私的 昭和テレビ大全集
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まごころ (1973)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版』&『ライト版』発売を記念し、
TBS金曜夜の番組、及び、子供向バラエティ・教育番組を織り交ぜて特集しております。
今回は、金曜21時枠では珍しい趣だった、この番組です。


♪ あーさの こーない よーるはないー
  日の 登らぬ あーさはないー
  
ゆったりした3拍子の主題歌に、延々と(永遠とではありませんw)流れる、波打ち寄せる浜辺の映像。
この頃わが家は、家族揃って夜9時には床の中に入っていた時分、その最末期です。
そんな環境で見ていると、なんとも言えぬほのぼのとした、いい気分になれるオープニングでした。
少し前まで、この枠で随分と長いこと幅を利かせていたのは、ザ・ガードマン。
我が家は白黒時代のガードマンは、入れ揚げて見ておりました。
しかしガードマンも視聴率が落ちていた末期は、我が家も吉永小百合の『花は花よめ』になり、
その後はしばらく、そのトヨタ金曜劇場を見る事となっておりました。

しかし、いま考えると何故か不思議なのですが、この番組は、また見ていたんですね。
裏番組を調べてみると、『恋は大吉』。
こちらも、なんか見た気がするんですよね。主題歌は覚えてますし。
推察するに、『花は花よめ(第2期)』が終わった後、少し後番組を見ていたものの、
それほど面白くなかったのか、チャンネルを替え始めたんでしょうな。
すると、TBSが『シークレット部隊』だの『燃える兄弟』だの、
劣化ガードマンみたいなドラマから脱皮して、落ち着いた感じのドラマをやっていると。
それから、金曜21時は赤いシリーズまでTBSで固定となるのです。
あのOPは、本当に良かったからなあ。あれに引き込まれて、そのままって感じだったんでしょう。

竹脇無我の演じる若い刑事と、西郷輝彦の演じる新聞記者という兄弟二人が、
いろいろ協力し合っていくというものですが、これまでのこの枠と決定的に違うのは、
この設定でありながら、捜査劇とかはほとんど絡んでこない。
サスペンスのような要素は、おそらく無かった様に思います。
軸となるのは、竹脇と大原の静かに進展していく愛情劇。
そもそも竹脇が刑事になったのは、以前に絡まれている女性を救った事が切っ掛けでした。
その女性の面影を胸に抱き、正義の使命感のまま刑事になった竹脇。
彼は、また一つ事件を解決した。犯人の仲間の少年の姉が、引き取りに来た。
なんと、その女性が、例の憧れていたあの人、大原だったというお話でした。

つまり、言ってみれば恋愛ドラマに近いのですが、間に入る大原の弟、
彼が微妙な位置におりまして、刑事である竹脇に良い感情を持っていないんですね。
それで、竹脇も遠慮してしまうし、大原も正直な感情を出せない。
お互い、相手を憎からず思っている事は理解出来ているものの、
まったく焦らず、静かに弟の成長を見守る感じで進展していたかと思います。
今にして思えば、詞も、映像も、非常に番組世界に合ったものでした。
ゆったりした三拍子は、一聴してこの番組の世界観を伝え、
記者や刑事が主役でも、捕り物を描きたいのではない事を理解させてくれていました。
一応、山下毅雄作曲となっておりますが、曲調が彼らしくなく、倅さんの作かなとも思います。

竹脇の弟役の西郷は、そんなわけでそれほどには大事な役でもありませんでしたが、
確かな存在感を発揮しており、本作終了後すぐに受け持った『どてらい男』で、
いよいよ本格的な俳優として飛躍する事になるのでありました。
そして、この番組で初めてホームドラマ調に踏み込んだと思われる大映テレビは、
次作『顔で笑って』で、本格?ホームドラマに挑む事となるのです。
もっとも、鵜の真似するカラス水に溺れると言いますか(笑)、視聴率は今ひとつだったようで、
この枠の半年分を、松竹に取られてしまう事になるのですが。
しかし、そこからの『赤い』シリーズの巻き返しの物凄さは、説明の必要も無いでしょう。
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