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少年忍者 風のフジ丸 (1964)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、数少ない昭和30年代のテレビまんがから、この番組です。




極々初期のテレビ漫画は、鉄腕アトムが大当たりした事も有って、
例によって柳の下でドジョウの奪い合いとなり、
出る漫画出る漫画、SF調かロボット活躍譚。
ワタクシがテレビを見始めた頃には、既にオバQも有りましたし、
そういう系統の、人間味が強いモノを好んで見ておりました。
オバQが人間味の強いというのも変ですが(笑)。

ま。アトムのようなロボット物よりは、SF調でも人間味が強ければ好んで見ていて、
宇宙エースとか、特にレインボー戦隊ロビン、宇宙少年ソランなんかは、好きなものでした。
スーパージェッター、(カラー版ではない)サイボーグ009も非常に好きだったけど、
こうして見ると、子供で細かい設定なんかまったく意識してなかったにも関わらず、
ロボットのような完全な作り物が主役の物でないものを、
微妙に嗅ぎ分けていて、我ながら興味深いです。
どこかに血の通いのようなものが感じられないと、感情移入できなかった感じですね。

そんなワタクシですので、初期のテレビ漫画を振り返ると必ず出てくる、
アトムだ鉄人だエイトマンだなんてーものより遥かに、
狼少年ケンとかハッスルパンチとか海賊王子とかハリスの旋風とかおそ松くんとか、
この風のフジ丸の方が、何倍も何倍も思い入れが深いのであります。
おお。なんと幼少よりの捻くれ度(笑)。
世間様と完全には波長の合わない、半音階ずれた人間性は、
この頃から芽を出していたのだなと。
栴檀は双葉より芳し。ちょっと言葉が違うか(笑)。

時は戦国、嵐の時代。フジ丸は、幼い頃に鷲に攫われた農民の子で、
風魔忍者に育てられ、まだ少年ながら非常に秀でた忍術を駆使する主人公。
得意な忍術は、彼の周りで木の葉がグルグル回り、
それで目を眩ませていつの間にかその場を去る、木の葉隠れの術。
それから、お馴染みの分け身の術とかですかね。
上杉家から盗まれたアラビア人形を、武田方から取り返すのが風魔の役目。
これを手にした物は天下を取ると言われた、その人形の秘密は、
秘密兵器の製法を記した書が隠されていたのだと思います。
それを知ったフジ丸は、人々に害を及ぼす物として、風魔一族をも裏切ってしまう。

かくして、風魔総帥・風魔十法斎とは宿敵の関係となるのでした。
風魔から離れた孤高の忍者・フジ丸は、風魔の他にも、
伊賀、那智、甲賀等々、様々な敵から次々と襲われるという、
息をもつかせぬ展開となり、いかにも白土三平原作という所でした。
それでも、後のカムイ外伝やサスケのような深刻さを全く感じなかったのは、
やはり絵柄の違いが最も大きいのでしょうね。
また、ミドリ、美香といった女の子や、動物達の描写など、
いかにも「TVまんが」という登場人物が周りにいて、
敵を次々切り裂いている白土漫画でありながら(笑)、
かなりその手の色の薄まった、子供向け作品として成功していたと思います。

技術的な解説として、ハーモニー方式が実験されたとか、
様々な資料や公式サイトなどで書かれているものの、
肝心のハーモニー方式の解説が併記されていない。
だったら書かない方がいいかもねってくらい、誰にも判らない言葉でしょうに(苦笑)。
これは、絵に鋭さを出すために、要所要所に黒い線を補足する技法のようです。
特に白黒映像の場合に、効果が大きかったのでしょう。
そして、エンディング曲に続けて、♪ ダッダッダッダッ ダダ~~
と「たたかう少年忍者」イントロ部のブリッジが流れると、
ミニ・コーナー「忍術千一夜」の始まり。

これは本間千代子が、戸隠流忍術三十四代目・初見良昭に、
様々な忍術を解説してもらうというもの。
と言っても、内容はやはり子供騙しのものが多かった感じで(笑)、
卵の殻を利用した目潰しとか伝授して、お母さんからお目玉の投書が来たりしました(笑)。
もっともこのコーナー、ずっと有った訳ではなくて、
昭和39年12月6日の放送で、お役御免となっております。
約半年ばかりしか存在しなかったコーナーだったのですね。
そして、たしか再放送でもこの部分はカットされてしまい、
テレビ探偵団が始まったばかりの頃に採り上げた時は、
久々の映像に涙チョチョ切れた人も多かったのではないでしょうか。
♪ 藤沢~藤沢~ 藤沢薬品~ のオープニング最後も、再放送では勿論カットでした(笑)。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
「忍術千一夜」
本放送当時、私は赤ん坊だったので、再放送しか観ていないはずですが「忍術千一夜」のコーナーの存在は確かに記憶しています。
壁に様々な手裏剣が飾られていたような憶えが?
ある時期からカットされるようになったのでしょうか。
モノクロ作品なので、それほど長い期間再放送は続かなかったと思うのですが・・・
2014/03/05(水) 23:11:35 | URL | esme
一社提供の影響
NET(現・テレビ朝日)の番組なのにフジ丸とはこれいかに?と思わせるタイトルですね。事実、白土三平原作のコミックは「忍者旋風」というタイトルだったそうです。
それがアニメ化に当たってこのタイトルになったのは、スポンサーが藤沢薬品(現・アステラス製薬、第一三共ヘルスケア)だったという事情があるのです。
2014/03/06(木) 01:05:34 | URL | うみがめ
朝飯のおかず
 昭和50年頃まで、ときどき、白黒のアトムと風のフジ丸は平日の朝ごはんの時間帯に再放送をやっていた気がします。
 朗々と歌い上げる主題歌が大好きでしたが、肝腎の(?)藤沢薬品の部分は全然覚えていないし歌とつながりません。ちゃんと脳内CMカットして聴いていたようです。鉄人28号その他の主題歌、頭の中でCMは全部カットされてます。
2014/03/06(木) 03:43:31 | URL | あぶもんもん
「風の石丸」
そう・・・原作は(途中まで)「忍者旋風」だったのですが、タイトル自体は同じ白土作品「風の石丸」からきているのでした。
2014/03/06(木) 21:52:52 | URL | esme
● esmeさん
少なくとも70年代に入ってからの再放送ではそんな感じでした。
最初の頃の再放送では、忍術千一夜は有ったのかもしれないですね。


● うみがめさん
テレビ朝日になってからも、フジ三太郎やってましたしね(笑)。


● あぶさん
さすがに50年はないでしょうが(苦笑)。
45、6年頃までだと思うんですよね。
再放送では藤沢薬品~はカットされてたので、べつに脳内カットではないですよ(笑)。
鉄人も同様で、再放送ではカットされてました。
2014/03/07(金) 07:13:08 | URL | ごいんきょ
昭和50年、京都で
 昭和50年に修学旅行で行った京都の旅館で、朝、見たんです。同じ部屋の男子どもみんな、懐かしく見たのを覚えてます。ということは確かにやはり、その頃毎日見てたわけではないですね。
2014/03/09(日) 02:22:34 | URL | あぶもんもん
例の、KBS京都かな。
羨ましい再放送をいっぱいやってた局です。
2014/03/16(日) 08:05:22 | URL | ごいんきょ
本間千代子さん好きでした
鹿内孝さんのオープニング、よかったですね。この頃、大物歌手がアニメ主題歌を歌うっていうの、けっこうありましたね。
終わりの忍術解説、まじめに見てました。当時、幼い割にませていたんでしょうか、本間千代子さんが大好きで、守谷ヒロシ(敢えて敬称略)と結婚された時は、複雑な気持ちになりました。
2014/06/20(金) 00:41:58 | URL | みのモンタナ
そうそう。「鹿内さんの」主題歌は最高でした。
後にコロムビアで出たカバー盤の主題歌には、面喰らった人も多いようですが。
本間千代子さん、人気あったんですね。
2014/06/20(金) 22:21:18 | URL | ごいんきょ
主題歌
 コロムビアで出た、というのはテレビまんがの OP・ED 主題歌を集めた CD のことですか?
 私はコロムビア版で記憶が上書きされていたようで、ようつべで OP を見たら「あれ?」と違和感がありました。昔もクラシック系の歌手が熱唱するようにグワワワーッと歌い上げていたとばかり思っていたんですが、意外とサラリとした歌い方だったんですね。
 今ようつべで最終回(?)が見られます。字幕つきですが。一本は Carlos Mariano (ブラジルの方でしょうか)という人が上げてくださっていて、他に「遊星仮面」「サイボーグ 009 」「レインボー戦隊ロビン」などが一本分見られます。数分だけのビデオもたくさんあって、「怪獣王子」なども。数分のビデオは吹き替えらしいですが。
 昔テレビで見ていた頃のストーリーは覚えていませんでしたが、最終回を見たらたしかに「忍者旋風」だったんですね。絵はだいぶ変えてありますが。
2014/09/17(水) 01:11:52 | URL | あぶもんもん
LPレコードが初出だと思います。
最終回は見つかりませんでした。
早く東映チャンネルあたりでやってくれないかな。
2014/09/17(水) 20:34:39 | URL | ごいんきょ
原作者の怪?
「少年忍者 風のフジ丸」の第1回を見終わった時、…これが白土三平の原作?
と、思いました。まんが大好きなガキであった私は当然、原作作品の「忍者旋風」
を見ていました。確かにストーリーは原作にほぼ準じていたのですが、
キヤラクターの作風と全体のトーンがまったく違っていたのです。
 まぁ、原作を尊重しないのは石森章太郎の映画版「サイボーグ009」をみれば
東映動画の伝統(?)だと分かるんですけど…。それにしても、フジ丸のキャラや
全体のタッチが、白土三平のイメージの欠片もなかった。ともかく画面が軽い!
明るすぎる!! ブツクサ言いながら見ていましたら、第1部「竜煙の書」の章が
もうすぐ終わろうかという頃、新聞のテレビ欄に記事が載りました。
29回からオリジナルストーリーで第2部「南蛮邪法変」が始まるという記事でした。
そして作画枚数を3千枚から5千枚に増やして、今まで以上に動きをよりなめらかに
するとも書いてありました。作画枚数が増やすと言うのが他のアニメ、特に虫プロの
「鉄腕アトム」に対抗する意識が見えます。東映動画はアニメの老舗なんだぞ…と。
視聴者からするとより動くことは良いことなんですが、もう一方のオリジナル
ストーリーになるというのが気になりました。
 そして南蛮邪法変の第1回を見ていると、フジ丸以外の脇役の名前が変わって
いるのです。キャラクターの絵は同じなのに、名前が変わっているのです。
……???と思いながらエンディングを見ていると、原作 白土三平の文字がありません。
第2回、第3回…最終回まで、原作者の名前がクレジットされることはありませんでした。
やがてこの原作についての噂が入ってきます。
 それは原作者の白土三平は「少年忍者 風のフジ丸」の出来にものすごく不満であった。
そして色々あったのち、原作者名がなくなったと。確かに主人公の名前は、番組提供の
藤沢薬品から採ったものだし、キャラデザインもまったく違っていました。
原作と同じだった脇役の名前も違えたので、忍者旋風からの原作を使用したという由来は
無くなっています。逆に言えば、それくらい原作とはかけ離れていたということです。
原作者としたら、そりゃ不満があったとしても不思議ではありません。
 ただ、なんで作者名が消えたかと言うと、二説ありまして、今となってはどちらが
真実なのかわからないのです。一説は、内容の不満で原作者自ら降板を申しでた。
もう一説は東映動画が権利関係を一手に握るために、敢えてオリジナルにして原作者を
排除した。さて、どちらが真実なんでしょうか…?
2018/05/07(月) 18:00:21 | URL | 0011ソロ
0011ソロ様 自分の考えでは、、、
拝啓 よろしくお願いいたします。
この「原作者 白土三平氏について」は現在、東映関連サイトやウィキペディアにも如何にもそれらしい事が記載されている様子です。しかし、自分は過去東映のかなり上の方々とのお付き合いや、日頃のお話言動の中で感じていた事を述べてみます。
東映とは「極めてしたたかな会社だ」と。これは、旧Pプロの鷺巣社長からも常々伺っていた事もありますが、自分も密かにそう感じていました。
まず過去に「平山プロデューサー」等が「わが社東映作品には、原作者が無くて東映オリジナルの作品が多い」と。ご存知の方は当然知っておられますよね? オリジナルキャラクターが多い訳です。この「少年忍者風のフジ丸」も28話までは白土三平氏のオリジナル原作=忍者旋風」からとられている様ですが、その後の65話までは東映オリジナルストーリーです。
実は、同じ東映作品でも実写の「銭形平次」は、野村湖堂原作と在りながらも、製作途中でとうに原作は尽きてしまい完全オリジナルのストーリーになっていました。しかし最後まで原作者の名前がクレジットから消え去る事は無かったと。此処の相違が、白土氏と野村氏の扱いの相違で、何か生臭いもの?を感じます。これは銭形平次のテレビ化の際にも野村氏とその家族はてんで相手にもしなかったと言うのは有名な話ですし大変な苦労があった様です。つまり銭形野村氏は、製作放映以前にある程度解決しており、フジ丸白土氏の場合はそうでは無かったと考えられます。また此処に東映の、ある種したたかさ、というのが観てとれますね。何せ頭の高い横柄な東宝(どういう訳か宝塚は全然違っていたが)
とは異なり、何と言っても戦後の会社であり、裏の世界でも顔が効き相当にお金持ちの会社です。まだもう一段掘り下げてリサーチ研究の余地がありそうですね。

またこの「風のフジ丸の音楽面」ですが、作曲編曲担当の「服部公一氏」は大変珍しい経歴の持ち主で、学習院哲学科の出身でありながらアマチュア作曲家として活躍され、後に中田喜直氏、山田耕筰氏、団伊玖磨氏等に師事し学ばれた方です。ご承知の通り我々には「風のフジ丸、レインボー戦隊ロビン、海賊王子、アパッチ野球郡」等の不滅の名曲で知られる大作曲家です。特徴は「風のフジ丸」では、かなり編成の大きなオーケストレーションにオーボエ等のクラシック系の楽器も取り入れ、リズム重視では無くて忘れがたい印象的な迫力あるメロディーを大きな管弦楽法で包み込んで聴かせてしまうと言う手法が素晴らしいなぁと。実際に主題歌ではセットドラムスやリズムはあまり活躍しませんね。
しかし後半のサブテーマは全体にセットドラムスのリズム中心に刻まれて、一部弦を使ったエフェクトまで使われ、共に最後のエンドは「マイナー短調から突然メジャー長調になり終わる」と言う劇的な効果を生み出した名曲です。 実は、過去コロムビアから出たカバーバージョンのLPがあり、これには自分含めてがっかりした方々も多いと思われます。これは「三鷹ジュン」と言う演歌畑の人の歌唱で、伴奏も弦を省いた単純適当なアレンジで、これは全く別物、まがい物と言える詐欺商品です。非常に残念でしたね。当時はオリジナルの多くは「朝日ソノラマ」が出しておりましたが、コロムビアやキングからも何か似た様な傾向の作品が多かった。特に「レインボー戦隊ロビン」等は、ソノラマ版がテレビ放映そのままをレコード化した?様ですが、コロムビア版は全く同じアーティストを用いながら、ソノラマとは異なり、ステレオ録音でありテンポも落として音の分離セパレーションも改善し、アレンジも微妙に変えての録音でしたから。当時は何かと解らない事も多く狼狽しましたが、思えば良い時代でしたね。  敬具
2018/05/09(水) 10:59:45 | URL | よしたかくん
一つの実例
素浪人月影兵庫が花山大吉に変わったのも原作者との確執の結果という記事を見たことがあります。
2018/05/09(水) 23:29:46 | URL | 心は少年
東映という会社に感じたこと
 東映がしたたかな会社であるとのご指摘がありましたので、私なりの心持ちを
少し述べたいと思います。ただ、東映、東映動画の製作した作品についてです。
 私が東映という会社に対して、この時点で漠然と抱いていたのは、悪く言えば
「横暴」よく言えば「受けると思ったらなんでもする」です。この「受ける」と
「なんでもする」がクセモノでして、言い換えると「受けるなら、原作を変える
ことなんか、なんでもない」となるのです。もう少し突っ込んで言うなら
「オレが面白くしてやってるんだ。文句言うな。こんなつまんない原作を書きや
がって」……とは言い過ぎかもしれないけど、こんな風に思っているのではない
かと感じることが度々ありました。
 こんな思いを強く感じたのは、風のフジ丸が放映された1年前の1963年に
封切られた映画版「伊賀の影丸」を見たときでした。この映画は長編アニメの
「わんぱく王子の大蛇退治」と併映されていた作品です。長編アニメの大ファン
であった私は、わんぱく王子を見にいったのです。しかも併映が、当時大人気で
あった「伊賀の影丸」の映画版です。かなり期待しました。ただ、それまで
東映が製作してきた子供向き映画「月光仮面」「少年探偵団」「遊星王子」など
どれもイマイチだったので、ちょっと不安ではありましたが…。
 で、影丸を見終わった後に思ったのは、なんでこんな話にしちゃったのかな…
でした。タイトルは伊賀の影丸、主人公は影丸、対する敵の首領は天之邪鬼。
…原作通りなのはこれだけです。影丸の基本設定は大ヒット忍者物「隠密剣士」と
ほぼ同じです。徳川幕府が安定している中、大名・残党などが忍者集団を使って
幕府転覆を図り、それを阻止するために主人公が活躍する。つまり舞台はあくまで
江戸時代です。ところがこの映画では、戦国時代なのです。
 話もまるっきり違っています。本当に同じなのは題名と、主人公と敵の首領の
名前だけ。いくらなんでもちょっと酷いと思いますよね。
 で、ここで思いあたったのが少し前の1962年に公開された大映製作の
「忍びの者」です。市川雷蔵主演で製作されたこの作品は大ヒットしました。
リアルな忍者を描いていたのです。つまり、伊賀の影丸の脚本は、この忍びの者を
子供向けに脚色したものと思い至りました。つまり、監督なり脚本家は原作の
「伊賀の影丸」をツマラナイ作品と断じ、今オモシロイ、ウケテイル作品は
「忍びの者」なんだよ。だからオモシロクしてやるよ。……考えすぎとも
思います。でも、当時はこう感じましたし、現在もこう感じているのです。
しかも伊賀の影丸、忍びの者より面白くなっているならともかく、話はつまらいし、
画面は安っぽくなっているのです。原作をこれだけ改変した後ろめたさも、
罪悪感の欠片もありません。
 多少言い過ぎたかなとも思いますが、その時私は本当に怒ったのです。
以上のような視点で見ると、東映、東映動画の原作付き作品は、多かれ少なかれ
映画会社の「横暴」を感じるのです。
 個人的な文章で申し訳ありません。

2018/05/16(水) 13:49:45 | URL | 0011ソロ
0011ソロ様からの重要な問題提起について
拝啓 0011ソロ様より非常に重要な問題提起があり、是非皆様からのご参加をお待ちいたします。

この自分や旧Pプロの鷺巣社長が言われた「したたか」と言うフレーズですが、自分なりに考えますと0011ソロ様の言われる「横暴 銭金の為なら何でもする」とは正解と思います、がしかしもうひとつ付け加えるなら「こいつは自社に役立つと思ったら上手に上手く転がせる得がたい会社」だと。
これは、今から35年位前自分が初めて東映の某部署にお電話した際に、たまたま出て頂いた当時から偉かった某氏から「何かアイディアがあったらぜひ自分に」とその一言からその後延々と実に一千枚に近い便箋の手紙や電話の行き来により、自分の提出した企画の大半がソフト化されたと言う事実がありました。これは旧ユピテル工業のアナログレコード化されたことと並び終生忘れられぬ思い出です。
此処で解る事は当時、自分は東映の他は「東宝系、松竹系、トランスグローバル、ソニー、旧大映系」等とと企画書他を送付しましたが、このうち松竹は只一度書面が。東宝は一切無視(但し宝塚映画映像は驚く程親切丁寧で、現在も継続) 旧大映はその後平成ガメラで数百枚のプロットを読んで頂きましたし、トランスグローバルはマリンコングのソフト化に大きく貢献出来ました。しかし東映の懐の大きさ深さは並大抵では無かった。おそらくは「ファン心理を知り尽くしていたのでは?」と。これは、現在の製作各社の様に「企画書や何かは一切送るな」等の慇懃無礼で横柄極まる無礼な対応は一切無かったのです。しかし今の製作各社は本当にお前等は馬鹿だと。こういう無礼な態度だからお前等はろくな物が創れないのだと。既に数十年前から「三木トリロー氏や赤塚不二夫さん等は、個人の頭なんて余程の大天才でも無ければ限界がある、だからグループ化して皆の才能で創る」と。自分でしたらねぇ、こういったファン連中からの在り難いアイディアは全て買い取りますよ。そして一筆書かせて権利も取得しストックしておき何時でも自由に使える様にしますけどねぇ。過去はこうした自由さが確かに在ったのですよ。何故現在はこうも馬鹿っぽいのか。だからお前等なんぞには誰が出すかと。心配すんなよ。
だからこそ自分は、当時ネットはもとよりウィンドウズPCのウの字も無い頃で、一行表示の単体ワープロさえ持って無くて全て手書きの書面でしたから。これを各社合わせて数千枚書きましたね。こうした地道な努力を認めてくれたのも東映が最初でした。こうした素晴らしい点は是非認めて頂きたいのです=しかかたさ。
また0011ソロ様の言われる「他社作品の映画化における横暴さ」ですが、

「月光仮面 隠密剣士=宣弘社」「忍者部隊月光=国際放映(東宝系)」など等の、テレビ原作版の拡大映画バージョン等を観ますと、確かにおっしゃられる通りの様な感じはしますよね。
東宝系作品がまぁよく東映でやったなぁと、、、此処で解る事は「必ず東映の色で染めている事」です。つまり「東映お得意の多人数主義」と言いますか豪華絢爛ゲストと派手なドラマ転回ですね。確かに原作原案は、時としてひっちゃかめっちゃかかもしれない。しかしそれが東映の色なのかと。
0011ソロ様のご指摘とお怒りは最もなのです確かに。しかし、これは意外性と面白さを追求するあまり例えば「赤影の中で、UFOやトランシーバーが出てくる様なもの」とお考え頂けないでしょうか。

1967年、それまでTBSが円谷の絶対牙城として定着していた日曜夜7時台の絶好枠を、突然「東映のキャプテンウルトラ」が占有しました。これは、円谷の悪い癖=気に入らなければ何度でもリテイク取り直し、、経済理論を無視しての職人気質が円谷プロを窮地に追い込み一時機能不全に陥った。
この時にTBSは何と言ったか?=事もあろうに東映に対して 「東映って何処ですか? 東映ってぇ特撮出来ますか?」と聞いたと言います。これに激怒?した平山Pや部下が、「東映特撮全史」とか言う自家本わざわざこさえてTBSに突きつけたとは有名な話ですが、自分に言わせれば「自社撮影所にオプティカルプリンターさえ無かった円谷」に対して、当時から自社スタジオには、グレードはかなり落ちるがオプティカルプリンター他の設備を持ち、矢島某氏ほかの優秀な特撮スタッフを抱えていたのが何を隠そう東映でした。こういう点では円谷を大きくリードしていたのも事実です。

また0011ソロ様の言われる「東映動画作品」も確かに言われれば横暴な面は否めないですね。しかし此処で大切なのは、東映は他社と異なり各社グループ企業であり独立していた点ですね。此処が他社とは違い大会社の一部門的な思考では無くて、そのグループの自主性を重んじていた?とも考えられます。まぁ基本路線が同じなら思考も似て来ますけどもねぇ。

此処はどうしてもご訪問の皆様のご意見をお聴きしたいと思います。
ぜひよろしくお願いいたします。敬具
2018/05/16(水) 23:36:16 | URL | よしたかくん
風のフジ丸
「風のフジ丸」、第1回目からではありませんが、見ていました。「♪ふじさーわーふじさーわーふじさわやーくーひーん♪」の時です。
忍者のコーナーで、手裏剣の種類とかやってました。
関西では日曜日の放送だったような気がするのですが、記憶違いかも。

途中から脇役のキャラの名前が似たようで違う名前に変わってしまった事が、子供心に「あれれ〜?」ってとまどい大きかったです。女の子の名前が「ミカ」から「ミドリ」になったり(逆だったかも?)。
その後、上京して、東映動画出身の方の会社でバイトをしていた時、社長が「フジ丸の動画を描いていた」というので、この名前の話をしたら、「あれは、番組が延長になったのに、白戸さんとの契約が延長出来なかっんだよね」って言ってました。
大人の事情だったのね。

私は白戸三平さんの原作マンガは知らないのですが、アニメの画風でのマンガ連載があったと思います(どの雑誌だったか失念)。

社長の話では、東映動画は組合がしっかりしていて、社員の待遇が良かったそうです。遅刻して行って、なるべく楽そうな動画を選んで描いて、でも昇給してくれたって(笑) 「ホントは虫プロに入りたかったんだけど、東映動画で良かった」って言ってました。
2018/05/25(金) 09:26:21 | URL | るんな
るん名様、情報を感謝いたします

 なるほど、原作者の白土三平が番組の延長を認めなかったんですね。
ひとつ疑問がとけました。貴重な証言、ありがとうございます。
でも、いくら原作を逸脱していても、原作者の名前を消しても、原作者がNOと
言えば、番組は続けられないと普通は思うんですけどね…。すごい大人の事情です。
 風のフジ丸のテレビ作品を元にしたまんがは「ぼくら」に連載されていました。
まんが作家は、久松文雄です。この作家は少しあとに「スーパージェッター」
「冒険ガボテン島」を描いていました。私はこの方のタッチが好きです。
ここまで書いていて、白土三平はこの久松版風のフジ丸も気にいらにかったのでは?
…と思い至りました。自分の描いた作品を、他人がまったく違う絵で書き直して
いたら…。やっぱり怒りますよね。
 ところで、るんな様は東映動画系(?)の会社にバイトなさったのですが?
他になにかお聞きになっていますでしょうか? 聞いていましたら、お教えください。
私のほうは、学生時代に虫プロに2か月ほどバイトしたことがあります。ちょうど
「どろろ」「佐武と市捕物控」「千夜一夜物語」を制作していた時でした。
このあたりまでの虫プロの話でしたら、色々ありますので、このあたりをお礼に…と
いうのはどうでしょう? あんまり逸脱するとごいんきょ様がお怒りなりますので
そこは、まあそこそに。
 どうもありがとうございました。
2018/05/25(金) 14:57:34 | URL | 0011ソロ
名前を間違えてしまいました
↑ 名前を間違えてしまいました。
申し訳ございません。
2018/05/25(金) 16:07:51 | URL | 0011ソロ
るんな様 ソロ様 素晴らしい方のご訪問感謝を
拝啓 今回また「るんな様」と言う素晴らしい方のご訪問、更に東映動画での「孫受け?」をされていたとか。
更にソロ様は虫プロでバイトされていたとか。もっと早く言って欲しかったですねぇ。ぜひぜひ当時の貴重なお話を此処でお聞かせ下さい。
自分は本当に音楽関連だけの単細胞ですが、アニメについては「旧おそまつくんのチルドレンズコーナーに所属されていた当時O-UのSさんの証言」や「当時フジオプロ内に在った漫著協のKさんの証言」等、微々たる情報ですがお話できます。 またるんな様からの「東映動画はユニオンがしっかりしていて待遇も良かった」と言うのは自分もそう言われれば何かで聞いた事があります。 何せ当時からアニメーターと言うお仕事は理解されず、例えば「旧鉄腕アトムを担当した某氏の証言」では「昭和39年の忘年会で酒の上での大喧嘩となり、原因はたかがアニメ創ってる位でデケェ面するな」と言われたとか(涙) 更には「アニメーターをアンメーター(アンペアメーター=電流計)」と間違えられたりと、まぁ酷い状況だったと。
しかし、東映動画はかなり別途の高待遇だった様ですが、当時から虫プロやpプロは、何か色々大変だった様です。当時も今も恵まれてはいませんねぇ。その証拠に昭和30年代から引き続き名前も何も変わらずに一貫して存続しているアニメ会社」ってぇ何社あるでしょうか? ご存知の通りですね。やはり親会社がデカイとグループ会社も良いんですね。今これを書かせて頂いていてやっと解ったのですが、、、、当時自分の様な若いど素人の狂気の企画もどき?をまともに取り合ってくれた東映ってぇ、やはり「お金があるからこそ精神的にもゆとりがあった」のでしょうね。
改めまして「お金の大切さ」を感じさせられました。ぜひぜひ東映動画や虫プロの内緒話をお聞かせ下さい。
敬具
2018/05/25(金) 16:52:28 | URL | よしたかくん
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