私的 昭和テレビ大全集
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若者たち (1966)

該当番組画像募集


今、本当にテレビが腐っている。
広告代理店が大きく腐っているし、幹部も腐っているのだろう。
上が先か下が先かは検証が難しいだろうけれども、現場も腐っている。
まず、目に見える出演者が腐っている(場合が多い)。
という事は、そんな連中を大挙して出す方も腐っているという事に他ならない。

そんなものを見なくても、大丈夫なんですがね。
近年つくづく実感するのは、ラジオに面白い番組が多い。
ラジオは、利権が減った分、滓共があまり寄って来てないんでしょう。
特にTBSは良いものが多い(朝~夕)。
テレビは微妙なんだろうけど(笑)、ラジオはいい雰囲気の番組が多い。
ニュースも森本、大沢なんてとこを聞いていれば、
少なくともテレビを見ているよりは馬鹿にならずに済みそう。
AKB総選挙なんて報道しないしさ(笑)。

それから、歌謡ポップスチャンネルが良い。
「大人のヒット曲総合放送局」と謳っているけれど、まあそんな感じ。
親が来た時など、ここをつけておけば文句は出ない。
自分もボケーッとしたい時にはよく見ている。
思えば少年時代、地上波放送をのべつ意味無く見ていた時のように。

中でも泉麻人氏がやっている、「ルート65」が面白い。
毎回、昭和音楽に関するテーマを、ゲストを一人招いて繰り広げる。
泉氏のインタビュアーとしての才覚は置いておいても、
ゲストの方達の語りが非常に貴重で、よく語ってくれる。
くだらない不必要な混ぜっ返しも、目障りな字幕も無い。
ご意見番として一人、レコード会社の重鎮が出ているだけで、
彼から付け加えられる言葉は、どれもゲストの語りをより深めるものばかり。
正常な作り手が作る正常なトーク番組の姿が、CS放送ではまだ見る事が出来る。

そして、昭和時代のテレビ番組にも、まだまだ傑作、名作は多い。
当ブログで扱っていないものに限っても、枚挙に暇が無い。
それらはCS放送でも結構やっているし、ソフトになっている場合も多い。
今のテレビが腐っているなら、見なければ良い。
ただそれだけなんですね。
そんなものを見なくても、まだまだ昔の本やソフトで見ていないものに、
絶対に見ておくべきものは山と残っているんです。

これから数回にわたり、ワタクシがこれはと自信を持ってお勧めする、
掛け値無しの傑作をご紹介しようと思います。
ジャンルその他の嗜好性の違いにより、一人一人は楽しめないものもございましょう。
けれども、そのジャンルの中に於いては、紛う方無き傑作と
ワタクシがお勧めできるものを、ご紹介して参りたいと思います。
もう我々も恐らく、人生半分は過ぎておりましょう。
貴重な残り少ない時間、娯楽一つもできるだけ良いものを、
できるだけ多く楽しんでいきたいなと、思っております。
まず最初は、1960年代国産ドラマの中から、当番組を選んでみました。




主題歌は、きっと誰でも知っているんじゃないでしょうか。
ワタクシの世代では、音楽の教科書にも載っていたかと思います。
『空にまた陽が昇るとき』という題で画面では紹介されていますが、
レコード化された時にでしょうか、ドラマタイトルに合わせて
『若者たち』という題になり、本来の題が副題に付きました。
歌うはブロード・サイド・フォー。
黒澤明御曹司黒沢久雄の存在で有名でした。

主な登場人物は、5人兄弟。
戦後も20年を経過し、戦災孤児を扱えるのも今が最後だという
制作者の想いが結実したドラマだと伝わります。
或る家族を紹介した新聞記事を元に広げられた企画は、実は打ち切りとなった前番組に合わせ、
急ごしらえで作られたものだったと言います。
舞台となる一家は、以下の五名構成。

長男、親代わりで下の人間を育てたという自負を強烈に持ち、現実的打算的。田中邦衛。
次男、長男に理解を多少は持っており、硬骨で行動的。橋本功。
長女、しっかり者で婚約者もいる紅一点。佐藤オリエ。
三男、理屈屋で功利的ではあるが正義漢、理想主義的。山本圭。
四男、末っ子でひ弱い浪人生。松山省二。
他、長女の婚約者として加藤剛が不定期に出てます。


幼くして両親を失った五人兄弟が、年中ぶつかり合いながら、
それでも手を取り合い、決して曲がらず、逞しく生きていく様を描いた青春ドラマ。
これ以前にも青春ドラマとされる範疇の作品は幾つか有りましたし、
その後は雨後の筍の如く量産されましたが、こうした作品はもう出ないでしょう。
団塊と呼ばれる世代が学生となった時期だからこその、熱。
団塊世代の青春時期とは、正に戦後日本の青春時期であり、
そうした共時性が織りなす、当該世代のみが共時的に楽しめた、
生もの、と言うよりは、生き物のようなドラマ。

制作手段としても、当時はドラマも生放送、もしくはそれに準じたVTR収録で、
一度の再放送が済めばすぐに消される宿命だったため、残されていないのが普通。
しかし、どのような事情か、このドラマは全話がVTR保存されているのです。
そのためソフト化も可能で、現在の我々も見る事が出来ます。
よく伝説的に語られるドラマは、実見してみるとアラが目立ったりしますが、
この作品は、制作事情の貧しさによるアラは有ったとしても、
内容のアラが少なく、むしろ引き込まれる部分が大きいため、
モノクロ画面でありながら、まるで現在の作品のように見る事が出来ました。

田中邦衛の長男は、苦労して弟たちを育ててきたので、世の中の厳しさ、
お金の大切さなど、現実的な事を非常に熟知しており、
時として理想的な空論に走りがちな学生の三男・山本圭と度々口論となります。
この二人の言い合いは、どちらが正しく、どちらが間違っているというものではありません。
それぞれが生きていく指針をどのように取るかで替わってくるだけの、
立場の違いでしかないのです。
それを兄弟であるが故の遠慮の無さで赤裸々にぶつけ合うため、
見ている方は考えさせられ、見方が広がっていくのです。

ただ、ワタクシもこの年まで生きてきて、それも底辺で蠢いてきて、
あんちゃんの言う事はよくわかるんですよね。
親無し中卒の学歴で出世も出来ず、そのため意中の女性からも袖にされてしまう兄(にい)。
苦労人のためお金に対する執着が物凄く、それは弟たちからもよく軽蔑すらされる。
この辺の描写を見ていて、我が父を想起しました。
やはり中卒工員で、若い頃は貧しかった。まあ、日本のほとんどがそうだったんでしょうが。
だからお金を大事にするのは当たり前で、二言目には金に関して口にしてましたっけ。

ただ、兄も我が父も、決して亡者ではないんですな。
人としての心を失った者を亡者と呼び、金のために心を失った者を金の亡者と呼びますが、
兄は古い友人が持ってきた儲け話にあやうく乗りかけて、それが詐欺だとわかると、
糾弾しようとする弟たちを懸命に説得し、自ら語りかけたのでした。
戦後の本当に貧しい時期、助け合いながら生きた仲間への、魂の説得。
その言葉は彼には届きませんでしたが、影で見ていた三郎の心を揺さぶった。
理屈っぽく、功利的、実利的なきらいが有ったため、よく太郎とぶつかった三郎。
三郎も友人に金を返して貰えず、絶交を言い渡していたのですが、
彼を許し、返済猶予を与えて、仲直りして共に歩むというその回のラストでした。
単に印象的なものかもしれませんが、むしろ金に埋もれている人間にこそ、
亡者がいるような気もします。思い過ごしなんでしょうけど。
べつにユダハム金融ゲリラにそんな印象を抱いていると言いたいわけじゃないですけどね(笑)。

とまあこのように、様々なテーマで兄弟たちが魂のぶつかり合いをし、
懸命に切実に、そして真摯に生きていこうとするドラマで、
これをフジテレビが放送していたというのですから、歳月の流れを感じます(笑)。
しかし当時も、決して平坦な放送がされたわけではありません。
前述のように急ごしらえのすったもんだが有りましたし、
裏番組も強大で、視聴率が極端に悪かった。放送してすぐに、打ち切りが検討されるほどに。
更に、当時極端に反共的だった上層部からは、「あの番組はアカかね?」と言われたとも(笑)。

しかし、内容の素晴らしさに感銘を受けた視聴者からの、万にも及んだという便りに加え、
スポンサーのYKK筋からも、「良いドラマだから続けて下さい」と後押しが有ったと言います。
テレビの青春時代、テレビは自問していた。
制作者も、出演者も、そして、スポンサーすらも。
ワタクシは、そんな時代の番組を見てきて、そんな空気を味わってきて、
それを次の世代に繋ぐ努力をしない連中に、完全に絶望しました。
もう、今の連中では無理です。
それでも、その次を信じたい気持ちは、完全には潰えていません。
と言うより、潰えさせたくない。
そのためにも、まだまだ山と埋もれている良作をどんどん見なければならないし、
そのためにも、NHKも含めた今の腐った地上波なんか見るのは
本当に時間の無駄だなと、痛感している昨今です。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
佐藤オリエさん
役名も佐藤オリエさんだったと思います。
会社勤めをしているのに、兄弟たちの食事の支度とかを普通にしていて、姉であり妹であり末っ子の弟に対しては母のように接することもあり。
優しく明るく、思うことをはっきり言えて記事にあるようにしっかり者の紅一点でした。

佐藤オリエさんと山本圭さんが結婚したら素敵だなぁなんて勝手に考えていました。
2012/06/23(土) 10:28:00 | URL | モデラート
トップバッターに選ばれたのが、いきなりこれですか。
そんなにいいとこを、いきなりもってきちゃうんですね。今の若い人たちからは、単に「地味」とか「暗い」とか言われるんでしょうね。昭和独特の「におい」がする番組だと思います。このころの役者さんは、本当に「役者」でしたね。
2012/06/24(日) 15:02:12 | URL | いくちゃん
● モデラートさん
オリエとは呼んでたけど、苗字はどうなんだろう。
一家の苗字なんですからねえ。
オリエは村役場かなんかに務めてるんじゃなかったかな。
ああ。漁業組合だったかな。
婚約者が漁師で、沖へ行くとしばらく逢えなくなるんですね。
だから加藤剛さんの出番が限られてました(笑)。


● いくちゃんちゃん
はい。掴みが大切なんで(笑)。
80・90年代なら、やたら暗いの一言で終わらせるちんちくりんが多かったですけど、
今なら、逆に受けるかもしれないですよ。
今、若い人たちはなかなか大変だと思います。
いずれにしても、重さと軽さ、日本は極端に振れすぎますよね(苦笑)。
両者を経験した今、本当は、重さも軽さも人間に必要だという視点のものが有って良いと思いますが。

よく考えてみると、ここってそんなとこかも。
俺ってやっぱ凄いな(笑)。
2012/06/25(月) 00:42:05 | URL | ごいんきょ
是非見てみたいです
過去のTV番組を振り返るSPでは常連と言ってもいいドラマですね。
そのおかげで放映時はまだ生まれていない私でも数シーンは見たことがあります。
有名な主題歌とともに印象的なのは、何と言っても役者の個性の強烈さですね。
特に田中邦衛と山本圭の演技、というか、芸風がほとんど変わらないというか、
この当時からすで確立してるというか。
ほんの数シーンを見るだけでも、ごいんきょさんがお書きになった
それぞれのキャラクター設定が伝わってきていました。
是非全編見てみたいドラマです。
2012/07/21(土) 10:40:27 | URL | にゃも
田中邦衛さんはそれまで、悪役くらいしか来なかったらしいですけどね。
それだけにこの番組には感じ入るところが多々有ったようです。
見てるとね、つい真似しちゃうんですよ。
兄の気持ちになって、「俺ァお前達を育てるのに一生懸命だったんだ!」って口に出ちゃうんですよね。
あの口調で(笑)。
2012/07/29(日) 20:54:37 | URL | ごいんきょ
今では知られた話ですが
第33話「さよなら」は在日朝鮮人(在日韓国人では無いのが後の放送中止打ち切りのミソとなってくる)が登場し日本に於ける朝鮮人差別を取り上げた訳ですが、放送直前に北朝鮮漁船が(韓国では無く)日本に亡命する事件が発生し、上層部が「日韓関係が微妙になっている時期での放送は不味い」と放送中止打ち切りの決定を下したとの
事です。

今にして思えば、この時期から朝鮮総連が喧伝するような地上の楽園なんて嘘っぱちの生き地獄なのが表面化するのを恐れた北朝鮮並びに開発独裁体制だった韓国の両政府が背後で結託した形の内政干渉が始まっていたとも。
2013/01/20(日) 16:37:49 | URL | TXが無いテレビなんて・・・
中国、朝鮮、日本。
本当は、もっと歩み寄るべき国々だと思いますが、
おそらく数百年単位で無理でしょうかね。
白人連中の思うがままに嵌る黄色い猿どもって感じで滑稽ですが(苦笑)。

でまあ、そんな様々な工作の結果も有ってでしょうが、朝鮮・朝鮮人を扱うというのは、
活字媒体もですけど、特に電波媒体では、非常に難しいものとなってますね。
で、そんな難しさから簡単に逃げる方法は、相手方を無批判に称え、
こちら側が一方に謙って、太鼓持ちのように生きる事なんでしょうが。

少なくともこの頃のテレビ人は自問はしていたと思うので、
この番組のその回でも、そのような内容にはなっていなかったかと思います。
ちょっとよく思い出せませんが、極右思想のワタクシが観ても、そんなに不愉快ではなかったような(笑)。
現今のマスコミとは、ちょっとひと味違う頃だったと思います。この頃までは。
2013/01/27(日) 23:26:05 | URL | ごいんきょ
♪若者はまた~歩き始める~♪
主題歌いいですよね~
とはいっても私などは、あの森田健作氏がカバーしていたバージョンを先に知ったクチですが。
年代的にも、ドラマをちゃんと観たことはないのですが、以前どこかの動画サイトで(YOU TUBE?)、抜粋されたものがUPされたものを観た記憶があります。(たぶん記事にあった、友人に詐欺に合いかける話)

DVD化もされているのですね!
また個人的にも、最近ケーブルTVにも加入したので、こういう昔の名作に触れる機会が増えるかな~と思って喜んでいる今日この頃です。私もごいんきょ様同様、最近の地上波のTVで、積極的に観たいと思うコンテンツがほとんどみあたらないことを痛感しておりますので・・・
2013/04/20(土) 14:02:23 | URL | ほけみん
森田さんのレコード出してますね。
ワタクシは、テレビで聞いた記憶は無いんですが。

もう駄目です、今の地上波。
どれだけ不快感を露わにしても、一向に改善しようとしてませんもん。
あそこまでナメられてまだ見ている人は、娯楽奴隷だと思いますよ。
2013/04/21(日) 06:11:22 | URL | ごいんきょ
この道は
 このドラマは残念なことに見ておりません。主題歌はもちろんよく歌った世代に属しております。
 別の歌で恐縮なんですが、
♪この道は喜びに 続くのか
 この道は悲しみに 続くのか
 だれも教えない だれも知らない
 男なら胸張って 俺はゆく
(ららドレミ ミミレドミ レーレード、そら
 ららドレミ ミミソファミ レーレード、そら
 らードレミミレドレ らードレミレードレ
 ららドレミ ミミレドミ レーレード、そら)
という歌をどなたかご記憶ではないでしょうか(歌詞は一部ちがうかも知れません)。これも何かの主題歌だったと思うのですが、まったく思い出せません。
2013/04/23(火) 02:01:02 | URL | あぶもんもん
おやじとオレと?
 もしかしたら自己解決できたかもしれません。
 上に書いた歌、どうも黒沢年男の顔が浮かんでくるので Wiki で調べたら、おやじとオレと、というドラマのタイトルを発見し、記憶の中で手応えがありました。Wiki にはこのドラマの項目は無いようですが、ごいんきょさんご存じありませんか。
2013/04/23(火) 13:21:40 | URL | あぶもんもん
でした
 連投でお騒がせしてすみません。勝手に質問して勝手に自己解決した模様です。
 YouTube を見たら、なんと「おやじとオレと」一話分(3分割)、貴重な録音をアップして下さっている方がいらっしゃり、主題歌も聴くことが出来ました。詞も曲もちょっと記憶違いだったようです。でも上に書いた「男なら胸張ってオレはゆく」は二番か三番に出てきたんじゃないかと思います。
 若者たちの歌にしろ、水戸黄門の「人生楽ありゃ」にしろ、迷った時に口ずさむ歌として愛唱していました。
 「おやじとオレと」に関しては、ドラマの内容、スタッフなど依然わかりません。何回か見て、好きだったとは思うんですが。
2013/04/23(火) 21:09:31 | URL | あぶもんもん
おやじとオレとがアップされてると聞いて驚きましたが、音声ですね。
それでも貴重ですが。
2013/04/27(土) 05:24:53 | URL | ごいんきょ
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