私的 昭和テレビ大全集
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男嫌い (1963)

該当番組画像募集


只今、個人誌『昭和テレビ大全集レコード版ライト 巻之弐』発売を記念し、
昭和三十年代の番組を特集しております。
その誌面で扱った番組に限らず、今ではあまり振り返られなくなってしまった、
テレビ黄金時代の幕開けを飾る、輝ける昭和30年代を、広く振り返ろうと思います。

この時代の番組実見談を語れる人は、ネット上では非常なる少数派です。
それがため、本当にテレビが熱気を持っていた時代の番組、
出演者に関する記述・記憶が、現今の劣化番組の情報再生産も有り、
どんどん掻き消されていってしまっております。
ぜひ奮って、皆さんのご記憶をお聞かせ下さい。
皆さんが楽しんだご記憶を、歴史の片隅に、ぜひ積み重ねて戴きたいと思います。

コメント欄も含め、全ての文責は当ブログ設置者が請け負っております。
どうか深く考えず、お気楽に書いてみて下さい。
記憶違い、不確かな話、今では表現規制されるような話、
昭和のテレビに関する話であれば、ここは、ほぼなんでも受け付けております。
往時を知る方の、一人でも多くのコメントでのご参加をお待ちしております。
今回は、続けて演技者坂本九を振り返る、この番組です。





父の浩太郎が急死した高村家には、四人の魅力的な姉妹と、末の男の子が残された。
おじの森谷夫妻と五人による親族会議が開かれ、
これを機会に上三人が、「男嫌い」の看板を捨てて身を固めるよう、
高村家からの独立を勧める、というのが第一回でした。
この高村四姉妹、上から綾子(越路吹雪)、郁子(淡路恵子)、歌子(岸田今日子)、
悦子(横山道代)という面々。末っ子の修を、坂本九が演じました。

元々は昭和36年8月20日に、東洋レーヨン提供の45分単発ドラマ枠のサンデーステージにて、
同じ題名、同じ四人組によって演じられたドラマでした。
その内容は、自分たちの魅力を過信して男嫌いで通していた上の三人が、
末娘に好青年を持って行かれそうになり、お色気合戦でそれぞれ口説き落とそうとするもの。
上の三人を演じた越路、淡路、岸田は、それぞれ気が合って親しく付き合っており、
一緒の仕事が無いのを残念がった淡路恵子が提案したのだいいます。
更に、映画やテレビで淡路の妹役が多かった横山が加わったのでした。

いずれも人気あった四人共演という事で、おそらく、かなりの人気だったのでしょう。
早くも10月には続編の企画が、『男合わせ(続 男嫌い)』として検討され、
前作と同じ八木柊一郎によって台本が書かれております。
しかし、いずれも多忙な四者の事、日程調整がおそらく捗らなかったのでしょう。
第一、第一作を放送した枠のサンデーステージは既に終了しており、
どこでどのような形で制作するつもりだったのか、今ひとつわかりません。
ただ、その台本そのものは、ワタクシの手元に間違い無く存在しております。

この続編が現実のものとなったのは、なんと昭和38年の4月なのですから、
実現まで丸々一年半もかかった事になります。
そして、末っ子に同じ日テレの『教授と次男坊』で演技も注目された
坂本九を新たに加えて、非常に豪華な顔触れとなったのでした。
ただ、皆が多忙な売れっ子だけに、毎回毎回全員が顔を合わせるわけでもなく、
例えば昭和38年5月28日放送「しつこい一週間」(松木ひろし作)では、
越路と坂本が抜けていたようですが、その分までもハナ肇が埋める活躍だったようです。

四女役の横山道代は、劇中ではもちろん独身ながら、現実にはまだ新婚とも言える頃合い。
夫は、ウルトラセブンのキリヤマ隊長も凛々しかった、中山昭二でした。
三女役の岸田今日子の夫は仲谷昇でしたが、この仲谷が38年9月3日放送分で出演。
郁子と岸田の歌子が魅せられてしまうものの、仲谷は二卵性双生児の役で、
しかも外国に婚約者がいるという、二人がしてやられてしまう話でした。
ただ、このドラマ、普通は男が四人にいいようにやられてしまう話で、
そこから、男を「ムシる」なんて言葉が流行語にまでなったのでした。

だから、女性が見て痛快、男性はなんかむかっ腹が立つといったドラマ。
視聴率は30%を越え、大人が楽しめる洒脱なコメディーとして人気を博したものの、
この番組でよく使われた「まあね」「~かもね」「そのようよ」といった言葉遣いは、
大人社会のみならず、子供まで巻き込んでの流行語となり、顰蹙も買いました。
大人気から、ついには映画化までされてしまいます。
そもそも、筋立ての方はあまり大したものではない、
登場人物の雰囲気で見せていたようなドラマだけに、
映画版といえども配役は変えられず、日程調整は大変だったようです。

この映画版でプロデューサを務めたのが、渡辺プロの女帝・渡辺美佐。
彼女はそもそも旧姓を曲直瀬(まなせ)と言ったように、
坂本九が所属していたマナセプロの実子だったのでした。
そんなわけで、マナセプロ制作の番組では彼女が構成を担当したり、
言ってみれば、マナセプロと渡辺プロは、ほとんど一心同体だったわけです。
だから少し後に、日本テレビの反ナベプロである井原高忠が
『九ちゃん!』というバラエティを立ち上げた時、意外視する者も多かったようですが、
おそらく井原が嫌いだったのは渡辺晋の方で(笑)、
美佐とはバンド時代からの仲間だったようですね。
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コメント
この記事へ寄せられたコメント
「男嫌い」の差について
昭和38年に日テレで「男嫌い」というドラマをやってた事に初めて知りましたが、20年前の平成6年の今ごろTBSでやってた方のイメージが強いです。

内容を読んでると華やかな四姉妹の話で品があり、大物揃いの超豪華キャストで視聴率が30%とは物凄いですね。

全く比べ物にならないけど、一方のTBSの場合は内容が異なり四姉妹に久本雅美・山咲千里・松本明子・菊池桃子が演じてて、それとは逆にワガママな自己主張が強かったのを思い出します。しかもこっちは槙原敬之が主題歌を歌ってました。

昭和の番組専門サイトなのに平成の番組の事を申してすみませんが、こんな感じでどうでしょうか?


2014/09/10(水) 22:36:16 | URL | TaMoKo
え?
これもリメイクしてたんですか。
それはまったく知らなかった。

あの頃は放送の中の人々の言葉遣いも良かったですからね。
今みたく「ダセエ」だの「ウザイ」だの「マジ」だの「ヤバイ」だの、
チンピラ言葉をテレビやラジオがごく普通に使っているのはおかしいと思うんですよ。

いやー。久本さんって…
松本明子さんも…
なんかドラマの趣旨がまったく違っているような。
見る気も無いんでどうでもいいですけどね(笑)。
2014/09/11(木) 06:27:55 | URL | ごいんきょ
蘇る懐かしい思い
先日来どうも頭のスミッコに出てきてしょうがなかった「男嫌い」でした。
検索してみるものですね、こうしてブログに取り上げておられる方がいらっしゃるのですから。
つい先週、漫才「てんや・わんや」の「ぴよこちゃん」の歌つきを探していて
YouTubeに上がっているのを発見して大喜びして間なしに、
またも「男嫌い」発見に大喜びです。

登場の姉妹は「あ、い、う、え」の順に並んでいて、末弟の坂本九が修で「お」。

坂本の歌っていたテーマ曲
************
あ~らあらあら綾子(越路あらー)
いーは色気の郁子(淡路まぁ~)
うーは浮気な歌子(岸田おや)
えーはエッチな悦子(横山ひえっ)

(女4人または越路ソロ歌)
男はみんな 狼よ 女の○○○を待っている(○は思い出せません)
男はみんな おんなずき~ だ~け~ど~ わたしたち~は~
おとこぎらいよー

(坂本歌)お~んなー お~んなー 女と見~ればー
************
後が出てきませんw


2番だか3番だか、テーマ曲が終わる部分では
************
お~んなー お~んなー 女と言~うが~

(女4人かけ声)何言ってんのよ
(女4人歌)おとこ男というけれど、女がいなけりゃ世も末よ
(坂本かけ声)はい
************

こんなようだったと思います。


また「男嫌い」ではないのですが、同じ時期に放映されたドラマで
杉浦直樹、渥美清、ジェリー藤尾・・・あーもう一人は誰だったか・・・
で弦楽四重奏団を組んでいるのですが、
その裏で銀行の地下金庫室まで穴を掘る、というヘンなもの。

これはテーマ曲ではなく挿入歌ですが、
************
げたり、だんどり、ばってり、おつり
いずれ劣らぬ伊達男
************
というのを断片のみ覚えています。

それぞれの仇名なのですが
げたり=渥美
だんどり=杉浦
ばってり=藤尾
おつり=出てきません

だんどりの彼女の役で岸田今日子さん出てました。


なにやら初めてで無闇な長文、失礼致しました。
これからも覗かせていただき、思い出を探りたいと思います。
有難うございました。
2015/05/06(水) 03:35:06 | URL | AtamiCliff
いやあ、テレビ史の闇に消えた謎だった『男嫌い』の主題歌がわかり、感激です。
補足して下さる方もお待ちしております。

ところで、もう一作の方は、他ならぬ後番組の『四重奏(カルテット)』ですね。
そちらは主題歌は無くて、テーマ音楽で始まっていたんでしょうか。
そちらも扱っておりますので、是非ご記憶の事を書き残して下さい。
http://goinkyo.blog2.fc2.com/blog-entry-1072.html
2015/05/06(水) 10:36:30 | URL | (ハンドル未記入)
映画版
四重奏、有難うございます。早速拝読しました。
またも蘇る良き日々・・・

さて男嫌いの映画版がYouTubeに上がっていたので
https://www.youtube.com/watch?v=wiCTt7VClcw

これに、お話したテーマ曲のメロディーの一部が出てきてます。
3分21秒あたりから(オカリナ)
男はみんな 女ずきー
だーけーどー私たちーはー おーとーこーぎーらーいよー

3分36秒あたりから
(お)ーんなー おーんなー 女もいーいがー(ここまでクラリネット)
(ここからオカリナ)男おとこと言うけれどー 女がいなけりゃ世も末よ
(先頭の、お、の音は編集で欠けてしまってます)
ここでの演奏はテンポ無視のもので、実際にはちゃんとテンポのある歌でした。

歌詞だけでなくメロディーとともになら、いくらか記憶の袖口くらいになるかな?
2015/05/07(木) 13:00:32 | URL | AtamiCliff
ほー。なんとなくですが理解できました。
何故これを主題歌にしなかったんでしょうね。
2015/05/09(土) 07:14:01 | URL | ごいんきょ
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