私的 昭和テレビ大全集
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歌まね読本 (1962)

該当番組画像募集
日本語変換システムというのは重宝な反面、罪作りな面も有りまして、
漢字を覚える手間が省けてしまうのが最も大きいですし、
更には、誤読を流布させてしまうというのも有ります。
例えば、「どくほん」という誤読で変換しようとすると、
見事に「読本」と表示してくれちゃうんですね。これは如何なものかと思いますよ。
もっとも、現在では通常、「どくほん」と読んでいる人が大多数なのでしょうし、
誤読と断じるのは間違っているのかもしれません。
ワタクシが子供の頃は「とくほん」と読んでいる人しか周りにおりませんでしたが。

だからかしりませんが、百科事典を標榜するウィキペディアでも、
この番組の読み仮名に「どくほん」と振られております。
しかし、それじゃあタイトルの意味が無くなってしまうでしょうに。
この『歌まね読本』は、トクホンこと鈴木日本堂の提供。
だからこそ、『歌まね「トクホン」』とタイトルされているのです。
その名の通りの歌まね番組で、おそらくその手の番組の最初でしょう。
タレントスカウト的な番組でその手の芸が披露される事は有ったでしょうが、
歌まねに特化した番組というのは、後の時代を加えてもあまり例が有りません。

司会はキューピーちゃんこと石川進に、すぐ後に談志となる柳家小ゑん。
小ゑんは本当に初期だけのようで、すぐにベニ・シスターズと交代。
コアな音盤マニアにしかその名が通じないであろうベニ・シスターズは、
実際の三人姉妹と言われておりますが、少々情報不足です。
昭和テレビを語る上では、『家族そろって歌合戦』のテーマソング歌手となります。
司会も後にはかしまし娘や、末期には八代英太などへと替わっていきました。
八代英太。ラジオの人生ジャーナルが懐かしいですが。
♪ 八代~英太の~ 人生 ジャーナルぅ~

審査員長はなんとなんとの、御大・古賀政男。
なんの酔狂でこんな番組の審査員を務めていたんでしょう。
トクホンの会長と親交でも有ったんでしょうか。
審査員は他にもいたようで、物真似側からの審査員もいたようですね。
内容は単純明快。ゲスト歌手の歌を間に挟むのは当時のお定まりとしまして、
基本は出演した素人さんが歌手の歌真似を披露し、勝ち抜いていく番組でした。
5人勝ち抜くとグランドチャンピオンとして賞金が貰えるというものでしたが、
どうも、回を重ねるに従い出演者もいなくなってきたようで、かしましの頃には
一人が三人の歌真似をし、全て合格するとチャンピオンという形になったようです。

しかし、こうした出演者枯渇よりこの番組にとって大きかったのは、
なんと真裏に、日本テレビが『そっくりショー』を持ってきたのでした。
こちらは顔だけそっくりさんの番組とは言え、目新しい同種の番組に視聴者を食われ、
視聴率は瞬く間に低落傾向。
『進め!ドリフターズ』を経てコント55号を立てたお笑い路線となりながら、
トクホン枠はぴったしカン・カンまで続く事になるのですね。
思えば、歌真似は「上手いなあ」と感心するものが多かったと思いますが、
そっくりショーは顔が勝負で、歌は目茶苦茶。
でもその分、笑いには繋がっていたのかもしれず、
そこら辺に敗因を見て、お笑い路線に転向したと考えると穿ちすぎでしょうか。

古賀政男が審査員長という事も有ってか、出演者には「上手い」人が多かったと見えて、
団しん也はこの番組のチャンピオンから古賀政男に弟子入りし、歌手になったと言います。
失礼ながらワタクシは、お笑いとしてしか知りませんでしたけど、
元々は本職の歌手だったのですね。
初代司会の談志も、先の円楽襲名の際に久々に世間に顔を出して健在ぶりをアピール。
初期のテレビ番組に関してもっと語り残して欲しいところですが、
落語落語でそれどころではないでしょうねえ。
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[猫カフェ]futaha



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コメント
この記事へ寄せられたコメント
知りませんでした…
読書(どくしょ)、読者(どくしゃ)などの読み方から、読本とは「どくほん」と読むのが正しい、むしろこの番組がスポンサー名に引っ掛けてわざと「とくほん」と読ませている、とばかり思っていました。実はそちらが正式な読み方だったなんて…

ところで、この番組には小林幸子さんも出場していました。リアルで観たわけではなく、確か「波瀾万丈」に出演した時に、その時のエピソードが紹介されていたので知っているのです。
2010/04/04(日) 11:17:56 | URL | うみがめ
トクホンダッシュ
この番組だったか、後継番組だったか定かではありませんが、なぜか記憶に残っているのが「トクホンダッシュ」のCMです。

この「トクホンダッシュ」とは、「エアーサロンパス」のトクホン版というもので、エアゾール(…昭和らしい響きですなあ)タイプの消炎鎮痛薬というものでした。
CMキャラクターは、松山英太郎さん。

では、おしまいに「ジングル」を一発。
♪筋肉疲れに トクホン ダーシュ!

おじゃましました(by横山東六…わかるかな?)。
2010/04/05(月) 05:25:15 | URL | 甚六
勝ち抜き
この番組かどうか確かではないのですが、ごいんきょさんの記事の中の

>5人勝ち抜くとグランドチャンピオンとして賞金が貰えるというものでしたが
という箇所を読んで、
勝ち抜くうちに、段々歌真似が似てなくなっていったような朧気な記憶が蘇りました。
5人勝ち抜くのは大変だなぁと思ったと思います。

司会が石川進さんと記事にありますが、トクホンの生CMでキューピーさんのお人形を使ったものがありましたが、この番組でもやっていたのでしょうか。
2010/04/05(月) 21:39:05 | URL | モデラート
うたまね ドクホン
TBSのアナウンサーだった「高野昭平」氏が
「うたまねドクホン、司会の高野昭平です」と言っていた記憶があるのですが。

ウィキペディアの司会者項に、高野昭平氏の名前がありません。

私の記憶違いでしょうか??
2010/05/30(日) 13:54:17 | URL | (ハンドル未記入)
うたまね 読本
この番組の審査員長 古賀政男そしてその横にいつも小柄な和服姿の美人歌手なのか一般人か、謎の審査員
羽鳥ちか子と言う人。 笠置シズ子も出ていましたね。
小林幸子は白いお帽子で♪「うそつきカモメ」ばかり毎回唄ってましたね。~ドリフターズ植木さんが、白いスーツで司会じゃなかったかな?
トクホン提供でしたね。
2010/06/04(金) 23:22:27 | URL | 大阪の人
トクホンダッシュ
テレビ探偵団のゲストに柴俊夫さんが出ていたとき、柴俊夫さんの初出演CMで、トクホンダッシュのCMが流れてました(昭和44~5年頃)。

最近では、格闘家の桜庭和志さんがCMに出ていましたが、それももう10年近く前の話で、今は、テレビCMはやっていません。

ライバルのエアーサロンパスは、今でもダルビッシュや宮里藍さんなど、スポーツ選手を起用したCMを流しているのとは対照的です。
2011/04/01(金) 23:34:32 | URL | 10000k
● うみがめさん
あら本当だ。
小林幸子さんはこの番組で古賀先生に見出されたのですね。
うーむ、いつみてもも見ていたはずなのに、本文に書かなかったのは痛い。
でもコメント欄で書いてもらっただけでも良かったです。
当然、ひばりさんの真似がウリだったんでしょうね。


● 甚六さん
トクホーン ダァッシュ!!
という絶叫は覚えてますけどね。
その前の部分はよく覚えてません。
横山東六さんがCMやってたんですか?


● モデラートさん
この番組は駆け引きも大変で、似てないと勝ち抜けないし、
と言って、本当に似ている自信作は最終週で出したいし、
出演者がその辺で四苦八苦しているのをよく語っていた気がします。
ワタクシはキューピーちゃんのCMは覚えてませんが、
CM繋がりの司会だったというのも貴重な証言でした。


● 未記入さん
タイトルは「歌まねトクホン」ですね。
高野さんはTBSアナですか、後期の司会らしいです。


● 大阪の人さん
羽鳥ちか子さんって、検索しても一切出て来ないですね。
聞いたような気もするのですが。
小林さんはデビュー当時、ゆかりのこの番組でデビュー曲を毎週歌っていたのですね。
これも貴重な証言でした。
植木さん司会は別の番組との混同ではないでしょうか。


● 10000kさん
柴さんの回も忘れちゃったなあ。
柴さん、トクホンのCMに出てましたっけ。
桜庭さんのは見た気も。
2011/04/04(月) 01:10:05 | URL | ごいんきょ
見ていました なつかしい
毎週見ていました。小林幸子さんは美空ひばりさんや畠山みどりさんのまねをしていたと思います。かわいらしく、そして上手かった。その後すぐに「嘘つきカモメ」という曲でデビューしたと記憶しています。
2011/04/13(水) 22:49:18 | URL | ハルボウ
幸子さんはかわいかったし、子供なのに歌も上手かったので、ご記憶の方も多いんでしょうね。
2011/04/24(日) 21:41:20 | URL | ごいんきょ
大正製薬の子会社に…
最近、株式会社トクホンは、大正製薬の子会社になりました。

そのためか、古くから大正製薬にある、湿布薬のメンフラシリーズが、大幅にラインナップを縮小しています。

メンフラといえば、江川卓のCMも有名でした。

一時は、湿布薬では、サロンパス、トクホンに次いでシェア第3位だったこともありました。

どういう事情があって、大正製薬の子会社になったのかはわかりませんが、今後は、トクホンのCMは大正製薬提供の番組で流れるかもしれないです。


なお、一時、前川清母子のCMで有名なカプシプラストが、大正製薬から発売されてましたが(当時の西ドイツのメーカーのライセンス品でした)、当時としては珍しい温感タイプの湿布薬でした。

この時期は、自社オリジナルのメンフラは影が薄く、カプシプラストのライセンス切れと同時に、メンフラが再浮上しました。
2013/05/03(金) 17:51:27 | URL | 10000k
温感タイプの湿布薬と言えば
トクホンの有名なCMに、背中にトクホンを貼った松村達雄さんが「あったかいよ、おっかさん」というのがあった様な気がするんですけど。
2013/05/03(金) 20:53:48 | URL | TXが無いテレビなんて・・・
● 10000kさん
そういや江川さんやってましたね。
彼はダーティ・イメージで、なかなかCMを貰えなかったのが、
初めて貰ったのが膏薬のCMだった気が。ネクターだったかな。
トクホン、赤字だったようですが、拡大しすぎたのかな。
そうそう。「温感タイプの貼り薬」って宣伝してましたね。


● TXさん
それこそ完全なるパクリじゃないですか(笑)。
どっちが先なんだろう。
2013/05/05(日) 16:03:30 | URL | ごいんきょ
IVSテレビ製作
「歌まね読本」を圧倒し、番組終了に追い込んだ「そっくりショー」や、トニー谷の「アベック歌合戦」等を担当したYTVスタッフが独立して設立した制作会社が、後にテリー伊藤等が在籍し、「天才たけしの元気が出るテレビ!」等の制作番組を生んだIVSテレビ製作らしいです。
1990年代の日テレ黄金期が、そのテリー伊藤やテリー伊藤の下でAD修業をしていた土屋敏男に依ってもたらされたという事も考えると、何とも示唆的な様なそうでも無いような。
2013/06/01(土) 10:42:07 | URL | TXが無いテレビなんて・・・
トクホンは大正製薬の製品に
前に書いたように、トクホンは大正製薬の子会社になりましたが、昨年のトクホンのリニューアルで、ついにトクホンの箱に、ワシのマークと「大正製薬」の名前が入りました。

それ以外のトクホン製品全品にも、「大正製薬」の名前が入りました。

一方、大正製薬の実子のメンフラは、大幅にラインナップを縮小しています。

実子より継子を重宝するようなものですが、やはり、メンフラよりトクホンのほうがはるかにブランド力が強いんですね。

ちなみに、会社としてのトクホンは、製造元で残ります(逆に、メンフラシリーズで残るものは、「株式会社トクホン」で製造されることも考えられます)。
2015/05/18(月) 20:26:00 | URL | 10000k
● TXさん
日本テレビはプロのバラエティー、読売テレビは素人のバラエティーだったという事ですかね。


● 10000kさん
どんどん大企業に収斂され、面白みの無い世の中になっていくなあ。
なにが「多様性」なのかと。
「多様性」をお題目にする連中が、実は世界画一化を目論む連中というのがね。
諸悪の根源、金融ビッグバンは、そんな連中の画策したものでした。
2015/05/24(日) 12:38:27 | URL | ごいんきょ
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