私的 昭和テレビ大全集
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男女七人夏物語 (1986)

男女7人夏物語

只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版』&『ライト版』発売を記念し、
TBS金曜夜の番組、及び、子供向バラエティ・教育番組を織り交ぜて特集しております。
今回は、日本にバブリーな空気が満ち始めていた金曜に放送していた、この番組です。


複数の人間が入り組んで進行するドラマ自体は、
特に珍しくはないかもしれません。
特に、家族を一部でも描いていると、そうなってきます。
しかし、完全な他人同士が七人も寄り集まって進めていた
となると、やはり珍しいものとなってくるでしょう。
その特質を真っ向から題名に翳した番組でした。

脚本は、鎌田敏夫。
『飛び出せ!青春』で名を売り、『俺たち~』シリーズ等々、
第二期からの日本テレビ青春もの路線を支え続けていた男。
けれども、NTVプロデューサーの岡田晋吉は、
彼の脚本に感嘆するほどに、申し訳無い思いが募っていたというのですね。
つまり、学園ドラマとか青春ドラマは、たしかに人気も有るし、
人々の記憶にも残るかもしれない。

しかし、本格的な脚本家としての評価はされないんですね。
やはり、大人の視聴者層を感動させるようなドラマで一発当てないと、
どうしても比重が軽くなると。少なくとも岡田はそう感じたのでしょう。
自分の作品で縛り続けると、彼の才能を完全には活かしきれない。
そのような事を感じたようで、鎌田は、TBSなどで別種の作品も作り始めます。
その端緒のようなものが『天皇の料理番』で、これも一躍注目を浴び、
鎌田敏夫の名を確かに一躍高めたものです。

その天皇の料理番は堺正章主演でして、ワタクシもそれを承知でチャンネルをひねると、
たしかに堺正章が出ておりますものの、なんだか微妙に感じが違う。
顔も少し違う感じだし、関西訛りっぽい。そういう役なのかな。
と思っていたら、それが明石家さんまだったんですね(笑)。
当時、二人はコケた頬の感じといい、一目で通じる剽軽な感じといい、似てました。
少なくとも、ワタクシにはそう映ったんです。

まだワタクシに言わせれば、つまらなかった頃のさんまですが(笑)、
人気だけは有りました。特に若い女の子に。
でも、お笑いとしての人気は、関東では特に、もう一つ。
そんな頃でもアイドル的な人気は有ったので、ドラマやCMにちょくちょく出ました。
そのうちの一作だったわけですが、さんま曰く、本来は大した役ではなかったのに、
鎌田敏夫がさんまを気に入り、どんどん良い役になっていったと言うんですね。

それから五年余。
明石家さんまはその間に、ワタクシをも熱狂的に巻き込むお笑い大スター。
片や鎌田敏夫は、群像ドラマのはしりとも言える『金曜日の妻たちへ』、
金妻ブームを巻き起こし、見事に大人のドラマでもその名声を高めていた。
そんな二人が再び結び付いたのが、この作品でした。
鎌田が金妻で得た群像夫婦ドラマの手法を、更に完全な他人同士に脱皮させ、
さんまと大竹しのぶとの関係を軸に、池上季実子、奥田瑛二、賀来千香子、
更には、さんまのひょうきん仲間の片岡鶴太郎らとの姿を描きました。

当時、明石家さんまは『オレたちひょうきん族』で、たけしとのコントを、
『笑っていいとも!』で、タモリとのトークを繰り広げておりました。
コントとトーク、この二種目同時に頂点を極めた人間って、他にいないと思います。
ダウンタウン松本は、コント演技が下手ですしね。すぐ吹くし。
ま、ワタクシはそう崇めて、この当時のさんまへの傾注ぶりは、
ワタクシとしては尋常ではなかったのです。
そんなワタクシですから、さぞかしこのドラマも堪能していただろうと。

思った方は大外れ。
きっと、あんなミエミエの有馬記念も外したに違いありません。ワタクシのようにね(笑)。
ワタクシは、あくまでも真剣に笑いと向き合う明石家さんまが好きなのであって、
こんなチャラチャラしたドラマに出ていたのは、不愉快千万でした。
きっと、女優さんと知り合いたかったんだろうけどね(苦笑)。
と思ってたら、あんなコブ付きに引っ掛かっちゃってなー。
オマケにコブ付きだからか、結婚式もしなかったし。
でも、大竹しのぶも以前に書いた事が有るように、ワタクシお気に入り女優でしたので、
なんか不思議な感じはしましたけどね。

そんなこんなで二人の月下氷人番組となったのは多くが知る所ですが、
あまり言葉にして指摘している人を見かけない事も書いておきましょう。
このドラマでの明石家さんまの大成功は、いわゆる「お笑い」の位置を大きく引き上げました。
たしかに、ビートたけしもいろいろ評価されてましたし、されてますけどね。
いずれも文化人っぽい形での話で、芸能人の中での「お笑い」の位置を高めたのはさんまです。
この後は、所謂お笑いが恋愛ドラマに出るのも当たり前になり、普通にラブシーンも演じます。
私生活の話でも、女優やアイドルと結婚する所謂お笑いは、掃いて捨てるほどになりました。
当時は、お笑いの位置が上がるのも悪い事ではないのかなとも思ったワタクシですが、
結果、所謂お笑いの芸NO人どもの思い上がりが、今や目も当てられぬ程に。
といったような有様でこのドラマ、ワタクシにとっては忌々しい作品であります(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
天皇の料理番
 某ちゅーぶに出ているのを見つけました。
 見たいと思っていた回(フランスで蛙を食うシーン、財津一郎に説教されるシーン)もあり、嬉しいかぎりです。
 欲を言えば最終回と、初めの方で松方弘樹にカツレツを教わる回、宮中晩餐会で、巻いた肉を留めるために使った楊枝を抜き忘れた一皿がちょうど天皇に供された回、先輩をどんどん追い抜く回などもあるともっと嬉しいですが、ここに書いても始まらないですね。
 それはともかく、アップされてる動画は1990年ごろの再放送からの録画らしく、CM が懐かしい物ばかりでした。
2014/02/06(木) 05:25:33 | URL | あぶもんもん
天皇の料理番も、いずれやりますよー。
なんとか十年以内には(笑)。
2014/02/08(土) 00:46:20 | URL | ごいんきょ
ブーツ型のジョッキ
先日、老舗のパブに行きました。表題のジョッキを発見しました。感動しました。
2014/02/08(土) 09:48:16 | URL | とらお
検索したら、結構ある物なんですね。
2014/02/09(日) 05:10:02 | URL | ごいんきょ
きのうあたりから
HBCでこの番組の再放送が始まりました。(午後2時55分から)
 なぜ、今頃になって突然?というのが正直な感想です。
 たしかテレパック制作ということもあって、TBS系列外のローカル局でも結構流れていましたような。
 本来の系列局で再放送と言うのは自然な流れなんだろうけど、どうも違和感が…。
 ただ、みなさんお若い。特に鶴太郎さんの顔つやがよろしいかと。
 大竹さんの桃子は、今だと女性から総スカンを受けそうなキャラですね。(この当時もかな?)
2014/08/26(火) 22:55:46 | URL | 北国の人
この頃は、まだ女性が抑圧された描かれ方ばかりだったので、
却って溜飲を下げた見られ方をしていたように思いますけど。
1990年代に入ると、どんどん女性が解放された観点のドラマが出てきますけどね。
それこそワタクシが眉を顰めるほどに、或る種ワガママな女性像が(苦笑)。
2014/08/30(土) 06:18:07 | URL | ごいんきょ
もう遅いねや・・・
いやいや、遅くないですから「天皇の料理番」是非!扱ってください。マチャアキ、さんまちゃん、鹿賀丈史、檀ふみ等など今考えるとものすごい豪華な顔ぶれ、語り手が渥美清さんてのも贅沢。因みに陛下の御前にあがった肉
、あぶさんごめんなさい取り忘れは楊枝ではなく糸でした。トルヌードという牛肉料理で秋山徳蔵自身の失敗で実話であり、当時切腹も考えたと聞きます。
2014/09/07(日) 13:37:31 | URL | hey
天皇の料理番ね。
そのうち扱いますよ、勿論。
なんとか十年以内には(笑)。
気長にお付き合い戴きたいです。

戦前までは、天皇に関わる事で不備が有れば、切腹とかみんな考えたんですよね。
気軽に手紙を渡す馬鹿はおりませんでしたが。
人間対人間として考えても失礼な話で。
2014/09/11(木) 04:58:14 | URL | ごいんきょ
お久しぶりです。
10月12日(祝)、TBSテレビ60周年記念特番が午後7時から4時間枠でOAされます。司会は同じく今年還暦を迎えられたさんまさん(笑)。目玉企画が「男女7人夏物語」同窓会。ブーツグラスで乾杯とか。名シーンのセットも幾つか再現され、良介と桃子、二人だけのトークは若き日の二人が夕飯食べてた定食屋のセットで(笑)。他には…「天皇の料理番」は取り上げられるのかしら?当然今年TBS60周年記念で作られたものではなく、堺正章主演の方を、です(笑)
2015/10/11(日) 20:34:46 | URL | ナベチン
ツイッターの方で情報流させてもらいました。
が、自分は録画予約し忘れました(苦笑)。
2015/10/18(日) 12:34:57 | URL | ごいんきょ
「男女7人…」同窓会、セットは定食屋だけでした(笑)まず良介と桃子のトークから始まり、あとで残り5人が来店し昔話に花が咲く展開。さんまさんは小川みどりさんとはドラマ以来の再会だと思ってたそうですが、小川さん曰く「結婚式、取材しました」「新婚旅行にも同行しました」ですって(笑)。これは今回の同窓会ではなく何処かで目にしたのですが、配役を決めるにあたり役者未経験の人を一人入れようと。まず白羽の矢が立ったのが当時TBSで夜のニュースのキャスターを務めていた阿川佐和子さん。阿川さんが固辞したのか番組側の方で止めたのか定かではありませんが阿川さんの線は消え、当時TBSの朝ワイドでレポーターを務めていた小川さんにお鉢が回って来たようです。これ言っていいのかどうかわかりませんが、同窓会に出席した池上さん太り気味、大竹さん賀来さんも微妙。あの頃と較べ一番劣化してないのは小川さんのように思えました。しかしさんまさんがあれだけ場を盛り上げてるのに何も面白いことを言わない鶴太郎さん。ドラマ当時は「脂ぎったキャラ」で本業の物真似に加え「プッツン」「妙~」「マーイ」「キューちゃん」などのギャグでさんまさんやたけしさんを時には凌ぐほどだったのに。今は芸人ではないとは言えあの頃に戻って小森のおばちゃまか浦部粂子さんの物真似を披露してもバチは当たらないと思ったのですが(苦笑)
「天皇の料理番」は35年前のヤツも今年放送のもチラッと取り上げられました。前者のはスタジオゲストの一人、堺正章さんと司会のさんまさんが当時どのくらい似てたかを検証する為だけに紹介されただけでした(笑)
2015/10/18(日) 21:13:03 | URL | ナベチン
鶴太郎さんは、元々お笑いにはあまり興味が無かった気も。
一時はかなりよくやってましたけどね。
やはり、根っから笑いが好きな人って感じではないです。
たけしさんもそうだけど、単に身の振り方の一つって感じ。
だから、今の位置は本人も最高なんじゃないですか。

やはり天皇の料理番、みんなそう見てましたか。
ワタクシは、さんまさんを見て、堺正章が真面目なドラマやってるなと思ってましたからね(笑)。
2015/10/22(木) 04:34:01 | URL | ごいんきょ
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