私的 昭和テレビ大全集
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特ダネをにがすな (1956)

該当番組画像募集


只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版』&『ライト版』発売を記念し、
TBS金曜夜の番組、及び、子供向バラエティ・教育番組を織り交ぜて特集しております。
今回は、またしても黎明期の番組を掘り起こしてみようと、この番組です。


まるでTBSの回し者かというくらい、頼まれもしないのに
TBSの過去作発掘を続ける、本年度当ブログ(笑)。
TBSは、社員教育用に我が個人誌をまとめ買いしたって罰は当たらないのに。
そうしてくれれば、第二弾第三弾で日テレやフジの特集も出せるのに(笑)。
んま、垂れ流し連中はほっといて、勝手にやり続けますがね。
さて今回も、これまでその功績を当のTBSすらほぼ全く扱わないで来た、
忘れられた草創期の名作に脚光を当ててみましょう。
当時、どのように番組名を画面に表記していたかが確定できません。
『特ダネを逃がすな』『特ダネをにがすな』『特だねを逃がすな』等、
文献によって様々な表記がされており、当時の画像が見当たらないからです。
ただ、記述の多さからは、『特ダネをにがすな』が正しいのかなという印象です。

新聞記者を描いたドラマとして、テレビ史上で有名な作品は、
なんと言ってもNHKの『事件記者』です。
たしかに、相当に注目されていたドラマですから、これは当然。
ですが、その事件記者が始まる1年半も前に、
TBSで事件記者を描いたドラマが有って、
それが当時としては非常に長期の、二年半も楽しまれていたなんて事は、
当時見ていた人すらすっかり忘れてしまっている事でしょう。
『事件記者』は何故、今日でも度々振り返られるかと言いますに、
ほんの数話とは言え現存する映像が有り、時々それを用いて振り返られているからです。
記憶・評価が再生産され続けているんですね。
方や、おそらくこの番組は、現存映像が例によって皆無なんでしょう。
しかも、垂れ流し屋のテレビは、記憶すら残そうとしてきていないし。

当時から、この手の犯罪ドラマには、「サスペンス・ドラマ」という呼称が用いられていました。
もっとも、今では違う意味合いとなっている「スリラー・ドラマ」という呼称も有りましたが。
そのサスペンスドラマの元祖は、同じくTBSの『日真名氏飛び出す』で、
そちらはTBSの開局以来ですから、昭和30年から始まっております。
一年ほどして、新聞記者を主人公としたこの番組の登場となったわけです。
NHK『事件記者』同様、やはり警視庁詰めの記者連を描いたドラマで、
警察が追うのも出し抜いてやろうくらいの意気込みで、
記者達が特ダネをものにしようとする姿を、時に鋭く、時に軽い雰囲気で描いておりました。

つまり、記者たちの普段の様子を描いたようなものも有れば、
事件を解決する様子を追っていく、ミステリー仕立ての回も有ったわけです。
例えば第一回は、そのミステリーもの。
胸部を刃物で刺された死体が見つかり、警視庁捜査一課の追跡が始まる。
負けじと、各新聞社会部記者たちによる、熾烈なスクープ合戦も始まる。
東洋新聞の伊吹は、自分が昨日どこかで付着させたらしい白ペンキが、
被害者にも付着していることに気付き、昨夜の自分の行動を追って、
梯子した飲み屋を調べて回ると、白くペンキが塗られたばかりのバーを発見。
しかも、そこのママは被害者と一緒にいた! というお話。

ま、今では絶対に採用されないであろう安直なお話ですが、
何分、すべてが回らない黎明期ですし、時間も当初は30分という事ですから。
少しして、前後編60分になるかと思うんですがね。
その辺も『事件記者』を先駆けたものかもしれません。
往時はテレビ全体が力不足でしたから、他社作品と言えども使える方法はお互い利用し合い、
民放もNHKの番組を散々パクりましたし、NHKも、民放からイタダいた番組が有ったのです。
ロクさんこと伊吹六右衛門を演じた主役の佐伯徹は、かのムーランルージュ出身で、
一時は吉本興業にも在籍していたと言いますから、軽い演技はお手の物。

親しみあるロクさんを演じていたため、或る時、視聴者から相談も受けたようで、
そこには契約問題のこじれについて助けて欲しいと綴られていたとか。
なんと、この佐伯徹、番組監修の社会部記者や関係方面を訪ねて歩き、
力になってあげたというんですね。なんともまあ、古き良き時代です。
この主人公の先輩役として、菅原通済がテレビ初出演。
初出演と言いますかねえ、べつにテレビなんぞに出る必要の無い人ですが(笑)。
三悪追放とかやっていたから、こういう社会モノで世間に訴えたかったんでしょうか。

黎明期のドラマだけに、この番組がテレビ初出演という人は多く、
九条映子、長谷川待子、上月左知子など、歌劇出身のテレビ初出演者も多かったようです。
コイちゃんと呼ばれた上月左知子はその後、KR(TBS)専属となり、『奥様多忙』等で活躍。
いくらもせずに同局ディレクターの上杉公明と結婚となりました(のち離婚)。
ちなみに当稿番組の演出は、少し前に扱った『うちのトノサマ』同様、これも小松達郎で、
彼もこれらのように初期TBS、初期テレビを引っ張った演出家であるのに、
代表作の映像が残っていないがために、今やほとんど知る者がおりません。
ウィキペディアにも項目無し。
という事で少しだけ触れておきますと、彼は大正十四年一月二十二日、熱海生まれ。
早大文学部卒業。昭和21年、文学座演出部。26年、ラジオ東京(⇒KR⇒TBS)入社。


なんだか、すっかりTBSの回し者っぽい本年度となってますね(苦笑)。
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