私的 昭和テレビ大全集
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現代っ子 (1963)

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只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、時代を代表する流行語を冠した、この番組です。





昭和30年代の子供達にとって、最も身近で、切実であった流行語、
それが、この「現代っ子」でしょう。
今までの子供とは「異質の」という意味合いを含んでいましょうし、
バブル前後の頃には、「新人類」などという同様の文言も登場しました。
どちらも教導すべき大人の責任感から乖離した、非常に無責任な響きが有ります。
ワタクシが見た範囲で、このような文脈で同様の言葉が初めて登場したのは、
昭和31年、「現代の子」という題での軽口記事です。
つまり、昭和30年代に登場した概念かと思いますし、
簡単に言えば、戦後アメリカ様主導教育で育った子供たち、という事なのでしょう。

そこを意識してか知らずか、特に言われた特質として、
ドライであるとか、お金に聡い、合理的という事が喧伝されていたかと思います。
昭和36年、川崎の小学校教諭・阿部進が著した『現代子ども気質』は、
そうした世代間格差を感じていた大人達に持て囃され、ベストセラー。
阿部進はお大尽になり(笑)、教師を辞めて教育評論家という正体不明の仕事に。
翌昭和37年には本格的なブームの様相を呈し、様々な媒体で論じられるようになり、
その際、「現代っ子」という単語が大いに闊歩するのであります。
そして昭和38年、ニッポン放送に入社した倉本聰が、そこの社員だったギリギリ最後か、
或いは退社後すぐに始めた脚本の仕事が、その言葉を題材にしたこの番組でした。
ちなみに、この番組の後『アベック歌合戦』を挟んで、
20時からはまた倉本聰脚本の坂本九主演ドラマ『ぼうや』でした。

交通警官だった父親が、事故で殉職してしまう。
母親はただ泣き伏せるばかりでどうにもならない。
そこで三人の子供達が、現代っ子のドライさと持ち前の合理主義を発揮し、
「悲しむのは後、今は後の始末を考えないと大人に騙される」と結束する、
というのが第一回でした。三人の子というのは、
長兄が歌手・コメディアンとして人気の有った、子役上がりの鈴木やすし。
真ん中の女の子が、関西で早くからその才能を発揮した天才子役・中山千夏。
末っ子が、TBS『煙の王様』で注目を浴びた市川好郎と、
当時の子役スターが「現代っ子スター」と称されて起用されました。

そのように、決してその言葉が持つ揶揄したような、腐すような描き方ではなく、
現代っ子の逞しさを肯定的に描き、新しい持ち味のホームドラマと注目されました。
舞台は佃島で、3ヶ月ほどした7月8日の放送からは、
ダルマ船を舞台とし、水上生活者を描くようになりました。
7月29日放送「母ちゃんは恋人」の回では、三人が扶養家族手当を討論。
いくら金銭に聡く合理的な現代っ子という色眼鏡とは言え、
さすがにこれは脚色しすぎと言うか、そんな子供はいなかったでしょうがね(笑)。

9月9日放送回では、日活の和田浩治が出演。
これは、市川好郎が日活版『煙の王様』で共演した際に親友となっていたという、
友情出演として実現したものでした。
市川は普段でも和田を「にいちゃん」と呼んでいたんですね。
提供は、チウインガムのハリス。
例によって主題歌シートを配布しておりました。
当時としてはよく有る形態だった、CMが一体化したその主題歌は、
中山千夏がまるで啖呵売の様に、小気味よい口調で口上を述べて始まるのでした。
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