なんか第5部以降あたりから話の中身はペラッペラだったと思いますしね(笑)。
話数が初期より後期の方が多いのは、やはり人気が高かったんでしょうね。
当時は真田さん人気も有りましたし。
2012/08/23(木) 23:06:44 | URL | ごいんきょ
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