私的 昭和テレビ大全集
Google
Web全体から検索 当ブログ内 検索
総計
昨日  本日

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -



スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) --:--:--| スポンサー広告| トラックバック(-) コメント(-) ↑

赤い運命 (1976)

該当番組画像募集

昭和34年9月26日。
この日、潮ノ岬西方より紀伊半島に上陸した台風15号は、
各地に甚大な被害を与えた。
すなわち、死者・行方不明五千百余名、負傷者四万四千余名、
罹災者概数百五十三万。いわゆる伊勢湾台風がこれである。
例年、飽く事無く襲い掛かるこの自然の暴力は、常に幾多の悲劇を生み、
その災難に巻き込まれた人々の運命を大きく変え続けたが、
この伊勢湾台風もまた例外ではなかった。
この日、生後間もない幼子を抱えた若い母親が、嵐の中で消息を絶った。
それは、正に運命の日であった。
全ては、17年前のこの日から始まったのだ。

ビュ~ン ターターター タータータ タータター タターター

♪ 誰かがわーたーしーを 呼んでいーる
  小さく寂しく そして、懐かしく~~



いやあ。本当に思い出すだけでワクワクするなあ。
ワタクシは、それほど芸能人には入れ込まない質で、
子供の頃も若い頃も、入れあげた存在っていなかったんですよね。
んでもまあ、三人娘が喧しく持て囃され始めた頃は、
半ば付き合いみたいな意識で、桜田淳子推しの奴に張り合って、
山口百恵推しの形となっていたのでした。

♪ ◯◯◯という字を書いて ちぎって便所に捨てます
なんて、奴の名前で替え歌を作ってからかったら、
♪ コワイわ コワイわ ○○○がコワーイわ~
なんてやり返してきやがりましたですけどね(笑)。
そんなこんなで、学習誌だって、ワタクシは勿論、旺文社の◯◯時代。
♪ 私が読んでた中一時代~ 今あなたの 中一時代~
「いま中一時代を予約すると、万年筆が貰えます」
なんてCMを百恵がやってましたからね。

これは本当にホッとしたし、嬉しかった。
だって、時代の方が面白そうだったんだもの(笑)。
ところがアノヤロ、調子のいい奴で(笑)、奴も時代の方を取ってたんだよな。
「淳子ファンならコース取れよ」と言っても、相手にせず(笑)、
コッチの方が面白いからいいんだと開き直りやがった(苦笑)。
ワタクシなら、意地でもコース取ってますけどね。
とにかくまあ、菩薩を崇めていて良かったという話です(笑)。
その後だって、百恵は決して裏切らなかったし。

そんなワタクシですので、山口百恵はデビュー当時からそれなりに注目していて、
ドラマデビューの『顔で笑って』(既述)だって、第1回から見ましたし、
当の然として、百恵の出演した赤いシリーズは全回、当時に見ております。
うーん、『赤い絆』は全回か怪しいかな。途中で飽きた気もする(笑)。
まあ、そんな感じですが、中でも群を抜いて好きだったのが、この番組でした。
やっぱりね、華のある嫌われ役がいるドラマって人気出るし、
ワタクシは特に好きだったんですよね。
このドラマは、主題歌も百恵が歌った主題歌では、赤い衝撃と並んで好きだった。
こんな名曲をB面にしてたんですからね、当時は。
テレビ主題歌を売り上げ増に利用しようなんて、チンケな時代になる端境でした。

で、これは伊勢湾台風のドサクサで子供が入れ替わって育てられるという話。
子供の入れ替わりは、その昔は度々ドラマの題材となった設定でした。
百恵演じる直子と、秋野暢子演じるいずみは、同じ施設で育った二人。
この二人に、同時に、実父だと名乗る男が現れる。
いずみの父は、宇津井健のお得意役・検事の吉野で、見るからに凛々しい。
一方の直子の父・島崎は、サングラスに無精髭で、17年の勤めを終えたばかりという男。
しかもこの二人、検事と殺人犯として互いに知っているという、
こんなの有るワケねーだろという究極のご都合主義設定。
こういう設定で臆面も無くドラマ造りできる感覚というのが、
実は、物語作家に必要な、重要な素養のようにも思います。

さてこの二組の親子、実はその面会の直前に施設で起きた火災により、
二人の身元証明となる幼少時の預かり品が入れ替わってしまっており、
そのため、実は百恵の父が宇津井健で、秋野の父が三国なはずだったのです。
いずみは、検事の娘として経済的にも社会的にも不自由無く、
一方の直子は、初対面の時から、あの三國連太郎がいやらしい目で嘗め回す。
こんな男に引き取られていったら、百恵はどんな目に遭ってしまうのだろうと、
初っ端からハラハラしながら見たものでした。
勿論、その、どんな目に遭うのかを、心の少なからず大きい部分で、
実は期待していたのですが(笑)、一方で、
山口百恵が変な事されるはず無いよなあ、という理解もしていました(笑)。

実際、直子の父の島崎は、ぶっきらぼうだし乱暴だし短気だしで、
いずみがウキウキの新生活を始めたのと裏腹に、
悲惨で貧しくうら淋しい新生活が、まずは描かれておりましたが、
回が進むにつれ、この島崎にも愛すべき点が少しずつ出てくるのです。
父とされる男からの粗野な振る舞いにも嫌な顔せず、
従順に娘としての敬愛を示し続ける直子に、
乾いていた島崎の心に、本当に少しずつなのですが、潤いが生じてくるのでした。
てれながら、はにかみながら、直子のためになるような
言葉や行動を島崎が取り始めた時、ワタクシは、
この島崎という男、そして、彼を見事に演じている俳優に、
引き込まれていたのを感じました。

三國連太郎という俳優は、怪優でもあったようで、逸話に事欠かぬ人です。
出演交渉も、どう転ぶかやってみないとわからない人だとかで、
とんでもない額のギャラを吹っかけるかと思えば、
なんでもない役をギャラも聞かずに引き受けたり、
かと言って泣き落とし等が一切通じない人で、
過去の交誼などを持ち出して交渉しても、断ると決めている仕事は、
テコでも動かないという感じで、どうにも仕方が無かったといいます。
とにかく受ける受けないの基準がなんなのか、
ベテランテレビマンでも判別しかねるものが有ったようですが、
この島崎役は、彼に打って付けであったのは間違い無いでしょう。

殺人犯と聞いても、まったく違和感の無いあの迫力。
今では三国と言えばスーさんスーさんですけど、甘いんだよと。
あの、ギラついていて、たったいま人を刺してきたんだってな迫力こそが、
ワタクシにとっての三國連太郎なんですよ。
そして、そんな男が本当にほんの少しだけ改心するという、
あの微妙な演技こそが、三國連太郎なんだろうと。
ワタクシにとって『赤い運命』の主役は、宇津井健は勿論、
山口百恵ですらなくなっておりました。
彼は見事に、脇役でありながら主役を食ってしまう俳優だったのです。
秋野暢子のいじめ演技もかなり話題になりましたし、
ワタクシにとっても、そちらもかなり大きな部分でしたけどね。
でも、赤い運命でまず思い出すのは、三國連太郎の深演でした。
関連記事


◆◆ 関連記事 ◆◆

Loading...

[猫カフェ]futaha



この記事を読んでくださった方へ

この記事を読んだよ~という方、できれば下のコメント欄からコメント下さい。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。
コメント
この記事へ寄せられたコメント
大した逸話では無いですが
私はこのドラマで伊勢湾台風を知りました。丁度このドラマが放送された昭和51年に襲った台風17号に依る豪雨(雨台風としては史上最大規模の降雨量として今に伝えられる台風)に見舞われ学童保育施設に私も含め皆缶詰になった状態で、この番組のオープニングを観て非常に心細くなったのを未だに憶えております。
2013/04/23(火) 23:27:36 | URL | TXが無いテレビなんて・・・
追加 スタ誕中三〜高三トリオで一番嫌いだった百恵(笑)
嫌いというか、とにかく地味で暗くて不細工で・・・、歌も健康的とは程遠いのばっかしだし。只、引退間際は中々いい顔になってきましたとは思いますけど。

ここまで嫌っていたって事は、多分ご推測通り(笑
)桜田淳子が当時の私の一押しでして、幼児〜消防の癖に淳子ちゃんのポスターやら下敷きやらあれこれ持っていましたねえ。
淳子さんの引退前後以降についても私個人としては、考えは理解出来ないし又しようとも思わないけど、他の誰でも無い彼女の人生だし、彼女にとって幸せだと思うならその道を進めば良いと思っていますので、戸惑いとか失望とかいうのは全く無かったですね(キッパリ)。
只、淳子には百恵の「赤いシリーズ」の様な「これぞ淳子!」と言える代表作を結局生み出す事が出来なかった(歌にしてもヒット曲の「数」では百恵を上回っているんですけどね)のが今振り返ると残念ですし寂しい点ですね。
2013/04/24(水) 00:40:55 | URL | TXが無いテレビなんて・・・
嵐が来るんじゃ大変だ
 三木鶏郎の「風速50m」って、たしか伊勢湾台風をもとに作られたんじゃなかったでしたっけ。両親や名古屋在住の親戚が歌うのを昔よく聞いた覚えがあります。
 スター誕生のコメントに書いた方がいいかもしれませんが、「禁じられた遊び」は
♪こーわくない アアア こーわくない
です。歌ってるうちに「二人は青い麦」につながっちゃって困るんですが。
(私の心は乱れそう〜ねえ好きと叫ばせて)
 デビュー当時から百恵ちゃんという万馬券ダークホースに賭けていた人は少なかったでしょうね。国語の先生が「冷ややか」という言葉を説明するのに百恵ちゃんの目を例にとっていたのを思い出します(あの先生、今で言う「百恵たん萌え〜」だったのかなあ、と)。
 引退後に(だったか)、音響機器か何かの TVCM で、バッハみたいなカツラと衣裳の白人が20人ぐらい、ドリフの合唱隊みたいに並んで目を閉じて百恵ちゃんの歌に聴き入り、一人が感極まって
「モモエちゃ〜ん」と叫ぶのがありました。好きな CM でした。
2013/04/25(木) 00:27:41 | URL | あぶもんもん
三國連太郎さん
と言えば、私は真っ先にこのドラマが思い浮かびます。
当時クラスの女子の間でも大人気でした。

小学生位だと素直過ぎる感情移入をしてましたから、島崎のお父さんは怖くて大嫌いでした。

本気で当時の子供を怖がらせる位、三國さんは凄い役者さんだったという事ですね。
心より御冥福をお祈りします。

久しぶりに赤い運命、見たくなりました。
このドラマを思い出させてくれて、ごいんきょさん、ありがとうございます(^_^)v
2013/04/26(金) 15:52:01 | URL | カピバラ
● TXさん
そう。伊勢湾台風ね。
ワタクシは、オープニングの「罹災者概数」ってのがなんか引っ掛かって。
でも、なんとなく意味はわかりました。
今なら、子供でも理解できるような簡単な言葉を使うんでしょうけど、
それって非常に安易な考え方なんですよね。

うん。
あの阿久悠さんですら見過ごしてしまったくらいですから。
パッと見、どうしたって淳子さんの方が華が有るわけです。
もう、我々ど素人が見たって感じる、即戦力としての素質がね。
ただ、ワタクシは、顔はたしかに淳子さんの方がカワイイと思ってたんですが、
今にして思えば、「ドール」臭を感じていたんですね。
百恵さんは淳子さんのように光るモノが無かったけれど、
反面、ドール臭に染まれない部分が有って、そこに可能性というか、
何かを感じていたんだろうなと思いますね、振り返ると。
歌も、昌子さんは勿論、淳子さんよりも酷いものでね(笑)。
正直、歌があんなに上達するとはまったく想像できませんでした。
ふと気付くと、あれ?いつの間にかかなり上手くなってるなといった感じでした。

淳子さんは三人の中で一番演技志向が強かったのですが、
昌子さんですら『想い出づくり。』に巡り会えたというのに、
運も無かったというか、やはり器用すぎたんですよね。
なんでもソツなくこなしていたけれど、それだけ突出したものを感じなかったな。
最初から今に至るまで土っぽい昌子さん、最初から小綺麗だった淳子さん、
最初は泥臭くて仕方なかったのに、どんどん磨いて光っていった百恵さんって感じかな。
ワタクシも格別入れ込んでいるわけではないですが。


● あぶさん
万馬券かあ(苦笑)。
阿久悠さんも、見抜けなかった事をかなり悔しがっていたようで、
俺と組めばレコード大賞を取れるんだと見せつける思いだったようですが。
でも、レコード会社もプロダクションも、そしておそらく本人も、
そんなものは、それほどには眼中に無かったんでしょうね。
結果として取れれば嬉しいけど、権威にすがってまではという。
やっぱり、百恵さん本人の努力は言うに及びませんけど、
CBSソニーやホリプロ側の作り込み方も上手かったんですよ。
そして、そういうちっぽけな枠に収めなかった事が、ワタクシのようなひねくれ者も
一度も見放さずに済んだ、非常に大きな理由なんですね。


● カピバラさん
いや、そりゃ怖いでしょう、小学生の女の子じゃ(笑)。
この人、絶対に前科持ってるだろって感じでしたもん(笑)。
2013/04/27(土) 05:58:42 | URL | ごいんきょ
三國連太郎
当時中学1年でしたが、初めて見た三國さんの印象は、とにかく怖い!の一言で、非常に強烈でした。
子供だったので、三國さんが出ているような映画は見るわけもなく、TVに出る方でもなかったので、本作で初めて見た時は、役者ではなく、本物の犯罪者だと思いました。σ^_^;
今月、DVDマガジンで赤いシリーズが創刊され、第一弾は赤い運命とのこと。絶対買います!
2014/02/09(日) 13:50:35 | URL | ろみたん
間違えた
DVDマガジンの第一弾は赤い迷路でしたね。失礼しました。σ^_^;
2014/02/09(日) 15:41:35 | URL | ろみたん
そうそう。どう見ても、たったいま人を殺してきたんだろ、ってな迫力がね(笑)。
あれは女の子は本気でコワイよ(笑)。

ほー。赤いシリーズもマガジン化ですか。
赤い嵐でも出たら買おうかな(笑)。
2014/02/10(月) 01:21:58 | URL | ごいんきょ
二つの質問
前にごいんきょさんは百恵さんの赤シリーズ
でこの「赤い運命」が一番好きだと仰いましたが、内容が共通してるのは、けなげな受け身のヒロインが好きだからと思いますけど、どうなんでしょう?

そして「赤い絆」は飽きて挫折したらしいけど、前4作と比べて前進でカッコ良かったが、やっぱ宇津井さんが出ないとダメでしたか?
2015/06/03(水) 01:22:42 | URL | TaMoKo
この番組が好きだった唯一無二の理由は、本記事で書いているように、
三國連太郎さんの異様な迫力でした。
ワタクシにとってこの番組の主役は、三國連太郎。

内容に関してはまったく入れ込んでません。
子供が見ても、作りすぎた話だったと思います。
赤いシリーズ全般でそれは感じていたし、内容が好きだったものは有りません。
まあ百恵さんが出てたから見ていたというのが最も大きいですね。
あと赤い衝撃もわりと好きでしたが、それは中条さんの異常な迫力で見てました。
2015/06/03(水) 04:03:18 | URL | ごいんきょ
初めてお邪魔します
BS-TBSで再放送見たので、ちょっとお邪魔します

>こんな男に引き取られていったら、百恵はどんな目に遭ってしまうのだろうと、…実は期待していたのですが(笑)、一方で、山口百恵が変な事されるはず

確かに、横でスヤスヤ眠る百恵ちゃんに手を出しかけて、
あわててひっこめるシーンありましたね。
あの状況で性的虐待に走らないだけ、自制心ある男だと思います。
キャバクラにつれてって「あの娘なら
この店の№1になれるぜ」なんて
女衒まがいのことするシーンもありましたが。
百恵ちゃんが実の娘でないとわかってからも執拗に取り戻そうとする三国に、
そりゃ、秋野よりゃ百恵ちゃんのがええよな~と頷いてました。

ところで、何も殺さなくても、遺族に謝罪したりお焼香あげたり、詫びさせる方法あるんじゃないの~
それとも、犯罪者になりたかったのかな?死んでいった仲間を思うと、自分は生き残って幸せになってはならない、手を血で汚し獄中で暮らすのがふさわしい、と自己破壊行動に走った結果があれなのか?
…と、結構入り込んじゃいました。

宇津井は有馬に去られたし、岸田は夫死んだし、再婚?するのに
何の問題もないんじゃないの?
大人の世界ってわからんな、と思った幼少の私なのでした。
2017/01/17(火) 15:55:50 | URL | トミー
えっ。手を出しかかる場面なんて有りましたっけ?
すっかり記憶から抜けてるなー。
自分の娘だから、そういう場面は一つも無かったかと思ってましたが。

キャバクラってのは当時は無いでしょうから、キャバレーですかね。

この番組、真面目に考えるとトンデモ脚本ですよね(笑)。
でも、それがあれだけ引き込まれてしまったんですから、演劇って面白いです。
2017/01/27(金) 23:04:23 | URL | ごいんきょ
↑
コメントを投稿する
HP
アドレス:
コメント:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック
↑
レンタルCGI
管理者用
ブログパーツ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。