パパはニュースキャスター (1987)
只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版』&『ライト版』発売を記念し、
TBS金曜夜の番組、及び、子供向バラエティ・教育番組を織り交ぜて特集しております。
今回は、ギョーカイドラマの先駆けともなった、この番組です。
役の幅を飛躍的に広げた田村正和を使ったコメディーの一つで、
既述の『パパは年中苦労する』の元作品のようなものでした。
脚本は、田村コメディーでお馴染みの伴一彦、プロデューサー八木康夫も同様。
その端緒だった『うちの子にかぎって…』もなかなか画期的でしたが、
この番組では主人公の設定をニュースキャスターにし、
ために舞台がテレビ界となったために、お遊びの度合いも急上昇。
この手のギョーカイドラマの元祖とも言えるでしょう。
田村演じる主人公、鏡竜太郎は、一応独身。
けれども酒を飲んでは女を口説き周り、記憶の無いまま情事に至るという最低野郎(笑)。
そんな彼に当然の報いとして(?)、或る時、娘と名乗る女の子がやってきた。
それも三人も(笑)。
立場上、そんなスキャンダルの種を隠さねばならない竜太郎と、
全員が「愛(めぐみ)」という名の三人の娘との、奇妙な生活を描いたものでした。
主人公がテレビ局に出入りしている関係上、いろいろテレビ界の描写が出てきて、
そこでゲスト出演者も山ほど登場。
なにしろ冒頭部でいきなり、主題歌を歌う本田美奈子がそのまま登場し、
番組中の歌番組の中で、この主題歌を歌うのでありました。
そんな感じで数々の芸能人のみならず、スタッフ類までもが実名で登場し、
お遊びに類する演出で、非常に楽しみの多い番組でした。
作り方としては、おれたちひょうきん族がコントとしてやっていた事を、
そんまんま本当のドラマでやってしまったという、逆転発想の番組でした。
こういう番組をフジではなく、TBSがやってしまったのが面白い所。
当時、ひょうきんスタッフとTBS一部スタッフは交流が有り、
バラエティ番組ではいろいろ垣根を越えた企画を実現させてましたが、
そうした空気からTBSにもこの手の番組作りが芽生えていったんでしょう。
出し抜かれ感じのフジは(笑)、この後、まったく悪びれずに、
パクリとまでは言えないけど、いわゆるギョーカイを舞台にしたドラマを量産。
現実混交ドラマが溢れかえるようになりました。
ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。
既述の『パパは年中苦労する』の元作品のようなものでした。
脚本は、田村コメディーでお馴染みの伴一彦、プロデューサー八木康夫も同様。
その端緒だった『うちの子にかぎって…』もなかなか画期的でしたが、
この番組では主人公の設定をニュースキャスターにし、
ために舞台がテレビ界となったために、お遊びの度合いも急上昇。
この手のギョーカイドラマの元祖とも言えるでしょう。
田村演じる主人公、鏡竜太郎は、一応独身。
けれども酒を飲んでは女を口説き周り、記憶の無いまま情事に至るという最低野郎(笑)。
そんな彼に当然の報いとして(?)、或る時、娘と名乗る女の子がやってきた。
それも三人も(笑)。
立場上、そんなスキャンダルの種を隠さねばならない竜太郎と、
全員が「愛(めぐみ)」という名の三人の娘との、奇妙な生活を描いたものでした。
主人公がテレビ局に出入りしている関係上、いろいろテレビ界の描写が出てきて、
そこでゲスト出演者も山ほど登場。
なにしろ冒頭部でいきなり、主題歌を歌う本田美奈子がそのまま登場し、
番組中の歌番組の中で、この主題歌を歌うのでありました。
そんな感じで数々の芸能人のみならず、スタッフ類までもが実名で登場し、
お遊びに類する演出で、非常に楽しみの多い番組でした。
作り方としては、おれたちひょうきん族がコントとしてやっていた事を、
そんまんま本当のドラマでやってしまったという、逆転発想の番組でした。
こういう番組をフジではなく、TBSがやってしまったのが面白い所。
当時、ひょうきんスタッフとTBS一部スタッフは交流が有り、
バラエティ番組ではいろいろ垣根を越えた企画を実現させてましたが、
そうした空気からTBSにもこの手の番組作りが芽生えていったんでしょう。
出し抜かれ感じのフジは(笑)、この後、まったく悪びれずに、
パクリとまでは言えないけど、いわゆるギョーカイを舞台にしたドラマを量産。
現実混交ドラマが溢れかえるようになりました。
- 関連記事
-
- 四重奏 (1964) (2014/07/08)
- 6羽のかもめ (1974) (2011/05/05)
- アーラわが君 (1969) (2014/10/27)
- フジ三太郎 (1968) (2009/04/07)
- 男一番!タメゴロー (1970) (2014/11/05)
- おトラさん (1956) (2009/12/03)
- キリ子さん (1955) (2014/02/13)
- 水戸黄門漫遊記 (1954) (2014/06/26)
- パパはニュースキャスター (1987) (2014/02/15)
- 男はつらいよ (1968) (2005/03/10)
- 親ばか子ばか (1959) (2014/08/17)
- てなもんや一本槍 (1968) (2009/05/17)
- 格言社長と実行社員 (1964) (2014/08/08)
- セールスマン水滸伝 (1959) (2014/06/28)
- 花は桜子(1963) (2018/01/08)
◆◆ 関連記事 ◆◆
Loading...
[猫カフェ]futaha
この記事を読んでくださった方へ
この記事を読んだよ~という方、できれば下のコメント欄からコメント下さい。ご自身の想い出、この記事への感想、情報、なんでも結構です。
記事や最終コメントの日付は関係ありません。
あなたのコメントがこの記事に再びの息吹を下さるのです。
トラックバック受付アドレスは、コメント欄の下にあります。